ネバダ・スミス / スティーブ・マックィーン
ネバダ・スミス
/ヘンリー・ハサウェイ
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全体の平均評価点: (5点満点)
(16)
解説・ストーリー
スティーヴ・マックィーンの代表作であるウエスタン。両親を惨殺されたマックスは復讐の旅に出ることに。途中、出会ったコードから拳銃の使い方などの他に“考え方”を教わり、マックスは彼の教えに忠実に復讐を遂げていく。
スティーヴ・マックィーンの代表作であるウエスタン。両親を惨殺されたマックスは復讐の旅に出ることに。途中、出会ったコードから拳銃の使い方などの他に“考え方”を教わり、マックスは彼の教えに忠実に復讐を遂げていく。
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「ネバダ・スミス」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
スティーヴ・マックィーンの代表作であるウエスタン。両親を惨殺されたマックスは復讐の旅に出ることに。途中、出会ったコードから拳銃の使い方などの他に“考え方”を教わり、マックスは彼の教えに忠実に復讐を遂げていく。
「ネバダ・スミス」 の作品情報
「ネバダ・スミス」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
ネバダ・スミスの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
131分 |
日本語英語吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
PDSV226 |
2004年06月25日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
0人
|
0人
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1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
ネバダ・スミスの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
131分 |
日本語英語吹き替え用 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語 2:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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PDSV226 |
2004年06月25日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
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ユーザーレビュー:16件
マックィーンには珍しいアンチ・ヒーロー物
結構、大河ドラマ風で紆余曲折あって面白かったです。
白人の父親とインディアンの母親の混血のマックス(スティーブ・マックィーン)は、ならず者達に両親を惨殺されます。
復讐を誓ったマックスは砂漠を飲まず食わずで追いますが、餓死寸前。馬も、お金も、ライフルも失い途方に暮れるところを、武器商人に助けられ、拳銃使いの技を伝授され・・・
一端の殺し屋(現代で言うと)に成長して行きます。
1人目の復讐は馬小屋で銃撃やナイフでしたが、
2人目になると、相手は囚人になっていたので、マックスは、
銀行強盗でわざと捕まり、同じ囚人になるのです。
沼地のジャングルの収監場所から脱走を企てますが、復讐相手を、
脱走の相棒にするという知恵者ぶり。
女もカヌーの調達に利用して、沼地で遂に2人目を殺します。
かなりアンチヒーローに成長してしまいます。
立派に『お尋ね者』ですよ。
面白いのですが、スティーブ・マックィーンの映画としては、
ユーモアがないのと、男の色気が、ちょっと足りないですね。
でも、良く出来た復讐活劇でした。
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目と心が安まる映画
「どろろ」を見たらこの映画が見たくなりました。若者が家を焼いて復讐の旅に出る、というところが同じです。燃える家をじっと見る場面が、とてもいいです。子供の頃テレビで何度も放映され、放映されるたびに見た映画です。西部劇ですが、青春映画でもあります。荒野の風景は寂しいし、マックィーンのGパン姿が凄くカッコいい。マックィーンがインディアン(アメリカ先住民)とのハーフに見えないとか(ブロンソンじゃないですからね)、当時の実年齢と役柄との年齢に無理がある(「ブリット」なんかとそんなに変わらない時期です)とか、今はいろいろ思いますけど、子供のころはそんなこと、思わなかったですからね。
