DOOR

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DOOR / 高橋惠子

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「DOOR」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

『火火』の高橋伴明監督が、妻の高橋恵子を主演に迎えて贈るホラー。セールスマンに脅かされる主婦の恐怖を描く。都会の高層マンションに暮らす靖子は夫と息子の3人家族。ある日、かねてから神経質になっていたセールスマンの勧誘を断ろうとして…。

「DOOR」 の作品情報

作品情報

製作年: 1988年
製作国: 日本

「DOOR」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

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むこうぶち6 高レート裏麻雀列伝 女衒打ち

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ユーザーレビュー:16件

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1〜 5件 / 全16件

おもしろい!

投稿日:2008/03/08 レビュアー:mitamita観た〜!!

かなり前に観ました。
20年も前の作品ですが恐さは今も持続していますよ。
監督と主演女優が夫婦、って結構ありますが、伴明さんほど恵子さんを綺麗に撮れる人はいないといつも感心させられます。
物語はちょっとしたボタンのかけ違いで、いわれもない逆恨みを受けるお話です。
そこで「ごめんなさい」で済んだのに〜って突っ込みたくなりますが、そこは綺麗な恵子さん。許しちゃいましょう。
堤大二郎さんもいいですよ。この方確か違っていたらごめんなさい。
ジャニーズ出身では?役者として、特に時代劇で期待されていた当時に
事故がらみで謹慎されてましたよね。結構若手の演技派で頑張っていた時だったと記憶しています。
あのまま順調にいっていればと思うと残念です。
これは復帰後でしょうか。鬼気迫る演技はやっぱり本物でした。
脚本としてもしっかりして観ていてあきませんでしたよ。
げに言う恐いものはお化けなんかより「生身の人間」ってことです。

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80年代の良作邦画ホラー。 ネタバレ

投稿日:2007/12/28 レビュアー:エファ

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これがまたDVDで見れるようになるとは嬉しいです。

初めて見たのは子供の頃だったので、今見ると違った感想を持ちそうな気もしますけど。
でも、昔見た時は十分怖かったですよ。

堤さん演じる一見気の弱いセールスマンが、高橋さん演じる主婦にストーキングするお話なんです。
高橋恵子さん、凄く美しいですよね〜♪そして凄く色っぽい後姿です。
最初は、普通にセールスの営業してるつもりだったのに(ちょっとしつこいけどね)驚くほど邪険にされて逆恨み・・と言う感じですよ。

この時点では高橋さんに「ちょっと被害妄想酷すぎ!」と思ってしまうのですが、どんどん堤さんが常識を逸脱した行為に及んできて気持ち悪くなってきます。

昔はフィクションとして怖がりましたけど、今の世の中ありそうで怖いです。セールスマンを邪険にして逆に嫌がらせを受けた・・と言う話も実際に聞いた事がありますし。

ラストはまるでシャニングみたいになってきて、ちょっと現実味はなくなってきますが、なかなかウマい事できてるホラーだと思いますよ♪

話の内容は単純ですが、高橋恵子さんの美しさと堤さんの狂気の演技がとても冴え渡った良作だと私は思います。

お奨めします★

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意外にスプラッター

投稿日:2008/05/29 レビュアー:勝王

 高橋伴明が奥さんの高橋恵子で撮った1988年の作品。公開当時は、日本初のスプラッターともいわれる池田敏春の「死霊の罠」との豪華2本立てで、「死霊の罠」のインパクトが強烈でこちらは印象が薄かったのですが、今回、DVDで見直してみると、なかなかよく出来た佳作でした。
 当時はまだストーカーという言葉もなかったのではないでしょうか。低予算の映画ですが、何気ない場面もカットが長くて、映画を強烈に意識してますね。高橋恵子とその息子をカメラがずーっと追うところのカットの長さがストーカー目線で不気味なんですよね。
 高橋恵子の奥さんが夫の留守中にセールスマン堤大二郎に嫌がらせをされるという、シンプルなストーリーです。当然ながら、だんだんとストーカー行為はエスカレートしてゆき、最後は狭いマンションの中で意外に残虐なスプラッター。この辺り、セットを組んで部屋の仕切りは無視して上から撮っていたりして、なかなか良いですね。
 最初はマンション生活をわりとリアルに、静かに描きつつ、最後はゴアシーンの連続。このゴアシーンのエスカレートがあってこそ、静から動へと物語も盛り上がるわけで、ただ残虐場面を描きました、というわけでないのがやっぱり高橋伴明の偉いところです。

