陰謀のセオリー

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インターネットで噂されそうなネタを信じて疑わないジェリー(メルギブソン）記憶を犯罪組織（たぶん、軍需産業）に消されたか、脳を弄られたか・・・とにかく、「洗脳」されたまま、タクシー運転手をしているところから場面は始まる。
タブロイド判の新聞に出てきそうな・・・日本だと、日刊ゲンダイとか・・・NASAが地震を起こしているとか、CIAが陰謀を企てているとか、そんなことを信じて疑わないジェリー。
一方、父の死に不審を抱く司法省勤務のアリス（ジュリアロバーツ）。
二人の間に結ばれない愛が存在し始める。
実らない恋なのだが、危険を察知し、犯罪組織の究明を成し遂げる。ざっとこんな話です。
全体に「タクシードライバー」の臭いがプンプン。
「リサールウエポン」の監督と言うこともあって、
「リサールウエポン」ぽいカメラワークとカット割り。配役もダブってますね。
救いは、主演二人の演技でしょう。良い芝居をしてます。
単純なストーリーですが分かりづらい人がいるんですねぇ。
そっか。不親切な映画かもしれませんね。私はそこそこ楽しませていただきました。途中と最後に流れるCan't Take My Eyes Off of Youの曲がgood。日本では「君の瞳に恋してる」で良くディスコで流れてました(古〜）
難点はいくつもあります。洗脳されたメルギブソンが何故今まで見つからないで居たのか。
ジュリアロバーツがライフルで狙われたとき、あまりにも都合良く、敵方の人間が撃たれてしまったり(ジュリアはそれで助かるのですが）、鼻をかじられたのに縫い合わされた鼻が見事だったり・・・。これもテレビ放映で良いのではないでしょうか？
５６点。

最初の３０分くらい、かなりダラダラで、
ちょっと頭がおかしい男の様子が続くので
メンドクサイと思ってしまうかもしれませんが、
中盤以降、かなりスピーディでおもしろいです。

でも、ジェリーが何をしたいのか
記憶喪失になった理由とか
アリスをつける理由とかが
ほんのサラッと触れられているだけなので
わかりづらい・・・・。

結果、私にはジェリーとアリスの
ちょっと変わったラブストーリーに見えてしまいました。

メルギブソンの半コメディのような
おかしな男の役は新鮮でよかったです。

　最初はコメディータッチの映画か、と思いましたが、正統派サスペンスでした。
　最初の３０分位が少しダラダラしてます。観終わってから思い起こすと、特に無駄な部分は無かったような気がしますが、観ている時は、何となくフラストレーションの溜まる導入部分です。そこを過ぎると、徐々に謎が明らかになっていき、内容は悪くないです。でも、組織の謎などをもう少し明かしてくれたら、より良かったと思います。２時間以上の長い時間、集中して観られたし、ハッピーエンドだったので良い映画だと思いますが、もう一工夫あったらなあ、というのが観終ってからの感想です。
　それにしても、ジュリア・ロバーツは良いです。知的な美しさが有ります。

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記憶が鍵となる作品。記憶をテーマとした「トータルリコール」や「ペイチェック」等も類似作品だ。共通するのは記憶が欠けていることによるもどかしさと、記憶が蘇るにつれて明かされる謎解き。この作品も基本的にはこんな感じで話が進行するのだが・・・。

謎解きの部分が難解すぎて、謎が謎のまま物語が終わってしまった。もう一度見直す気力もないなあ。消化不良のまま諦めよう。

ジェリーを洗脳した謎の組織とは何でしょう？組織の目的は？洗脳されたのにアリスに会った位で組織を裏切れるのでしょうか？ジェリーと判事と組織の間に何があったのでしょう？判事は誰に殺されたのでしょう？ジェリーは判事の死にどの様に関わったのでしょう？ジェリーはどの様にして記憶を失い、（殆ど無防備なはずなのに）何故組織から逃れることが出来たのでしょうか？。

物語は組織から逃れてタクシー運転手をしている所から始まる。物語が進むにつれて、色々な謎が明かされていくが、ざっと挙げただけで上記の疑問が最後まで解決できずに残っている。

それ以外でも、馬小屋で組織に捕らえられそうになった時、カルテのすり替えをしたかどうかを知らなければいけなかった必然性は何？とか（後のストーリー展開観てもその必然性が感じられなかった）、馬小屋から逃げたアリスがライフルに狙われ絶体絶命。その時アリスをかばった謎の人物は誰？とか・・・。

頭の中にもやもやが溜まるような作品でした。

執拗な見えない敵からの防衛行為が最初はコミカルに感じられるのだが、物語が進んで納得できるようになってから、ギブソンパワー炸裂。「心身ともに傷を負った男」を演じさせたら彼が１番でしょう。