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ミシシッピー・バーニング

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ミシシッピー・バーニング / ジーン・ハックマン

全体の平均評価点:(5点満点)

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映画賞受賞作品

旧作

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「ミシシッピー・バーニング」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

1964年の夏、行方を絶った三人の公民権運動家の捜査のためミシシッピーにやって来た二人のFBIエージェントの、予想以上に厚い人種差別の壁に阻まられながらの捜査を描いた社会派サスペンスの一級品。実話を基にした脚本は人種問題と捜査劇を巧みに織り混ぜており、南部出身で人間臭い捜査官に扮したG・ハックマンのパワフルな芝居も見応えがある。

「ミシシッピー・バーニング」 の作品情報

作品情報

製作年:

1988年

製作国:

アメリカ

原題:

MISSISSIPPI BURNING

受賞記録:

1988年 アカデミー賞 撮影賞
1989年 ベルリン国際映画祭 男優賞

「ミシシッピー・バーニング」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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ユーザーレビュー:49件

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1〜 5件 / 全49件

アメリカの暗部と映像作家のコントラスト ネタバレ

投稿日:2006/10/17 レビュアー:masamune

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

Alan Parker監督の代表作は「エンゼル・ハート」と書いてお風呂に入りながら「アレッ、もう一つ重たい作品が有ったなぁ」と思い出しのが本作、確かに重い。音楽も「エンゼル・ハート」と同じTrevor Jonesと再見して気がついた。Gene HackmanとWillem Dafoeのガチンコ演技対決は既に語り尽くされてるので別の視点で。硬質な刑事モノと暗い人種モノをここまで「ある意味」娯楽性を持って演出出来る監督の力量に先ずは拍手したい。監督のイメージは映像美に凝る余り演出力が過小評価されてる雰囲気が有るが私はそうは思わない。「エンゼル・ハート」のレビューでも書いたが、独特の空気感にしっかりと俳優が佇む姿は、やはり一流監督以外の何者でも無い。ハリウッドには社会派と呼ばれる監督が多く信仰者も多いが、言い方が悪いけど長く栄えた例えが無い。それは自己主張が過ぎてテーマを咀嚼し、作品の中で自己完結が出来てないからだ。最近の例で言えば同じ9.11を扱った「ユナイテッド'93」と「ワールド・トレードセンター」を見て、こうも出来が違うものかと痛感した(寸評は別の機会に)。私は本作のベースとなった実話を監督自ら取材し、時代背景や南部の生活様式をリサーチした監督の「迷いのない」演出振りに正直参った。監督の頭の中に有る映像が、そのまま具現化されてる様を、見る私たちが姿勢を正して見る、そんな映画で決して押し付けがましく無い語り口の本作こそ、社会派なのだと思う。人種問題と言うと日本人には無縁に思うが、例えば最近問題になってる(特に京都で)同和問題とリンクして見ると、別な見方が出来ると思う。と言う様に本作は見て楽しかったり気分が爽快になる作品ではない。映画は娯楽と言う方には不向きだが私は「見るべき映画」って、有ってもいいなと思います。

劇中に登場する「Ku Klux Klan」。現在はImperial Klans of America略してIKAとして活動してる。ケンタッキー州に本部が有り、最近は破壊活動や暴力など違法行為を認めていないそうだ。

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実話が元になっているだけに、ひとしお生々しい

投稿日:2005/01/19 レビュアー:ケチケチ

1月6日、この映画が描く事件の容疑で、KKK(クー・クラックス・クラン)メンバーのエドガー・レイ・キレン容疑者が逮捕されました。40年もの時間がかかったのは悲しいことですが、改めて司法のメスが入ることは喜ぶべき事だと思います。今もなおミシシッピーでは公然とKKKが活動を行っているそうですから、この映画のラストカットが痛みを持って迫ってきます。

そんなこともあって久しぶりにこの映画を見たのですが、映画は実話を元に作られたフィクションです。この映画の場合は、特に捜査劇としてエンターテインメント性を高めていますので、社会派サスペンスとしての見応えが十分あります。

