緋牡丹博徒 お命戴きます

緋牡丹博徒 お命戴きますの画像・ジャケット写真

緋牡丹博徒 お命戴きます / 富司純子

全体の平均評価点:(5点満点)

2

全体の平均評価点:

DVD

TSUTAYA TV

動画ポイント利用可

シリーズ

ジャンル :

「緋牡丹博徒 お命戴きます」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

TSUTAYA TV

動画ポイント利用可

シリーズ

解説・ストーリー

緋牡丹博徒シリーズの第7作目。上州伊香保で、結城組親分・菊太郎に身を救われたお竜。しかし結城は富岡組の組長によって殺されてしまう…。ほのかな恋心を胸にしまい、お竜は仇討ちを誓う―! JAN:4988101112159

「緋牡丹博徒 お命戴きます」 の作品情報

作品情報

製作年: 1971年
製作国: 日本

「緋牡丹博徒 お命戴きます」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

関連作品

関連作品

鞍馬天狗 決定版 鞍馬の火祭

寝ずの番

日本女侠伝 真赤な度胸花

網走番外地 荒野の対決

ユーザーレビュー:2件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

1〜 2件 / 全2件

「おばちゃん」ではなく

投稿日:2008/01/19 レビュアー:kobarou

 シリーズでお竜は子供らからつねに「おばちゃん」とよばれます。お竜もじぶんのことを「おばちゃんはね」という。周囲もそれをごく自然とうけとる。むろん一番の女っぷりをみせ、色香をはなっているのはお竜なのです。渡世人お竜は設定上、恋する女を封じられています。それがいくつもの美しい名場面をうんだのです。
 ところで加藤泰の任侠ものは『瞼の母』『遊侠一匹』で映像=物語として美学的に完成している。あるいみこの『緋牡丹博徒』シリーズは、その余技だったといえなくもない。『花札勝負』で美学の完璧さを誇ってみせ、『お竜参上』ではそれを活劇的に壊してみせた。それでもシリーズ定番としての韻=美をふんではいたのでした。
 さて本作『お命戴きます』では、もはやそういう配慮を壊したいかのようにみえます。得意のひきのローアングルは、たれながされる工場の汚水の下水管ごしにとらえられます。美を汚濁へとおしながそうとするかのようです。もはや罪をひきうける男、助太刀もいない。お竜は喪服姿で斬り込みをします。お竜の任侠にがんじがらめの美は、近代化のなかで美しく滅ぶしかないのです。
 ラストは「おばちゃん」としてのいらだちの叫びのごとく、子を抱きしめて唐突に途切れる。おそらく、この任侠の規矩に一番いらだっていたのは加藤泰だったのでしょう。『日本侠花伝』で、汚濁、汚辱をものともしない近代女任侠が追求されて感動的です。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

緋牡丹 おしん ネタバレ

投稿日:2008/12/11 レビュアー:ムーン

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

しがない任侠レビューアーのムーンでござんす。

自慢に聞こえたらごめんなさい。
前回、「お竜参上」で感じた予感が当たって、いきなり妙な怪奇もの入ってきました。屋根裏の散歩者ですか。
その上、名和宏さんは本気で気の弱い二代目やってるし。

オープニングも兼ねた賭場とその喧嘩シーンに早くも鶴田浩二さんと嵐寛親分登場です。
嵐寛親分がまたも前半で串刺しかと思いきや、しっかりとご存命。代わって鶴田浩二さんは、足尾銅山鉱毒事件の田中正造のようで、生まれも育ちも北関東のムーンとしてはちょっと感情移入してしまいます。小学生の頃は公害問題が盛んだったせいで、田中正造翁といえば、地元の英雄のように教えられました。

その鶴田浩二さんが最後まで残って道行かと思いきや、中盤でズブズブ。じゃあ、誰が罪を引き受けるの?待田さんかな?

「二代目襲名」では国家プロジェクトに貢献していたお竜さんが、今回は「国家というの錦の御旗」(結城親分:鶴田浩二さん)の元に悪事を働く軍産共同体に戦いを挑みます。
河津清三郎の悪親分も十分汚くていいです。工場の廃液の中で死んでいくのも似合ってます。

馬、ピストル、花札勝負。いつものパターンも上手く決まっています。
前回のような閉塞感はありません。さわやかな榛名山も見れます。
でも、加藤泰監督、何かに目覚めちゃったんでしょうか、お得意のローアングルのアップはきまってますが、最後のぶった切るような終わり方や、社会の構造が転換する時期の労働者たちの悲哀の方が印象に残ります。
今回は、何かの利権を横取りするような強欲親分は登場しなくて、最初から軍や資本家(といってもどちらも中間管理職)あたりと結託して、何かを奪うような横暴さがありません。

