トリコロール 白の愛

トリコロール 白の愛の画像・ジャケット写真
トリコロール 白の愛 / ズビグニエフ・ザマホフスキ
全体の平均評価点:
(5点満点)

23

  • DVD
  • 映画賞受賞作品
  • シリーズ
ジャンル:

「トリコロール 白の愛」 の解説・あらすじ・ストーリー

96年に54歳でこの世を去った、ヨーロッパが生んだ世界的名匠・キェシロフスキが遺した作品をDVD化。フランス国旗の象徴「自由、業堂、博愛」をテーマに構成された三部作の二作目。妻に捨てられた男と、夫を失って初めて愛に気付く女の姿を描く。

「トリコロール 白の愛」 の作品情報

製作年: 1994年
製作国: フランス/ポーランド
原題: TROIS COULEURS: BLANC
受賞記録: 1994年 ベルリン国際映画祭 監督賞

「トリコロール 白の愛」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

トリコロール/白の愛の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
92分 日本語 1:ドルビーデジタル/ステレオ/フランス語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
AFD10516 2004年08月28日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
17枚 2人 0人

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ユーザーレビュー:23件

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復讐に近い愛もこれまた1つの愛??ネタバレ

投稿日:2009/01/02 レビュアー:ミルクチョコ

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キェシロフスキー、トリコロールの2作目、フランスの国旗平等の「白」がテーマです。

「青」は、ジュリエット・ビノシュが演じる女性が主演でしたが、今作は、ジュリー・デルピーが主演ではなくて、相手役の男性が主演ですね。
J・デルピーが小悪魔的な女性で、冒頭の裁判で性的不能と言い渡されたカロルが離婚されてしまい、男としてダメ亭主のレッテルを貼られた男が、彼女の愛を取り戻すために、復讐に燃えて奔走する男の話です。

夫が一芝居をうって、妻の一皮剥けさせるという話は数あれど、自分が死亡した事によって、自分の葬式に出て来た妻の様子を伺い、妻の束縛から逃れたいというところまでいくと、もうこれは病気ですね。
超えるべき壁は、憎しみだったのでしょうか?
だけれども、復讐に近い愛なれど、復讐ではない??
自分の愛をドミニクに判らせたかったのでしょう。だから、ラスト妻を見て涙したのだと思います。

ラスト、牢から愛を伝えるドミニクと、彼女の微笑みを見て涙を流すカロル。それはドミニクを取り戻した喜びの涙であると共に、彼女を牢に入れてしまった苦しみの涙でもあったのでしょうか?
そして当初は、カロルからドミニクへの一方的な愛だったのに対して、最終的には、平等の愛に近づいたということなのでしょうか?

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”白の愛” 一途で不平等な愛の成就

投稿日:2011/01/01 レビュアー:まみもぉ

<ネタバレ>です。

ジュリー・デルピーは、白が似合う。視線までもが白い。
でも、温度があります。女の温度。
”白”のテーマは<平等>。 《愛に平等は存在するのか?
愛は立場というかけひきなくして交わすことができるのか。》(解説より)
私は…男女に限っては、愛に平等は存在しないと思います。
男女間に平等は「=」はありえない。
だから、立場というかけひきなくして交わすことができるか?と問われれば…「できない。」

冒頭、カロルは鳩に糞を落とされます。白の始まり。
たまたま落とされた鳩の白い糞に見舞われる…ドミニクとの結婚もそうだったのだろうと、すぐにわかる次のシーン。
若く美しい妻ドミニク。誰の目にも不釣合いな夫婦。
その妻に性的不能が原因で離婚訴訟を起こされた夫、ポーランド人のカロル。
片言のフランス語でコミュニケーションをとる夫婦。セックスというふたりをつなぐ糸が切れて、愛していないことに気づいたとドミニク。
大きなトランクごとカロルを自分の生活の外へ捨てます。
その後、ラスト近くまでドミニクは登場しません。
でもカロルから、パリから持ち帰った白い乙女の頭彫像から
その気配、存在観は続きます。彼女自身の出番は少ないのです。
だからこそ、白さが際立つ存在観あるジュリー・デルピーでなければならなかったように思いました。

