クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の画像・ジャケット写真
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲 / 矢島晶子
全体の平均評価点:
(5点満点)

71

  • DVD
  • シリーズ
ジャンル:

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 の解説・あらすじ・ストーリー

春日部に誕生した“20世紀博”。そこはひろしやみさえたちが育った70年代のテレビ番組や映画、そして暮らしなどを再現した懐かしい世界にひたれるテーマ・パークだった。大人たちは子供そっちのけで“20世紀博”に熱中していくのだったが……。

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 の作品情報

製作年: 2001年
製作国: 日本

「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
95分 日本語 1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
BCDR0803 2005年03月25日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
85枚 6人 3人

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ユーザーレビュー:71件

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1〜 5件 / 全71件

ノスタルジーが病であることを示す傑作

投稿日:2006/10/25 レビュアー:吟遊旅人

 勝王さん、コメントどうもありがとうございます。
ダメ人間なんてとんでもない、いつもレビューは楽しみにさせていただいてます。特に長文を書いてくださったときは、読み応えあるなぁと喜んでいます。

 で、この映画はわたしも泣きました。夫なんて2回見て2回とも大粒の涙をぽろぽろこぼすもんだから、息子たちに笑われていました。

*******************


「ノスタルジー」は、かつて病名の一つであった。17世紀末、スイスで作られた医学用語であるという。戦地に赴いた兵士達が遠い故郷への郷愁にとり憑かれて衰弱していく、その病状に対してつけられた呼称だ。それがいつしか肯定的な意味へと読み替えられるようになり、20世紀の後半にはついに「ノスタルジー産業」なるものまで登場した(細辻恵子「ノスタルジーの諸相」『自尊と懐疑』(筑摩書房)所収、を参照)。

 このアニメは、ノスタルジーが病であることを思い出させる。「懐かしくて気が狂いそうだ!!」と叫ぶ、しんのすけの父ひろしの言葉こそ、この映画のエッセンスを凝縮した科白だ。
 ノスタルジーの社会的機能の一つは現代文明のマイナス面への注目をそらすことだと言われているのに(同上書参照)、この映画では逆に、ノスタルジーが現代(21世紀)の矛盾を暴き出し、現代を否定・破壊する方向へと向かわせる。つまり、ノスタルジーが病であることを示し、過去を振り返り耽溺することの誤謬性を暴き出しているのだ。

 本作は巻頭でまず、70年万博の象徴「太陽の塔」を大写しする。これは実写ではないか? 3Dか? とにかく、この瞬間にまずあの高度経済成長の象徴であった万博に胸がときめく。懐かしいパビリオンの数々。「あ、ソ連館や、あれは大阪ガス! 三菱未来館も!」と次々に30年も前の建物の名称がすらすらと記憶から零れ落ちてくる。実はわたしは万博には、児童鼓笛隊の一員として出場した経験を持つ。万博が終わった後、収益金のおこぼれで作られた記念メダルを貰ったが、それはまだ実家のどこかにあるはず。万博建設に対する反対運動があったことを大人になってから知ったが、当時のわたしがそんなことを知るはずもなく、小学6年生の子どもにとって、万博は夢のようなワンダーランドだった。

 今回のクレヨンしんちゃんの舞台は、この70年万博を始めとした懐かしい昔を再現してくれる「20世紀博」というテーマパーク。そして今回の悪役は、秘密結社イエスタディー・ワンスモアの首領ケンちゃんと、その恋人チャコ。彼らは21世紀の現実(「外の世界」)を無に帰して、世界を丸ごと20世紀へと帰そうとするのだ。その悪企みに敢然と立ち上がったのが、我らがかすかべ防衛隊である!