二人のFBI捜査官、ベテラン捜査官アンダーソン(ジーン・ハックマン)と新米エリートのウォード(ウィレム・デフォー)の捜査上のぶつかり合いは面白く、このストーリーがあるからこそ重苦しいテーマであるこの作品も鑑賞に耐えうる気がします。新米エリートのウォードは、真っ正直に力業で捜査を進める青臭さが漂う捜査官、一方、ジーン・ハックマン演じるベテラン捜査官アンダーソンは、巧みに人の心に取り入り情報を集めるような老獪さが漂う捜査官です。アンダーソンを描写する脚本も巧みですが、魅力ある人間を演じるハックマンの演技も見所です。

捜査劇というストーリーとはいえ、映画が描くものは人種差別ですから、観客は悪意と憎悪が渦巻く重苦しい世界に引き込まれていきます。抑圧されている黒人たちの描写は生々しく、白人たちの理不尽さに怒りを感じてきます。また現実の世界でも、40年の時間を隔てて容疑者が改めて逮捕されているように、犯人逮捕が決してハッピーエンドと手放しで喜べないのが、この問題の根の深さですので、後味は決して良くない映画です。この事件で、殺人罪として有罪となったの者は現在まで一人もいませんし、現代でも変わることのない現実を突きつけられる映画です。

ただこの映画、少々台詞でテーマを押しつけるところがあって、その部分だけはどうも好きになれません。それさえなければと思うところもあって、5段階評価は、4。

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アラン・パーカー節炸裂 ネタバレ

投稿日:2008/11/28 レビュアー:ナナメ歩き

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オープニングの水飲み機のシーン、左が白人用の最新型で右が有色人種用の旧型である、最初に白人用を白人の大人が使用するシーン、その後に有色人種用は黒人の子供が使用するシーンである
始まって数十秒だが強烈に印象に残る場面である、これは大人はおろか女子供にまで容赦のない人種差別(当然我々日本人も対象である)があり、それをこれからお見せしようという前書きである。

この作品は公民権法(人種、宗教、性別などの差別を無くす法律)が制定される前の話である
ある日ミシシッピー州の田舎町で、公民権活動をしていたグループが失踪する事件が起きる、FBIの捜査官二人が調査のため町に降り立つのだった
捜査を開始するが、町ぐるみで人種差別を容認しているため
なかなかうまく進まない、その上クー・クラックス・クラン、通称KKK団(アメリカの白人至上主義団体)や地元警察の妨害もあり、捜査官二人は焦りと身の危険を感じはじめる
だがそんなこともお構いなしに、次から次へと事件が起こる
次第に捜査官二人の間にも溝ができ始め、言い争いや意見の食い違いが生じギクシャクしだす
そのころ、この町の状況を嗅ぎつけ、マスコミが多数押しかけ、町がにわかに色めき立つ、そしてある事件をきっかけに、二人の捜査官は今自分たちが何をすべきかを悟り、強行手段も辞さず事件の解決に二人して突き進むのだった。

アラン・パーカーという監督は非常に多彩な才能を持った人物である
小さな恋のメロディの脚本に始まり、色々な作品を手掛けている
しかし、この人の真骨頂は人間の奥底に潜む、狂気や醜悪さを撮らせたときである
監督独自の哲学による解釈に、理解できなくともそれが常識かのように、圧倒的な力でねじ伏せられるような説得力がある
そして俳優人も成功の一つの要因である、ジーン・ハックマンは大学でジャーナリズムを専攻していたこともあり、並々ならぬ意気込みで挑んだの伺える、ウィレム・デフォーも突出してはいないが、なかなかの演技を見せる。

制作当時は既に公民権法が制定され、20年以上か経っていたが
現在でも分かるように、今だに人種差別は特に黒人に対して根深いものがある
少なからず、監督や俳優人、スタッフは身の危険を感じていたかもしれない
だからこそ、並々ならぬ覚悟と意気込みが繁栄され、歴史に残る名作が生まれたのではないだろうか。

