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50年代末のパリを舞台に、伝説のジャズ・ミュージシャンと彼の音楽を愛するフランス人の、音楽で結ばれた熱い友情を描いた、実話をベースにした人間ドラマ。主人公のモデルは“天才”と呼ばれたジャズ・ピアニスト、バド・パウエル。
製作年: |
1986年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
’ROUND MIDNIGHT |
受賞記録: |
1986年 アカデミー賞 作曲賞
1986年 LA批評家協会賞 音楽賞 |
監督: |
ベルトラン・タベルニエ 、 トニー・スコット |
---|---|
製作: |
アーウィン・ウィンクラー |
製作総指揮: |
ジョエル・シルバー 、 マイケル・レヴィ |
出演: |
デクスター・ゴードン 、 フランソワ・クリュゼ 、 マーティン・スコセッシ 、 ハービー・ハンコック 、 フィリップ・ノワレ 、 ロネット・マッキー 、 ボビー ハッチャーソン 、 ウェイン・ショーター 、 ロン・カーター 、 ロネット・マッキー 、 ブルース・ウィリス 、 デイモン・ウェイアンズ 、 ハリー・ペリー 、 チェルシー・フィールド |
脚本: |
デビッド・レイフィール |
---|---|
撮影: |
ブルーノ・ド・ケイゼル 、 ブリュノ・ド・ケイゼル |
音楽: |
ハービー・ハンコック 、 マイケル ケイメン |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
131分 | 日本語・英語 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーサラウンド/日・英字幕 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR11603 | 2002年10月31日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
5枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
131分
字幕:
日本語・英語
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーサラウンド/日・英字幕
レイティング:
記番:
DLR11603
レンタル開始日:
2002年10月31日
在庫枚数
5枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
131分 | 日本語・英語 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーサラウンド/日・英字幕 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR11603 | 2002年10月31日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
5枚 | 1人 | 1人 |
収録時間:
131分
字幕:
日本語・英語
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーサラウンド/日・英字幕
レイティング:
記番:
DLR11603
レンタル開始日:
2002年10月31日
在庫枚数
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1位登録者:
1人
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少しばかり悪くない部分はあるけれど全体的には退屈で品のない作品だ。悪くない部分というのはクリント・イーストウッドの「バード」に同じく演奏のシーンと主人公を演じたデスクター・ゴードンの存在感と演技。ジャズに関しては全くと言って良いほど知識がない私は知らなかったのだが、主演のデスクター・ゴードンという人は著名なジャズミュージシャンらしく、劇内での演奏も本人がそのままやっているらしい。ついでに言うなら演奏シーンにおいてセッションマンを演じていた人達も皆有名ジャズマンらしく、どうりで迫力がある見せる演奏シーンだった訳だ。しかし、演奏している姿をフックスショット中心で撮している時はそこそこいいのだが、物語の進行に合わせるためにミュージシャン以外にカメラを移動させたり、この音楽にかぶせて他のシーンになったりしたとたん馬脚を現し始める。この映画を品のない作品と評したが、なにせキャメラワークがだらしないのだ。パンやらズームやら移動やらを使いまくって動的な画面を創り上げるのはいいのだが、それらにとんと締まりが無くて何をしたいのかが伝わってこない。せっかくデクスター・ゴードンが、初出演したプロの音楽家とは思えない素晴らしい演技で存在感を際立たせているのに、中途半端に情緒的なカメラがこれを台無しにしてしまう。「バード」にはジャズもしくはチャーリー・パーカーに対する愛情という情緒がそこかしこに感じられそれが節度と節操をもって表現されていたため湿り気もまた演出効果として感じることはできたのだが、この映画にはこの肝心の愛情すら感じられない。ジャズが好きな人にとってはその演奏シーンの出来とデクスター・ゴードンの演技とでそれなりに価値があるとは思うのだが、映画としてみた場合には水準以下の落第点だろう。
