アルビノ・アリゲーター
「アルビノ・アリゲーター」 の解説・あらすじ・ストーリー
名優K・スペイシーの初監督作品。バーにたてこもった強盗団の心理戦を描くサスペンス。ドバ、マイロ、ロウの三人の強盗犯が、あるバーに逃げ込む。だが、そこは出入り口が一つしかなく、警察に包囲されてしまう。しかし、警察はドバたちではなく、同じくバーにいた武器密輸犯を追ってきたのだった。自分たちが警察にマークされてはいないことを知った三人だったが、バーの客には正体がばれているので外には出られない……。
「アルビノ・アリゲーター」 の作品情報
製作年: | 1996年 |
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製作国: | アメリカ |
原題: | ALBINO ALLIGATOR |
「アルビノ・アリゲーター」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
監督: | ケビン・スペイシー |
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製作: | スティーヴ・ステイブラー |
出演: | マット・ディロン 、 フェイ・ダナウェイ 、 ウィリアム・フィッチナー 、 ゲイリー・シニーズ 、 ウィリアム・フィクトナー 、 ヴィゴ・モーテンセン 、 ジョン・スペンサー 、 スキート・ウールリッチ 、 M・エメット・ウォルシュ 、 ジョー・マンテーニャ |
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ユーザーレビュー:2件
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ヴィゴ活躍度★★
ヴィゴ目線のレビューです。
これを見たのはずいぶん前になるので、再度見直しました。
それにしても誰もレビュー書いてないですね。
ちんけな強盗団がタイミング悪く、
大きな武器密輸組織と間違えられて地下にあるバーに逃げ込んで
そこにいた5人を人質にして立てこもるお話です。
密室劇なのでヴィゴは当然ちょこちょこ出ては来ますが、
あまりたくさん見せてはくれません。
メガネに背広のちょいと怪しげなビジネスマン的な感じ。
なまりが強くおかしなしゃべり方をしています。
不安げにワニ革の靴を内またにしてるとこがかわいい。
実は結構重要な役柄なのですが、ヴィゴに対する犯人たちの仕打ちはひどくて
指折られたり、けられたり、見ながら「やめて〜」と叫んでしまった。
この映画、短いながらも結構みんないい演技していて面白いです。
役者が結構そろってますし、ケビン・スペイシーが監督だって。
ヴィゴファンでなくても結構楽しめます。
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白いワニは出て来ない
タイトルから推して、突然変異した白くて巨大なアリゲーターが人間を襲うモンスター・ホラーだと思っていた。けれど、突然変異の“ワニ”も“ワニ人間”も出て来ない。単なるサスペンス映画だった。(笑)
“アリゲーター”で検索し、ヒットした作品をリストUPしていたので、何の予備知識もなく見始めた。
冒頭、作業員がマンホールから下水道を眺めているシーンがあったので、定番の展開を期待したが、その後、夜景をパックに流れたクレジットを見て、間違いに気づいた。(苦笑)
――マット・ディロン?
――ゲイリー・シニーズ?
――ウィリアム・フィクナー?
――フェイ・ダナウェイ?
――ヴィゴ・モーテンセン?
――エメット・ウォルシュ?
第一戦とは言わないが、なかなかの顔ぶれだ。これでB級モンスター・ホラーだったらサイコーだが、そんなわけない。
物語は、3人のマヌケな強盗が失敗して、警察に追われながら地下にあるバーに逃げ込むところから始まる。
彼らは、直ぐに警察に包囲され、バーにいた数人の客を人質に立てこもることになる。
しかし、警察が追っていたのは、彼らではなく、武器密売のブローカーだった。
……というお話し。
監督は、ケビン・スペイシー。どうやら初監督作品らしい。
正直、リズムやスピード感に欠けるが、随所に才を感じさせる演出があって、結構面白かった。でも、同じだけシロートっぽく咀嚼できていない場面もあり、未熟さも感じさせた。
主人公は、マット・ディロンが演じるドヴァ。短気で頭が弱い。本人そのままのキャラだった。(笑)
その兄のマイロを演じるのが、ゲイリー・シニーズ。判断力はあるが、人心の掌握力に欠ける面があり、逃走中に重傷を負っている。G.シニーズがイタいくらいの熱演ぶりだった。真面目な役者さんなんだなぁと感心してしまった。
ドヴァとは諍いが絶えず、マイロに対しても憤懣を募らせるイカレた男“ロー”をウィリアム・フィクナーが演じる。ただ、脚本が甘く、暴力的な性向について突っ込んで描けていない。中途半端だった。
時に、彼は、いつもこんな役が多いなぁ。(笑) 優しい笑顔をしているのだから、もっと違う役を選んで出て欲しいと常々思っている。
この3人が、マヌケな強盗3人組。
一方、バーにいたのは、常連客をフェイ・ダナウェイが演じている。オスカー女優だが、本作品ではラジー賞にノミネートされている。残念ながら受賞はしなかったようだが、成る程、ノミネートされるだけのことはある、と納得できる。(笑)
バーの店主にM.エメット・ウォルシュ。名バイプレイヤーと呼んでも、差し支えないだろう。70〜90年代に実に多くの作品に出演している。
もう1人のバーの客を演じたのが、ジョン・スペンサー。TVドラマ『ザ・ホワイトハウス』にレギュラー出演し、首席補佐官を演じていた。エミー賞を受賞するくらいの当たり役だった。映画にも出演しているが、個人的には、この首席補佐官役のイメージが一番強い。シーズン途中で急逝し、エンドクレジットに弔意が流されたことを、いまでも覚えている。
得体の知れない静かな男“ギイ”を演じるのは、ヴィゴ・モーテンセン。生まれのいい方なので、スーツ姿だと得も言えぬ迫力がある。熱狂的なファンが多いのも頷ける。彼がキーマンの“ギイ”を演じることの贅沢さを堪能したい。(笑)
映画としては「???」な部分も多々あり、まだまだ2流のレベルだが、出演陣の豪華さに敬意を表して星3つにしておきましょう。
そこそこオススメ!
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アルビノ・アリゲーター
※こちらはイメージ画像になります。