 もちろん毎度お馴染みのギャグは満載で、大人も子どもも大笑いする場面はふんだんにあるのだが、全編通してほとんど大人だけを対象に制作したのではないかと思われるシーンが頻出する。35歳以上の大人を泣いて喜ばせる内容になっているのだ。

 そして本作がこれまでと異なるのは、悪役のケンちゃんが、世界征服をたくらむ単純馬鹿な悪人ではないということ。21世紀は醜く、生きるに耐えない世界だと、「あの頃のぼく達」に戻ろうとする。そう、高度経済成長のあの頃、未来を夢見ることができたあの頃、人々が下町で暖かい情を通わせながら生きていたあの頃、四畳半一間の同棲時代のあの頃、ビー球・べったん・ゴム跳びのあの頃! 悪役ケンちゃんはクールだ。その上そこはかとなく寂しげで悲しげだ。とても憎めない。ただ一つ不思議なのは、彼ら秘密結社が、自分達だけのノスタルジーに浸っていればいいものを、他の人々を巻き込もうとすることだ。そして、人々のノスタルジーをかきたてる目的も、ノスタルジー産業を起こして金儲けしようとすることではないということ。

 ここに描かれたのは、ノスタルジーという病を患う悲しい人間の性(さが)。そして未来は決して手放してはならないというメッセージ。過去を懐かしがるのは悪いことではない。美しいことですらある。けれど、わたしたちは過去へは戻れない。過去に生きることはできない。
 この作品、けっこう奥が深いのだ。

 悪人をやっつける力と目的が家族愛、という無難な着地に落ち着くところが気に入らないが、大人にこそ見て欲しいアニメ。わたしは、これを見て泣いた大人を何人も知っている。

 それにしても、古い記憶を呼び覚まして人をノスタルジーの病の淵に追いやるものが<匂い>、そしてその淵から現実世界へ覚醒させるのも<匂い>とは、なかなか仕掛けが憎い。匂いは、もっとも人の記憶を刺激するものらしい。だから残り香は切ないのだ。実に切ない映画でした。笑って笑って泣きたい人は絶対観よう。

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今日まで、そして、明日から

投稿日:2008/03/29 レビュアー:ぶわつ

 これは、本当にヤバイです。
 間違いなく、傑作の部類に入る逸品です。

 2001年(たぶん)、21世紀始まりの年。春日部市他日本各地で開催されている「20世紀博」なるイベントに町中の大人たちが熱中し、昭和の、特に70年代の懐かしい匂いによって、心が子供に帰ってしまう・・・しんのすけの両親ひろしとみさえも例外でなく、やがて、しんのすけとひまわりを置き去りにしたまま、アトラクションの中の住人になってしまう。町中の大人たちとともに。
 残されたしんのすけと幼稚園の仲間たちは、かすかべ防衛隊を結成し、両親を取り戻すために行動を開始する・・・。

 まずやっぱり、多くの方がおっしゃっているように、70年代の懐かしい光景の描写が秀逸。観ていて、感傷的な想いが喚起されずにはおれません。同じアニメーション映画として、1979年の傑作『ルパン三世カリオストロの城』にオマージュを捧げているところなんかもニクイ。←あちこちに出てきます。そうそう、アニメじゃないけど1977年の『ガントレット』な場面もありましたね。有名な例の場面ね。
 そのいっぽうで、“懐かしい匂い”が通用しない子供であるしんのすけの、今と、そして未来を生きたい!という想いも心に響きます。
 その象徴的な場面が、子供になってしまったひろしが、ある物によって今に立ち還る場面。
 ここは本当に反則です。映像といい音楽といい、絶品。しんのすけとひろしの短い会話も素晴らしい。もう、涙腺決壊、大号泣です!勝王さんと同じく「一人で観ていてよかった」です。思い出すだけで、うるっとなります。
 また、ラストに流れる吉田拓郎の「今日までそして明日から」。この選曲の絶妙なこと!さらに、こばやしさちこが見事に歌い上げるエンディングテーマ「元気でいてね」。ホンマ、最高です。
 それから、本編を観ている間、事の首謀者イエスタディ・ワンスモアの二人の名前はあまり意識していなかったのですが、エンディングで気がついてビックリ。
 ケンとチャコって・・・うわあ、『ケンちゃんチャコちゃん』やん・・・いやもう、ホンマ、かさねがさねお見事です。

 少しくらい、過去を懐かしんだっていい。だけど、しっかり今を前を向いて生きよう。けっして、大上段には構えていないけど、そんなメッセージを、しんちゃんお得意のギャグに乗せて届けてくれています。
 えっ?子供に見せたくないアニメ第1位?決めた奴ら、節穴か?

