栄光への脱出

栄光への脱出の画像・ジャケット写真
栄光への脱出 / ポール・ニューマン
全体の平均評価点:
(5点満点)

10

  • DVD
  • 映画賞受賞作品
ジャンル:

「栄光への脱出」 の解説・あらすじ・ストーリー

イギリスによる対アラブ諸国の政策によって島に拘留され、祖国を失っていたユダヤ人が団結して島を脱出し、自分たちの国家イスラエルを建国するまでを描いたドラマ。

「栄光への脱出」 の作品情報

製作年: 1960年
製作国: アメリカ
原題: EXODUS
受賞記録: 1960年 アカデミー賞 劇・喜劇映画音楽賞
1960年 ゴールデン・グローブ 助演男優賞

「栄光への脱出」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

栄光への脱出の詳細

  • 旧作
収録時間: 字幕: 音声:
207分 日本語 英語 1:ドルビーデジタル/サラウンド/英語
レイティング: 記番: レンタル開始日:
GXBR16162 2004年07月02日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
3枚 1人 1人

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ユーザーレビュー:10件

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1〜 5件 / 全10件

はるかなパレスチナネタバレ

投稿日:2006/11/02 レビュアー:よふかし

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 スピルバーグ『ミュンヘン』と、プレミンジャーの作品を追いかけていることもあって、音楽はあまりに有名でも(聞けばきっと分かると思う)未見であった本作、ながーい本作を手にとってみた。
 多忙だったせいもあるのだけど、三時間以上の映画、最初の一時間弱は実に退屈で、何度も止めてしまい、一週間くらいかかって、やっと主人公たちを乗せた船が、キプロスを脱出してパレスチナのハイファに到着した。
 そこから、俄然面白くなった。歴史的な関心としては、パレスチナ分割案つまりイスラエル建国の承認が国連でなされる前には、ユダヤ―アラブの共存の道は、わずかに残されていたということ。またホロコーストの経験が、シオニストたちの心情に、戦いへの意思にどうかかわっていたのかということ。
 ナチに追われたユダヤ人であるプレミンジャー、赤狩りに追われたダルトン・トランボの作風は、どちらかと言えばこうした大作向きではないと思う。だが、いわば小さな場面、サル・ミネオがその過去を告白する場面、廃人と化した父と再会した少女の絶望の叫び、極端な俯瞰で切り取られるアクションが生む切迫感、エヴァ・マリー・セイントのアップなどでは、観るものをどきりとさせる力を持っている。彼女とポール・ニューマンが谷を見下ろす丘で初めて抱擁をかわすシーンは、感動的でさえある。

 もし『ミュンヘン』で関心をもったなら、本作は9.11へと続くテロの連鎖、その根本のひとつパレスチナ問題を知る格好のテクスト・・・・・・・とよくある調子で書きかけたけど。
 正直に書けば、パレスチナ問題など、別に知らなくていいのだ、観なければいけない映画も別にないのだ、と思う。情報が多すぎる現代(の日本)では、知識は教養ではなく選択の対象になった。観たい映画をぜんぶ繋げれば、残された人生より長くなってしまう。子どもと遊びたいし『ゼルダ』の新作だってやりたい。だから知らないこと、観ていないことは恥ずかしいことではない。いっそあれもこれも知らないと告白したほうが、ちくちくネットで検索してなまなかな知識を詰め込むより、どれほどましだろう。

 その意味で本作もまた、観なくてはいけない映画などではない。ホロコーストの被害者たちが、今度はこちらが殺す番だとばかりにテロに走る。サル・ミネオ演じる若きテロリストは、意味なく殺された恋人の埋葬で、その骸に土をかけてやることを拒絶する。安らかに眠らせはしない。戦いは終わっていないのだ。
 作品は、イスラエルを全面的に支持するものではなかった。製作当時とは違って、現在の視点からみれば、映画は人間という存在への絶望、虚無感、徒労感に包まれて、幕を閉じる。そこに希望を見出すのは、観る者の役目ということになりそうだ。それはしんどいことだ。

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思い出の映画音楽の映画

投稿日:2005/02/07 レビュアー:sheisnow2752

昭和40年代、中学の昼食時間中に流れる校内放送の
BGMは映画音楽が主流だった。当時よくかかったのは
アラモ、第3の男、アラビアのロレンス等等。その中に
堂々、この映画の主題曲が入っていて、後々メロディが
浮かぶほど印象深かった。
O.プレミンジャー監督、P.ニューマン主演でイスラエ
ル建国に纏わる興味深い挿話の集大成とくれば面白いハ
ズであるが、果たしてそう云えるか・・・?。現在のパ
レスチナ問題の複雑さを思うと、この映画の主題が曇りが
ちなのはしかたあるまい。
何十年かの歴史的変遷に耐えられなかった映画の1本である。
それにしても、やはり音楽だけは素晴らしい。
同感の方は、このレビューに御投票を。



