サスペリア PART2/紅い深溝

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サスペリア PART2/紅い深溝 / デビッド・ヘミングス

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「サスペリア PART2/紅い深溝」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

女予言者が殺されたのを手始めに連続殺人が発生。事件に巻き込まれた作家は謎の犯人像に迫るが……。「サスペリア」が日本で大ヒットしたためこの邦題がついたが、製作年度もこちらの方が古く、もちろん関連性も全く無い。ジャンル的にはホラーではなくスリラーである。

「サスペリア PART2/紅い深溝」 の作品情報

作品情報

製作年: 1975年
製作国: イタリア
原題: PROFONDO ROSSO/DEEP RED/THE HACHET MURDE

「サスペリア PART2/紅い深溝」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:27件

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1〜 5件 / 全27件

A級100点(文句なし) ネタバレ

投稿日:2010/05/24 レビュアー:ホヨマックス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「サスペリア」第1弾。何でPART2に題されたかは不明だが、関係のない作品のPART2として勝手に任命したのか?遊び心?謎だ。まあ、このDVDはツタヤで数ヶ月待っても借りれないから(怒)もうアマゾンで買っちゃいました。ツタヤ在庫2枚しか無く人気があり過ぎてオイラには手に追えない借りれない逸品!

1940年生のダリオアルジェント監督はイタリアンホラーの帝王、またの名をイタリアのヒッチコック。デビューから3作目の「4匹の蝿」がリメイクされたので6月に劇場へ行くつもりだが、またしてもマニアック劇場、渋谷Nのみの上映なのが少し心配・・^^

さて、欧州心霊学会の会場。観客の中に殺人鬼がいる事を指摘したテレパシー能力者の女性が自宅で殺される。その事件を目撃した主人公の男が女性記者と共に犯人捜査に乗り出す。謎を解くカギは子供の歌と不気味な絵。またしても次々と殺されて行くが、私が目星をつけていた犯人は2人とも見事にシロだった!まさかあの人がねぇ・・

ジャーロは犯人探しが醍醐味であるが、何か小難しくて理解出来ない部分があり過ぎた。何でこの人らが死ぬ必要あるの?そもそも犯人の動機は?とか記憶の断片を集めても中々整理できず・・。そんで、AVANZCIERさんの闇の裏指令に従い(先に公開版を観たので)完全版を最初から「見直し」た。すると、見える見える物凄く見える!そういう事かぁ!しかも犯人めぇ最初からあそこにいやがるぅ!エコエコアザラクさんのレビューの意味も分かった!「あれ」が大事だったんだぁ・・。

せっかくDVDを買ったもんだから気合いを入れて最初からひとつひとつ真剣に隅々まで観たにもかかわらず、分からなかった・・。特に壁の「あれ」は速攻で巻き戻して見たんだけど、何かおかしいなぁとは思いながらそのまま無視してしまってた・・。こんなんじゃワシャ探偵になれんなぁ・・。ジャケットのイントロに“見終わったあと観客はもう一度映画を始めから「見直す」事になるだろう”と記載されていたが全くその通りになった!見事な映像トリック芸術に皆が騙されるのは間違いない。素晴らしいサスペンス!

あのゴブリンの音楽、デビューは本作だったんですねぇ^^
この監督のファンなら必見ですねぇ。だが、レンタルするのは至難の技・・

このレビューは気に入りましたか? 22人の会員が気に入ったと投稿しています

いろんなジャンルにあてはまる気がします。逸品です。

投稿日:2010/05/29 レビュアー:蒼生


予約リストの1位に登録すること数カ月。
いつまでたっても三日月のままのお届け率。
それでも気長に待つつもりだったのですが、
ホヨマックスさんのレビューを読んで
「そうか。その手か」と真似して買いました。同じくアマゾンで。

【「サスペリア」が日本で大ヒットしたためこの邦題がついたが、
製作年度もこちらの方が古く、もちろん関連性も全く無い。】
って、なんと適当な邦題のつけかた。いいのかそれで。

ホラーっぽいし、オカルトっぽいけど、ミステリーに見えるな
と感じていたら、
出ました!

