ターミネーター２

１が公開されてから７年後に公開された今作品、当時は１があまりにいい作品だったので公開が待ち遠しくワクワクして見た記憶があります。今作品も１に続きキャメロン監督の作品なので安心して見ることが出来ました。やっぱり「愛」がこの脚本の中に隠れていました(^○^)。期待通りというか期待以上の出来にうれしささえ覚えました。

１からやはり７年も経過していると言うこともあり特殊効果技術、特にＣＧのできばえが目につきました。このころは映画の中にようやくＣＧが取り入れられて着始めた頃なので驚きがたくさんありました。今はもう飽き飽きって感じなんですけどもね・・(^^ゞ。「アビス」でトライしたＣＧによる液体描写を今作品でも応用しているところが嬉しかったです。しかも今回は新型ターミネーターですからやることがにくいですね(^○^)。

ちなみに私の中で「ターミネーター」はこの１・２で完結しています。キャメロンが監督しないターミネーターなんてありえません。３は予想通り駄作でした(ToT)。

公開当時「2作目はシュワルツェネッガーが善玉になるらしい」と聞き、「ええっ？1作目強烈な悪役で当たったのにそれじゃだめだ。失敗作に違いない。」と期待してなかったのを覚えてます。

キャメロン監督は、殺人マシンの恐怖を売りにしたドラマを拡大再生産するのではなく、殺人マシンに人間を守り人間の心を理解させる役割を担わせ、息もつかせぬアクションをたっぷり織り交ぜながら、すばらしいドラマを作り上げました。

当時はようやくCGが本格的に使われ出した頃でT1000の液体金属の表現には驚いた記憶があります。しかし、なんといってもこの映画を傑作にしているのはドラマとしてのすばらしさだと思います。

サラが、ジョンとふざけあうターミネーターを見ながら、機械が変われるのであれば人間も未来を変えられる、と決意する場面、忘れられないシーンです。

工場の前で　門番を殺そうとして　ジョン・コナーに止められた
ター坊　なんと門番の膝（ひざ）を撃ち抜く　ゲーこんな残酷な描写みたことない

おいおい子供がみてんだぞ　おいら人がボコボコ死ぬ映画好きだが　それはファンタジーだ　残酷じゃーない

「キラー・エリート」のジェームス・カーンは膝を撃たれて
死ぬ苦しみを味わう　かように小さな描写も　慎重な配慮がいるんだよ　ジェームス　

古い映画もいいですね。
前作で衝撃を受け、本作で心をわしづかみにされた作品です。
シュワちゃんの代表作でしょうね。

ＣＧでこれほど凄いことが表現できるんだと、素直に感心させられた作品です。
とにかく迫力満点。
「悪」を前面に押し出した前作と違い「ヒーロー」の本作。
ストーリー的にもお薦めです。
ちなみに「３」は忘れて下さい・・・

パニック　　　★★☆☆☆☆☆☆☆☆
流血　　　　　★★★★☆☆☆☆☆☆
崩壊・爆破　　★★★★★★★☆☆☆
軍隊・警察　　★★★★★★★★☆☆
緊迫感　　　　★★★★★★★★☆☆
ストーリー性　★★★★★★★★★★
武器　　　　　★★★★★★★★★★
映像　　　　　★★★★★★★★★★

悪役でない分、１よりシュワちゃんの迫力は下がったが、アクション映画でこのストーリー性は見事！
切っても切ってもアクション、切っても切ってもストーリー。捨てる所なし！

DVDというメディアを手に入れるまで、ビデオがすり切れる程見た。
何度見ても面白い。何度見ても発見が有る。

少年ジョンも熱演だったし、半年傭兵訓練校に入ったというサラも見事だった。
特別編というのが DVDで出てると聞いて早速予約。