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ああ、もう。デクスター親父から、一時たりとも目を離せない。ほんとに見事にアル中(ヤク中)上がりのおじいさんなんだから♪ このタタズマイを演技といっていいのか何なのか、判断のしようがない。デクスター・ゴードン自身のドラッグ体験とも重なり、リアル過ぎる立ち振る舞い。この年のアカデミー主演男優賞は『ハスラー2』のポール・ニューマンが持っていったが、これは対極にある演技対決と言える。アカデミー会員の間で「そもそも演技とは何だろう?」みたいな議論になったんじゃなかろうか。
デクスター演じるサックス奏者デイル・ターナーを、神と崇めるフランシス。チケットを買う金も無い彼はライブハウス前の路地で、漏れ聞こえてくる演奏を必死に聴こうとする。(これこそ、ファンのあるべき正しい姿だ!)そして必然の様に始まる、二人の奇妙な友情。
この話の原型は、バド・パウエルと、そのファンであったフランシス・ポードラが育んだ実話で、ピアニストとサックス奏者の設定だけが入れ替えられている。デクスターやバド、レスター・ヤング、この物語はアメリカからヨーロッパへ活動と安住の場所を求めた彼達自身の体験談に、そのまま重なるのだ。劇中、ジャズマンを演じる面々が、ハービー・ハンコックを筆頭に、フレディ・ハバード、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、ボビー・ハッチャーソンと本物揃い。(そっくりさんかと思った)彼達のあまりになにげない、本物のプレイ姿にはゾクゾクさせられる。
デイルのセリフ「一度でいいから、カウント・ベイシー楽団でやりたかった」などは、アドリブだったという。そうやって観ると、そもそも脚本なのか?これ、と思うような会話の数々。別にデクスター・ゴードン本人が喋ったって、なんら差支えないセリフばかりで、これはつまり、この一手に限り活きるキャスティングだったわけだ。
余談ながら。年齢を重ねると、心に「澱」が溜まってゆくのを感じることがある。心の底に何層にもなって溜まってゆく澱は、普段は静かに沈んでくれている。だが、彼達が出す音は、その澱をふわっと舞い上げ、ゆるやかに攪拌し、また落ち着かせてもくれる。決して激しい効果では無いが、他の手段では望めないものなんだよなぁ。
*先週末にいただいた投票で、累計1000件のお気に入りをいただくことが出来ました。こんな拙文の連発に対して身に余る評価で、入れて頂いた方々にただただ感謝するばかりです。(残念なのは、的確には御返しが出来ないことですが)今後も地道に書いていきますので、どうぞ、宜しくお願いします。
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とでも言ってほしいほどに粋なダメおやじぶりが最高にカッコいいデクスター・ゴードンの名演によるジャズ映画の古典。
うっすらとした失望を抱えて、せわしないマンハッタンからパリにやってきた孤高のアルト奏者と彼に心酔する売れない画家の不思議な友情を描いている。ひたすら美しい音を追求し続ける初老のアル中ミュージシャンを、全てを投げ打って支えながらやがて娘やかつての妻をも説得してしまう“レディ・フランソワ”の純粋な熱意に心打たれる。
バンド・リーダー役のハービーはじめ、今や押しもおされぬ大御所たちの若き日の演奏がたっぷり堪能できるのも魅力。
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封切時に映画館で観て感動したのを覚えていますが、ビデオでワインや焼酎でもちょっと飲みながら、のんびり観るのも最高です。
本当の大人の映画は少ないと思います。私にとって貴重な作品の一つです。
このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています
何よりもまず、デクスター・ゴードンが素晴らしい。彼が喋って演奏すればジャズになっちゃうのは当たり前じゃないですか。そういう意味で全く演技していないところが素晴らしいです。もの凄くリアルです。
音楽監督のハービーも素晴らしい。言うことなしの仕事をしています。
映画自体の時間の流れ方というか、スピード感はフランス映画のそれに近いです。ハリウッド映画しか見ていない人にはつらいかもしれません。ストーリーを追うだけじゃなく、映画を感じてください。
ジャズが好きな人、興味がある人は必見の一本です。
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ラウンド ミッドナイト
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ユーザーレビュー:15件
投稿日
2006/01/06
レビュアー
parole※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