アラン・パーカー監督をはじめ、俳優人にスタッフの方々、これ程重く考えさせられる作品を、世に誕生させてくれて感謝を止まない。

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なかなかの秀作です

投稿日:2011/11/07 レビュアー:エコエコアザラク

アラン・パーカー監督にジーン・ハックマン、デフォーとくれば駄作なワケがありませんね。シナリオは、実在した失踪事件を元に当時の米国の価値観を絡めて描いたサスペンスの秀作。ジャケ写にもありますが、タイトル通り燃えてます。あの炎のシーンが、アメリカの暗部を象徴してるような印象でした。

ホワイト用、カラード用・・・露骨な差別がまかり通る時代。しかも南部・・・イヤな予感(笑
予想通り、地元の隠蔽意図に早くも痛感。でも、どんな妨害にも両捜査官は決してめげません。キャラの異なる二人の捜査官のやり取りも見所の一つだと思います。
KKK団は、この手の映画には欠かせない存在(笑 白人至上主義だそうですが、何を根拠に白が優秀だと考えているんでしょうね。マルコムXの父は、KKKに生きたまま線路に縛られて即死というエピソードを「知ってるつもり?」で知りブルーになった思い出があります。ホントにイカれた結社です。
社会派サスペンスというだけあって、スカっとするような内容ではありません。娯楽映画だと思って観ると失敗するかも。じっくりと怒りを覚えながらシナリオを堪能するつもりでどうぞ♪

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腹にズシリと面白い。

投稿日:2011/10/17 レビュアー:ゆういちろう

黒人差別をテーマにした、社会派サスペンスの力作。
この映画が優れているのは、娯楽作としての完成度が高いところだ。テーマがテーマだけに不謹慎と言われそうだが、より多くの人に観て・知って・考えてもらうためにも、ある種の娯楽性というのは実は重要な気がする。

アラン・パーカーも、充分それは意識しているように思える。そもそも毛色の違うコンビが徐々に理解を深めていくというのはバディムービーの典型だし、ジーン・ハックマンの粗野だけど憎めない役柄は『フレンチ・コネクション』の名物キャラクター“ポパイ”を連想させる。さらに淡いロマンスや、美容院での格闘といったカタルシスも折り込まれ、観るものを飽きさせない。
その上で鑑賞後、腹の底にズシリとしたものが残り、理不尽な差別への怒りを覚えるのだから、主張を持った映画としては成功だろう。
日本ではそれほど知名度が高いとは思えないが、いろいろな意味で観る価値のある作品だ。

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ミシシッピー・バーニング

ユーザーレビュー

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アメリカの暗部と映像作家のコントラスト

投稿日

2006/10/17

レビュアー

masamune

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Alan Parker監督の代表作は「エンゼル・ハート」と書いてお風呂に入りながら「アレッ、もう一つ重たい作品が有ったなぁ」と思い出しのが本作、確かに重い。音楽も「エンゼル・ハート」と同じTrevor Jonesと再見して気がついた。Gene HackmanとWillem Dafoeのガチンコ演技対決は既に語り尽くされてるので別の視点で。硬質な刑事モノと暗い人種モノをここまで「ある意味」娯楽性を持って演出出来る監督の力量に先ずは拍手したい。監督のイメージは映像美に凝る余り演出力が過小評価されてる雰囲気が有るが私はそうは思わない。「エンゼル・ハート」のレビューでも書いたが、独特の空気感にしっかりと俳優が佇む姿は、やはり一流監督以外の何者でも無い。ハリウッドには社会派と呼ばれる監督が多く信仰者も多いが、言い方が悪いけど長く栄えた例えが無い。それは自己主張が過ぎてテーマを咀嚼し、作品の中で自己完結が出来てないからだ。最近の例で言えば同じ9.11を扱った「ユナイテッド'93」と「ワールド・トレードセンター」を見て、こうも出来が違うものかと痛感した(寸評は別の機会に)。私は本作のベースとなった実話を監督自ら取材し、時代背景や南部の生活様式をリサーチした監督の「迷いのない」演出振りに正直参った。監督の頭の中に有る映像が、そのまま具現化されてる様を、見る私たちが姿勢を正して見る、そんな映画で決して押し付けがましく無い語り口の本作こそ、社会派なのだと思う。人種問題と言うと日本人には無縁に思うが、例えば最近問題になってる(特に京都で)同和問題とリンクして見ると、別な見方が出来ると思う。と言う様に本作は見て楽しかったり気分が爽快になる作品ではない。映画は娯楽と言う方には不向きだが私は「見るべき映画」って、有ってもいいなと思います。

