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人気シリーズ“男はつらいよ”の第47作。マドンナ役にかたせ梨乃、牧瀬里穂、小林幸子の3人を迎え、滋賀県長浜を舞台に寅次郎と満男、それぞれの恋を描く。寅の甥・満男は就職して半年が過ぎた頃、大学の先輩から誘われ、その先輩が家業を営んでいる長浜を訪れる。満男は先輩の妹・菜穂に町を案内してもらう。やがて菜穂と打ち解けていった満男は彼女に恋心を抱くようになる。一方、寅も長浜に来ていて、怪我をした典子という女性を助けたことで親しくなる。
人気シリーズ“男はつらいよ”の第47作。マドンナ役にかたせ梨乃、牧瀬里穂、小林幸子の3人を迎え、滋賀県長浜を舞台に寅次郎と満男、それぞれの恋を描く。寅の甥・満男は就職して半年が過ぎた頃、大学の先輩から誘われ、その先輩が家業を営んでいる長浜を訪れる。満男は先輩の妹・菜穂に町を案内してもらう。やがて菜穂と打ち解けていった満男は彼女に恋心を抱くようになる。一方、寅も長浜に来ていて、怪我をした典子という女性を助けたことで親しくなる。
製作年: |
1994年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
人気シリーズ“男はつらいよ”の第47作。マドンナ役にかたせ梨乃、牧瀬里穂、小林幸子の3人を迎え、滋賀県長浜を舞台に寅次郎と満男、それぞれの恋を描く。寅の甥・満男は就職して半年が過ぎた頃、大学の先輩から誘われ、その先輩が家業を営んでいる長浜を訪れる。満男は先輩の妹・菜穂に町を案内してもらう。やがて菜穂と打ち解けていった満男は彼女に恋心を抱くようになる。一方、寅も長浜に来ていて、怪我をした典子という女性を助けたことで親しくなる。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
103分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9547 | 2004年12月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 0人 | 0人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第47弾がデジタルリマスター版で復活。就職して半年が過ぎた満男は大学の先輩の住む長浜を訪れ、そこで先輩の妹・奈穂と知り合う。ふたりは急速に打ち解け始め、またもや満男の恋心に火が点くことになるが…。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
103分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8547 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 2人 | 0人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
約5,400
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約210,000
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約250,000
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※2022年2月 現在のタイトル数
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前作から撮影が池谷秀行になり、フラットトーン重視に変わったと書きましたが、本作では元に戻っていますし、やはり前作のテーマを受けての撮影トーンだったんですね。本作は特にオープンはピーカンを意識していますし、室内もハイキーを強調した明るいトーン。寅のメイクも赤味を加え、人生の中で抱く夢や希望を明るいトーンで描きます。オープニングとエンディングに登場する小林幸子のエピソードは、寅の"人の情"を描きながらの、まさにベタ中のベタに笑いを求めるサクセス・ストーリーですが、本作のテーマはそのプロセスにあるんですよね。
寅の声にも張りが無くなり、笠智衆の最後のシーンのように痰が絡むような台詞回しもあったりで、もはや衰えを隠しようが無くなってきていますが、寅が積み重ねてきた年季が満男に対する説得力となって現れる作品でもあると思います。