お竜さんが最後に悪親分を殺しても、「それがどうした」という感じなのです。
最後に勝ったのは、百姓衆だったとでもいうのでしょうか。

(今回の重箱の隅)
その1、東京の文房具屋に「丸善」の文字とともに、「風俗」って一体何なのか、気になる。
その2、結城菊太郎(鶴田浩二さん)の息子は、やたら口説き上手。ガキのくせにませてんだから。
その3、若山富三郎さんが、逆ちょび髭メークでまたまたお竜さんのピンチに現れます。富三郎さん、毎回おいしい役だ。その上、富三郎兄貴分、ご都合主義とはいえ出世してます。
その4、待田京介さんの兄嫁さんは泉ピン子さんかと思いましたよ。売られていく娘が大竹しのぶさんだともっと貧しさの悲惨度数が上がったかも。

このレビューは気に入りましたか? 1人の会員が気に入ったと投稿しています

1〜 2件 / 全2件

緋牡丹博徒 お命戴きます

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:2件

「おばちゃん」ではなく

投稿日

2008/01/19

レビュアー

kobarou

 シリーズでお竜は子供らからつねに「おばちゃん」とよばれます。お竜もじぶんのことを「おばちゃんはね」という。周囲もそれをごく自然とうけとる。むろん一番の女っぷりをみせ、色香をはなっているのはお竜なのです。渡世人お竜は設定上、恋する女を封じられています。それがいくつもの美しい名場面をうんだのです。
 ところで加藤泰の任侠ものは『瞼の母』『遊侠一匹』で映像=物語として美学的に完成している。あるいみこの『緋牡丹博徒』シリーズは、その余技だったといえなくもない。『花札勝負』で美学の完璧さを誇ってみせ、『お竜参上』ではそれを活劇的に壊してみせた。それでもシリーズ定番としての韻=美をふんではいたのでした。
 さて本作『お命戴きます』では、もはやそういう配慮を壊したいかのようにみえます。得意のひきのローアングルは、たれながされる工場の汚水の下水管ごしにとらえられます。美を汚濁へとおしながそうとするかのようです。もはや罪をひきうける男、助太刀もいない。お竜は喪服姿で斬り込みをします。お竜の任侠にがんじがらめの美は、近代化のなかで美しく滅ぶしかないのです。
 ラストは「おばちゃん」としてのいらだちの叫びのごとく、子を抱きしめて唐突に途切れる。おそらく、この任侠の規矩に一番いらだっていたのは加藤泰だったのでしょう。『日本侠花伝』で、汚濁、汚辱をものともしない近代女任侠が追求されて感動的です。

緋牡丹 おしん

投稿日

2008/12/11

レビュアー

ムーン

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

しがない任侠レビューアーのムーンでござんす。

自慢に聞こえたらごめんなさい。
前回、「お竜参上」で感じた予感が当たって、いきなり妙な怪奇もの入ってきました。屋根裏の散歩者ですか。
その上、名和宏さんは本気で気の弱い二代目やってるし。

オープニングも兼ねた賭場とその喧嘩シーンに早くも鶴田浩二さんと嵐寛親分登場です。
嵐寛親分がまたも前半で串刺しかと思いきや、しっかりとご存命。代わって鶴田浩二さんは、足尾銅山鉱毒事件の田中正造のようで、生まれも育ちも北関東のムーンとしてはちょっと感情移入してしまいます。小学生の頃は公害問題が盛んだったせいで、田中正造翁といえば、地元の英雄のように教えられました。

その鶴田浩二さんが最後まで残って道行かと思いきや、中盤でズブズブ。じゃあ、誰が罪を引き受けるの?待田さんかな?

「二代目襲名」では国家プロジェクトに貢献していたお竜さんが、今回は「国家というの錦の御旗」(結城親分:鶴田浩二さん)の元に悪事を働く軍産共同体に戦いを挑みます。
河津清三郎の悪親分も十分汚くていいです。工場の廃液の中で死んでいくのも似合ってます。

馬、ピストル、花札勝負。いつものパターンも上手く決まっています。
前回のような閉塞感はありません。さわやかな榛名山も見れます。
でも、加藤泰監督、何かに目覚めちゃったんでしょうか、お得意のローアングルのアップはきまってますが、最後のぶった切るような終わり方や、社会の構造が転換する時期の労働者たちの悲哀の方が印象に残ります。
今回は、何かの利権を横取りするような強欲親分は登場しなくて、最初から軍や資本家(といってもどちらも中間管理職)あたりと結託して、何かを奪うような横暴さがありません。

お竜さんが最後に悪親分を殺しても、「それがどうした」という感じなのです。
最後に勝ったのは、百姓衆だったとでもいうのでしょうか。

(今回の重箱の隅)
その1、東京の文房具屋に「丸善」の文字とともに、「風俗」って一体何なのか、気になる。
その2、結城菊太郎(鶴田浩二さん)の息子は、やたら口説き上手。ガキのくせにませてんだから。
その3、若山富三郎さんが、逆ちょび髭メークでまたまたお竜さんのピンチに現れます。富三郎さん、毎回おいしい役だ。その上、富三郎兄貴分、ご都合主義とはいえ出世してます。
その4、待田京介さんの兄嫁さんは泉ピン子さんかと思いましたよ。売られていく娘が大竹しのぶさんだともっと貧しさの悲惨度数が上がったかも。

1〜 2件 / 全2件