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高潔にして淫靡 ネタバレ

投稿日:2008/08/10 レビュアー:夜子

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主人公は、幼稚園の男の子を持つ専業主婦(高橋恵子)。
亭主はコンピューター関係の技術者で帰りも遅いし残業ばかりでほとんど家にはいない。住いは近郊のちょっと高級げなマンションで暮しぶりも悪くない。
家の中はきちんと整理され清潔で、そこらの主婦と一緒にしないでよ的なニオイもある。

子供を持つまでわりと時間がかかったような夫婦でもあり、双方子育てはマニュアル本意、亭主は不在がちだが家庭は大事にしている。絵に描いたような個人主義の現代的夫婦だ。

そこに一人のセールスマン(堤大二郎)が登場する。
業績は振わずいまだ独身、今日も今日とてケッコーケッコーと玄関払いされ続けている。

2人にとって出会ったそのものが不幸というか不運というか。
セールスマンがふと彼女に気づくんだな。鼻先でケッコーよ!とがーんとドアを閉められたり、このくそババア!と思わず悪態を吐きたくなるような扱いを平然とするおばちゃんたちの中で彼女はそれはそれはイイ女に映ったわけで。

小股の切れ上がったと言うのかは知らないが、ともかくおしりである。70年から80年あたりのAVからそのまま抜け出てきたような豊かで慈愛に満ちていてそれでいて淫靡なおしり。
おケツでもなくケツでも尻でもなく、「おしり」。

彼女はその豊かなおしりをこれ見よがしにしながら彼の鼻先を通り過ぎる。
悪いけどこれは主人専用なのよ。あなたみたいなパンピーが拝めるだけでもありがたく思いなさいな。と、そういう台詞があるわけではないけども(笑)おそらく彼はその時そう思ったに違いない。彼女の豊満なおしりはそう冷徹に言い捨てて通り過ぎたのだ。

思わず後をつけるセールスマン。彼が彼女とコミュニケーションするには、ナンパでは不可能。じゃあどうするか。玄関にセールスに伺っちゃうんですね(笑)。

2人が繰り広げるドアをはさんでの丁々発止のやり取りはまさに究極。高潔でなに一つの汚点もない主婦が罪悪感を弄られまくりつつ心的格闘を繰り広げるシーンは真に迫って恐ろしい。女性なら似た体験があるかもしれない。

そして後半、高橋恵子のファンであるならモタいアクションシーンがえっちくさくてたまらないというお人もいるだろうし、カメラワークが面白かったというお人もいるだろうし。

申し訳ないが中盤以降のアクションシーンで、この主婦は明らかに男を誘っている(笑)件の業界用語で言う所の「誘い受け」というやつだ。これはまことに許せんなぁと思いつつ目はすっかりオヤジである。
お尻は小さい方がいいという流行もあって豊満な臀部というのにもなかなかお目にかかれなくなった昨今、下手なAVよりよっぽど淫靡で、そういう意味でも秀作。

こないだ芸能人の恐い話スペシャルに現在の高橋惠子さんが。おやこんな番組にご出演なんて珍しいと見ていたら「魔性の夏 四谷怪談より」で演じたお岩さんの心情をとうとうと語り一言。「私、今(お岩さんに)喋らされてるの」・・相変わらずお綺麗だし突き抜けてるなぁ。いろんな意味で。