こういう、ヒネリはないけど分かりやすくて(感情移入しやすくて)ストーリーがブレない映画が今はなかなかありません。「どろろ」も出だしから中盤はいいのにラスト近くでグズグズになってしまいます。年とって体力がなくなると、いろんなことを盛り込まれると見ているのがキツイんですよね。デ・パルマ好きですけど、ずっとあの調子でデパルマジックやられたらたまらん、みたいなところがあるので、たまには「ネバダ・スミス」とか見て目と心を休めなければならないわけです。
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復讐の旅から得たものとは
1966年 アメリカ映画
原作:ハロルド・ロビンス
1966年の本作は「荒野の七人」の6年後ですが同じ西部劇でも荒野の七人に比べると派手さはないものの、主人公マックス・サンドの心の変化や成長がしっかりと観る者の心に響く作品だと思います。マックス・サンドは銃の扱いも素人同然で、読み書きも出来ない16歳という設定だそうで、この時マックイーンは35歳位。多少の無理はあるとしても私にとっては大した問題ではありませんでした。それよりも、この作品が原作ハロルド・ロビンスの「大いなる野望」のアラン・ラッド扮するマックス・サンドの若き日のスピンオフと知り、もしもアラン・ラッドが演じたら違う感じになっただろうと、もし出来るならアラン・ラッド版も観てみたいと思った(もちろん叶いませんが)。
1890年アメリカのネバダ州が舞台で雄大な山々が背景に広がりアメリカという国の広大な自然を感じる事が出来る。浮き出た様な真っ赤なオープニングの文字と音楽もどこか哀愁漂う雰囲気がある。マックイーン演じるマックス・サンドは白人の父とインディアン母の間に生まれたハーフで、無学の身であった。ある日3人組のならず者に突然両親を惨殺されてしまう。マックスは悲しむ間もなく復讐を固く心に誓い、馬とライフル、そしてたったの8ドルだけを持って故郷を後にする。しかし、そう易々と物事は進まない。復讐を成し遂げるには銃の打ち方や心の持ち方、何が必要で何を見極めるか、そう言った事がまるで出来ていない世間知らずだった。このマックスに親切丁寧に教えるのが行きずりのジョナス・コード(ブライアン・キース)だった。「右手でも左手でも酔っていても寝ぼけていても暗闇でも打てるというならチャンスはあるがインディアンのガキには無理だ、やめておけ」と言われる。コードの銃さばきを目の当たりにしたマックスは今の自分では無理だと感じたのだろう、教えて欲しいと彼に頭を下げるのだった。このジョナス・コードと過ごした特訓の日々と別れ際に交わす台詞がいい。「銃さばきも大事だが、安易に人を信用するな 慎重に行動し、戦う場所を選べ」「友達も信用するな」と。
親の仇は必ず打つ!そう誓った気持ちに変わりはない。ひとり、またひとりと着々と復讐を遂げて行くマックスだった。一人目の相手は賭博場に居たジェシー・コー(マーティン・ランドー)、インディアンの娘ニーナの証言と父親の馬が繋がれているのを見つけて、この店にいると確信する。死闘の末に一人目の仇を打つもマックス自身も服の中にあった本のおかげで一命を取り留める程の重症を負う。回復を待って次なる相手はビル・ボードリー(アーサー・ケネディ)だ。船での移動中、船長に読めない字を教えてもらい、デルタ州立銀行強盗をしたボードリーが捕まった事を知る。マックスは自ら銀行強盗を犯し、囚人としてルイジアナ刑務所に送られボードリーに接触を図る。この沼地での強制労働は過酷なもので「パピヨン」と被って見えた。マックスはボードリーに接近し、一緒にボートで逃げようと持ち掛ける。地元の女性ピーラの手伝いもあり、ボートを手に入れたマックスは逃げる途中で正体を明かし、二人目の仇を打つのだった。この時の村の女性ピーラの気持ちになると辛い。しかしマックスにとって全ては親の敵討ちの為、致し方ない。毒蛇に嚙まれ息を引き取ったピーラに「・・・すまない」と言い残し、先へ向かう。
この後、逃げたマックス自体がお尋ね者となっており、三人目であるトム・フィッチ(カール・マンデン)は自分が狙われる対象になっている事に気が付く。ここはマックス・サンドのじりじりと追い込む不気味さがよく表れている。途中で出会うザッカルディ神父(ラフ・ヴァローネ)との絡みはマックスにとっても観る方にとってもこの映画の重要な部分だと言える。憎しみからは何も生まれないという事だろう。駅馬車強盗の頭となっていたトム・フィッチに雇われたマックスが遂に“その時”を迎えるが、フィッチを捉えて追い込んだ時、大きく成長したマックスの姿があった。
