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「男はつらいよ」シリーズの第40作目。ベストセラー「サラダ記念日」にヒントを得て作られた寅次郎の恋物語。寅次郎は信州で出会った美しい女医さんに一目惚れ。柴又に戻った彼は、さっそく早稲田大学に通う彼女の姪を訪ねる。
「男はつらいよ」シリーズの第40作目。ベストセラー「サラダ記念日」にヒントを得て作られた寅次郎の恋物語。寅次郎は信州で出会った美しい女医さんに一目惚れ。柴又に戻った彼は、さっそく早稲田大学に通う彼女の姪を訪ねる。
製作年: |
1988年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
シリーズ: |
男はつらいよ 【第1作】 |
---|
1〜 2件 / 全2件
「男はつらいよ」シリーズの第40作目。ベストセラー「サラダ記念日」にヒントを得て作られた寅次郎の恋物語。寅次郎は信州で出会った美しい女医さんに一目惚れ。柴又に戻った彼は、さっそく早稲田大学に通う彼女の姪を訪ねる。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
100分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DA9540 | 2004年12月23日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
国民的人気シリーズ「男はつらいよ」の第40弾がデジタルリマスター版で復活。寅次郎は信州で女医さんに一目惚れ。柴又に戻った彼は大学に通う彼女の姪を訪ねるが…。当時ベストセラーとなった俵万智原作「サラダ記念日」にヒントを得て作られた一編。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
100分 | 日本語英語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日(音声ガイド) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DB8540 | 2008年11月27日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
5枚 | 0人 | 2人 |
1〜 2件 / 全2件
DVD
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
約35,500
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国内ドラマも一部含まれております
約5,400
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約9,200
タイトル以上
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今回もオープニングの夢は無く、寅がさくらに語る反省の言葉です。ヤクザ渡世の成れの果てを憂う第10作「寅次郎夢枕」からさらに16年が経過し、再び寅の生き方を見つめ直す本作ですね。しかし今回はフォーカスがあたるのは寅ばかりではありません。御前様も年老いた縁側での姿ですし、"地上げ"という時節ネタを絡めて社長は生涯かけた工場への想いを語ります。お馴染みの「とらや」も「くるま菓子舗」と名前を変えていますし、健康保険や雇用保険の一節があることから察すると、会社形式にでもなったのでしょうか。本編中では語られることがありませんし、このシリーズは居間に置かれたテレビなども時代に合わせているようで、行きつ戻りつしていていい加減ですので、このあたりのディティールを何処まで信じて良いのかも少々疑問なんですが、まあ時の流れを意識している作品に間違いはありませんね。満男の成長が描かれるのと相反して、全ての人が年老いていきます。タイトルバック、そしてラストシーンで登場する泥棒(笹野高史)の描写も笑ってばかりはいられず、全速力で走って逃げる泥棒稼業が出来るのも若さがあればこそなんですよね。
今回はマドンナ・真知子(三田佳子)も女としての自分自身の将来を憂います。また医者という職業が"人生の最後"を目の前の問題として突きつけるんですね。老婆の死は医者の立場での悩みをもたらすと同時に、彼女自身の末路を考えさせる問題であったと思います。
寅は真知子の仄かな恋心を知ると、いつものように身を引いてしまいますが、真知子にとって必要な人は、寅が思うように理論で解決できるような人ではないんですね。院長(すまけい)に説得される真知子ですが、彼女を突き動かす物は、苦しんでいる患者が彼女の目の前にいる現実だと思います。
人が思い悩む時、その道を決めさせるのは理路整然とした理屈では決して無く、周囲がもたらす環境じゃないでしょうか。理論は後から行動を正当化し、自分を納得させるために付けているに過ぎないんじゃないかと思います。
寅は満男との会話で『俺みたいに勉強してない奴は、振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがない』と自分を卑下しますが、『サラダがおいしい』と作った人に伝えられるその感覚こそが重要なんですよね。今回の失恋は寅の虚しさじゃなく、自分を卑下する寅に観客が虚しさを感じる失恋だと思います。寅が最初に老婆の家を訪れたのも、彼女の死を身内のように感じることも、理屈などは存在しないはずです。
