アイアン・ジャイアント

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これは…号泣でした。
感情木っ端微塵。

大丈夫、ばらばらになったけど
もとにもどるから、
と、子供に慰められてまた涙・・
そこが一等、悲しいとこでしょ。
死なない、死ねない、
造り物はどんな形でも
停止するか、壊れるか…

必死になって死のうとした、
レプリカント、ロイが思い出されてまた、涙。。。

わかりやすいストーリーで
子供が書きそうな単純な”ロボット”の形、
でも、ＣＧでの小細工がないのに、すばらしく表情豊か。
窓からのぞいたり、うとうとと居眠りする表情や、
噛みついた車のクラクションが止まらなくて困った表情、
そして、彼の友達ホーガースを大切に見守る表情には、
体温を感じました。
そんな彼の表情に笑ったり、ラストの戦闘シーンに釘付け、
かわいそうと怒ったり泣いたり、
子供に良質のアニメと思います…が、
これは、大人のファンタジーです。
未来を自分で決められず、
当然なりたい自分になれず、
諦めてしまった大人に、丸い優しい鋼鉄の瞳でＩＧは、
言ってくれました。

『未来は自分で決めろ！なりたい自分になるんだよ！』
『ぼくはスーパーマンになる』

アトムもドラえもんも、ＩＧも
最後は、同じ。
「I go．You stay」

ＩＧ、どうかそのまま、
その優しい丸い目のまま、
安らかに壊れたままでいてほしい。

ほぼ完璧な作品「ミスタインクレディブル」を誉めてたら　友人が貸してくれた　ブラッド・バードの前作
子供とロボットの熱い泣ける友情物語　とてもいい映画だ
しか〜し　何なんだこの映画　このロボットなんだったの？

ノスタルジックな５０年代のアメリカの田舎町　そこに調査にやってくる謎の役人　悪意を撒き散らし　遂に核ミサイルを飛ばそうとさえする　まてよどっかで記憶にあるぞ　このお話
そうだこれは　ロジャー・コーマン様の「不法侵入者」じゃありませんか　やはり５０年代地方の町に来た謎の男が　黒人差別を煽動し　町の住民をリンチ集団にしたてあげる　赤狩りや差別の問題を真っ向から取り上げた　当時としては信じられないインデペンド映画の気骨ある傑作だ

メイキングなどでは一言もふれられてないが　間違いなく大人向けの裏目読みが出来る様になってて　なんとも驚くべき作品だ　

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かなり前から観よう観ようと思っていながら、まみむめもぉさんのレビューを読むまで、すっかり忘れてしまっていた『アイアンジャイアント』を観ました！！！

なかなかやりますなー！ワーナーさんも！この題材で勝負するとはなかなか気骨がありまんなー！まぁ賞レース総なめにもかかわらずアメリカ国内では大コケしたようなので、難しいとこやけど・・・

□■□■□

【ネタバレします】

基本的には感動的で良い映画なんで十分満足したんすけど、ちょっとラストが疑問に思ったんで、その部分だけ書こうとおもいます♪

ラストは生きてるべきなんすかね？子供向け映画なんで悲しいラストにすることへの躊躇があったのかも知れないんすけど、生きていることで違う意味が含まれてしまうことを考えるとちょっと疑問かな〜（´・ω・`）

自らが強大な兵器であることに気付いたアイアンジャイアントが、少年と世界を守るために、そして存在してはいけない強大な兵器（自分）を抹消するために飛び立ったことに感動しただけに、生き返ってしまうラストには少し残念な気持ちになったっすねー・・・

世界を滅亡させることが出来る心を持った兵器（≒アメリカ）が必要であることを示すようなラストは、現実に対する大人の言い訳を含んでる感じであまり好きじゃないっすねー（´・ω・`）

子供向けやからこそ、ただの理想に過ぎなくとも、"心"だけが残る（力を捨てる）エピソード入りのラストにして欲しかったかなー

□■□■□

意図したものではないにしろ、いろんな意味を含みすぎるラストには、少しだけ疑問が残るっすねー

全体的には、かなり良い作品なんすけどねー（°∀°）b

個人的満足度　76点！！！　オススメ度　80点！！！

巨人ロボットが好きな日本人の一人として，まずは好感を持って接した作品。巨人というのは一般的に，強くて強大だが，どんな小さく弱いものにも優しい存在である。しかしながら，この映画の中に登場する鉄の巨人はそんな一面もあるが，基本的に大ざっぱで暴力的だ。ストーリー全般を通して，ハートウォーミングさを演出しようとしている部分や，CGテクノロジーを使った美麗なアニメは交換が持てるが，暴力的なニュアンスがちりばめられていて心に刺さる。特に後半ロボットが狂気に満ちていく姿は決して子供には見せられない。期待が大きかっただけに残念だ。

期待しないで見てみたらビックリ！原作ストーリーは３０年前のものだということだが、現代だからこそ伝えたい反戦的なノスタルジック色織り交ぜた感動ストーリー。おやじなら”自分の言うことを聞くロボットが欲しかった少年時代”を思い起こさせ、子供なら”時代遅れの戦車や戦闘機で勝てるわけ無いじゃん”と思うだろう。年代を超えて楽しめるアメリカンなアニメだ。そしてラストは。。。。。言いたいけど見てのお楽しみ！