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「男はつらいよ」シリーズの第43作目。寅次郎の甥・満男の憧れの少女である泉は、愛人と同棲している父親を探しに九州へと向かう。これに満男がついて行ったことから、“とらや”は大騒ぎになってしまう。
「男はつらいよ」シリーズの第43作目。寅次郎の甥・満男の憧れの少女である泉は、愛人と同棲している父親を探しに九州へと向かう。これに満男がついて行ったことから、“とらや”は大騒ぎになってしまう。
製作年: |
1990年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
「男はつらいよ」シリーズの第43作目。寅次郎の甥・満男の憧れの少女である泉は、愛人と同棲している父親を探しに九州へと向かう。これに満男がついて行ったことから、“とらや”は大騒ぎになってしまう。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
105分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9543 | 2004年12月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 0人 | 1人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第43弾がデジタルリマスター版で復活。寅次郎の甥・満男の憧れの少女である泉は、愛人と同棲している父親を探しに九州へと向かうが、そんな彼女を追って満男も旅立ってしまったことから予想外の騒動が起こる。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
105分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8543 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
0枚 | 0人 | 0人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
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今回はこのシリーズとしては異色の作品ですね。物語的には前作同様に満男の成長を軸とはしていますが、満男・泉・寅・礼子(夏木マリ)のそれぞれのドラマが並列として扱われます。また物語の結びもこれまでの作品とは違って、「本当の幸せとは?」と問う結びなんですよね。いつもの作品のような開放感による収束を求める観客にとっては、肩すかしを食らうような終わり方じゃないかと思います。しかし、私は今回の作品はかなり出来が良いと思います。もっとも、4人による物語の拡散で、まとめるために満男の独白を長々と入れることには拒否反応がありますが、あやふやな形で表面化する"愛"とうものを通じて、満男の成長を描いていますし、またこのシリーズで毎回寅が見せてきた失恋も、"愛や幸せ"というものが断片的な一面で表せないが故の物ですから、本作が描いている物はシリーズを総括するような奥の深さを感じます。
軸となる満男の成長は寅に反映して描かれます。寅が何よりも優先する物は女性ですが、満男もまた女性を最優先するんですよね。コミカルな描写で描かれはしますが、これがこの物語のモチーフとしての軸だと思います。泉がさくらの家を訪れ、さくら夫妻が2階の二人を心配する一節も、満男が望むアパート暮らしが女性と切り離せない物であることを暗示しますし、さくらたちが心配する陰には寅の恋愛模様があります。
また、寅が女性の前で戸惑いを見せる以上に満男は女性に対して不器用です。泉が新幹線に乗る前に積み重ねられるシーンは、台詞も全くなく陰鬱な雰囲気だけが描写されます。満男は泉の苦しみを感じ取ってはいても、気の利いた言葉さえ掛けてやることは出来ないんですね。さらに父を取り返すことを諦め、泉が涙を見せるシーンでも満男はどうしてやることも出来ず戸惑うばかりです。
寅と満男に共通する不器用さは、寅と礼子(夏木マリ)のブルートレインの描写でも如実に表現されていて、極めつけは手と手が触れあうこのシーンのラストカットです。手だけを捉えてコミカルな味を含みつつも、寅の戸惑いを感じさせるショットは端的で秀逸だと思いますね。
また女性が困っていると助けずにはいられないという行動も、満男と寅は同様なんですね。優しい言葉さえ掛けられなかった満男ですが、父を捜すことを諦め切れない泉の気持ちを知ると、発車間際の新幹線に飛び乗ります。動き出す新幹線の車窓風景と何度もカットバックされる満男と泉の表情は感慨深い物があります。言葉が掛けられなくとも行動で表した満男の包容力でしょうし、泉にとっては嬉しくもあり満男の愛を感じることに対する戸惑いでもあったんじゃないでしょうかね。前作に引き続いてさらに一歩前進した、二人の愛に対する認識の進歩じゃないかと思います。
