地獄の黙示録<特別完全版>

地獄の黙示録<特別完全版>の画像・ジャケット写真
地獄の黙示録<特別完全版> / マーロン・ブランド
全体の平均評価点:
(5点満点)

75

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「地獄の黙示録<特別完全版>」 の解説・あらすじ・ストーリー

ベトナム戦争が真っただ中のサイゴン。アメリカ陸軍情報部のウィラード大尉にある密命が下される。それは、カンボジアに特殊任務で赴いたままジャングル奥地に自らの王国を築き、カリスマ的な存在と化した危険人物カーツ大佐を暗殺せよ、というもの。任務を全うすべく、ウィラード大尉は4人の部下とともに哨戒艇に乗り込み川をさかのぼる。道中、極限状態に晒され続けた彼らは幾多の異常な世界を体験していく。やがて彼らはついに、ジャングルの奥深く、カーツ大佐が潜伏する“王国”へと辿り着くのだったが……。

「地獄の黙示録<特別完全版>」 の作品情報

製作年: 2001年
製作国: アメリカ
原題: APOCALYPSE NOW REDUX

「地獄の黙示録<特別完全版>」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

地獄の黙示録・特別完全版の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
202分 日本語・英語・日本語吹替え用 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
PCBH70044 2003年06月16日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
5枚 7人 7人

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ユーザーレビュー:75件

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迷走作品の代表ネタバレ

投稿日:2008/11/29 レビュアー:ナナメ歩き

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この作品程考えうる様々なトラブルを経て制作された作品も珍しいだろう、ある種呪われていたと言っても過言ではない
ベトナム戦争中であり企画事態が通らなかったのを皮切りに
撮影にアメリカ軍の協力が得られない、キャストの降板やキャスト同士のトラブル、監督やキャストの病気、脚本家とのトラブル、台風によるセットの全崩壊、撮影期間の大幅な遅れによる資金の捻出、撮影段階でのマスコミのバッシングや多方面からの圧力など、まだまだ数え切れない程出てくる、そんな困難を乗り越え完成まで漕ぎ着けた本作、難解で哲学的なベトナム戦争批判映画である。

まず、わたしが最初に地獄の黙示録と言われて思い浮かべるのが、皆さん同様、ワグナーのワルキューレの騎行が流れべトコン一掃に向かう場面である、ここに登場する大佐や兵士を見れば、戦争がどれだけ人を崩壊させるかが分かる、敵兵の死体を見てもどこか他人事のような振る舞い、自分たちと同じ人間であるという、基本的な概念まで喪失させてしまうと、感じさせるシーンだ

物語は、アメリカ軍カーツ大佐が命令を無視し現地逃走が発覚する、大佐はカンボジアのジャングル奥深くに神格化した王国を築いていた、それを止めるべくカーツ大佐暗殺命令が下される、任務を遂行すべく現地に送り込まれた、特殊部隊の目線で話は展開される
部隊はメコン・デルタ、ジャングルを進むにつれ、この世の惨状とは思えない光景を目にする、そして自らも戦争の狂気にさらされ、命からがらカーツ大佐の下に辿り着く、その時彼らもまた戦争の犠牲者となっていた、そしてそこで見たものは・・・・

決してカーツ大佐が悪なのではなく、戦争を引き起こした人達が悪なわけで、それに翻弄されたカーツ大佐の逃げ道は、それしかなかったのである
ここまでくると、もはや一個人の意志や思考など、虫けらの如く踏みにじられる、おかしくなるなと言う方が無理な話で、実際の現場を知らないものたちが知るはずも無い
言うなら、カーツ大佐はアメリカ自らが作り出した犠牲者であり怪物なのだ、だがそれをも上回る怪物は、机上で何百、何千の人々を何のためらいもなく殲滅せよ、とのたまう政治家であり国民たちである。

俳優人たちもすばらしく、マーロン・ブランドしかり、その他今では主役や名脇役と呼ばれる面々も多く出演している
ちなみに、コッポラ監督も一瞬であるがカメオ出演している。

もはや、この作品は反戦映画の枠を飛び越え、人間の本質を鋭く描くヒューマンドラマであり、ある種病めるアメリカの歪んだ哲学本の映画化ように感じるのだが、みなさんはどう感じただろうか。

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ホラー、ホラーネタバレ

投稿日:2007/08/27 レビュアー:よふかし

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 実に面白い映画。
 初見の公開版では、ラスト唐突にカーツの王国が爆撃で破壊されるエンドクレジットでわけも分からず終幕となったけれども、もともと「よくわからない」という評判を聞いていたので、そんなものかと思って落胆はしなかった。別に、意味が分からなくたって、この映画はオリジナル時から刺激的で面白かったのだ。