以前のレビューが、あまりにお粗末なので、いつか再見したらもう一度きちんと書こうと決めていました。先週NHKのBSプレミアムで放送されたのでじっくりと再見しましたが、それにしても序盤に木の陰からライフルを構えた横顔だけでも絵になるのに、素早い投げ縄や牛追いシーン等、マックイーンの俊敏な動きを見ると堪りません。
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こころに染みる西部劇
投稿日:2014/01/26
レビュアー:趣味は洋画
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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この映画での発見は、子供の頃にみた印象が強かった...といっても本作自身やスティーヴ・マックィーンのことではありません。 出番は少ないのですが、物語の中盤に登場する老保安官ポール・フィックスです。
彼は知る人ぞ知る、米TV58年〜「ライフルマン」でも保安官役を演じ、その‘妙に落ち着き払ったしぐざ’が印象に残っている俳優です。
まあ、そんなことよりも本編ですが、作品の冒頭から主人公マックス(スティーヴ・マックィーン)の両親が惨殺され、殺し屋3人を追う展開がスタート、復讐劇であることが想像できます。 しかもラストの復讐完遂までの道程はまったくブレることなく、マックスは様々な人物と心を通わせながら、目的を果たすために手段を選ばず邁進するのです。 旅の途中、マックスは鉄砲鍛冶屋のジョナス(ブライアン・キース)と知り合い、彼から銃の扱い方を習い、‘どんな時でも決して油断するな’と教えを受けます。このあたりは見応えがあります。 仇の殺し屋3人のうち、まずジェシ(マーチン・ランドー)を激しい死闘の末に倒し、2人目のビル(アーサー・ケネディ)がルイジア刑務所で刑に服していると知るや、マックスはわざと強盗未遂事件を起こして同じ刑務所に入り、ビルをうまくそそのかして脱走、目的を果たします。そして5年後、遂に3人目のトム(カール・マルデン)を見つけ出し、追撃の末にトムの両足を撃ちぬきます。 ‘ひとおもいに殺してくれ’と嘆願するトムに対し、マックスはとどめの一発をためらい、銃を川に捨てて去っていきます。 実はマックス自身がお尋ね者となっていたとき、神父(ラフ・ヴァローネ)の教えを受けたことが、この‘とどめの一発’を思いとどめさせたのでしょう。
こうみてみると、本作は単なる西部劇ではなく、青春劇でもあり、神聖なドラマでもあると思えてきます。 これがヘンリー・ハサウェイ監督の狙いだったのかもしれません。
S・マックィーンは本作では、ジェームズ・ディーンとややダブる感はありますが、同年「砲艦サンパブロ」でホルマン一等機関兵を演じてアカデミー主演男優賞ノミネートを果たすなど、絶頂期に向かいつつある頃です。
大西部を映し出す風景が実に素晴らしく、アルフレッド・ニューマンの心に染みるテーマスコアもいい感じ...60年代の佳作です。
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単なる復讐劇ではない
投稿日:2004/09/26
レビュアー:かんぬき
単純な復讐劇かと思ったら、これは若者の成長の物語でもありました。
両親の仇を執拗に追い続ける主人公ですが、最後は意外な行動に…
これまで西部劇の名作を借りてロクなことはなかったのですが。
これはなかなかイケますよ!
ほとんど登場しない『ネバダ・スミス』の名前を取り上げるタイトルセンスも抜群。
なんとなく桑畑三十郎を連想してしまう…
時間はちょっと長め。中盤が多少ダラっとしていました。
けどこれだけの出来なら、見ておいて損はないと思います。
西部劇好きの方には特におすすめ。未見ならばぜひ!
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ユーザーレビュー
マックィーンには珍しいアンチ・ヒーロー物
投稿日
2015/10/23
レビュアー
カマンベール
結構、大河ドラマ風で紆余曲折あって面白かったです。
白人の父親とインディアンの母親の混血のマックス(スティーブ・マックィーン)は、ならず者達に両親を惨殺されます。
復讐を誓ったマックスは砂漠を飲まず食わずで追いますが、餓死寸前。馬も、お金も、ライフルも失い途方に暮れるところを、武器商人に助けられ、拳銃使いの技を伝授され・・・
一端の殺し屋(現代で言うと)に成長して行きます。
1人目の復讐は馬小屋で銃撃やナイフでしたが、
2人目になると、相手は囚人になっていたので、マックスは、