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美しき獲物 ネタバレ

投稿日:2008/08/24 レビュアー:ポッシュ

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 夜子さんの軽妙洒脱なレビューに惹かれて観てみました。

 皆さん仰っているとおり、これは高橋恵子を愛でる映画ですね。この人って素がない感じ。普段からああいう女優っぽい立ち振る舞いをしてそう。この作品の中でも、フツーの主婦じゃないのですね。家の中でも外出着みたいな良さげな素材のお洋服着ちゃって、家事がやりにくそう。(笑)

 幼稚園に通う息子を持ってるお母さんの役ですが、送迎バスが来て、お友達がどんどん降りてきても「お帰りなさい」の声をかけるでもなく、他のママたちとも目も合わさず。「あなたがたとは違う存在なの」と言わんばかり。思ったけど、平凡な主婦が偶然招いてしまった悲劇ではないですね。夜子さんも仰っていましたが、後半は完全にこの人が誘っていますし、なにより観客側がちょっとカチンときますよね、この女性。その態度はないだろ〜って、この人ちょっと痛い目に合ってもいいんじゃない?ぐらいの(そこまで思うのは底意地の悪い私だけかもしれないけど)気持ちにさせられる。彼女は狙われるべくして狙われた美しき獲物です。

 彼女のマンションを訪れるセールスマンは他にも大勢いて、その声がすべてこの度の犯人・堤大二郎の声になっている(…と思うのだけど)のは、セールスの鬱陶しさや不気味さの総体をすべて彼に投影していると分かったが、その他の男性の声も全部そういう処理になっていたのは、思うに高橋恵子にとって、ダンナ以外の男性はみんな危険な“男”ということではないかと。だから彼女はああまで“女”を意識して生活しているのではないか。言ってしまえば、セクシャリティ(異性から性的対象として見られる性)がアイデンティティーになってしまっている女性。まるでサファリパークの中を丸腰で歩いてる、という無自覚の自意識が、世の男性の、普段は眠っている野性を呼び覚ましてしまう。普段の生活の中では草食動物のように欲望なんて眠っている男性も、彼女が近寄ると、獰猛な肉食動物に変身してしまうのではないか、そんな気がしてしまう、エロい高橋恵子さんなのでした。

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DOOR

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おもしろい!

投稿日

2008/03/08

レビュアー

mitamita観た〜!!

かなり前に観ました。
20年も前の作品ですが恐さは今も持続していますよ。
監督と主演女優が夫婦、って結構ありますが、伴明さんほど恵子さんを綺麗に撮れる人はいないといつも感心させられます。
物語はちょっとしたボタンのかけ違いで、いわれもない逆恨みを受けるお話です。
そこで「ごめんなさい」で済んだのに〜って突っ込みたくなりますが、そこは綺麗な恵子さん。許しちゃいましょう。
堤大二郎さんもいいですよ。この方確か違っていたらごめんなさい。
ジャニーズ出身では?役者として、特に時代劇で期待されていた当時に
事故がらみで謹慎されてましたよね。結構若手の演技派で頑張っていた時だったと記憶しています。
あのまま順調にいっていればと思うと残念です。
これは復帰後でしょうか。鬼気迫る演技はやっぱり本物でした。
脚本としてもしっかりして観ていてあきませんでしたよ。
げに言う恐いものはお化けなんかより「生身の人間」ってことです。

80年代の良作邦画ホラー。

投稿日

2007/12/28

レビュアー

エファ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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これがまたDVDで見れるようになるとは嬉しいです。

初めて見たのは子供の頃だったので、今見ると違った感想を持ちそうな気もしますけど。
でも、昔見た時は十分怖かったですよ。

堤さん演じる一見気の弱いセールスマンが、高橋さん演じる主婦にストーキングするお話なんです。
高橋恵子さん、凄く美しいですよね〜♪そして凄く色っぽい後姿です。
最初は、普通にセールスの営業してるつもりだったのに(ちょっとしつこいけどね)驚くほど邪険にされて逆恨み・・と言う感じですよ。