 この完全版は、長くなったせいか、こちらが歳をとったせいか、実に分かりやすい。かなりなハリウッド的エンタテインメントに仕上がっているとも思った。だが、追加されたフランス人のプランテーションのエピソードは、テーマを語りすぎている印象で、作品の幅を狭めたのではないか。もったいないけれど、これはないほうが良かった。
 相変わらず、ひとつの眼目はやはりキルゴア中佐のエピソードだろう。例のワグナーに乗っての襲撃だ。いやおうなく、僕は戦場の暴力に魅せられる、興奮する。
 この映画は、まず観るものを戦場に興奮させる稀有な映画である。だからリナさんが「銃をぶっぱなしたくなる映画」というのは実にその通りだと思うし、『ジャーヘッド』という本作に比べるとはるかに幼く詰まらない映画で、湾岸戦争に行った兵士たちが本作の映像に興奮していたのは、それが仮にギャグであったとしても実に頷けるところだ。キルゴアのエピソードを観ている時、心惹かれるのは戯画化された彼の特異な人物像である。ベトナム人民の悲惨など、心の片隅に追いやられてしまう。だから、この映画は美しいのだ。
 戦争映画では、それがどんな映画でも、反戦メッセージを見出したり、被害者たる一般人民に目を向けることができる。それは楽だ。お土産として持って帰れるような慣れ親しんだ意味を見つけられると、僕らは安心できるのである。
 でも、この映画にそんなお土産を見つけるのは難しい。戦争の善悪など越えたところを描こうとしているからだ。
 ウィラードが河を遡っていく軌跡は、人間はどうしてここまで暴力的になれるのか、どうして暴力に魅せられるのかを探求する旅でもある。暴力で恐るべき王国をつくったカーツは、世界は恐怖で満ちている、「ホラー、ホラー(地獄だ、地獄だ)」とつぶやく。そのカーツに魅せられながら、ウィラードはカーツを惨殺する。そして、彼はカーツを継ぐものになったのだ、と映画はラストで示唆する。王国を去ってゆく時、ウィラードは何を思っているのだろうか?
 立花隆までが解読などというとしらけてしまうのだが、確かに様々に解釈はできる。でも意味や解釈など考えずに、ずどんと胸に受け止めると、自分の中の「闇の奥」を見つめさせられるような気がしてくる。いつまでも心に残ってしまう、恐ろしく、良い映画だ。85点。

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アメリカがこんなに・・・ネタバレ

投稿日:2010/07/22 レビュアー:エコエコアザラク

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ベトナムにこだわるのは・・・負けいくさだったから?
屈辱だったんでしょうか・・・泥沼の戦線、国内で沸き起こった反戦運動、帰還兵の苦悩。勝利した戦争の時には手放しで歓喜してたくせに・・・にね。

本作は、学生時代に読んだ映画雑誌に傑作と書いてあったので早速レンタル店へ。しかし、難解さと長さで退屈になりました。
頭のイカレたカーツ大佐はジャングルの奥地に王国を築き、王の如く君臨していた。危険人物の抹殺任務で王国へ赴くウィラード大尉。
王国は、まるで古代インカ帝国そのものです。女、子供を生贄に捧げたんでしょうか。至るところ死体だらけ。これは、もう大佐を生かしておく訳にはいきません。暗殺任務を遂行します。この異常な惨状光景と極限状態を体験したウィラード大尉は、帰国後に何を思うのか?

傑作か? と言われればそうかもしれません。しかし万人向けの作品ではないのは確かです。解釈は人それぞれです。私は・・・もう一度見ようとは思いません。

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あえて断言、反戦映画ではなくカルトムービーネタバレ

投稿日:2007/10/08 レビュアー:ひろぼう

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オリジナル版を観たのは中学生の頃。本作を観てえらい解り易いなと思って、歳のせいかと感じたらそうでは無いらしい。

当時未公開だったシーンを大幅に再編集して非常に長尺となった本作。それ故に各シーンにおける登場人物の言動に理解が深まり解り易くなったのだった。確かにそうだ。ワーグナーとヘリの強襲シーンの後のサーフィン云々の下り、うさぎちゃんと登場人物のカラミとか、なるほど、こう言いたかったのって感じでよく伝わってきた。が、飽きる事無く鑑賞し続けていると、農園のシーンで突如疲れてくる。うわーセリフ多い。全部語っちゃってる。そう、このシーンで反戦のパートは終了し、テーマが切り替わり人の心の闇“の、ようなもの”を追求し始める。メコン川を遡り源流へ、戦争を遡り殺人、太古の動物的原動へ、と。

結局大佐の王国へと辿り着き、彼と対峙し彼の思慮に触れた大尉は、彼を殺害し王国から去ってしまう。大佐は何を思い、大尉に何を伝えようとしたのか?また、大尉が受け取ったモノは何だったのか?本作では肝心のこの部分がひどく曖昧に描かれていて、観る者によっては様々な意見を持ち得る。私が感じたのは、人としての苦悩を感じ肉体からの解放を求めていた大佐が、その資格を持つと認めた大尉の手によって、自らの思いを満たしたかのように思えた。要は大尉は最後まで大佐の操り人形であったのだ。