本作は描くための要素は十分に満たされていると思います。ただその描き方が「サラダ記念日」という短歌集を意識してか、それとなく短い言葉で語るように、それぞれのエピソードを成り立たせているんですね。由紀(三田寛子)と茂(尾美としのり)の描写も、真知子と寅の関係を相反する形で表す描写ですし、真知子をはじめとした大人数がとらやに押しかけての帝釈天や江戸川の描写も、人の関わり合いを短歌で語るかのような短い表現です。そういった描き方も演出トーンの一つとして統一されていれば、その目線で私たちは無意識のうちに映画を見つめますが、"笑い"という要素や寅のキャラクターが立ちすぎる要素などが邪魔をして、演出トーンがまとまりの悪い物になっているんですね。
たとえば、お化け騒動にしても短歌調のトーンで語られる一つのエピソードにしか過ぎませんが、それが笑いのシーンとして目を剥いてしまいます。また、大学でのワット君にまつわる一節も、理論に勝る(寅の)経験という一つのエピソードですが、わざわざ第20作のワット君(中村雅俊)を持ち出し、寅を中心とした笑いのシーンを演出することで、表現しようとする以上の物が絡んでしまうんですね。
真知子という女性の心理を丁寧に追うドラマでもなく、詩的なエピソードを連ねて語ることに集中する映画でもなく、結局感覚として伝わる要素はどんどん減少して、頭で考えなければならない要素を観客が繋ぎ合わせるという作品になってしまいます。
これはこの映画が訴える物とも非常に相反する仕上げ方だと思います。『サラダがおいしい』と感じさせることがない作品なんですよね。
またこれはこのシリーズ全てに言えることですが、一見大衆向けで優しい表現の人情劇を作っているようで、実は引用であったり構成であったりというのは極めてインテリの臭いが漂う作品が並ぶシリーズです。このシリーズをここまで見てくると、なぜ大衆にこれほど指示されたか疑問に思うところが大きいです。そこには大衆の大きな勘違いがあったんじゃないでしょうかね。
いつものことながら、感覚として伝わらない、伝えようとしない映画は出来の悪い映画としか言えません。短歌も映画も考える物じゃなくて、感じ取る物だと思います。
30点。
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冒頭、寅さんが櫻へ語りかけるナレーション、その中を寅さんの乗る電車が走る。
山間、渓谷、電車の旅、寅さんの右側の車窓から見える景色が美しい。
小諸駅前 大手鹿島商店街のバス停で寅さんとお婆ちゃんが出会ったことから始まる今回の物語は、マドンナが寅さんに思いを寄せる貴重なパターンだけど、やっぱりいつものように寅さんは去ってゆく。
この作品での寅さんは早稲田大学に出かけたりして愉快です。
この第40作からは、柴又「くるまや」の店員役で三平ちゃん(北山雅康さん)が登場します。
また、オープニングとエンディングにバイをする寅さんの商品をくすねる泥棒役で笹野高史さんが登場。オープニングとエンディングで見せる見事な逃げっぷりにも注目!
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リマスター版を含めると49作ある「男はつらいよ」の中でも、
この作品が一番好きです。
オープニングも「夢落ち」にはなっておらず、信州の美しい風景から始まります。ドラマのそこかしこに、「サラダ記念日」の短歌らしきものが散りばめられていて、ドラマを引き締めます。
「サラダ記念日」を買ってみたくなる作品です。
マドンナは三田佳子。三田寛子もマドンナかな?
いつものように、結ばれそうで逃げていってしまう寅さんですが、当時脂ののった女優の三田佳子の控えめな演技が珠玉です。
普段は好きな女優ではないのですが・・・。
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ユーザーレビュー:10件
投稿日
2007/12/11
レビュアー
ケチケチ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
今回もオープニングの夢は無く、寅がさくらに語る反省の言葉です。ヤクザ渡世の成れの果てを憂う第10作「寅次郎夢枕」からさらに16年が経過し、再び寅の生き方を見つめ直す本作ですね。しかし今回はフォーカスがあたるのは寅ばかりではありません。御前様も年老いた縁側での姿ですし、"地上げ"という時節ネタを絡めて社長は生涯かけた工場への想いを語ります。お馴染みの「とらや」も「くるま菓子舗」と名前を変えていますし、健康保険や雇用保険の一節があることから察すると、会社形式にでもなったのでしょうか。本編中では語られることがありませんし、このシリーズは居間に置かれたテレビなども時代に合わせているようで、行きつ戻りつしていていい加減ですので、このあたりのディティールを何処まで信じて良いのかも少々疑問なんですが、まあ時の流れを意識している作品に間違いはありませんね。満男の成長が描かれるのと相反して、全ての人が年老いていきます。タイトルバック、そしてラストシーンで登場する泥棒(笹野高史)の描写も笑ってばかりはいられず、全速力で走って逃げる泥棒稼業が出来るのも若さがあればこそなんですよね。