少しばかり悪くない部分はあるけれど全体的には退屈で品のない作品だ。悪くない部分というのはクリント・イーストウッドの「バード」に同じく演奏のシーンと主人公を演じたデスクター・ゴードンの存在感と演技。ジャズに関しては全くと言って良いほど知識がない私は知らなかったのだが、主演のデスクター・ゴードンという人は著名なジャズミュージシャンらしく、劇内での演奏も本人がそのままやっているらしい。ついでに言うなら演奏シーンにおいてセッションマンを演じていた人達も皆有名ジャズマンらしく、どうりで迫力がある見せる演奏シーンだった訳だ。しかし、演奏している姿をフックスショット中心で撮している時はそこそこいいのだが、物語の進行に合わせるためにミュージシャン以外にカメラを移動させたり、この音楽にかぶせて他のシーンになったりしたとたん馬脚を現し始める。この映画を品のない作品と評したが、なにせキャメラワークがだらしないのだ。パンやらズームやら移動やらを使いまくって動的な画面を創り上げるのはいいのだが、それらにとんと締まりが無くて何をしたいのかが伝わってこない。せっかくデクスター・ゴードンが、初出演したプロの音楽家とは思えない素晴らしい演技で存在感を際立たせているのに、中途半端に情緒的なカメラがこれを台無しにしてしまう。「バード」にはジャズもしくはチャーリー・パーカーに対する愛情という情緒がそこかしこに感じられそれが節度と節操をもって表現されていたため湿り気もまた演出効果として感じることはできたのだが、この映画にはこの肝心の愛情すら感じられない。ジャズが好きな人にとってはその演奏シーンの出来とデクスター・ゴードンの演技とでそれなりに価値があるとは思うのだが、映画としてみた場合には水準以下の落第点だろう。
投稿日
2008/05/25
レビュアー
ぴよさん
ああ、もう。デクスター親父から、一時たりとも目を離せない。ほんとに見事にアル中(ヤク中)上がりのおじいさんなんだから♪ このタタズマイを演技といっていいのか何なのか、判断のしようがない。デクスター・ゴードン自身のドラッグ体験とも重なり、リアル過ぎる立ち振る舞い。この年のアカデミー主演男優賞は『ハスラー2』のポール・ニューマンが持っていったが、これは対極にある演技対決と言える。アカデミー会員の間で「そもそも演技とは何だろう?」みたいな議論になったんじゃなかろうか。
デクスター演じるサックス奏者デイル・ターナーを、神と崇めるフランシス。チケットを買う金も無い彼はライブハウス前の路地で、漏れ聞こえてくる演奏を必死に聴こうとする。(これこそ、ファンのあるべき正しい姿だ!)そして必然の様に始まる、二人の奇妙な友情。
この話の原型は、バド・パウエルと、そのファンであったフランシス・ポードラが育んだ実話で、ピアニストとサックス奏者の設定だけが入れ替えられている。デクスターやバド、レスター・ヤング、この物語はアメリカからヨーロッパへ活動と安住の場所を求めた彼達自身の体験談に、そのまま重なるのだ。劇中、ジャズマンを演じる面々が、ハービー・ハンコックを筆頭に、フレディ・ハバード、ウェイン・ショーター、ロン・カーター、ボビー・ハッチャーソンと本物揃い。(そっくりさんかと思った)彼達のあまりになにげない、本物のプレイ姿にはゾクゾクさせられる。
デイルのセリフ「一度でいいから、カウント・ベイシー楽団でやりたかった」などは、アドリブだったという。そうやって観ると、そもそも脚本なのか?これ、と思うような会話の数々。別にデクスター・ゴードン本人が喋ったって、なんら差支えないセリフばかりで、これはつまり、この一手に限り活きるキャスティングだったわけだ。
余談ながら。年齢を重ねると、心に「澱」が溜まってゆくのを感じることがある。心の底に何層にもなって溜まってゆく澱は、普段は静かに沈んでくれている。だが、彼達が出す音は、その澱をふわっと舞い上げ、ゆるやかに攪拌し、また落ち着かせてもくれる。決して激しい効果では無いが、他の手段では望めないものなんだよなぁ。
*先週末にいただいた投票で、累計1000件のお気に入りをいただくことが出来ました。こんな拙文の連発に対して身に余る評価で、入れて頂いた方々にただただ感謝するばかりです。(残念なのは、的確には御返しが出来ないことですが)今後も地道に書いていきますので、どうぞ、宜しくお願いします。
投稿日
2003/01/12
レビュアー
Chiquitaとでも言ってほしいほどに粋なダメおやじぶりが最高にカッコいいデクスター・ゴードンの名演によるジャズ映画の古典。
うっすらとした失望を抱えて、せわしないマンハッタンからパリにやってきた孤高のアルト奏者と彼に心酔する売れない画家の不思議な友情を描いている。ひたすら美しい音を追求し続ける初老のアル中ミュージシャンを、全てを投げ打って支えながらやがて娘やかつての妻をも説得してしまう“レディ・フランソワ”の純粋な熱意に心打たれる。
バンド・リーダー役のハービーはじめ、今や押しもおされぬ大御所たちの若き日の演奏がたっぷり堪能できるのも魅力。
投稿日
2004/11/24
レビュアー
jazzy封切時に映画館で観て感動したのを覚えていますが、ビデオでワインや焼酎でもちょっと飲みながら、のんびり観るのも最高です。
本当の大人の映画は少ないと思います。私にとって貴重な作品の一つです。
投稿日
2006/01/14
レビュアー
Nackey何よりもまず、デクスター・ゴードンが素晴らしい。彼が喋って演奏すればジャズになっちゃうのは当たり前じゃないですか。そういう意味で全く演技していないところが素晴らしいです。もの凄くリアルです。
音楽監督のハービーも素晴らしい。言うことなしの仕事をしています。
映画自体の時間の流れ方というか、スピード感はフランス映画のそれに近いです。ハリウッド映画しか見ていない人にはつらいかもしれません。ストーリーを追うだけじゃなく、映画を感じてください。
ジャズが好きな人、興味がある人は必見の一本です。