しかし恋愛に対する認識は、寅に比べればまだまだ満男は幼いんですね。家族を装ってはしゃぐ礼子と、それに調子を合わせることが彼女への慰めだと知っている寅が描かれた後に、寅たちが休む部屋に礼子の慟哭が聞こえてきます。「慰めに行ってやれ」と言う満男の言葉を受けても寅は動こうとはしませんが、安易に立ち入ることの出来ない礼子の心中を寅は察したんだと思いますね。またこれは礼子が無くした愛に対する悲しみの深さを寅がしみじみと感じ、その場ではどうしてやることも出来ない自分を実感した寅の失恋の一面じゃないかとも思います。
また泉も満男同様に愛に対しては幼く、父親の愛人に「別れて欲しい」と言うために父を捜しています。日田の描写では一男(寺尾聰)と幸枝(宮崎美子)の愛が直接的に描かれることはありませんが、この二人の柔和な表情と、祭りの活気にカットバックされる光景からは、この二人の間に存在する他者が立ち入ることが出来ない激しい愛のドラマを想像させます。このあたりの描写も観客に下駄を預けることで想像による膨らみが生まれますし、安易に描写しないのもこのシリーズとしては異色だと思いますね。泉が感じ取った既に手の届かない所にいる父親を観客も実感し、泉や満男が愛の激しく残酷な一面を経験として感じ取る秀逸な一幕じゃないかと思います。
ただこの作品、冒頭でも書いたように4人のドラマが並列に扱われているだけに収束に苦慮します。それぞれのドラマは各シーンに分散して決着が付けられますが、どれか一つでも物語の山場となる展開が欲しいですね。その盛り上げがないがために、またもしかしたらシリーズとしては異色な描き方をしているがために、説明的な満男の独白を入れざるを得なくなったんでしょうかね。最後の結びだけが惜しまれる本作です。
60点
(memo)
本作からさくらの家がまた変更
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
一流の監督と一流の登場人物なのに、この作品には?が沢山付く。
マドンナは夏木マリさんなのだろうが、余り深く関わらない。
清楚に登場してくる宮崎美子が愛くるしい。
どうしても鼻につくのが後藤久美子演じる泉の寅さんへの呼び方だ。
「おじちゃま」は無いだろう。
無理とそう呼ばせている感じが、突出していて違和感がある。
このシリーズ、以後後藤久美子が出てくるたびに、
「おじちゃま」が出てくる。演出意図が分からない。
唯一よかったのは寺尾聰にしっかりと演技をさせている点だ。
流石、山田洋次。
もはや誰も寺尾聰に演じることを求めないのに、ちゃんと演技をさせている。(ヘタだが)
寺尾聰はこのシリーズに数度登場する。
ある時はおまわりさん。またあるときは公務員。
今回は後藤久美子のお父さん役だ。
キャメラマンの高羽さんのドリー移動が何回も出てきて違和感。
(カメラをレールに載せて移動する)
その他、最後の幸福論は「北の国から」風に満夫に語らせるので、杉田成道監督のパクリか?と思われてもしょうがないだろう。
この後、シリーズの最後で泉と満男は結婚するのだが、その序曲の作品といえる。
ぼやけた脚本に、少々がっかりです。
60点
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ユーザーレビュー:10件
投稿日
2007/12/14
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
今回はこのシリーズとしては異色の作品ですね。物語的には前作同様に満男の成長を軸とはしていますが、満男・泉・寅・礼子(夏木マリ)のそれぞれのドラマが並列として扱われます。また物語の結びもこれまでの作品とは違って、「本当の幸せとは?」と問う結びなんですよね。いつもの作品のような開放感による収束を求める観客にとっては、肩すかしを食らうような終わり方じゃないかと思います。しかし、私は今回の作品はかなり出来が良いと思います。もっとも、4人による物語の拡散で、まとめるために満男の独白を長々と入れることには拒否反応がありますが、あやふやな形で表面化する"愛"とうものを通じて、満男の成長を描いていますし、またこのシリーズで毎回寅が見せてきた失恋も、"愛や幸せ"というものが断片的な一面で表せないが故の物ですから、本作が描いている物はシリーズを総括するような奥の深さを感じます。
軸となる満男の成長は寅に反映して描かれます。寅が何よりも優先する物は女性ですが、満男もまた女性を最優先するんですよね。コミカルな描写で描かれはしますが、これがこの物語のモチーフとしての軸だと思います。泉がさくらの家を訪れ、さくら夫妻が2階の二人を心配する一節も、満男が望むアパート暮らしが女性と切り離せない物であることを暗示しますし、さくらたちが心配する陰には寅の恋愛模様があります。
