鬼が来た!

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鬼が来た! / 香川照之
全体の平均評価点:
(5点満点)

119

  • DVD
  • 映画賞受賞作品
ジャンル:

「鬼が来た!」 の解説・あらすじ・ストーリー

第2次世界大戦の終結が迫りつつあった1945年の旧正月直前。中国・華北の寒村、掛甲台(コアチアタイ)村。深夜、青年マー・ターサンのもとに“私”と名乗る男が現れ、拳銃を突き付け2つの麻袋をマーに押しつける。中にはそれぞれ、日本兵と通訳の中国人が入れられていた。“私”はそれを晦日まで預かるよう脅して去っていった。マーは慌てて村の長老たちに相談する。もし日本軍に見つかれば村人の命はない。結局約束の日まで2人を匿うことになる。最初、日本兵の花屋は、囚われの身で生きるのは日本軍人の恥、早く殺せとわめくのだったが……。

「鬼が来た!」 の作品情報

製作年: 2000年
製作国: 中国
原題: DEVILS ON THE DOORSTEP/鬼子來了
受賞記録: 2000年 カンヌ国際映画祭 審査員特別グランプリ

「鬼が来た!」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

鬼が来た!の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
140分 日本語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/北京語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
PIBR1470 2002年12月02日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
37枚 1人 1人

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ユーザーレビュー:119件

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1〜 5件 / 全119件

自分の中の日本人を感じる時。

投稿日:2006/07/27 レビュアー:JUCE

例えば、サッカーワールドカップで日本が戦っている試合。
オリンピックの時もそうだ。
海外に旅行した時にも、いい意味でも悪い意味でも自分の中の日本人と日本という国を意識する。
そして他の国の人から日本という国を(非難)侮辱された時。

この映画は前から知っていたのだが、上記のような理由からどちらかというと見るのをためらっていた。ちなみに「パールハーバー」も見ていない。jujuさんのレビューで見る踏ん切りがついた。

映画を通して感じたのはチアン・ウェン監督は中国という国に対してすごく愛情を持っているのだろうということ。きっと学校の歴史の授業で過去の日本の悪行を聞き、大いに憤慨し日本を憎んだことは想像に難くない。しかしチアン・ウェン監督はその愛国心以上に自分自身を映画監督として、歴史を伝える立場として出来るだけ公正に映画をつくるという立場を貫いている。「宗家の三姉妹」という中国の歴史を扱ったこの監督の映画があるがその中でも、監督のその姿勢は感じた。この映画も非常に面白いので是非ご覧頂きたい。

この映画を見る時には私はどうしても日本人という枠からはみ出してこの映画を見ることは出来ない。その上で映画のタイトル「鬼が来た」の鬼とは誰(何)を指しているのかと考えてみた。
日本鬼子(リーベンクイズ)、東洋鬼(トンヤンクィ)という日本人の蔑称があり(日本人が鬼畜米英と呼んでいたのと同様)、確かにこの言葉にも引っ掛けているのだろうがこの「鬼」の本質は別のところにあるのだと思う。端的に言うのならば「環境によって現れる人間が普遍的に持つ狂気」とでも呼ぶべきものか。

前半は非常にコミカルに進むが、次第に登場人物全てが「鬼」になっていく。善良なマー・ターサンも最後は鬼と化す。そして鬼と化したマー・ターサンの中には「鬼」と化した自分を止めてくれるのを待つ心が隠されているのだ。人間の中に潜む鬼と善の部分は表裏一体、監督はそう言いたかったのでは無いだろうか。
最後の主人公の表情がそれを物語っているように思う。

この映画を語る時に時代考証がお粗末という批判があるが、この映画の本質はそんなところには無いので、人間の本質を抉る映画としては秀逸なので、他のレビュアーの方々同様にこの映画の鑑賞をお勧めします。

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見てよかった 見ないで死んだら一生の痛恨事ネタバレ

投稿日:2006/02/12 レビュアー:iuiu

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南京大虐殺があったとかなかったとか論争になったり、教科書の記述を巡って争いが続いたりしているが、そのときその場に居合わせなかった私に真実がわかるわけはない。しかし、私が子どもの頃は戦地から帰還した兵役経験者はそこらへんにゴロゴロしたし、彼らの主観的な体験談をいくつか合わせただけでも日本人は相当ひどいことをやってたんだよ。昭和40年代の日本の意識では、自分がやったことを恥じたり隠したりする必要もさしてなかったから私もだいぶ生々しい話を聞いたことがあるよ。

戦争が終わって20年も経ってから生まれたのに、まるで自分が見てきたことのように自信を持って他国の非を言い募り、ちょっとでも日本を批判する者には容赦なく売国奴呼ばわりする漫画家のブログとかね、苦々しい思いで読んでるよ。

戦争は絶対やだね。
それはだれかを殺すことだもん。そのだれかって悪人かな? それは関係ない? 殺さなければ殺される? だったら私はいちばん最初に殺されるのがいちばんマシだな。いつ死ぬかという恐怖に怯えながら、手当たり次第に人を殺し続けるくらいなら、いちばん最初にいなくなってしまいたいよ。
生命体としては、殺さなければ殺される場合には殺すのが正しいのかも知れないけどね。別にいいや、正しく生きるために生きてるんじゃないし。

