チャーリー

午前十時の映画祭で先週は『ライムライト』を観て、今週は『独裁者』を観る予定なので、予習と復習の意味を込めて、『チャーリー』を観ました♪

ほむほむ〜（・〜・）・・・いやぁ〜なんやろこれ！？なんてことないのにちょっと感動してもーたやん（Ｔ＿Ｔ）

□■□■□

むちゃくちゃ駆け足なんで深くは全く描けてないし、何かに焦点を当てるわけでもなくただただ順番に見せてるだけなんでメリハリも無く盛り上がりに欠けるし・・・チャップリンのことをある程度知ってる人なら、ほとんど知ってる内容やし・・・

はっきりゆーて、"映画"としてそんなに良くない・・・

良く出来てない・・・良くは出来てないハズのに、なんでかこれが感動してしまうんよねー・°・（ノД｀）・°・

いやぁ〜まぁ・・・やられた〜つー感じ（Ｔ＿Ｔ）

この映画はっすね〜通常の"映画"を完成させるのに必要な部品では出来上がってないんすよね〜（・〜・）

これはね〜

ただただ"チャップリンへの愛"で出来上がってる映画なんよね〜ш(｀∇´*)ш

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いや〜♪ある意味"伝記映画"ってソレ（対象への愛）だけあれば良い作品になるんやなーって・・・ちょっと感動してもーたっすねー♪

どんだけ愛されとんねん・°・（ノД｀）・°・

個人的満足度　70点！

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何を隠そうわたしの人生のベストワンの映画は、
チャップリンの「街の灯」。
その映画のアイデアのひとつが、観られただけでも。
うれしくなりました。
いい男の小男であるチャップリンを等身大に演じているロバート・ダウニーＪｒはすばらしいです。

個人的には、原題の「チャップリン」より邦題の「チャーリー」
の方が、この映画にピッタリという感じでとてもよかったです。

とにかく面子が豪華です。演技派だらけの大運動会といったところです。

おなじみチャップリンの自伝の映画化ということですが、彼の波乱の人生を駆け足で追っていきます。投げっぱなしだったりする部分もあり評価の分かれるところだと思いますが、私にはむしろリアルに思えました。全体に描写は淡々としていますが、背景にはガッツリと手間とコストがかかっていることが伺えるので、明らかに演出的な意図と言えるでしょう。それが成功し、叙事詩のように仕上がっています。

そして何より、ロバート・ダウニー・Jr.のチャップリン完コピっぷりに驚きました。演技力だけでなく身体能力の高さまで見せてくれます。Jr.にしとくのはもったいないです。自分でも言っている意味がわかりませんが。また、チャップリンの実娘、ジェラルディン・チャップリンの演技も鬼気迫るものがあります。人生の哀しみを体現するボケ演技は必見です。
今ではすっかり四角くなってしまったミラ・ジョヴォビッチも、当時は妖艶な魅力を振りまいていますし、ダン・エイクロイドもどっしりとした存在感を見せます。アンソニー・ホプキンズも軽めに好演しています。

チャップリンの人生を１４５分におさめるってのは無理でしょうね。
子供時代から晩年まで、かなり濃厚な人生でしたから。

途中から思いっきり“駆け足”になって「殺人狂時代」「ライムライト」
の作品あたりのエピソードも、中途ハンパなまま終わってしまう。
まだチャップリンが生きているうちに、できた作品なので、規制や
遠慮があったのでしょうか？　濃厚な人生が、あんまり濃厚な作品
ではなくなってるのが残念。

ただ主役を演じるロバート・ダウニーJr.は、物凄く良かったです。
皆が知ってるチャップリンを、違和感なく見ることができたし。
別の手法で誰かチャップリンの人生を映画にしてくれないかな？と
思ったりするものの、ロバートのチャップリン以上に演じれる人
ってのはイナイだろうな…と思ったりした。

ロバート・ダウニー・Ｊｒ、若いときからうまいですね。チャップリンって無声であっても、その動きが素晴らしくて好きです。身体を使ったコメディというのはいつの時代でもいけるんやなぁと毎度見るたびに思います。

ただ、チャップリンというのは色々な意味で屈折した人であったのは知っていたので、この映画を見るとその部分がしっかりと描かれていて、そしてこれまた屈折したロバート・ダウニー・Ｊｒがしっかりと演じてくれていて素晴らしいです。

喜劇王の劇的な生涯を映画化、ところどころに入る老年になってからのアンソニー･ホプキンス演じる記者とのやりとりはあんまりいらんかったような気がします。そこなくして初めから終わりまで生涯を描いていた方が劇的な人生が強調されてよかったと思うんですが・・・どうなんでしょうか。

チャップリンが好きな人はぜひ、そうでない方は別に観てもあんまり面白くないかも知れません。