また、寅が女性の前で戸惑いを見せる以上に満男は女性に対して不器用です。泉が新幹線に乗る前に積み重ねられるシーンは、台詞も全くなく陰鬱な雰囲気だけが描写されます。満男は泉の苦しみを感じ取ってはいても、気の利いた言葉さえ掛けてやることは出来ないんですね。さらに父を取り返すことを諦め、泉が涙を見せるシーンでも満男はどうしてやることも出来ず戸惑うばかりです。
寅と満男に共通する不器用さは、寅と礼子(夏木マリ)のブルートレインの描写でも如実に表現されていて、極めつけは手と手が触れあうこのシーンのラストカットです。手だけを捉えてコミカルな味を含みつつも、寅の戸惑いを感じさせるショットは端的で秀逸だと思いますね。
また女性が困っていると助けずにはいられないという行動も、満男と寅は同様なんですね。優しい言葉さえ掛けられなかった満男ですが、父を捜すことを諦め切れない泉の気持ちを知ると、発車間際の新幹線に飛び乗ります。動き出す新幹線の車窓風景と何度もカットバックされる満男と泉の表情は感慨深い物があります。言葉が掛けられなくとも行動で表した満男の包容力でしょうし、泉にとっては嬉しくもあり満男の愛を感じることに対する戸惑いでもあったんじゃないでしょうかね。前作に引き続いてさらに一歩前進した、二人の愛に対する認識の進歩じゃないかと思います。
しかし恋愛に対する認識は、寅に比べればまだまだ満男は幼いんですね。家族を装ってはしゃぐ礼子と、それに調子を合わせることが彼女への慰めだと知っている寅が描かれた後に、寅たちが休む部屋に礼子の慟哭が聞こえてきます。「慰めに行ってやれ」と言う満男の言葉を受けても寅は動こうとはしませんが、安易に立ち入ることの出来ない礼子の心中を寅は察したんだと思いますね。またこれは礼子が無くした愛に対する悲しみの深さを寅がしみじみと感じ、その場ではどうしてやることも出来ない自分を実感した寅の失恋の一面じゃないかとも思います。
また泉も満男同様に愛に対しては幼く、父親の愛人に「別れて欲しい」と言うために父を捜しています。日田の描写では一男(寺尾聰)と幸枝(宮崎美子)の愛が直接的に描かれることはありませんが、この二人の柔和な表情と、祭りの活気にカットバックされる光景からは、この二人の間に存在する他者が立ち入ることが出来ない激しい愛のドラマを想像させます。このあたりの描写も観客に下駄を預けることで想像による膨らみが生まれますし、安易に描写しないのもこのシリーズとしては異色だと思いますね。泉が感じ取った既に手の届かない所にいる父親を観客も実感し、泉や満男が愛の激しく残酷な一面を経験として感じ取る秀逸な一幕じゃないかと思います。
ただこの作品、冒頭でも書いたように4人のドラマが並列に扱われているだけに収束に苦慮します。それぞれのドラマは各シーンに分散して決着が付けられますが、どれか一つでも物語の山場となる展開が欲しいですね。その盛り上げがないがために、またもしかしたらシリーズとしては異色な描き方をしているがために、説明的な満男の独白を入れざるを得なくなったんでしょうかね。最後の結びだけが惜しまれる本作です。
60点
(memo)
本作からさくらの家がまた変更
投稿日
2007/09/28
レビュアー
ホワイト※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
一流の監督と一流の登場人物なのに、この作品には?が沢山付く。
マドンナは夏木マリさんなのだろうが、余り深く関わらない。
清楚に登場してくる宮崎美子が愛くるしい。
どうしても鼻につくのが後藤久美子演じる泉の寅さんへの呼び方だ。
「おじちゃま」は無いだろう。
無理とそう呼ばせている感じが、突出していて違和感がある。
このシリーズ、以後後藤久美子が出てくるたびに、
「おじちゃま」が出てくる。演出意図が分からない。
唯一よかったのは寺尾聰にしっかりと演技をさせている点だ。
流石、山田洋次。
もはや誰も寺尾聰に演じることを求めないのに、ちゃんと演技をさせている。(ヘタだが)
寺尾聰はこのシリーズに数度登場する。
ある時はおまわりさん。またあるときは公務員。
今回は後藤久美子のお父さん役だ。
キャメラマンの高羽さんのドリー移動が何回も出てきて違和感。
(カメラをレールに載せて移動する)
その他、最後の幸福論は「北の国から」風に満夫に語らせるので、杉田成道監督のパクリか?と思われてもしょうがないだろう。
この後、シリーズの最後で泉と満男は結婚するのだが、その序曲の作品といえる。
ぼやけた脚本に、少々がっかりです。
60点
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男はつらいよ 寅次郎の休日 【第43作】