今回はマドンナ・真知子(三田佳子)も女としての自分自身の将来を憂います。また医者という職業が"人生の最後"を目の前の問題として突きつけるんですね。老婆の死は医者の立場での悩みをもたらすと同時に、彼女自身の末路を考えさせる問題であったと思います。
寅は真知子の仄かな恋心を知ると、いつものように身を引いてしまいますが、真知子にとって必要な人は、寅が思うように理論で解決できるような人ではないんですね。院長(すまけい)に説得される真知子ですが、彼女を突き動かす物は、苦しんでいる患者が彼女の目の前にいる現実だと思います。
人が思い悩む時、その道を決めさせるのは理路整然とした理屈では決して無く、周囲がもたらす環境じゃないでしょうか。理論は後から行動を正当化し、自分を納得させるために付けているに過ぎないんじゃないかと思います。
寅は満男との会話で『俺みたいに勉強してない奴は、振ったサイコロの出た目で決めるとか、その時の気分で決めるよりしょうがない』と自分を卑下しますが、『サラダがおいしい』と作った人に伝えられるその感覚こそが重要なんですよね。今回の失恋は寅の虚しさじゃなく、自分を卑下する寅に観客が虚しさを感じる失恋だと思います。寅が最初に老婆の家を訪れたのも、彼女の死を身内のように感じることも、理屈などは存在しないはずです。
本作は描くための要素は十分に満たされていると思います。ただその描き方が「サラダ記念日」という短歌集を意識してか、それとなく短い言葉で語るように、それぞれのエピソードを成り立たせているんですね。由紀(三田寛子)と茂(尾美としのり)の描写も、真知子と寅の関係を相反する形で表す描写ですし、真知子をはじめとした大人数がとらやに押しかけての帝釈天や江戸川の描写も、人の関わり合いを短歌で語るかのような短い表現です。そういった描き方も演出トーンの一つとして統一されていれば、その目線で私たちは無意識のうちに映画を見つめますが、"笑い"という要素や寅のキャラクターが立ちすぎる要素などが邪魔をして、演出トーンがまとまりの悪い物になっているんですね。
たとえば、お化け騒動にしても短歌調のトーンで語られる一つのエピソードにしか過ぎませんが、それが笑いのシーンとして目を剥いてしまいます。また、大学でのワット君にまつわる一節も、理論に勝る(寅の)経験という一つのエピソードですが、わざわざ第20作のワット君(中村雅俊)を持ち出し、寅を中心とした笑いのシーンを演出することで、表現しようとする以上の物が絡んでしまうんですね。
真知子という女性の心理を丁寧に追うドラマでもなく、詩的なエピソードを連ねて語ることに集中する映画でもなく、結局感覚として伝わる要素はどんどん減少して、頭で考えなければならない要素を観客が繋ぎ合わせるという作品になってしまいます。
これはこの映画が訴える物とも非常に相反する仕上げ方だと思います。『サラダがおいしい』と感じさせることがない作品なんですよね。
またこれはこのシリーズ全てに言えることですが、一見大衆向けで優しい表現の人情劇を作っているようで、実は引用であったり構成であったりというのは極めてインテリの臭いが漂う作品が並ぶシリーズです。このシリーズをここまで見てくると、なぜ大衆にこれほど指示されたか疑問に思うところが大きいです。そこには大衆の大きな勘違いがあったんじゃないでしょうかね。
いつものことながら、感覚として伝わらない、伝えようとしない映画は出来の悪い映画としか言えません。短歌も映画も考える物じゃなくて、感じ取る物だと思います。
30点。
投稿日
2006/02/23
レビュアー
KUBOCHIN※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
冒頭、寅さんが櫻へ語りかけるナレーション、その中を寅さんの乗る電車が走る。
山間、渓谷、電車の旅、寅さんの右側の車窓から見える景色が美しい。
小諸駅前 大手鹿島商店街のバス停で寅さんとお婆ちゃんが出会ったことから始まる今回の物語は、マドンナが寅さんに思いを寄せる貴重なパターンだけど、やっぱりいつものように寅さんは去ってゆく。
この作品での寅さんは早稲田大学に出かけたりして愉快です。
この第40作からは、柴又「くるまや」の店員役で三平ちゃん(北山雅康さん)が登場します。
また、オープニングとエンディングにバイをする寅さんの商品をくすねる泥棒役で笹野高史さんが登場。オープニングとエンディングで見せる見事な逃げっぷりにも注目!
投稿日
2006/08/24
レビュアー
ホワイト※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
リマスター版を含めると49作ある「男はつらいよ」の中でも、
この作品が一番好きです。
オープニングも「夢落ち」にはなっておらず、信州の美しい風景から始まります。ドラマのそこかしこに、「サラダ記念日」の短歌らしきものが散りばめられていて、ドラマを引き締めます。
「サラダ記念日」を買ってみたくなる作品です。
マドンナは三田佳子。三田寛子もマドンナかな?
いつものように、結ばれそうで逃げていってしまう寅さんですが、当時脂ののった女優の三田佳子の控えめな演技が珠玉です。
普段は好きな女優ではないのですが・・・。
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男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日 【第40作】