麗しのサブリナ

なんてったってオードリーの美しさが際だってました！
オードリーがフランスでの留学を終えて帰国し、駅で迎えを待つシーンでは、ステキすぎる彼女の姿に鳥肌が立ってしまったほど！
さらにパーティーのシーンの彼女は、本当に“美しすぎる”っていう言葉がぴったりだと思います。
ジバンシーの衣裳も、その美しさを引き立たせるのには最高の衣裳ですね。
白黒の映画ですが、それでもその衣裳の彩りがなんとなく目に浮かびます。

さらにハンフリー・ボガードがステキ。
ハードボイルドな役柄が多い彼ですが、こういうコメディもぴったりくるのが不思議なところ。
彼はあまり男前じゃないのに、とっても魅力的に見える不思議な魅力の俳優さんだなぁと再認識しました。

ストーリーは淡々としているし、なんだかサブリナの性格がうじうじしててちょっと煮え切らないような気もしたけれど、
最後にはぴしっときれいにキメてくれるのが、さすがビリー・ワイルダーの手腕ですね。
淡々と、そしてうじうじしているのも演出って感じです。
ラストはなんだかホロリときます。
シンデレラストーリーなのに、全然イヤミがないのは、
ビリー・ワイルダーならではでもあるし、
それ以上にオードリーとボギーというキャストだからこそ…、と思いました。

とにかくステキな映画です♪

世界中で、一番、日本人に愛されてんじゃ〜ないでしょうか？
O・ヘップバーン、２５歳の作品ですね。
素敵な衣装、舞台設定、二人の豪華男性キャスト(公開当時は、最高の配役だったんですよ〜〜ご存知の方も沢山いらっしゃるでしょうが・・・）今の韓国ドラマにも脈々と受け継がれている、シンデレラ物語でございます。
ロマンティック・コメディの最高傑作と言っても過言はないかも？
舞台劇が、見事にスクリーンで花開いた作品でもあります。
これまでにも、やっぱり何年かごとに、ヘプバーン月間で見直す、おばさんでありました。全作品揃っている、我がライブラリー、只今、整理中の真っ只中。この先、３〜４年は掛かるかな？
さ〜て、次は『噂の二人』にしようか・・・・

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ビリー・ワイルダー作品全作踏破中。サブリナもビリー・ワイルダーとは知らなかったなぁ。時系列でここまで来たが、この作品で作風がえらく変わった。偶然かどうか分からないが、ビリー・ワイルダーの映画って、多くが三角関係の映画で、これもそうなっている。そして、渦中の女の子がいつも強烈に可愛い。

オードリー・ヘップバーンという女優は日本で人気が高いらしく、古い映画を何度も再公開したりテレビ放映したりしていたため、いつまでも若い姿を見せられるので我々の世代の頭の中では永遠に年をとらない女優になってしまっている。だから、カトリーヌ・ドヌーヴと何歳も違わないような印象なのだが、実はオードリーはドヌーヴより14歳も年上なのだ。生きていらしたら今頃は79歳。アリ・マッグローは今年70歳。いかに実は古い女優なのかが分かります。この映画も私は中学生のときに観ているが、実は1954年の作品。私は生まれていない。

サブリナ・パンツは今でも普通にはいている人がいる。本人はサブリナ・パンツであることを知らないかもしれない。映画の中ではちょっとしか出てこないのに、流行を作ったというのは凄い力があったものだ。

なかなか本論に入れないが、
この映画はオードリーは綺麗だが、ストーリーはメチャクチャだ。
何が言いたいんだ？と思ってしまう。
富豪の兄弟とショーファーの娘、という主役設定は面白いが、設定倒れだ。
生まれたときからそばにいるんだから【ショーファーの父は勤続25年でサブリナは22歳なんだから】、お互いにもっとよく知ってるはずじゃないか？　それが今更20歳になって陰から一方的にそっと覗いているというのは有り得ないと思ってしまう。

で、結局なに？　これが恋のサクセスストーリーと思う人はそれは幸せなことで結構ですが、サクセスストーリーなんかじゃない。貧乏人が金持ちと結ばれて、貧乏人のほうを誉める人はいない。とパパは言っている。
好きな人と一緒になれたからサクセスなのか？　オードリーの愛が幼い愛から大人の愛に成長する過程を描くつもりだったのは明らかだが、そこが全然描けていないじゃないか。なぜ兄に乗り換えたのかの説得力が無い。ただの気紛れ娘じゃないか、これでは。

そういう難しい事を言う奴をだまらせる力がオードリー・ヘップバーンにはある。だから私は何も言わない。

22歳の娘と55歳の男が恋をする。夢があっていいじゃないか。あと10年で年金暮らしで妻は32歳で養っていけるのか？子供は作れるのか？とか、そんなことはうるさい。

だまってオードリーを観る映画である。

　結構、暗い内容の映画で参ったな〜と思いつつ見入ってしまった。
あのオードリーの大きな目に細いウエスト。そしてお洒落な服に女故に関心があり観てしまった感じ。

　内容的には古い映画なので、今更という感じだけれども、童顔のオードリーの表情の変化を観るだけでも楽しい映画ともいえます。

　最後は私好みのハッピーエンドなので、許すとしましょう（＾−＾）

確かにオードリーのファッションは良かった。

しかし運転手の娘がパリで修行して帰って来て、だから男たちが目を輝かせるというのは、人を外見で判断してるだけのこと。特に真摯な内容ではない。「ローマ・・」がヒットしたからさあ、といっても、同じような切ないドラマはそう簡単には作れないって事だ。
そしてハンフリー・ボガード・・。「カサブランカ」では、ニヒルに見えた、あの表情・・女に捨てられ、流れ流れて賭博カフェのボスには通用するあのニヒルさが、ここでは頑固な表情にしか見えなかった。結局、サブリナパンツとか、ジバンシーとかル・コンドンブルーとか何かストーリから離れたものだけが、印象に残った。