この時点では高橋さんに「ちょっと被害妄想酷すぎ!」と思ってしまうのですが、どんどん堤さんが常識を逸脱した行為に及んできて気持ち悪くなってきます。

昔はフィクションとして怖がりましたけど、今の世の中ありそうで怖いです。セールスマンを邪険にして逆に嫌がらせを受けた・・と言う話も実際に聞いた事がありますし。

ラストはまるでシャニングみたいになってきて、ちょっと現実味はなくなってきますが、なかなかウマい事できてるホラーだと思いますよ♪

話の内容は単純ですが、高橋恵子さんの美しさと堤さんの狂気の演技がとても冴え渡った良作だと私は思います。

お奨めします★

意外にスプラッター

投稿日

2008/05/29

レビュアー

勝王

 高橋伴明が奥さんの高橋恵子で撮った1988年の作品。公開当時は、日本初のスプラッターともいわれる池田敏春の「死霊の罠」との豪華2本立てで、「死霊の罠」のインパクトが強烈でこちらは印象が薄かったのですが、今回、DVDで見直してみると、なかなかよく出来た佳作でした。
 当時はまだストーカーという言葉もなかったのではないでしょうか。低予算の映画ですが、何気ない場面もカットが長くて、映画を強烈に意識してますね。高橋恵子とその息子をカメラがずーっと追うところのカットの長さがストーカー目線で不気味なんですよね。
 高橋恵子の奥さんが夫の留守中にセールスマン堤大二郎に嫌がらせをされるという、シンプルなストーリーです。当然ながら、だんだんとストーカー行為はエスカレートしてゆき、最後は狭いマンションの中で意外に残虐なスプラッター。この辺り、セットを組んで部屋の仕切りは無視して上から撮っていたりして、なかなか良いですね。
 最初はマンション生活をわりとリアルに、静かに描きつつ、最後はゴアシーンの連続。このゴアシーンのエスカレートがあってこそ、静から動へと物語も盛り上がるわけで、ただ残虐場面を描きました、というわけでないのがやっぱり高橋伴明の偉いところです。

高潔にして淫靡

投稿日

2008/08/10

レビュアー

夜子

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主人公は、幼稚園の男の子を持つ専業主婦(高橋恵子)。
亭主はコンピューター関係の技術者で帰りも遅いし残業ばかりでほとんど家にはいない。住いは近郊のちょっと高級げなマンションで暮しぶりも悪くない。
家の中はきちんと整理され清潔で、そこらの主婦と一緒にしないでよ的なニオイもある。

子供を持つまでわりと時間がかかったような夫婦でもあり、双方子育てはマニュアル本意、亭主は不在がちだが家庭は大事にしている。絵に描いたような個人主義の現代的夫婦だ。

そこに一人のセールスマン(堤大二郎)が登場する。
業績は振わずいまだ独身、今日も今日とてケッコーケッコーと玄関払いされ続けている。

2人にとって出会ったそのものが不幸というか不運というか。
セールスマンがふと彼女に気づくんだな。鼻先でケッコーよ!とがーんとドアを閉められたり、このくそババア!と思わず悪態を吐きたくなるような扱いを平然とするおばちゃんたちの中で彼女はそれはそれはイイ女に映ったわけで。

小股の切れ上がったと言うのかは知らないが、ともかくおしりである。70年から80年あたりのAVからそのまま抜け出てきたような豊かで慈愛に満ちていてそれでいて淫靡なおしり。
おケツでもなくケツでも尻でもなく、「おしり」。

