瞳の中の訪問者　デラックス版

宍戸錠のブラックジャックってのが、あまりにすごくて、とにかく笑えます！やはり、アニメのキャラを実写で再現するってのは、ある程度限界があるんでしょうね。原作のマンガではとっても感動したお話なのですが、、、。これは一種のパロディなのだ、と思って見れば、まあ許せます。
大林監督のクライマックスの盛り上げ方は、「ねらわれた学園」にちょっと似ているような感じでした。しかも、峰岸徹を使っているし。
まだ初々しい片平なぎさを見ることが出来る点と、志穂美悦子の貴重なセミヌードを拝める作品っていう点ではお勧めです。

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　大林作品については人によって評価が分かれるのだが、この作品は監督自身が言っている通り失敗作だろう。それは手塚治虫の原作を映画化した、と言う視線から見た場合である。
　しかし、大林作品の流れからすれば、かなり彼らしい表現を盛り込んだ彼らしい出来の映画だ。『ハウス』に続く劇場版映画２作目の作品。主人公が少女（達）、乙女チックな美術、明らかに合成とわかる風景、過剰な演出、少女のセミヌード、ダジャレのようなギャグ、ノスタルジー……。これらの要素は『ハウス』と共通するものであり、これ以降の大林作品でもしばしば使われる表現だ。
　それを他の映画の作りと違うから、という理由で拒否してしまうならば、それ以外の大林作品も見ない方がいいだろう。それこそが大林監督のユニークなところであり、卑下されたり賞賛されたりする理由なのだ。
　映画をその完成度で評価するならば、この作品は明らかに完成度は低い。もし、その映像の中にひとつでも自分の心の琴線に触れるものがあったならば、それはあなたにとって見る価値のある映画だったことになる。黒澤のように100点満点の映画を作る監督もいるが、完璧であることがそれほど重要なことなのか？　大林は黒澤のような映画を撮らないところが偉大なのだ。
　だが、『ハウス』に比べて「奔放さ」があまり感じられないのは、やはり当時まだ生きていた手塚治虫とホリプロという大看板にちょっと遠慮した結果だろうか。

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　なにこれ！？　ＢＪの性格が破綻してます。っていうか、この人でてくる必要ないじゃん。なのに最後には「あなたは最高の医者だ！」とか、べつになんもしてないじゃん。
　っていうかさあ！　フザケすぎ。
　なに、あの手術シーン。あれが「人の命を預かる医者が大金もらって何が悪い」とかなんとかエラそうなこと言ってる奴のやる技なのか？　ジェームズ三木、マジメに書いてるの？
　千葉真一といい（志保美悦子は演技と別で笑ってるしさ）、コキタネエ・カントク自身といい、特別出演がうざってえのなんの、何やってんだか。写楽なんかハゲじゃないんだぜ…ぜったいあの場で思いつきでやったな。
　とにかく、これ、手塚治虫うんぬん以前に映画として失格。
　もう２度と大林作品を見るきがなくなりました。

懐かしさのあまりレンタルしました。
内容として、ブラックジャックがあえて登場する意味はありませんが、手塚作品ということで許しましょう。
しかしエースのジョーなかなかいい味出してました。
皆さん若いです。ランボルギーニが登場してくるのも当時のスーパーカーブーム時代を思い浮かべます。

手塚治虫作品は独特のサスペンス感があり、それが素直に映像化されていた。デビュー当時の片平なぎさの魅力が十二分に引き出されていた。