エンパイア・レコード

ストーリー的にはあまり期待しないほうがいいと思いますが、ほんわかできるところもあって個人的にはそこまで嫌いではありません。

むしろ、ブレイク前のレニー・ゼルウィガーとリヴ・タイラーの映像は貴重とも言えます。特にレニー！今演じているような役柄とはまた路線が違います。（最初は、「え？これもしかして？」という感じで本人とは思いませんでした！）

1995年の作品。
なかなか面白かった。
主役は誰か？特に特定はされないと思う。
エンパイアーレコードの店長ジョーと
ここで働く個性的な店員たち全員が主役といえる。
当時18歳ぐらいのリブ・タイラーはぴちぴちのギャルで可愛い。
艶めかしいお色気をふりまく26歳ななのレネー・ゼルヴィガーも
ぴちぴちで若い！
男子たちもいずこも個性的。
彼らに共通するのは、音楽をこよなく愛してるってことと
店長のジョーが好きってことかな。

そんな彼らのとある1日。
売上金を元に増やして店の危機を救おうとしたルーカスが
9000ドルをすってしまったことで起こる大騒動。
危機がさらに危機を呼ぶのに、店員たちは案外ノー天気なのが笑える。
なんだかんだすったもんだもあって、ワイワイガヤガヤ、
ややもするとひっちゃかめっちゃのストーリーになりそうだけど
そこはうまいことまとめてあって楽しめた。

何よりも90年代の音楽が懐かしく、最高だった！

りヴ・タイラー狙いで観た。

リヴ・タイラーはたくさん駄作に出ているが、これもそのひとつだ。
目的がリヴ・タイラーだから私の場合は良いんだが、ストーリーはゆるい。
アメリカの田舎町の、社会に出たばかり(高校生なのかもしれない)の十代の若者の閉塞感がよく出ている。
なにしろ主役は全員CDショップの店員で、夢も希望も何をしたらいいのかも分かっていないのだ。
唯一リヴ・タイラーはハーバード大学の入学が決まっているというが、そんな人物として描いていない。

レニー・ゼルウィガーは店員仲間の一人だが、つまり十代なのだろうが、このとき26歳とは信じられないぐらい好演している。本当に十代に見える。しかも可愛い。最後に店の屋上でミニスカートでロックン・ロールを歌うが、そのはじけぶりが凄い。決まっている。後にアカデミー賞を取るだけの事はあるなぁこの人は。

そのくらいかなぁ、覚えているのは。リヴ・タイラーは評価の対象にはならない。いるだけで良い。

あとは、この映画に出てくる音楽が好きな人は楽しいかも知れない。何しろ50曲ぐらい出てくる。
かなり客層が限られる作品である。私は観て良かった。また観たいとは全然思わない。そういう映画である。

アメリカのノリノリな音楽と雰囲気を十分に感じることができます。

レニー・ゼルウィガーが美人に見える最後の作品。

　老舗レコードショップの店員、店長達のキャラを楽しむお話。流れる音楽、店員達の会話、軽さの中に深刻なものが含まれていたり、好い加減な行動に思いやりがあったりと、苦手なタイプのジャンルなのにそこそこ楽しめた。中でもジョーとルーカスの関係、やりとりは味があったね。
　出演者たちもこの手の作品にしては中々のものじゃないかな。レニーが若かった 笑


※レーティングは、A+,A,A-＞B+,B,B-＞C+,C,C- の9段階。