銀行強盗でわざと捕まり、同じ囚人になるのです。
沼地のジャングルの収監場所から脱走を企てますが、復讐相手を、
脱走の相棒にするという知恵者ぶり。
女もカヌーの調達に利用して、沼地で遂に2人目を殺します。
かなりアンチヒーローに成長してしまいます。
立派に『お尋ね者』ですよ。
面白いのですが、スティーブ・マックィーンの映画としては、
ユーモアがないのと、男の色気が、ちょっと足りないですね。
でも、良く出来た復讐活劇でした。
目と心が安まる映画
投稿日
2007/02/07
レビュアー
勝王
「どろろ」を見たらこの映画が見たくなりました。若者が家を焼いて復讐の旅に出る、というところが同じです。燃える家をじっと見る場面が、とてもいいです。子供の頃テレビで何度も放映され、放映されるたびに見た映画です。西部劇ですが、青春映画でもあります。荒野の風景は寂しいし、マックィーンのGパン姿が凄くカッコいい。マックィーンがインディアン(アメリカ先住民)とのハーフに見えないとか(ブロンソンじゃないですからね)、当時の実年齢と役柄との年齢に無理がある(「ブリット」なんかとそんなに変わらない時期です)とか、今はいろいろ思いますけど、子供のころはそんなこと、思わなかったですからね。
こういう、ヒネリはないけど分かりやすくて(感情移入しやすくて)ストーリーがブレない映画が今はなかなかありません。「どろろ」も出だしから中盤はいいのにラスト近くでグズグズになってしまいます。年とって体力がなくなると、いろんなことを盛り込まれると見ているのがキツイんですよね。デ・パルマ好きですけど、ずっとあの調子でデパルマジックやられたらたまらん、みたいなところがあるので、たまには「ネバダ・スミス」とか見て目と心を休めなければならないわけです。
復讐の旅から得たものとは
投稿日
2020/09/19
レビュアー
かつ
1966年 アメリカ映画
原作:ハロルド・ロビンス
1966年の本作は「荒野の七人」の6年後ですが同じ西部劇でも荒野の七人に比べると派手さはないものの、主人公マックス・サンドの心の変化や成長がしっかりと観る者の心に響く作品だと思います。マックス・サンドは銃の扱いも素人同然で、読み書きも出来ない16歳という設定だそうで、この時マックイーンは35歳位。多少の無理はあるとしても私にとっては大した問題ではありませんでした。それよりも、この作品が原作ハロルド・ロビンスの「大いなる野望」のアラン・ラッド扮するマックス・サンドの若き日のスピンオフと知り、もしもアラン・ラッドが演じたら違う感じになっただろうと、もし出来るならアラン・ラッド版も観てみたいと思った(もちろん叶いませんが)。
1890年アメリカのネバダ州が舞台で雄大な山々が背景に広がりアメリカという国の広大な自然を感じる事が出来る。浮き出た様な真っ赤なオープニングの文字と音楽もどこか哀愁漂う雰囲気がある。マックイーン演じるマックス・サンドは白人の父とインディアン母の間に生まれたハーフで、無学の身であった。ある日3人組のならず者に突然両親を惨殺されてしまう。マックスは悲しむ間もなく復讐を固く心に誓い、馬とライフル、そしてたったの8ドルだけを持って故郷を後にする。しかし、そう易々と物事は進まない。復讐を成し遂げるには銃の打ち方や心の持ち方、何が必要で何を見極めるか、そう言った事がまるで出来ていない世間知らずだった。このマックスに親切丁寧に教えるのが行きずりのジョナス・コード(ブライアン・キース)だった。「右手でも左手でも酔っていても寝ぼけていても暗闇でも打てるというならチャンスはあるがインディアンのガキには無理だ、やめておけ」と言われる。コードの銃さばきを目の当たりにしたマックスは今の自分では無理だと感じたのだろう、教えて欲しいと彼に頭を下げるのだった。このジョナス・コードと過ごした特訓の日々と別れ際に交わす台詞がいい。「銃さばきも大事だが、安易に人を信用するな 慎重に行動し、戦う場所を選べ」「友達も信用するな」と。
親の仇は必ず打つ!そう誓った気持ちに変わりはない。ひとり、またひとりと着々と復讐を遂げて行くマックスだった。一人目の相手は賭博場に居たジェシー・コー(マーティン・ランドー)、インディアンの娘ニーナの証言と父親の馬が繋がれているのを見つけて、この店にいると確信する。死闘の末に一人目の仇を打つもマックス自身も服の中にあった本のおかげで一命を取り留める程の重症を負う。回復を待って次なる相手はビル・ボードリー(アーサー・ケネディ)だ。船での移動中、船長に読めない字を教えてもらい、デルタ州立銀行強盗をしたボードリーが捕まった事を知る。マックスは自ら銀行強盗を犯し、囚人としてルイジアナ刑務所に送られボードリーに接触を図る。この沼地での強制労働は過酷なもので「パピヨン」と被って見えた。マックスはボードリーに接近し、一緒にボートで逃げようと持ち掛ける。地元の女性ピーラの手伝いもあり、ボートを手に入れたマックスは逃げる途中で正体を明かし、二人目の仇を打つのだった。この時の村の女性ピーラの気持ちになると辛い。しかしマックスにとって全ては親の敵討ちの為、致し方ない。毒蛇に嚙まれ息を引き取ったピーラに「・・・すまない」と言い残し、先へ向かう。
