ビルとテッドの地獄旅行

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　未来から来た自分達そっくりのサイボーグに殺された主人公たちが地獄旅行をして死神やロボットを味方につけてロックフェスで演奏する話。

　いかにもアメリカンなコメディは前作同様でこのノリについていけるかいけないかで作品の評価が分かれると思いました。

　速攻で殺された主人公たちが自分たちの恋人がロボットに殺されるとなって、地獄へ行ってピンチになるかと思いきや死神とかを周囲を味方につけていくという。主人公の突き抜けた善良さが前作同様で彼らの魅力が全開で彼らをずっと追いかけていたい気持ちにさせてくれました。

　そしてタイムマシンの使い方で、自分たちが思った瞬間にそれが現実になるという戦いがクライマックスでカタキ役と思いつき合戦をするというのもあまり見たことがないタイムマシンの使い方が楽しい映画でした。

ビルとテッドが未来からやって来たサイボーグに殺されてしまう。このサイボーグ、次は二人のフィアンセの殺害を企てている事を知った二人は、フィアンセを助けるべく奔走する。なんか、「ゴースト」みたいな設定だ（こんな事書くと、「ゴースト」観て感動した方々から「一緒にしないで！」とクレーム付けられそう）。前作のレビューでも書いたけど、本当におバカ映画です。ツッコミ入れる気にもなりません。

この作品が公開されて３年後、キアヌは「スピード」に主演する訳ですが、こんな軽い感じのおバカな高校生と、精悍なSWAT隊員とが同一人物とはとても思えません。人って変わるもんですね。

キアヌの過去を知らなかった私としては、、、なんだこれは〜〜オモロイじゃん、です。
二枚目俳優の過去のオバカ作品ほど愛すべきものはありません。
キアヌに会った時に、知った顔でからかう為にはどーしても見ておきたい作品ですね。
それにテンポもよく、楽しいコメディに仕上がってると思います。
死神さんがイイですね。

ただただバカな作品です。若きキアヌがおバカなハイティーンの役を楽しくやってまして、まあそれだけでいいんじゃないかと。

時代なのか、それとも作風のせいなのか、アメリカコメディにありがちな強烈な性ネタ、差別ネタ、うんこネタはほぼなくて楽しく仕上がっております。

コメディはこんなんでいいんだよと楽しく見れた作品でした。無駄に技術を使ってゆるい地獄、未来を描いているし。

ただ最後思ったのは、何十年たってから続編をつくるもんだったのかな？という感じ。別にやらんでも、これでしっくり終わってるやん、と思いました。

ＳＦとしてもコメディとしても中途半端で殆ど見るべきところはありません。
アメリカ人のこういう感性には付いていけません。

キアヌが好きでキアヌの映画は全部観たいと言う方はどうぞ。