「鉛筆のセールストーク」は、このシリーズらしい馬鹿馬鹿しい笑いが込められた一幕ですが、重要なファクターが描かれたシーンだと思います。寅が売っている物は「鉛筆のノスタルジー」なんですよね。買う側もその虚構性を薄々感づいてはいても買ってしまうのは、夢を求める人の心理だと思います。1年働いて1週間の撮影旅行を楽しむ今回のマドンナ・典子(かたせ梨乃)もそんな夢を求める旅人だったと思います。
また寅のようなセールストークが一朝一夕に出来る物じゃなく、彼が生きてきた上で最も大事にしてきた"人の情"の裏付けがあればこそ成し得る技なんですよね。
それはまた恋愛にも置き換えられ、困っている女性に情けを掛けずにはいられないのが寅の恋愛です。極端に言ってしまえば女性が既婚でも未婚でも寅には関係のないことで、その女性が幸せになってくれればいいと願うのが寅の恋であり、結果的に自分と結ばれなくともかまわないんですね。当然寅も人間ですから失恋による虚しさが付きまといますが、寅が重要視するのは女性が幸せになるプロセスだと思います。
想い思われ相手を気遣うのが寅の理想で、寅が描く結婚とはその延長にある一つの形でしかないんだと思います。『恋人はいるの?』と菜穂(牧瀬里穂)に問う満男に対して、『いたっていいじゃないか。奪い取るんだよ』と一言だけ言い残して消える寅の言葉の裏には、結果など重要でなく、菜穂を思う心と行動こそ重要という寅の価値観があるんじゃないでしょうか。渋柿でも恋しい人が剥いてくれることに価値があるんですよね。
寅と満男の別れ際のホームでは、『恋をするのはくたびれる』と呟く満男を寅は叱咤激励します。恋も、そして満男が思い悩んでいる仕事についても実は全く同じ事で、精根尽きるまで心底思いやって打ち込むことこそ価値があるという事じゃないでしょうか。寅が重ねてきた彼の価値観による恋愛や本作の「鉛筆のセールストーク」が、その言葉の重みを形作る作品だと思います。
しかし本作は芯となる部分に共感はあっても、脚本もキャスティングも余り良いとは思えないんですよね。
マドンナ・典子(かたせ梨乃)が感じさせるのは、1週間だけ夢に浸る喜びであったり、裏に隠されている冷え切った夫婦生活であったりするはずなんですが、そういう表面的な"はしゃぎ"から裏に隠された暗部を感じさせるような演技の質じゃないのが、かたせ梨乃の演技だと思いますね。もっと本音が露呈する中で、さらに深い部分を感じさせるというのが彼女の持ち味じゃないかと思います。そのためにこのシリーズのマドンナとしては異質ですし、彼女が演じる主婦の人間的な深みが感じられずステレオタイプに見えてしまうんですね。
また信夫(山田雅人)なども、如何にもの軽薄な結果だけを重んじるという設定で、彼の取って付けたようなテレビタレントとしての演技がその設定に拍車を掛けてしまいます。
さらに脚本の運びも強引で、満男と菜穂(牧瀬里穂)が打ち解けるまでの運びはちょっと恥ずかしいですよ。また寅が「満男の会社の社長に挨拶したい」というエピソードをさくらの電話だけで語らせ、寅が柴又を離れる動機としているのもかなり強引です。おそらくこれは、第1作のさくらの会社に挨拶に訪れる寅の描写を意識して、20数年経っても変わることのない寅の"人の情"の上滑りを可笑しく描くエピソードだと思いますが、思い入れがあり過ぎじゃないかと思います。
またラストシークエンスに入ってからも長い長い。満男と菜穂の再会というドラマまで用意するんですね。ハッピーエンドに持って行きつつ説明を加えておきたいのでしょうが、そこまでねちっこく説明しつつ満男の青春を感じさせる必要など全くないと思うんですけどね。「ここで泣け」「ここで笑え」という演出箇所だけは必要以上に誇張する、如何にもの山田洋次らしさと彼の拘りだと思います。
40点。
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ユーザーレビュー:10件
投稿日
2007/12/20
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
前作から撮影が池谷秀行になり、フラットトーン重視に変わったと書きましたが、本作では元に戻っていますし、やはり前作のテーマを受けての撮影トーンだったんですね。本作は特にオープンはピーカンを意識していますし、室内もハイキーを強調した明るいトーン。寅のメイクも赤味を加え、人生の中で抱く夢や希望を明るいトーンで描きます。オープニングとエンディングに登場する小林幸子のエピソードは、寅の"人の情"を描きながらの、まさにベタ中のベタに笑いを求めるサクセス・ストーリーですが、本作のテーマはそのプロセスにあるんですよね。