劇中に登場する「Ku Klux Klan」。現在はImperial Klans of America略してIKAとして活動してる。ケンタッキー州に本部が有り、最近は破壊活動や暴力など違法行為を認めていないそうだ。

実話が元になっているだけに、ひとしお生々しい

投稿日

2005/01/19

レビュアー

ケチケチ

1月6日、この映画が描く事件の容疑で、KKK(クー・クラックス・クラン)メンバーのエドガー・レイ・キレン容疑者が逮捕されました。40年もの時間がかかったのは悲しいことですが、改めて司法のメスが入ることは喜ぶべき事だと思います。今もなおミシシッピーでは公然とKKKが活動を行っているそうですから、この映画のラストカットが痛みを持って迫ってきます。

そんなこともあって久しぶりにこの映画を見たのですが、映画は実話を元に作られたフィクションです。この映画の場合は、特に捜査劇としてエンターテインメント性を高めていますので、社会派サスペンスとしての見応えが十分あります。

二人のFBI捜査官、ベテラン捜査官アンダーソン(ジーン・ハックマン)と新米エリートのウォード(ウィレム・デフォー)の捜査上のぶつかり合いは面白く、このストーリーがあるからこそ重苦しいテーマであるこの作品も鑑賞に耐えうる気がします。新米エリートのウォードは、真っ正直に力業で捜査を進める青臭さが漂う捜査官、一方、ジーン・ハックマン演じるベテラン捜査官アンダーソンは、巧みに人の心に取り入り情報を集めるような老獪さが漂う捜査官です。アンダーソンを描写する脚本も巧みですが、魅力ある人間を演じるハックマンの演技も見所です。

捜査劇というストーリーとはいえ、映画が描くものは人種差別ですから、観客は悪意と憎悪が渦巻く重苦しい世界に引き込まれていきます。抑圧されている黒人たちの描写は生々しく、白人たちの理不尽さに怒りを感じてきます。また現実の世界でも、40年の時間を隔てて容疑者が改めて逮捕されているように、犯人逮捕が決してハッピーエンドと手放しで喜べないのが、この問題の根の深さですので、後味は決して良くない映画です。この事件で、殺人罪として有罪となったの者は現在まで一人もいませんし、現代でも変わることのない現実を突きつけられる映画です。

ただこの映画、少々台詞でテーマを押しつけるところがあって、その部分だけはどうも好きになれません。それさえなければと思うところもあって、5段階評価は、4。

アラン・パーカー節炸裂

投稿日

2008/11/28

レビュアー

ナナメ歩き

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オープニングの水飲み機のシーン、左が白人用の最新型で右が有色人種用の旧型である、最初に白人用を白人の大人が使用するシーン、その後に有色人種用は黒人の子供が使用するシーンである
始まって数十秒だが強烈に印象に残る場面である、これは大人はおろか女子供にまで容赦のない人種差別(当然我々日本人も対象である)があり、それをこれからお見せしようという前書きである。

この作品は公民権法(人種、宗教、性別などの差別を無くす法律)が制定される前の話である
ある日ミシシッピー州の田舎町で、公民権活動をしていたグループが失踪する事件が起きる、FBIの捜査官二人が調査のため町に降り立つのだった
捜査を開始するが、町ぐるみで人種差別を容認しているため
なかなかうまく進まない、その上クー・クラックス・クラン、通称KKK団(アメリカの白人至上主義団体)や地元警察の妨害もあり、捜査官二人は焦りと身の危険を感じはじめる
だがそんなこともお構いなしに、次から次へと事件が起こる
次第に捜査官二人の間にも溝ができ始め、言い争いや意見の食い違いが生じギクシャクしだす
そのころ、この町の状況を嗅ぎつけ、マスコミが多数押しかけ、町がにわかに色めき立つ、そしてある事件をきっかけに、二人の捜査官は今自分たちが何をすべきかを悟り、強行手段も辞さず事件の解決に二人して突き進むのだった。