うおー。これがAVANZCIERさんが
『人形がトラウマになったシーン』ですね!
繰り返し観て存分に堪能しました。
私も10代前半くらいまでに観てたらそうなってたかもしれません。

それから、古いのに(いや、古いから?)BGMがいいと思いました。
私は好みです。
このあたり、関連のない『サスペリア』と共通してると思いました。

壁の中の絵は?
塗り込められた部屋は?
まさか謎のまま終わるんじゃ、と終盤不安がよぎる展開になりますが、
大丈夫です。ちゃんと解明されて終わります。
『完全版』だからかもしれませんけど。

もう一回観直したら“鏡”なんて感動モノです。

現代ならはっきり観せるんだろうなぁ。はっきり観たかったなぁ。
というシーンが2つあり、そこはちょっと残念です。
ネタバレになるのでどのシーンとどのシーンかは書きませんが、
観た方にはわかっていただけると思います。
少なくともスプラッター好きな方には。
もしかしたら、はっきり描かなかったのは時代のせいではなく、
監督の狙いの違いなのかもしれないという気もしますけれども。

イントロダクションには
【ジャンル的にはホラーではなくスリラーである。】とありますが、
私はサイコサスペンスじゃないのかなーと思いました。

でもとにかく、ジャンルなんてどうでもいいほど素晴らしい作品です。
買ってよかったです。

このレビューは気に入りましたか? 13人の会員が気に入ったと投稿しています

からくり人形が怖かった!

投稿日:2010/01/04 レビュアー:エコエコアザラク

小学五年生の頃かな・・・テレビで見て、翌日学校では「昨日見た?」と女の子ばかりで騒いでました。あの薄気味悪い歌をまねて歌う子もいましたよ。当時は水曜スペシャルで恐怖・怪奇特集なんてよく放送してたし、流行ってたのかな・・・今だったらPTAからクレームが殺到しそうです。

とにかくあの人形が怖かったです。今でもトラウマのひとつになってます。冒頭からガラスがパリーン!あぁ怖い!壁の不気味な絵といい、バスルームでのシーンといい、ラストのあの!シーンといい・・・本当に怖かったです。原題のほうがふさわしい作品ですね。

以前から疑問に思ってたのですが、米ホラーと伊ホラーってどうしてこんなにテイストが違うのでしょうか??不思議でなりません。文化の違いでしょうか。ダリオ監督の恐怖演出って、ほかの人間には決してまねできないと、つくづく思います。

DVDで鑑賞できるので、あの!例の鏡の映像をゆっくり確かめてみたいなと私も思いました。楽しみです。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