彼女はその豊かなおしりをこれ見よがしにしながら彼の鼻先を通り過ぎる。
悪いけどこれは主人専用なのよ。あなたみたいなパンピーが拝めるだけでもありがたく思いなさいな。と、そういう台詞があるわけではないけども(笑)おそらく彼はその時そう思ったに違いない。彼女の豊満なおしりはそう冷徹に言い捨てて通り過ぎたのだ。

思わず後をつけるセールスマン。彼が彼女とコミュニケーションするには、ナンパでは不可能。じゃあどうするか。玄関にセールスに伺っちゃうんですね(笑)。

2人が繰り広げるドアをはさんでの丁々発止のやり取りはまさに究極。高潔でなに一つの汚点もない主婦が罪悪感を弄られまくりつつ心的格闘を繰り広げるシーンは真に迫って恐ろしい。女性なら似た体験があるかもしれない。

そして後半、高橋恵子のファンであるならモタいアクションシーンがえっちくさくてたまらないというお人もいるだろうし、カメラワークが面白かったというお人もいるだろうし。

申し訳ないが中盤以降のアクションシーンで、この主婦は明らかに男を誘っている(笑)件の業界用語で言う所の「誘い受け」というやつだ。これはまことに許せんなぁと思いつつ目はすっかりオヤジである。
お尻は小さい方がいいという流行もあって豊満な臀部というのにもなかなかお目にかかれなくなった昨今、下手なAVよりよっぽど淫靡で、そういう意味でも秀作。

こないだ芸能人の恐い話スペシャルに現在の高橋惠子さんが。おやこんな番組にご出演なんて珍しいと見ていたら「魔性の夏 四谷怪談より」で演じたお岩さんの心情をとうとうと語り一言。「私、今(お岩さんに)喋らされてるの」・・相変わらずお綺麗だし突き抜けてるなぁ。いろんな意味で。

美しき獲物

投稿日

2008/08/24

レビュアー

ポッシュ

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 夜子さんの軽妙洒脱なレビューに惹かれて観てみました。

 皆さん仰っているとおり、これは高橋恵子を愛でる映画ですね。この人って素がない感じ。普段からああいう女優っぽい立ち振る舞いをしてそう。この作品の中でも、フツーの主婦じゃないのですね。家の中でも外出着みたいな良さげな素材のお洋服着ちゃって、家事がやりにくそう。(笑)

 幼稚園に通う息子を持ってるお母さんの役ですが、送迎バスが来て、お友達がどんどん降りてきても「お帰りなさい」の声をかけるでもなく、他のママたちとも目も合わさず。「あなたがたとは違う存在なの」と言わんばかり。思ったけど、平凡な主婦が偶然招いてしまった悲劇ではないですね。夜子さんも仰っていましたが、後半は完全にこの人が誘っていますし、なにより観客側がちょっとカチンときますよね、この女性。その態度はないだろ〜って、この人ちょっと痛い目に合ってもいいんじゃない?ぐらいの(そこまで思うのは底意地の悪い私だけかもしれないけど)気持ちにさせられる。彼女は狙われるべくして狙われた美しき獲物です。

 彼女のマンションを訪れるセールスマンは他にも大勢いて、その声がすべてこの度の犯人・堤大二郎の声になっている(…と思うのだけど)のは、セールスの鬱陶しさや不気味さの総体をすべて彼に投影していると分かったが、その他の男性の声も全部そういう処理になっていたのは、思うに高橋恵子にとって、ダンナ以外の男性はみんな危険な“男”ということではないかと。だから彼女はああまで“女”を意識して生活しているのではないか。言ってしまえば、セクシャリティ(異性から性的対象として見られる性)がアイデンティティーになってしまっている女性。まるでサファリパークの中を丸腰で歩いてる、という無自覚の自意識が、世の男性の、普段は眠っている野性を呼び覚ましてしまう。普段の生活の中では草食動物のように欲望なんて眠っている男性も、彼女が近寄ると、獰猛な肉食動物に変身してしまうのではないか、そんな気がしてしまう、エロい高橋恵子さんなのでした。

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