ラ・バンバ

わずか１７歳のみじかい生涯を　飛行機事故で　ルー・ダイアモンド・フィリップスがまさに熱演
「カモン・レッツ・ゴー」「ドナ」「ラ・バンバ」の３曲だけを残し その活動期間はわずか８ケ月　　

ヒスパニック季節労働者家庭に育ち　その家族愛/恋愛/人種差別とともに描く
そして　歌のヒットとともにアメリカンドリームを・・・青春ロックミュージック/ストーリー

南カルフォルニアの匂い　母親役のロザンナ・デ・ソートが魅力的でとても素敵
　
音楽がとにかくよい　当時の曲が　もりだくさん聴け　こころワクワク　からだノリノリ！！
この主題歌をカバーした　ロス・ロボスの「ラ・バンバ」も大ヒットし　現在でもよく耳にする

このての作品「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」より　このほうが　だんぜん好きだニャ！！

伝記物とは露知らず・・・
数曲のヒット曲を残し、わずか１７年の人生を駆け足で通り過ぎたスターの物語でした。
実際のリッチー・ヴァレンスは小太りで角ばった顔立ちだったらしいのですが、映画では、ちょっと猿顔のルー・ダイアモンド・フィリップスが演じています。
この人「戦火の勇気」での、過去の出来事に葛藤する軍人役が印象に残っていますが、本作では、初々しく純粋な若者を嫌みなく演じていて好感が持てました。
アフレコはリッチー・ヴァレンスと同じメキシコ系アメリカ人バンドロブ・ロスが担当していて、本作放映後に「ラ★バンバ」が大ヒットしたとか。

今もなお受け継がれているノリの良い曲と相反する儚い人生。

運命とは皮肉なものです。

このジャンルの映画、「バディ・ホリー物語」や「グレート・ボールズ・オブ・ファイア」「レイ」などが大好きで先日「ウォーク・ザ・ライン」を観ましたが「ラ・バンバ」の方が断然好きです。
まず青春映画として、しっかりとした脚本、役者が揃っているところが良い訳ですが、なんといっても音楽映画としてのクオリティの高さは秀逸。
Ｌ・Ｄ・フィリップスはさすがにロス・ロボスの吹き替えとなっていますがシーンとしては素晴らしくエディ・コクラン役のブライアン・セッッツァーやチャッキー・ウイルソン、バディ・ホリー役などめちゃめちゃイイです。
そういった事が映画のリアリティも高め、ただの青春映画と片付けられない佳作となりました。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ストレイ・キャッツ、というよりも「イチロー♪」のCMの人と言ったほうが通りがいいブライアン・セッツァーのエディ・コクラン（それはそれでたまらないのですが）以外、全員がはまり役という素晴らしい映画です。音楽がロス・ロボスというのもわかってらっしゃる。
特に素晴らしかったのはダメな兄役、イーサイ・モラエス。表面だけなぞるとつるっと終わってしまうこの作品に陰影を与えています。バディ・ホリー役のマーシャル・クレンショーも出演は短いですがよく似ていて驚きます。
リッチー・ヴァレンスの死についてはさらっと描きすぎな気もしますが、おそらくアメリカでは日本以上に彼の飛行機事故死は周知の事実なので描く必要がないのかもしれませんね。いずれにせよ、あの時代の空気をしっかり切り取った（と思わせる）ことだけで成功と言っていいでしょう。

ちなみに音楽を担当したロス・ロボスはこの映画で有名になりましたが、「ラ・バンバ」のような曲はほとんどやっておらず、もっとシリアスなチカーノ・ロックをやってます。傑作「コロッサル・ヘッド」は必聴です。

初めて鑑賞したのは、中学生位だったかな・・・
この映画で、かっこいいＲ＆Ｒに興味を持って、
ギターまで購入したのを思い出します。

17歳の生涯を、輝きながら過ごしたリッチー・ヴァレンスを
ルー・ダイアモンド・フィリップスが完璧に演じ、
最期は号泣させてくれます。

この映画でルー・ダイアモンド・フィリップスの大ファンになった私にとって、「ビッグ・ヒット」の彼の役は、見るのがとても辛かった・・・（それ位、ハマリ役！！）

と言うわけで、とにかく１度観て下さい！！！