絶対に鑑賞後に見直したくなるあの瞬間 ネタバレ

投稿日:2010/01/01 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 ご存じのように『サスペリア』の大ヒットを受け、ダリオ・アルジェントの前作『ディープ・レッド』が無理やり『サスペリアPART2』と題して公開されました。しかし『サスペリア』がオカルト・ホラーだったのに対して、こちらは『歓びの毒牙(きば)』『私は目撃者』といった、初期アルジェントのスリラーに近いので、まったく異なる作品です。連続殺人鬼をめぐるホラーミステリーの秀作として根強いファンが多い作品です。
 冒頭が、赤一色の舞台上テレパシーの能力者の話で始まりますから、またオカルトかと思っていると、これはお話のきっかけに過ぎないことが分かります。
 深夜、ひとけの消えたローマの街角で、いつも気持ち悪いデビッド・ヘミングスとその友人がだらだらしゃべっていると、近くのマンションの窓越しに恐ろしい殺人が行われるというシーンがとても素晴らしいと思います。夜の街の静寂、建物や円柱の作る影、響き渡る悲鳴。空間のとらえ方が緻密に計算されていて、絵画のように美しく、魅了されます。
 そして犯行現場らしい部屋に飛び込んだヘミングスは、「何か」を観たような気がするのですが……この部分の謎解きはラストにあるのですが、映画ならではの興奮を呼ぶ瞬間です。そして、観終わった後、きっともう一度最初に戻って確認したくなるのではないかと思います。僕もまた確認してしまいました。怖いですよ、この瞬間は。
 細部には荒っぽいところがありますが、突然部屋に飛び込んでくる奇妙なからくり人形や、幽霊研究家のダイイング・メッセージなど、魅力的なシーンがとてもたくさんあります。
 今回のレンタルがセル版と同じなら、126分の完全版と106分の公開版が収録されています。今回は完全版のほうを観てみましたが、20分のロングバージョンでも違和感はなかったですね。ちょっともたついた感じのするところもありましたが、退屈もしませんでした。細かくは検証しませんでしたが、たぶんややかったるいところをあちこちつまんでいた、ということじゃないでしょうか。
 ゴブリンの音楽もとてもいいです。その後のスプラッター映画に比べればおとなしい描写ですが、演出がうまいので今見ても十分怖いと思います。80点。

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ダリオ・アルジェントを堪能

投稿日:2014/08/14 レビュアー:kazupon

のっけから、子どもの歌声と壁に映る殺人の影にドキドキ・ワクワクしました。(ヒッチコックみたい!)
そして、アパートの窓ガラスに顔を押し付けた女性が、通りに向かって助けを求める中、背後に迫る犯人に包丁で切りつけられるシーン!!
これぞ、アルジェント!って感じです。
それを目撃したピアニストの男性が、彼女の部屋に助けに行くのですが、殺害現場に辿り着くまでの廊下に奇妙な絵がたくさん飾られています。
その中に一枚だけ異質なものが映り、私は気づいてしまったのです。
後になって、ピアニストが絵が一枚無くなったと言うので、私が見た犯人の顔を彼に教えてあげたいくらいでした。
(一度で覚えてしまうほど印象に残る顔でしたから。)
それからの私のドキドキは、犯人がどこで登場し正体を現すのか、見落とさないようにすることでした。
しかし、アルジェントは、途中で登場人物に怪しい言動をさせたりして私を惑わせます。
例えば、コートと帽子姿で立ち去る後姿、新聞記者の女性、男子トイレにいた人物、クッキリとアイラインを引いた目・・・
これは犯人が男か女か判らなくさせる作戦ですね。
ところが、殺害現場で一瞬見えたあの顔の人物が、何食わぬ顔で登場。
ピアニストの貴方!その人が犯人ですから!
彼は自分が見たのは絵だと思っているから、その人と対面しても全く気づかないのです。
ピアニストが真相に近づく度、どんどん関係者が惨たらしく殺されて行きます。
熱湯で顔を水脹れにされたのは凄かったなぁ。
あの“からくり人形”も宙に浮いたまま移動してきたようで不気味でした。
例の屋敷の大家の娘もちょっと気味の悪い子だったし、壁に塗り込まれた秘密もサスペンスにサイコホラーの要素を絡めてあって、怖いような哀しいような独特の雰囲気が流れています。
それにカメラの視線がそのまま犯人の視線に感じるのと同時に、観客は視線を向けられている側の人物の恐怖心をも感じるのです。
レオナルド・ダ・ビンチ高校であの人が犯人だと言われた時には、
違う、違う!
だって、コートの人物が立ち去る時、この人はバーから出てきたもの!
ピアニストもそれに気づいたので、そうだよねえ?と次の展開に期待しました。
アルジェントは最後まで、惨たらしい方法で犯人を追い詰め殺します。
この真犯人、しつこいほど自分の過去の職業について語っていました。
アルジェントは作品中にたくさんのヒントを散りばめておきながら、それと平行して観客を惑わす材料もたくさんばら撒いているんですよね。
アルジェント最高傑作と評される所以がわかりました。
アルジェント作品で忘れてはならないのが、ゴブリンの音楽です。
感情を逆撫でするような不安を煽るような音楽が、アルジェント作品の独特の風味を作り出しているのですね。

