リトル・ロマンス

『小さな恋のメロディ』みたいな話かと思いきや,もっとほろ苦い人間ドラマ。子供二人の恋愛ストーリーを軸に,ささくれ立った心を持った人達が人生を見つめ直す,そんなお話です。登場人物が皆,何かを傷つけたり盗んだりして生きているのが実に現実的。だからこそ感動的です。

ヒロインのD・レインが実にかわいい。映像特典で演技に奥が無くて満足していないと語っていますが,いやいや,その「青さ」こそが純粋でいい所です。つられて涙してしまいます。
そして小さな恋人達を見守るジュリアス役のローレンス・オリビエ。若い主役2人の手前,その力を持て余していますが,ユーモアと貫録の演技が作品を忘れ難い物にしています。
主人公の少年は正直,もっとアクの少ない方が好感が持てます。まああれだけ個性が強いからヒロインが惹かれるのですが。もっともこれはD・レインとキスするなんて羨ましい！というやっかみ半分のごくごく個人的な意見です。

また,作中では『明日に向かって撃て！』を始め何本か映画が流れます。この辺りは映画好きの心をくすぐるのではないでしょうか。

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公開当時、ジョージ・ロイ・ヒル作品ということで観ましたが、これが当時１４歳だったダイアン・レインのデビュー作となります。
もっとも彼女は６歳から舞台で活躍していたので、演技力は確かです。
でもさすがに初々しく、かわいい。

１３歳の男女の初恋を描くので、ティーン・エージャー向けのアイドル映画と思われがちですが、たとえば大林宣彦監督の「転校生」や「時をかける少女」がそうであるように、広範な年齢層の鑑賞に堪える作品です。

(以下イントロダクション　　一応配慮しているつもりですが、若干ネタばれ。　)
パリに住む１３歳の少年ダニエル(テロニアス・ベルナール。　　2000人を超す候補者に当たったが決まらず、結局監督が街で見つけてスカウト。　映画出演は本作のみのはず)はタクシー運転手の父親と二人暮し。　　　IQが非常に高く、数学の能力は大人顔負け。
彼はある日、アメリカ人の少女ロレーン(ダイアン・レイン)と知り合う。
実は彼女もIQが非常に高く、数学と哲学の知識が深い女の子。　似たもの同士。

公開当時、友人がこのIQが非常に高い二人という設定が好きじゃないと言っていました。
でもそのような反感のために、二人は同世代の子どもから浮いているということなのです。
それぞれ一人ずつ”親友”がいますが・・・・。
特にロレーンは母の再婚相手が大会社の重役で大金持ちであるために、よけいに周りから浮いています。　　　　
ダニエルとロレーンが互いを好きになるのは、普通の少年少女と何も変わらないのです。


頭がとても良くても、子どもである彼らは、やはり子どもとして扱われます。
そして頭がよくても、経験が足りなくて未熟という点では、何ら他の子どもたちと変わらないのです。
ジョージ・ロイ・ヒル監督、今回は少しばかり大人に近づいたがまだなっていない人間を描きます。

この映画でもう一人重要な役がジュリアスという老人。　演じるのはローレンス・オリヴィエ。
彼は二人と深く関わりますが、なぜ彼は二人を助け、彼らの願いをかなえようとするのでしょうか。
この役を通してみると、この映画はまた別の味わいがあります。
このおしゃべりな老人、しばしば自己紹介のため名を名乗ります。　

中でも、山場で彼が警官たちに静かに名乗るシーンが好きです。　　
大げさなところが何もない落ち着いた口調ですが、シェークスピア役者の彼が”見得を切って”見せていると思います。　　名乗るときはどこか誇らしげ。　　さすがの風格。

「ウソから出た誠」は、形が変わっても、ロマンスのやはり常道でしょうか。
人は時になぜ初恋に永遠の輝きを求めるのでしょうか。

ヴィヴァルディの「四季」をベースにした、ジョルジュ・ドルリューのオリジナル曲が美しい小品です。

昔観て記憶が薄れてる映画を観直していこう！っつーことで、ジョージ・ロイ・ヒル監督作品でダイアン・レインのスクリーンデビュー作『リトルロマンス』を観直してみました♪

やっぱ今見てもダイアン・レインはむちゃくちゃカワイかったш(｀∇´*)ш

□■□■□■□■□

その昔、自分が中学生の時に観たときの記憶は、身悶えるほど甘酸っぱくて、ヒロインの子がむちゃくちゃ可愛かった印象と・・・

"こんなヤツのどこがええねんヽ（｀Д´）ノ"・・・でした（´艸｀）

そして、あれから20年・・・
大人になって観直してみた結果感じたことは・・・

"やっぱこんなヤツのどこがええねんヽ（｀Д´）ノ"・・・でしたш(｀∇´*)ш（成長して無ぇー！）

ぜんぜん魅力を感じひんのは男目線やからかな！？

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作品としては、ジョージ・ロイ・ヒル監督にしてはちょっとゆるいけど、そのゆるさがええ感じに作品の甘酸っぱさになってて、個人的にはかなり好きな雰囲気っすねー（°∀°）b

まぁかなりあまーい映画なんで、これを結構気に入ってるっつーことは中学生時代は隠してましたがш(｀∇´*)ш

個人的満足度　76点！　　ダイアン・レインは100点！！！

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いやぁ、お話も可愛かったし、何よりも
ダイアン・レインがメチャ可愛かった。
大人っぽいけど、純真でもあって
上品で頭の良いお嬢さんの雰囲気がよく出ていました。
これがデビュー作なんですね。
もう３０年も前の作品だなんて・・・
古臭い感じは微塵も感じられませんでしたね。

二人で創り上げる伝説のキス。
そこに至るまでは、数々の困難が・・・
国境を越えての家出ですからね、
１３歳の子供たちにはかなりな冒険です。

二人の恋の逃避行？を助けるのがローレンス・オリヴィエ扮する
ジュリアスという老人。
彼がとても重要な役割を果たしてくれています。
彼のセリフもとても素敵です。

ダイアン・レイン演じるローレンの恋のお相手は
ちょっと生意気でカッコつけの映画オタクのダニエル。
「明日に向かって撃て！」や「スティング」のシーンが
登場すると思ったら、同じ監督さんの作品だったのですね。

その後の二人は描かれていないので
勝手に想像して楽しんじゃうことにします！！

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ダイアン・レインの映画デビュー作。演技が上手すぎます。
舞台経験が既にこの時点で豊富だったようだが、いわゆる自然な演技が既に
できてるのには驚いた。
男の子役の子はやはり大袈裟になってしまっているのだけど、これが普通。
ダイアン・レインの演技はこの作品を十分大人の映画として見せることに一役
かっているし、映画の質自体をあげている。

後半はイタリアが舞台だけど、ロケ地って重要ですね。
なんの変哲もないシーンでも背景があれだと出来上がっちゃってるわけだから。
ＣＧなどはもちろんないけわけで、それは素直に美しく、リアリティがある。

私は既にこのロマンス自体は観てて恥ずかしくなってしまう年齢ですけど
人生ってこういうのも必要なんだなと改めて思わされた１９７９年の作品でした。