この後、逃げたマックス自体がお尋ね者となっており、三人目であるトム・フィッチ(カール・マンデン)は自分が狙われる対象になっている事に気が付く。ここはマックス・サンドのじりじりと追い込む不気味さがよく表れている。途中で出会うザッカルディ神父(ラフ・ヴァローネ)との絡みはマックスにとっても観る方にとってもこの映画の重要な部分だと言える。憎しみからは何も生まれないという事だろう。駅馬車強盗の頭となっていたトム・フィッチに雇われたマックスが遂に“その時”を迎えるが、フィッチを捉えて追い込んだ時、大きく成長したマックスの姿があった。
以前のレビューが、あまりにお粗末なので、いつか再見したらもう一度きちんと書こうと決めていました。先週NHKのBSプレミアムで放送されたのでじっくりと再見しましたが、それにしても序盤に木の陰からライフルを構えた横顔だけでも絵になるのに、素早い投げ縄や牛追いシーン等、マックイーンの俊敏な動きを見ると堪りません。
こころに染みる西部劇
投稿日
2014/01/26
レビュアー
趣味は洋画
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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この映画での発見は、子供の頃にみた印象が強かった...といっても本作自身やスティーヴ・マックィーンのことではありません。 出番は少ないのですが、物語の中盤に登場する老保安官ポール・フィックスです。
彼は知る人ぞ知る、米TV58年〜「ライフルマン」でも保安官役を演じ、その‘妙に落ち着き払ったしぐざ’が印象に残っている俳優です。
まあ、そんなことよりも本編ですが、作品の冒頭から主人公マックス(スティーヴ・マックィーン)の両親が惨殺され、殺し屋3人を追う展開がスタート、復讐劇であることが想像できます。 しかもラストの復讐完遂までの道程はまったくブレることなく、マックスは様々な人物と心を通わせながら、目的を果たすために手段を選ばず邁進するのです。 旅の途中、マックスは鉄砲鍛冶屋のジョナス(ブライアン・キース)と知り合い、彼から銃の扱い方を習い、‘どんな時でも決して油断するな’と教えを受けます。このあたりは見応えがあります。 仇の殺し屋3人のうち、まずジェシ(マーチン・ランドー)を激しい死闘の末に倒し、2人目のビル(アーサー・ケネディ)がルイジア刑務所で刑に服していると知るや、マックスはわざと強盗未遂事件を起こして同じ刑務所に入り、ビルをうまくそそのかして脱走、目的を果たします。そして5年後、遂に3人目のトム(カール・マルデン)を見つけ出し、追撃の末にトムの両足を撃ちぬきます。 ‘ひとおもいに殺してくれ’と嘆願するトムに対し、マックスはとどめの一発をためらい、銃を川に捨てて去っていきます。 実はマックス自身がお尋ね者となっていたとき、神父(ラフ・ヴァローネ)の教えを受けたことが、この‘とどめの一発’を思いとどめさせたのでしょう。
こうみてみると、本作は単なる西部劇ではなく、青春劇でもあり、神聖なドラマでもあると思えてきます。 これがヘンリー・ハサウェイ監督の狙いだったのかもしれません。
S・マックィーンは本作では、ジェームズ・ディーンとややダブる感はありますが、同年「砲艦サンパブロ」でホルマン一等機関兵を演じてアカデミー主演男優賞ノミネートを果たすなど、絶頂期に向かいつつある頃です。
大西部を映し出す風景が実に素晴らしく、アルフレッド・ニューマンの心に染みるテーマスコアもいい感じ...60年代の佳作です。
単なる復讐劇ではない
投稿日
2004/09/26
レビュアー
かんぬき
単純な復讐劇かと思ったら、これは若者の成長の物語でもありました。
両親の仇を執拗に追い続ける主人公ですが、最後は意外な行動に…
これまで西部劇の名作を借りてロクなことはなかったのですが。
これはなかなかイケますよ!
ほとんど登場しない『ネバダ・スミス』の名前を取り上げるタイトルセンスも抜群。
なんとなく桑畑三十郎を連想してしまう…
時間はちょっと長め。中盤が多少ダラっとしていました。
けどこれだけの出来なら、見ておいて損はないと思います。
西部劇好きの方には特におすすめ。未見ならばぜひ!
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