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大人だから泣ける映画ネタバレ

投稿日:2005/05/14 レビュアー:頑固煎餅

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すげぇ泣いた。
大人だから泣けたのかもしれません。
グリーンマイルで、ホロリともしない私です。

しんちゃんのとうちゃんが子供の頃、おやじと自転車に
にけつして、その時のおやじの背中がでかかった、、、、っていうシーンとか。
それから、月日がたって、、、、。
高校にはいって、大学にはいって、みさえとあって、、、、。
もうこれだけで、感きわまります。

そして、最後、電波塔に登るしんちゃん。
大人たちに、昔の匂いを嗅がせて、昭和の懐かしい頃に戻ろうとする敵役に対し、しんちゃんは足蹴にされても、けつまづいても
一生懸命とめようとします。

あぁ、まるで、「かえってしまったどらえもん(?)」の時に、のびたが、ジャイアンの足に食いついているかのようです。
ちなみに、あれも泣いてしまいました。

「オラは大人になりたい!」
といったしんちゃんの言葉が痛烈に胸に突き刺さります。

それからというもの、、、私は毎週しんちゃんを見ています。

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昭和は遠くなりにけり

投稿日:2013/04/10 レビュアー:kazupon

昭和という時代へのノスタルジーに溢れる作品でした。
この“ノスタルジー”を呼び起こすアイテムというのが、春日部にできた「20世紀博」というテーマパークであり、そこで提供される昭和のテレビ番組や映画などにオトナたち(アニメの中の登場人物も観客も)は、懐古心を募らせていった訳です。
驚いたことには、「クレヨンしんちゃん」など馬鹿にしている夫が、いつの間にか隣で一緒に観ていたことです。
それほどに“ノスタルジー”というものは、人を虜にしてしまう力があるのでしょう。
まあ、夫の場合、いまだに「今年は昭和でいうと88年だから・・・」と換算する人ですし、最近は懐メロばかり聴いていますし(笑)、この「オトナ帝国」はドンピシャだったのだと思います。
この「懐かしい」という気持ち。
離れた場所(時間)から眺めるから懐かしいのであって、その時代に入り込んでしまったら、そういう感情はなくなる筈だから、ひろしやみさえ達オトナは洗脳されていたんですね。
野原一家が、今回も力を合わせて「イエスタディ・ワンスモア」の計画を阻止するために奔走しますが、最終的にケンとチャコに計画を断念させ、「未来」を返すことを約束させたのは、しんのすけの「大人になりたい」という思いだったのです。
やはり時間というものは未来へ向けて進んでいくものであり、逆戻りできるものではないということですね。
出来るのは、振り返ることだけ。
大人向けのテーマでしたが、子供は子供なりに、怪獣が出てくるシーンとか、かすかべ防衛隊と秘密結社とのカーチェイスなど、楽しめるシーンもたくさんありました。
評判どおり、「アッパレ!戦国大合戦」と本作は、“クレしん”の中でも別格であると納得しました。

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泣けるやつを限定する。

投稿日:2007/02/27 レビュアー:けいたん

私もいつのまにか共感できるキャラが
しんちゃんではなく、ひろしになっていました。

物語終盤、ひろしの回想シーン。
少年時代、青年時代、上京、
恋愛、子供の誕生、
新居購入、残業、子供との時間・・・

「俺もいろいろあったなあ・・」
同じようにやってきた親父達は
ひろしと自分をだぶらせて
号泣してしまうのです。
私はこのレビューを書いているだけで
思い出して泣きそうです。

まだひろしになっていない方は
観ても泣ける理由が分からないと思います。
ひろしの気持ちが分かったあなたは、
それだけ頑張って生きてきた、
って胸をはっていいと思います。



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