中盤、カロルの行動からその結果まで展開が早い。
プロットの無駄な一切ぎりぎりまでそぎ落とすキェシロフスキ監督。
どの作品も独特な冷たさがあります。
後半、ドミニクが再び登場してからますます台詞は少なく研ぎ澄まされていきます。
カロルを演じた、ズビグニェフ・ザマホフスキの上手さがここに来て際立ちます。
調べれば死体がカロルではないことはとたんに明白、彼女の無実は証明されるだろうけど、
それをしなかった…収監された窓から見上げるカロルへドミニクが手振りで伝えたこと。
それを見て涙を流すカロル。
ドミニクの伝えたことの解釈で、それぞれの愛に平等が存在するかの答えがあるのでしょう。
立ち位置が違えば、それもあるのだろうと、でもそれは結ばれることはない無い平等の愛、
それがないゆえドミニクはカロルを見切ったわけですから、よじれた平等です。
この作品にはいつも冷たい中にも感じられる、キェシロフスキ監督の女性への暖かさを感じることができませんでした。男性として、そっと開かずそのまま握り込んでしまいたい女性もいらして当然でしょうが…。

カロルとの性交に満たされ赤いベッドーシーツの上、ジュリー・デルピーの白い背中が美しかった。
赤の愛へ…つづきます。

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次は赤と青

投稿日:2005/03/18 レビュアー:パープルローズ

長年の懸案だったキシェロフスキのトリコロール3部作。先日ジュリー・デルピーとイーサン・ホークの「恋人たちの距離」の続編Before Sunsetをみて感激してしまい、ジュリーのほかの出演作をみたくなったのですが、これって第2部だったのですね。ジュリーも思ったほど出てこなくて、ポーランド人の男の方が主人公だったのは、ちょっと以外でした。これから、赤と青もみます!

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ラストシーンがたまらない

投稿日:2011/01/12 レビュアー:ロンリー火真西

最初は性的不能が原因で妻に捨てられ情けない感じのカロルだが本国のポーランドに戻ってからはなかなかの頭のよさでビジネスマンとして成功する

その努力と成功は全て元妻ドミニクの愛を再度勝ち得る為の計画だった
それを思うとカロルのドミニクに対する愛情に感動してしまう

そして最後はやるじゃんカロルと絶賛したくなるほどの見事な計画でドミニクの愛を見事に再度勝ち得る
ラストシーンがたまらなく感動的で忘れられないだろうと思う

死にたい男やカロルの兄ちょっとヤバそうな両替商など登場人物もおもしろい
ドミニクがあまり登場しないのが残念だがストーリー的に仕方がない

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大仕掛けネタバレ

投稿日:2007/03/31 レビュアー:アンブロシア

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「白」は平等をテーマに描かれているそうだがこの平等とは、フランス人とポーランド人という国家間のことではなく、愛し愛されるものの間の関係においてのことをいうのだろうと思う。

主人公カロルはとても冴えない感じに見える。
妻に手酷い仕打を受けて祖国にぼろぼろになりながら帰る。ポーランドはフランスに比べたら全体的な雰囲気が暗い。兄の家を頼るが「看板に電球をつけたんだね」というセリフからも貧しい事が分かる。
が、何故そこにいるひとびとはそこはかと明るい。
カロルは祖国に帰った事をしみじみ喜び、出迎えた兄もひたすらあたたかい。はじめの印象、外見の冴えない感じとは裏腹にぽっと灯る何かを持つ彼の魅力がふつふつと浮き出てくる。

地下鉄でであったミコワイと再会し彼の望みであった「彼を殺す」事を手伝ったカロル。
彼もまたそこで一回死んだのかもしれない。

そこからはまるでコメディのように彼は成功してゆく。色んなアイディアを産む彼の魅力は見ている私たちを微笑ませる。
その成功を「自分の葬式」という最大のイベントで幕をひく事を、実は彼は最初から計画している。
引換えに手に入れるものは妻だ。妻をポーランドに呼び寄せられるか、これは賭けなのだ。


私は騙されていた。
これはカロルが成功して妻を取り戻そうとする話なのだと。
どんな時にもユーモアを含み、妻への一途な思いを絶やさなかった主人公は一世一代の大芝居をし築いた財産の全てを妻へ捧げその心を手中に収めようとするのだと。

しかしこれは全てカロルの罠だった。カロルは妻に復讐しようとしていた。

でも…恐らく主人公は友人ミコワイと同じく「一度死ぬ」事によって自分の中の何かが変わる。
自分の葬式を覗き見る事で妻への復讐の中に秘められた妻への愛を、自分は到底捨てられない事に気づく。そして妻もまた自分を愛している事を確認する。


主人公は遠回りをして…妻も自分も騙して、結果的に自分の心も妻の心も手中に収める。
大芝居は成功。


平等を勝ち取る事は立場の弱い者にとってかくも難しい事なのだ。

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