なかなかレンタルできない状況が続いています。
私は、楽○○でスポットレンタルしました。参考になれば・・・

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1〜 5件 / 全27件

サスペリア PART2/紅い深溝

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:27件

A級100点(文句なし)

投稿日

2010/05/24

レビュアー

ホヨマックス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「サスペリア」第1弾。何でPART2に題されたかは不明だが、関係のない作品のPART2として勝手に任命したのか?遊び心?謎だ。まあ、このDVDはツタヤで数ヶ月待っても借りれないから(怒)もうアマゾンで買っちゃいました。ツタヤ在庫2枚しか無く人気があり過ぎてオイラには手に追えない借りれない逸品!

1940年生のダリオアルジェント監督はイタリアンホラーの帝王、またの名をイタリアのヒッチコック。デビューから3作目の「4匹の蝿」がリメイクされたので6月に劇場へ行くつもりだが、またしてもマニアック劇場、渋谷Nのみの上映なのが少し心配・・^^

さて、欧州心霊学会の会場。観客の中に殺人鬼がいる事を指摘したテレパシー能力者の女性が自宅で殺される。その事件を目撃した主人公の男が女性記者と共に犯人捜査に乗り出す。謎を解くカギは子供の歌と不気味な絵。またしても次々と殺されて行くが、私が目星をつけていた犯人は2人とも見事にシロだった!まさかあの人がねぇ・・

ジャーロは犯人探しが醍醐味であるが、何か小難しくて理解出来ない部分があり過ぎた。何でこの人らが死ぬ必要あるの?そもそも犯人の動機は?とか記憶の断片を集めても中々整理できず・・。そんで、AVANZCIERさんの闇の裏指令に従い(先に公開版を観たので)完全版を最初から「見直し」た。すると、見える見える物凄く見える!そういう事かぁ!しかも犯人めぇ最初からあそこにいやがるぅ!エコエコアザラクさんのレビューの意味も分かった!「あれ」が大事だったんだぁ・・。

せっかくDVDを買ったもんだから気合いを入れて最初からひとつひとつ真剣に隅々まで観たにもかかわらず、分からなかった・・。特に壁の「あれ」は速攻で巻き戻して見たんだけど、何かおかしいなぁとは思いながらそのまま無視してしまってた・・。こんなんじゃワシャ探偵になれんなぁ・・。ジャケットのイントロに“見終わったあと観客はもう一度映画を始めから「見直す」事になるだろう”と記載されていたが全くその通りになった!見事な映像トリック芸術に皆が騙されるのは間違いない。素晴らしいサスペンス!

あのゴブリンの音楽、デビューは本作だったんですねぇ^^
この監督のファンなら必見ですねぇ。だが、レンタルするのは至難の技・・

いろんなジャンルにあてはまる気がします。逸品です。

投稿日

2010/05/29

レビュアー

蒼生


予約リストの1位に登録すること数カ月。
いつまでたっても三日月のままのお届け率。
それでも気長に待つつもりだったのですが、
ホヨマックスさんのレビューを読んで
「そうか。その手か」と真似して買いました。同じくアマゾンで。

【「サスペリア」が日本で大ヒットしたためこの邦題がついたが、
製作年度もこちらの方が古く、もちろん関連性も全く無い。】
って、なんと適当な邦題のつけかた。いいのかそれで。

ホラーっぽいし、オカルトっぽいけど、ミステリーに見えるな
と感じていたら、
出ました!