この映画は日本人全員に見て欲しい。きっとね↑のブログの漫画家とかね、いかにこれが事実と違うかたいして豊かでもない知識を総動員して口角泡を飛ばして主張するね。それでもいいから見て欲しいさ。
これがね、「日本人オール悪い中国人オール被害者日本人というだけで最悪だ全員死ね」臭満々な映画だったら、こんなにいろいろ真剣なレビューつかないと思う。
衝撃的なのでついつい真剣になっちゃうけど、これ教材じゃなく映画なんだなあとしみじみ実感する妙味が、脚本にも演技にもその他もろもろの要素にも溢れているから、ホント、日本人全員に見て欲しい。だって、昭和40年代自信満々に「戦地でしてきたこと」を語ってくれた人たちはもうほとんど鬼籍に入っていて、直接聞かせてもらうことはできないからね。

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三歩歩くと過去を忘れる 鶏みたいな日本人

投稿日:2004/05/23 レビュアー:裸足のラヴァース

このサイトはまともな感想が多くて 安心するね
他では こんな残酷な事が本当にあったのか 実証的に調査されてないから 疑問だなんて意見が ごく普通なひとから なされている

この人たちは自分の疑問が行くつく先が実はわかってない 
それなら 例えば南京虐殺が何十万人が千人なら そんなもんでしょでいいのか? 又 実証されねば なかったことになるのか マジで ああよかった!になるの? 
それではアジア全体と日本が合同で調査しょうとの 建設的な意見にも至らない

要するに 戦争をまったく反省することのない ヒヒジジイ共と同じで うっかりもらした独り言なのだ 歴史のお勉強より精神分析をお勧めする

「太陽の少年」とゆう素晴らしい映画を処女作にもつ チアン・ウェンは モフセン・マフマルバルと同じに聡明な映画作家であり 
歴史の残酷な 後戻りできぬ真実を ユーモアに包んで
決して声高にならずに 語りきり アジア人がまさに見るべき映画にしている

最後にプチ・ファシスト「東大一直線」の心意気をだいなしにした小林某は香川照之の爪のあかでも飲むように!
 

 

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良くできた、そして日本人には耳の痛い映画…

投稿日:2003/01/07 レビュアー:レビュアー名未設定

前評で大体どんな傾向の映画かはわかって観ていたのですが、やはり結末を迎える頃には苦〜い気持ちを味わわずにはいられませんでした。まちがっても「楽しい映画を観るつもり」で本作にトライすべきではないと思われます。中盤当たりまではかなりコミカルでユーモラスなノリを見せてくれるので笑って観れますが、最終的にはずーんと暗〜い気持ちに落とされることほぼ間違いなし、です。(汗)占領下、日本軍、中国…と三つ並べると、もうそれだけで大体どの方向に耳が痛いのかはおわかり頂けるのではないかと思うのですが…。「侵略してきた日本がともかく何が何でもどうでも酷いんだ、憎いんだ!!」とむやみにヒステリックに訴えてくるようなつくりの映画ではなくて、むしろ冷静に、きちんと日本的な雰囲気や体質までを捉えきった見事な出来栄えの映画だと思います。「こんなの捏造だ!!」ではなくて「いかにもありそう」「いかにもやってそう」とそう思えるところが怖いのです。日本人としては慎ましく正座でもして観るのがふさわしいような映画だと思います。娯楽作ではありませんが、観る意義はあると思いました。

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見事な批判精神

投稿日:2008/01/26 レビュアー:港のマリー

 麻袋を置いていったは八路軍(共産軍)でしょうね。どう考えても。問答無用に銃を突きつけ、マーを脅迫して騒動の発端をつくっておきながら姿を消してしまう。中国本国で上映できなかったのはそのあたりにあるかも。村人が抗日活動に熱心ではなく日本軍と融和して何とか生き延びようとする姿も、当局の気に障ったのかもしれない。それに日本人の私としてはありがたいが、日本軍の残虐行為の描写はけっこうぬるめ。史実はもっと凄まじいことを伝えている。

 あれやこれや既成の日中戦争映画をひっくり返す、これは驚くほどドライで知的な映画。誰にも肩入れしていないし、善悪の判定も下していない。登場人物は皆愚かで滑稽、残酷で卑屈、しかし愛すべき部分を併せ持つ存在として描かれる。日本軍の将校にさえ憎悪だけが注がれているわけではないと、私は感じた。生じる出来事は喜劇であると同時に悲劇。笑いながら次の瞬間にはぞっと戦慄するシーンの連続である。こういう映画を作る精神、案外日本人には欠けているのではないか。すなわち事象を客観視するリアリズムとそこから生じる批判精神。批判の対象は侵略してきた他国の軍隊だけではなく自国の権力者や民衆にも及んでいる。最後のシーンは魯迅「阿Q正伝」の主人公の処刑の場面を想わせた。

 強靱な批判精神が捉えた戦争、それは徹底したばかばかしさである。狂気の沙汰であり、おぞましさであり、いかがわしさである。「東亜新秩序」も「人民の解放」も、およそ戦争のスローガンは眉唾ものであると、いやでも納得させられる傑作。



 

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