アラン・パーカーという監督は非常に多彩な才能を持った人物である
小さな恋のメロディの脚本に始まり、色々な作品を手掛けている
しかし、この人の真骨頂は人間の奥底に潜む、狂気や醜悪さを撮らせたときである
監督独自の哲学による解釈に、理解できなくともそれが常識かのように、圧倒的な力でねじ伏せられるような説得力がある
そして俳優人も成功の一つの要因である、ジーン・ハックマンは大学でジャーナリズムを専攻していたこともあり、並々ならぬ意気込みで挑んだの伺える、ウィレム・デフォーも突出してはいないが、なかなかの演技を見せる。

制作当時は既に公民権法が制定され、20年以上か経っていたが
現在でも分かるように、今だに人種差別は特に黒人に対して根深いものがある
少なからず、監督や俳優人、スタッフは身の危険を感じていたかもしれない
だからこそ、並々ならぬ覚悟と意気込みが繁栄され、歴史に残る名作が生まれたのではないだろうか。

アラン・パーカー監督をはじめ、俳優人にスタッフの方々、これ程重く考えさせられる作品を、世に誕生させてくれて感謝を止まない。

なかなかの秀作です

投稿日

2011/11/07

レビュアー

エコエコアザラク

アラン・パーカー監督にジーン・ハックマン、デフォーとくれば駄作なワケがありませんね。シナリオは、実在した失踪事件を元に当時の米国の価値観を絡めて描いたサスペンスの秀作。ジャケ写にもありますが、タイトル通り燃えてます。あの炎のシーンが、アメリカの暗部を象徴してるような印象でした。

ホワイト用、カラード用・・・露骨な差別がまかり通る時代。しかも南部・・・イヤな予感(笑
予想通り、地元の隠蔽意図に早くも痛感。でも、どんな妨害にも両捜査官は決してめげません。キャラの異なる二人の捜査官のやり取りも見所の一つだと思います。
KKK団は、この手の映画には欠かせない存在(笑 白人至上主義だそうですが、何を根拠に白が優秀だと考えているんでしょうね。マルコムXの父は、KKKに生きたまま線路に縛られて即死というエピソードを「知ってるつもり?」で知りブルーになった思い出があります。ホントにイカれた結社です。
社会派サスペンスというだけあって、スカっとするような内容ではありません。娯楽映画だと思って観ると失敗するかも。じっくりと怒りを覚えながらシナリオを堪能するつもりでどうぞ♪

腹にズシリと面白い。

投稿日

2011/10/17

レビュアー

ゆういちろう

黒人差別をテーマにした、社会派サスペンスの力作。
この映画が優れているのは、娯楽作としての完成度が高いところだ。テーマがテーマだけに不謹慎と言われそうだが、より多くの人に観て・知って・考えてもらうためにも、ある種の娯楽性というのは実は重要な気がする。

アラン・パーカーも、充分それは意識しているように思える。そもそも毛色の違うコンビが徐々に理解を深めていくというのはバディムービーの典型だし、ジーン・ハックマンの粗野だけど憎めない役柄は『フレンチ・コネクション』の名物キャラクター“ポパイ”を連想させる。さらに淡いロマンスや、美容院での格闘といったカタルシスも折り込まれ、観るものを飽きさせない。
その上で鑑賞後、腹の底にズシリとしたものが残り、理不尽な差別への怒りを覚えるのだから、主張を持った映画としては成功だろう。
日本ではそれほど知名度が高いとは思えないが、いろいろな意味で観る価値のある作品だ。

1〜 5件 / 全49件