うおー。これがAVANZCIERさんが
『人形がトラウマになったシーン』ですね!
繰り返し観て存分に堪能しました。
私も10代前半くらいまでに観てたらそうなってたかもしれません。

それから、古いのに(いや、古いから?)BGMがいいと思いました。
私は好みです。
このあたり、関連のない『サスペリア』と共通してると思いました。

壁の中の絵は?
塗り込められた部屋は?
まさか謎のまま終わるんじゃ、と終盤不安がよぎる展開になりますが、
大丈夫です。ちゃんと解明されて終わります。
『完全版』だからかもしれませんけど。

もう一回観直したら“鏡”なんて感動モノです。

現代ならはっきり観せるんだろうなぁ。はっきり観たかったなぁ。
というシーンが2つあり、そこはちょっと残念です。
ネタバレになるのでどのシーンとどのシーンかは書きませんが、
観た方にはわかっていただけると思います。
少なくともスプラッター好きな方には。
もしかしたら、はっきり描かなかったのは時代のせいではなく、
監督の狙いの違いなのかもしれないという気もしますけれども。

イントロダクションには
【ジャンル的にはホラーではなくスリラーである。】とありますが、
私はサイコサスペンスじゃないのかなーと思いました。

でもとにかく、ジャンルなんてどうでもいいほど素晴らしい作品です。
買ってよかったです。

からくり人形が怖かった!

投稿日

2010/01/04

レビュアー

エコエコアザラク

小学五年生の頃かな・・・テレビで見て、翌日学校では「昨日見た?」と女の子ばかりで騒いでました。あの薄気味悪い歌をまねて歌う子もいましたよ。当時は水曜スペシャルで恐怖・怪奇特集なんてよく放送してたし、流行ってたのかな・・・今だったらPTAからクレームが殺到しそうです。

とにかくあの人形が怖かったです。今でもトラウマのひとつになってます。冒頭からガラスがパリーン!あぁ怖い!壁の不気味な絵といい、バスルームでのシーンといい、ラストのあの!シーンといい・・・本当に怖かったです。原題のほうがふさわしい作品ですね。

以前から疑問に思ってたのですが、米ホラーと伊ホラーってどうしてこんなにテイストが違うのでしょうか??不思議でなりません。文化の違いでしょうか。ダリオ監督の恐怖演出って、ほかの人間には決してまねできないと、つくづく思います。

DVDで鑑賞できるので、あの!例の鏡の映像をゆっくり確かめてみたいなと私も思いました。楽しみです。

絶対に鑑賞後に見直したくなるあの瞬間

投稿日

2010/01/01

レビュアー

よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 ご存じのように『サスペリア』の大ヒットを受け、ダリオ・アルジェントの前作『ディープ・レッド』が無理やり『サスペリアPART2』と題して公開されました。しかし『サスペリア』がオカルト・ホラーだったのに対して、こちらは『歓びの毒牙(きば)』『私は目撃者』といった、初期アルジェントのスリラーに近いので、まったく異なる作品です。連続殺人鬼をめぐるホラーミステリーの秀作として根強いファンが多い作品です。
 冒頭が、赤一色の舞台上テレパシーの能力者の話で始まりますから、またオカルトかと思っていると、これはお話のきっかけに過ぎないことが分かります。
 深夜、ひとけの消えたローマの街角で、いつも気持ち悪いデビッド・ヘミングスとその友人がだらだらしゃべっていると、近くのマンションの窓越しに恐ろしい殺人が行われるというシーンがとても素晴らしいと思います。夜の街の静寂、建物や円柱の作る影、響き渡る悲鳴。空間のとらえ方が緻密に計算されていて、絵画のように美しく、魅了されます。
 そして犯行現場らしい部屋に飛び込んだヘミングスは、「何か」を観たような気がするのですが……この部分の謎解きはラストにあるのですが、映画ならではの興奮を呼ぶ瞬間です。そして、観終わった後、きっともう一度最初に戻って確認したくなるのではないかと思います。僕もまた確認してしまいました。怖いですよ、この瞬間は。
 細部には荒っぽいところがありますが、突然部屋に飛び込んでくる奇妙なからくり人形や、幽霊研究家のダイイング・メッセージなど、魅力的なシーンがとてもたくさんあります。
 今回のレンタルがセル版と同じなら、126分の完全版と106分の公開版が収録されています。今回は完全版のほうを観てみましたが、20分のロングバージョンでも違和感はなかったですね。ちょっともたついた感じのするところもありましたが、退屈もしませんでした。細かくは検証しませんでしたが、たぶんややかったるいところをあちこちつまんでいた、ということじゃないでしょうか。
 ゴブリンの音楽もとてもいいです。その後のスプラッター映画に比べればおとなしい描写ですが、演出がうまいので今見ても十分怖いと思います。80点。

