ラジオ・フライヤー

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これは好きな映画でした。
ラストをファンタジーととるか、現実と取るかで、この作品のイメージがガラッと変わるところなんでしょうが、私はファンタジーととります。だから、良かった。

とはいえ、ボビーがマイクに置き去りにされる所では、涙が出ました。世の中で、絶対に許せないことに、子供への虐待があります。そんなことしたやつは、同じ目にあわせてやるべきだ！

苦しんでいる子供が、自由の世界に飛び立っていく。大好きな兄と別れて。悲しいけれど、感動のラストシーンでした。

しかし、イライジャ・ウッドは可愛いな〜。

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なんとはなしに子供に見せようと借りたのですが
吹き替えがなかったので自分だけでみました。

それでよかった。
この映画は私は子供に見せるべきではないと
思うからです。

「約束」とか
「夢」とかきれいな言葉でくくってありますが
なんと悲しく腹立たしい・・・。

大人が見て正すような話の流れでもないし
ましてや子供向けなどとはとてもいえません。

あんなに素直で賢い兄弟に
無知でただ女だというだけの母親の資格なんてない母親を
意味のはき違いの「約束を守る」ということにがんじがらめにし
最後の30分は自殺してしまうというクライマックスが
自然ともいえる終わり方・・・。
なのにファンタジーチックに非現実的に終わらせている。
とても見ていられません。

それぞれ感じ方はあるでしょうが
この映画を自分の子供に見せて
約束の意味をはきちがえては困るので見せられません。

大人の子供がいる方に見ていただいて
ほかの意見もあったら聞きたいです。

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兄弟の絆と夢がテーマになっているようだが違った観点で書かざるを得なくなる作品だね。
子にとって親から虐待を受ける事は耐え難いものであり、家庭が地獄になり、居場所がそこにはなくなるということである。子は一刻も早くその地獄から抜け出したい一念でラジオフライヤーを飛ばすことを考える。それは彼の夢でもあり、父の執拗な虐待が図らずも彼の夢の実現を早めることになるのだが。　　　
そして奇跡？が・・・。
ただ弟にあのような夢がなかったら？兄、飼い犬、がいなかったら？これが映画でなかったら？と考えたらぞっとした。
幼い兄弟の絆とかわいい夢を描くことを主に作られただけに親の虐待の狂気も際だつものになった。

また、現実に親から虐待を受けている子供はラジオフライヤーを飛ばしたいというような夢も持てなくなるのでは？と思ってしまう。

ますますファンタジーから遠ざかってしまうが、そんな印象だけが強くなったしまったね。

この作品を子供の頃に観ました。
あれから長い年月が過ぎたのに
なぜか忘れられないのです。
子供の自分には衝撃的な印象を残したのでしょう。
でもバッドエンドだった記憶はなく
むしろハッピーエンドを記憶しています。
大人になった今、
もう一度この作品を観ようか迷っています。
どの映画もそうですが。
タイミングだと思うので。

『ロード・オブ・ザ・リング』のフロド役で大ブレイクしたイライジャが、少年時代に出演した佳作。
大雑把に言うと、義理の父の暴力から幼い弟を守ろうと必死になる少年が、
小さな田舎町の伝説と「夢のお告げ」を信じ、改造したトロッコ「ラジオ・フライヤー号」に乗せて、弟を誰の手も届かない新天地へ逃がそうとする、というものです。
義父による虐待から逃げるための方法がおとぎ話のようなファンタジーで、おかげで話があまり暗く悲惨にならずに済んでいます。
最後も夢とも現実ともつかない、不思議なハッピーエンド。
現実に大人から酷い暴力を受けている子どもたちって、きっと
こんな風に大脱走できる事を夢見ているんだろうなー、と考えさせられました。

…今なら即、児童虐待で義父は刑務所行きになりそうなもんですが、
苦労してきた母に心配かけまいと耐え、互いをかばい合う兄弟が
痛ましくって泣けます。