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この映画から現代日本を考える

投稿日:2011/01/03 レビュアー:namusan

父のレコードコレクションにあったサントラ集の中で、最も印象に残っていた映画音楽がこれ。何か、耐えて、耐えて手に入れる人間の情念のようなものを感じました。ですから、大学浪人の時、腕立て伏せをしながら聞いていた覚えがあります。

今回、初めて拝見しました。時間的には随分長いんですね。場面が大きく二つ変わります。キプロス島とイスラエル。時代は第二次世界大戦終了後。ナチスの虐待に遭い、約2000年の流浪の生活から、元いたカナンの地に自分の祖国を持とうとしたシオニズム運動、そして建国。そして長い戦争。

十戒、ベンハー等、イスラエル関係を連続して見ました。苦難の連続ですね。現在、イスラエル本国と同様、530万人程が、マスコミ、弁護士、医者、金融とあらゆる分野で活躍していますが、映画は最たるものでしょう。ホロコーストを描いた映画は数知れず。影響力は図りしれません。最近、三百人委員会、イルミナティ、フリーメーソン等について読む機会が増えました。影の部分が語られるのも、その力故でしょう。

さて、初代首相ベン・グリオンの建国宣言により、イギリス軍が撤退し、アラブ諸国が攻め入って戦争が勃発しました。建国宣言文は、「このイスラエルの地にわがユダヤ民族は興った。この地でユダヤ民族の精神的、宗教的、政治的アイデンティティーが形成された」と言っています。

映画を見ていて、ユダヤのこと以上に、われわれ日本人のことを考えました。私利私欲、刹那的な国民の民度の低さは、そのような政治(家)を誘導するのです。バラバラです。日本民族の精神的、宗教的、政治的アイデンティティーを復活できたらと思いました。「話し合い」だけで解決する甘い世界ではないと思います。情報網をしっかり持ち、国防を固め、教育をより振興しなければと思います。下手すると、私たちも亡国の民に成りかねません。


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真摯に向かい合って観る映画

投稿日:2013/05/20 レビュアー:趣味は洋画

監督のオットー・プレミンジャーの作品が好きで、44年「ローラ殺人事件」、54年「帰らざる河」、55年「黄金の腕」、56年「軍法会議」、57年「悲しみよこんにちは」、58年「或る殺人」、67年「夕陽よ急げ」などを観た。どれも素晴らしい。
彼はまた、53年「第十七捕虜収容所」に出演し、ドイツ軍の捕虜収容所長を演じている。 しかし本作では、主演のポール・ニューマンとの関係は最悪だったとも報じられている。
208分(オリジナルは212分らしい)の70ミリ超大作だが、現下、国際的な問題となっている「パレスチナ問題」についての歴史的背景を理解するためには、真摯に向かい合って観る映画としては良質作品だろう。

キプロスで死んだカメラマンの夫の様子を探るためにやってきたアメリカ人女性、キティ・フリーモントに扮するエヴァ・マリー・セイントが実によく、ユダヤ人収容所の窮状をみて看護婦として働く決意をする場面は印象深い。
主役のポール・ニューマンはユダヤ人地下組織のリーダー、アリ・ベン・ケナン役で、元英軍将校。彼はユダヤ国家再建のため、キプロスのユダヤ人たち2800名をエルサレムに送り込むことを任じられ、貨物船オリンピア号をエクソダス号(作品の原題となっている)に改名し、キプロスの港を出航しようとするが、英軍に停船を命じられる。 このアリの苦悩ぶりを演じたニューマンは、やはり本作の主演として適役だったのである。

アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたサル・ミネオ。本作では17歳のユダヤ少年ドヴ・ランドーに扮し、イスラエル・ガガリーの丘にあるユダヤ人の「青春の村」で、予想もつかない運命をたどる。ミネオは本作出演時21歳だったが、16年後の1976年2月12日、自宅のアパートで悲惨なピストル自殺を遂げている。 55年「理由なき反抗」や56年「傷だらけの栄光」など、彼の出演作品を思わず懐かしんでしまう。

アーネスト・ゴールドのスコアはあまりにも有名で、今なお映画音楽のスタンダードナンバーとなっている。

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大河ドラマの総集編のような…?

投稿日:2004/11/05 レビュアー:カープ好き

つまらないわけではない…イスラエルの建国前夜に興味がある人ならば。
アラビアのロレンスで、トルコからアラブと英国が奪った土地が、この映画では、ユダヤ人との抗争の場になるのですから、いくらでも面白くできるはずです。ところが、一つ一つのエピソードは、結構面白いのに、それがブツ切れに並べられ、サスペンスや感動を得られません。
さらに、演出が下手という以前に「話し合いなんて無駄」と言わんばかりのストーリーは、この映画の後に起きる第1次中東戦争、スエズ動乱を暗示しており、希望がありません。もっと、製作者としてのメッセージが欲しかったです。その意味で事実としてもドラマとしても中途半端です。

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