スターゲイト

　この映画は何回観たかな？３、４回目だと思います。それだけ観ても、鑑賞に堪えうる作品だと思いますが、何故皆さんのレビューでの評価は低いのでしょうか。　
　私が思うに、ＳＦというジャンルの作品でありながら、地味だからだと思います。派手な宇宙での戦闘も無いし、変な宇宙人が出てくるわけでもない（作中では、人間に乗り移ってるので、姿かたちは人間です）。主人公達が、先進的な武器で武装しているわけでもない（機関銃だけです）。確かにスターウオーズやスタートレックなんかに比べると、あまりにも地味です。以前、スターゲイトのテレビシリーズのレビューに書きましたが、この作品の良いところは圧倒的に優れた科学力を持つ敵に対して、地球人が今の技術で対抗するところだと思います。突っ込みたいところもたくさんありますが、脚本は上手く作られていると思います。
　砂漠のシーンは綺麗に撮られていますし、仮面（ヘルメット？）から普通の顔に変わるシーンの特撮も良くできています。最後の、砂漠での原住民の反乱シーンはスケールが大きいもので、私的には非情に良い作品だと思います。私は今、スターゲイトのテレビシリーズにハマッています。こちらもおもしろいので、興味の有る方はどうぞ。

　最後にジャクソン博士は、残ります。あんな別嬪の嫁さん居ったら、私でも残るかもしれません。

　　イメージといい、プロットといい、とても面白いのに、まあよくこんだけつまらなく作ったものでありんす。
　　コレに懲りずに「インデペンデンスデイ」を観てしまったアチキは後悔しきりだったものです。うーん、ある意味エメリッヒは凄い。

　　コレもね、いいシーンだけつぎはぎで見ている分には面白いのよ。あと序盤ね、これはID4も同じだけど。

　　だからそこんとこを見逃さずにテレビシリーズ化した人は先見の明があったね。うん、ちゃんと作れば、アイディアはいいんだからかなり面白いものになる。その証明でしたね。
　　しかもそこからさらにスピンオフした「アトランティス」、コレがまた面白い。

　　えー、コレを見て失望した方、ぜひテレビシリーズで口直しをしてください。
　　テレビシリーズ観てこれを借りようと思う方、個人の好みがあるからうるさくは言いませんが、がっかりしても責任は取りませんよ。ま、三流SF映画好きにはある意味たまらないかもしれないけどね。

　初見はビデオなのですが、ラッセル兄ぃも出てるし、冒頭のスターゲイトが発掘される場面とかが妙に気に入ってたりして、中盤はとっても眠たくてよく憶えてはないのですが、それでも自分の中では意外に捨てがたい作品だったんです、当時は。長らく観直してなかったんですが、ずっとＴＶサイズにトリミングされたものではなくシネスコサイズで観たいとは思っていたので今回本当に久しぶりにＤＶＤで観直してみました。
　当時と同じく、冒頭からスターゲイトが発動するあたりまではいいんだけど、スターゲイトをくぐって着いた先、つまり異星が舞台になるやいなや猛然と睡魔が。だいたい異星というより単なる砂漠やもんなぁ。展開も絵的にも退屈。際限なく襲い来る睡魔と必死で戦い、意識が朦朧としている間に、映画の中でもラッセル兄ぃが異星の悪者と戦って気がつけば大団円を迎えていました。もう一度、観直す力はどこにも残っていませんでした。残念ながら、捨てがたい作品から捨ててもいい作品に格下げ決定。
　それにしても、なんで当時はこれ気に入ってたんやろ？今となってはそれが一番不思議。

Ｂ級としての使命をきちんとまっとうしているいい映画だと思います。
セットがちゃちい、設定が嘘っぽい、展開がありきたり、というＢ級の宿命を背負ってはいるんだけど起承転結がちゃんとあるし、キャストもあまり無理がない。

ジェイ・ディビットソンはどこに出てくるのかと思ったらいい役で出てくるなあ。
彼の着ているコスチュームのデザインはとても美しいです。
それだけでも見る価値がある。

期待すると失敗すると思うけど、僕は好きだな。
なんか「映画を見た後の充実感」というのがちゃんとあるよ。
というかそもそも登場する俳優のほとんど全員が好きだから許せてしまうのかも。
ヒロインのミリ・アヴィタルもかわいいです。

なんかおもしろい割には、なんか物足りない。ネタはいいと思うけど。