シンプル・プラン

偶然大金を見つけたばっかりに、嘘を塗り重ね殺人にまで手を染めてしまう男の話。私は平凡な日常生活がいやになったとき、観ることにしている映画です。宝くじがあたらなくてもいい、家族が健康で平凡に暮らしていけるならそれで充分と思える映画です。いちばん怖いと思ったところは、ハンクの妻（ブリジット・フォンダ）が「あなたは私にこの先一生こんな生活を送らせるつもりなのか？１日８時間働いて、夕食の支度をして、外食といったら特別なときだけで、しかもデザートはスキップして家で食べるような生活に満足してると思うのか？」と言ってしまうところ。彼女は絶対に口にしてはいけないことを言ってしまったのです。もうこの夫婦は２度と元にはもどれません・・・私も心して夫に接したいと思います。

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オープニングは、雪がしんしんと降り続く真っ白な田舎町が映し出される。
主人公は飼料店に勤めるハンク(ビル・パクストン)で、身重の妻サラと２人で平凡な生活を送っている。
ある日ハンクは、独身で自分とは正反対の性格の兄ジェイコブと悪友のルーとたまたま雪に埋もれたセスナを見つける。
なんとそのセスナの中には440万ドルもの大金があった。
勝手に犯罪絡みだと考えジェイコブとルーはネコババしようと言うが、反対するハンク。
結局、持ち帰ることになった。そして、取り合えずハンクが預かり家に持ち帰る。
そこから3人の人生が狂い始める。
タイトルが「シンプル・プラン」と言うだけにシンプルなタイトルだけにスルーしてしまうところでした。
ところが、観始めたらなんと最後までトイレに行くことも忘れるほど惹き付けられてしまいました。
人間は1つ罪を犯すと斜面を転がるように、行き着くところまで落ちてしまうのですね。
そこまで落ちてしまったら這い上がることは難しい。てか、這い上がれないと思う。
すべての人間に対しての教訓にも思えた映画でした。
とてもおもしろかったです。お薦めの１本です!!

役者はなかなかいいし　サム・ライミがつまらない映画を撮るわけないが　やはりこれは疑問だ

俺が映画の敵と判断する　コーエンの「ファーゴ」に　似てるのも気に食わない

ま　ひらったく言って　気取りと野心が見えるのだ

「ギフト」の方が　段違いに良い

プランもシンプルなら、ストーリーもシンプルです。
まーこうなるだろうなーという予測の範囲におさまった展開でした。

人間の弱さってある意味怖いなーと感じたり、
いろんな教訓的なものも感じたり。
で、決して退屈ではなかったですが、楽しいという作品でもないと思います。

お金は欲しいです。
でも、ある程度以上のお金って、
確固たる倫理観がなくては持ってはいけないのではないかと思いました。
確固たる倫理観を持っているつもりで生きていても、
ある日見たこともないような大金が手に入ったら、
それは脆く崩れてしまうのでしょうか。
宝くじを買うのも怖くなりました。

視覚的な恐怖やスリルはないけれど、感覚の芯に迫って来るような怖さと、
悲しみを感じた作品でした。

ずーっと気になってたけど見てなかった作品でした。
やっと見れてすっきり！かと思いきや、すんごくもやもやが残る映画でした・・。

なんだか聞いたことのあるような話なのですが、どんどん深みにはまっていく主人公になすすべもなく見守る・・と言う感じです。

ビリー・ボブ・ソーントンが気味の悪い男をうまく演じています。
「狂っちゃいないぜ」なんかのかっこいい彼とは別人のようです。
この映画を見てると、なんでこの人がアンジェリーナ・ジョリーとって感じに・・。

ブリジット・フォンダはこの映画の音楽担当、ダニー・エルフマンと結婚したのですね。
彼の作品リスト、すごいです。

９年前の作品ですが、古さは全く感じませんでした。
お金を拾って迷った時、この映画を見たら届ける気になりますよ・・。