寅の声にも張りが無くなり、笠智衆の最後のシーンのように痰が絡むような台詞回しもあったりで、もはや衰えを隠しようが無くなってきていますが、寅が積み重ねてきた年季が満男に対する説得力となって現れる作品でもあると思います。
「鉛筆のセールストーク」は、このシリーズらしい馬鹿馬鹿しい笑いが込められた一幕ですが、重要なファクターが描かれたシーンだと思います。寅が売っている物は「鉛筆のノスタルジー」なんですよね。買う側もその虚構性を薄々感づいてはいても買ってしまうのは、夢を求める人の心理だと思います。1年働いて1週間の撮影旅行を楽しむ今回のマドンナ・典子(かたせ梨乃)もそんな夢を求める旅人だったと思います。
また寅のようなセールストークが一朝一夕に出来る物じゃなく、彼が生きてきた上で最も大事にしてきた"人の情"の裏付けがあればこそ成し得る技なんですよね。
それはまた恋愛にも置き換えられ、困っている女性に情けを掛けずにはいられないのが寅の恋愛です。極端に言ってしまえば女性が既婚でも未婚でも寅には関係のないことで、その女性が幸せになってくれればいいと願うのが寅の恋であり、結果的に自分と結ばれなくともかまわないんですね。当然寅も人間ですから失恋による虚しさが付きまといますが、寅が重要視するのは女性が幸せになるプロセスだと思います。
想い思われ相手を気遣うのが寅の理想で、寅が描く結婚とはその延長にある一つの形でしかないんだと思います。『恋人はいるの?』と菜穂(牧瀬里穂)に問う満男に対して、『いたっていいじゃないか。奪い取るんだよ』と一言だけ言い残して消える寅の言葉の裏には、結果など重要でなく、菜穂を思う心と行動こそ重要という寅の価値観があるんじゃないでしょうか。渋柿でも恋しい人が剥いてくれることに価値があるんですよね。
寅と満男の別れ際のホームでは、『恋をするのはくたびれる』と呟く満男を寅は叱咤激励します。恋も、そして満男が思い悩んでいる仕事についても実は全く同じ事で、精根尽きるまで心底思いやって打ち込むことこそ価値があるという事じゃないでしょうか。寅が重ねてきた彼の価値観による恋愛や本作の「鉛筆のセールストーク」が、その言葉の重みを形作る作品だと思います。
しかし本作は芯となる部分に共感はあっても、脚本もキャスティングも余り良いとは思えないんですよね。
マドンナ・典子(かたせ梨乃)が感じさせるのは、1週間だけ夢に浸る喜びであったり、裏に隠されている冷え切った夫婦生活であったりするはずなんですが、そういう表面的な"はしゃぎ"から裏に隠された暗部を感じさせるような演技の質じゃないのが、かたせ梨乃の演技だと思いますね。もっと本音が露呈する中で、さらに深い部分を感じさせるというのが彼女の持ち味じゃないかと思います。そのためにこのシリーズのマドンナとしては異質ですし、彼女が演じる主婦の人間的な深みが感じられずステレオタイプに見えてしまうんですね。
また信夫(山田雅人)なども、如何にもの軽薄な結果だけを重んじるという設定で、彼の取って付けたようなテレビタレントとしての演技がその設定に拍車を掛けてしまいます。
さらに脚本の運びも強引で、満男と菜穂(牧瀬里穂)が打ち解けるまでの運びはちょっと恥ずかしいですよ。また寅が「満男の会社の社長に挨拶したい」というエピソードをさくらの電話だけで語らせ、寅が柴又を離れる動機としているのもかなり強引です。おそらくこれは、第1作のさくらの会社に挨拶に訪れる寅の描写を意識して、20数年経っても変わることのない寅の"人の情"の上滑りを可笑しく描くエピソードだと思いますが、思い入れがあり過ぎじゃないかと思います。
またラストシークエンスに入ってからも長い長い。満男と菜穂の再会というドラマまで用意するんですね。ハッピーエンドに持って行きつつ説明を加えておきたいのでしょうが、そこまでねちっこく説明しつつ満男の青春を感じさせる必要など全くないと思うんですけどね。「ここで泣け」「ここで笑え」という演出箇所だけは必要以上に誇張する、如何にもの山田洋次らしさと彼の拘りだと思います。
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男はつらいよ 拝啓車寅次郎様 【第47作】