ダリオ・アルジェントを堪能

投稿日

2014/08/14

レビュアー

kazupon

のっけから、子どもの歌声と壁に映る殺人の影にドキドキ・ワクワクしました。(ヒッチコックみたい!)
そして、アパートの窓ガラスに顔を押し付けた女性が、通りに向かって助けを求める中、背後に迫る犯人に包丁で切りつけられるシーン!!
これぞ、アルジェント!って感じです。
それを目撃したピアニストの男性が、彼女の部屋に助けに行くのですが、殺害現場に辿り着くまでの廊下に奇妙な絵がたくさん飾られています。
その中に一枚だけ異質なものが映り、私は気づいてしまったのです。
後になって、ピアニストが絵が一枚無くなったと言うので、私が見た犯人の顔を彼に教えてあげたいくらいでした。
(一度で覚えてしまうほど印象に残る顔でしたから。)
それからの私のドキドキは、犯人がどこで登場し正体を現すのか、見落とさないようにすることでした。
しかし、アルジェントは、途中で登場人物に怪しい言動をさせたりして私を惑わせます。
例えば、コートと帽子姿で立ち去る後姿、新聞記者の女性、男子トイレにいた人物、クッキリとアイラインを引いた目・・・
これは犯人が男か女か判らなくさせる作戦ですね。
ところが、殺害現場で一瞬見えたあの顔の人物が、何食わぬ顔で登場。
ピアニストの貴方!その人が犯人ですから!
彼は自分が見たのは絵だと思っているから、その人と対面しても全く気づかないのです。
ピアニストが真相に近づく度、どんどん関係者が惨たらしく殺されて行きます。
熱湯で顔を水脹れにされたのは凄かったなぁ。
あの“からくり人形”も宙に浮いたまま移動してきたようで不気味でした。
例の屋敷の大家の娘もちょっと気味の悪い子だったし、壁に塗り込まれた秘密もサスペンスにサイコホラーの要素を絡めてあって、怖いような哀しいような独特の雰囲気が流れています。
それにカメラの視線がそのまま犯人の視線に感じるのと同時に、観客は視線を向けられている側の人物の恐怖心をも感じるのです。
レオナルド・ダ・ビンチ高校であの人が犯人だと言われた時には、
違う、違う!
だって、コートの人物が立ち去る時、この人はバーから出てきたもの!
ピアニストもそれに気づいたので、そうだよねえ?と次の展開に期待しました。
アルジェントは最後まで、惨たらしい方法で犯人を追い詰め殺します。
この真犯人、しつこいほど自分の過去の職業について語っていました。
アルジェントは作品中にたくさんのヒントを散りばめておきながら、それと平行して観客を惑わす材料もたくさんばら撒いているんですよね。
アルジェント最高傑作と評される所以がわかりました。
アルジェント作品で忘れてはならないのが、ゴブリンの音楽です。
感情を逆撫でするような不安を煽るような音楽が、アルジェント作品の独特の風味を作り出しているのですね。

なかなかレンタルできない状況が続いています。
私は、楽○○でスポットレンタルしました。参考になれば・・・

1〜 5件 / 全27件