ノット・ア・ガール

これを観たのは、ペプシのＣＭがバンバンかかっている頃だったのだが、「ふ〜ん、ブリトニーって意外と普通で、かわいいじゃん。」というのが感想。
旅費が足りなくて、カラオケコンテストで稼いだりするところは、ずる〜い、プロなのにって感じですが、まあアイドル映画だと思えばそんなに悪くはないですね。
ルーシーを捨てた母親役をやってるキム・キャトラル（ＳＡＴＣのサマンサ）の方がブリちゃんよりよっぽど派手。

ブリトニー・スピアーズといっても、私は全くといっていいほど知らないのですが、こうやって画面で見るとかわいらしいです。とっても自然。
高校卒業って、大イベントなんだよなぁと自分の過去を振り返ってしまいました。卒業と同時に、「何だかもう私自由かも！」と思ってしまい、大学入学まではとにかく何かおもしろいことをしたい！　と友達と騒いだものです。つい大人ぶってみたい年頃であり、でもまだ10代なんだよなと、自分でも自分をどう扱っていいか分からなかったような気がします。
そんな年頃の3人と男の子1人のロードムービー。少しブリトニーのPVっぽいなと思いながらも、最後はじーんとしてしまいます。高校卒業って、人生における一つの分岐点でもありますね。しみじみ。

実際ラジー賞＝おもしろくない映画と思われがちだが、決してそんなことは無いと思う。返って素直に見れば、まぁまぁイケる映画だと思う。なぜヒットしなかったか・・・それはブリトニーの役者としての仕事が世間には認められなかったからだと思う。
内容は、なんとなく話の内容が・・・という所も多々あったが、別になんの変哲も無い、”青春ガールズムービー”って感じ。
ストーリーの内容と、ブリトニーの唄う歌の内容がリンクしてて、それはそれでいい感じだった。
ただ良くなかったと思ったのが、やっぱりブリトニーが”イモイ子”を演じきれてなかったことだ。そこが１番、映画と合っていなかった。
ブリトニーファンには、是非ともお勧めするが、本当の映画ファンの人には、映画を見てるとつっこみたくなってくると思うので、お勧めはしない。

映画その物はブリトニー・スピアーズのでっかいプロモーション・ビデオみたいな物。内容云々を言う方が最初から野暮でしょう。どうせ見るなら音響環境が良い条件で見るべき。間違っても１４インチのモノラルテレビなんかで見ちゃいけません。それじゃ意味ないです。

ブリトニーファンでもない私が何故今頃こんなものを見たかといえば、ゾーイ・サルダナが出てたから。それだけの理由。「パイレーツ・オブ・カリビアン」や「ターミナル」では単なる脇役でありながら、かなり鮮明なイメージを残した彼女に興味を持ったので他の作品を見てみました。

結論から言えば本作ではポジションとしては上記２作よりもかなり大きいのにイマイチな感じです。ブリトニーの引き立て役の綺麗な黒人女優にしか見えない。まだ女優としてのオーラが出ていない時期の作品なのか、演出のせいなのか。まあ本作はブリトニーの為の映画なのだから、他の女優が光っちゃイカンのだけどね。

親父役でダン・エクロイドが出てたのはビックリした。

フツーのティーネイジャー向けの青春ラブストーリーというだけでも内容がなくてつまらないっていう可能性が高いのに、この映画は最初からBritneyを前面に売り出した、ストーリーのついた彼女のプロモーションビデオみたいなモノ。　Britneyのファンの方には最高な映画だと思いますけどね。　彼女をそこまで好きでない私は、なぜか懸賞でこの映画の招待券をgetしたので、映画館で見てしまいましたよ。　でもね、全く期待してなかった割にはなかなか良かったかも。　Britneyが演技が上手いとかではなく、監督が演技の経験がそこまでナイ彼女の演技が自然に見えるように努力をしたというか、観せ方が上手いのかも(アイドル歌手のBritneyらしく、歌うシーンもあったしね)。

Britneyの小さいころのシーン(タイムカプセルを埋めるシーン)で、彼女の本当の妹(Jamie Lynn Spears)が出てきたのにはビビリました!　ソックリなはずだよ!!!