おそらくこの解釈は“正解”では無いし、そもそも“正解”は描かれていない。曖昧に描かれた部分は監督の苦悩とも取れ、そのため本作はオリジナルの完全版として再公開されたが、相変わらず“未完”であったように感じられた。あと10年程して最終版として再々公開されたとしても、その時もまた“未完”として公開されるであろう。人の心の“闇の奥”を、生真面目に描こうと監督は挑戦するが、その回答は永遠に提示される事無く続いていくような気がする。

テーマに対する回答を持たない点、それが本作をカルトと呼ぶ私の所以、根拠である。

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いえいえ、反戦映画です。オリジナルよりかなりわかりやすい

投稿日:2007/03/25 レビュアー:吟遊旅人

 リナさん、「ブロンドの恋」で笑っていただき、ありがとうございます。長男が画面に向かって「ほら、あのおっさん、エリック・クラプトンや! エリック・クラプトンや!」と連呼するものですからつい…(笑

 さて、本作は劇場公開版よりかなり長くなった完全版。リナさんが「銃をぶっ放したくなる映画」とおっしゃっていますが、反戦映画にはそういう「好戦的な」部分が描けていないとダメという両義性があるのです。

 では5年前に劇場で見た後に書いたレビューを拙サイトから貼り付けます。

*********

 20年以上前に観た時には、とにかく暗くてうんざりするような気分に落ち込む不思議な映画だと思ったし、確かに難解だと感じたものだが、今回、この完全版は大変わかりやすくできている。最初からこっちを公開していた方がすっきりとよく解ったのにと思うぐらいだ。 

 船が打ち上げ花火(照明弾)の飛び交う中を、電飾を背景に進む様はまさにディズニーランドのアトラクションを彷彿とさせる。と思ったら、次のシーンでちゃんと、「ディズニーランドはここだ!」という科白が入る。実にわかりやすい。
 フランス人入植者達との邂逅という、前作にはなかったシーンが挿入されたことで、アメリカの戦いが敵のない、実体のない無意味なものだという説明が加わり、またしてもコッポラの戦争解釈が明確になる。
 とにかく、今回新たに加わった場面はすべてたいへん説明的なシーンばかりで、わかりやすくなった反面、多様な解釈を拒む「過剰説明」の嫌いもある。

 本作にはコッポラの二元論が随所にちりばめられ、「善と悪」「殺す者と愛する者」「西洋と東洋」「文明と未開」といった対立がいかに止揚されるか(されないか)という問題意識が戯画的なまでに前面に立ち現れている。その二元論があまりにも単純なのが気になるところだ。善か悪か、そのはざまに存在する無限の選択肢が切り落とされているのではないだろうか。善が悪であり、悪が善であるという価値の転倒をコッポラは描こうとしているということは判るのだが。

 また、デフォルメのしすぎかも、これは過剰かも、これでどーだ!といわんばかりの「作家性」がある。かと思うと観客におもねる商業主義的な展開(特に前半)が眼についたりして、これはコッポラさん、迷いがありますな。
 ただし、コッポラ監督のすごさは、戦争そのものが虚構に過ぎないことを観客に実感させてしまうことだ。たしかに戦場では実際に人の命がやりとりされているにも関わらず、そこでは巨大な装置が作動していて、すべてが夢か幻か、われわれは大いなる虚構に踊らされているのではないかと、戦争という権力装置の実体を見せてしまうことだ。戦場のリアリティが、嘘八百の物語(どこでもサーフィンしたがる指揮官、ワグナーとともに奇襲攻撃をかけるなど)を通してかえって鮮明になる。
 
 カーツ大佐が登場してからは哲学的展開・哲学的終末を迎えるというのが監督の意図らしいが、それならいっそもっと普遍性を与えて欲しかった。「戦場の狂気」だけではなく、狂気はどこにでもあることを指し示す描写がほしかった。あらゆる狂気と虚構と逸脱が日常性の中にあることを見せてもらえれば、満点(そういう映画じゃないっていう反論もありか)。

 「愛するあなたと殺すあなた」「あなたは二人いる」とフランス人女性が語る言葉は、そのまま日常の情景の中に当てはまってしまうのではないか。戦場での人格分裂や人格崩壊、モラルの崩壊・多義性を指すだけではなく、常に人が抱える多重性・揺らぎとアイデンティティの裂け目を指している、と深読みしてしまう。

 それにしても長い。お尻が痛かったぞよ。
 この映画を観れば「ワルキューレ」が今までと違って聞えてくることでしょう。これは壮大なオペラです。

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