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東映任侠路線「昭和残侠伝」シリーズ第8弾。長い獄中生活を終えた秀次郎は、前橋の黒田一家にワラジを脱ぐ。だが、秀次郎は黒田の罠とも知らず、ある権利を巡り対立する政治一家と稲葉一家の争いに巻き込まれ、かつての恋人・おみのを殺害されてしまう。
製作年: |
1971年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02392 | 2005年01月14日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
2枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
96分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02392
レンタル開始日:
2005年01月14日
在庫枚数
2枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
96分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02392 | 2005年01月14日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
2枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
96分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02392
レンタル開始日:
2005年01月14日
在庫枚数
2枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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1〜 3件 / 全3件
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
しがない任侠レビューアーのムーンでござんす。
今時のハリウッド・アクションか黒沢映画のような、いきなりオープニングから雨の切り込みシーン。最初に顔が映るのは松方弘樹さん。後ろをゆく健さんは、黒田一家の若い者・文三(松方弘樹さん)の助太刀役で、川勝組の親分の命を文三に取らせます。二人とも鉄砲玉です。
その帰り道にタイトル。テーマ音楽が鳴りますが、ストーリーを象徴する歌詞はありません。
手柄を立てて帰ってきた割に黒田の親分は、嬉しそうではありません。ほとぼりを冷ませと文三を旅に出します。なぜなら文三と相思相愛だったおみの(光川環世さん)を黒田の親分が横取りし、文三が何かと邪魔だったのです。
ただ、マキャベリスト・黒田の親分は人を見る目だけはあったのです。文三の器と侠気はいずれ自分にとって脅威になると感じていたのでしょう。本当におみのが欲しかったのではなく、文三を抹殺したかったのです。
この辺のプロットはシェークスピアを感じます。
旅に出た文三の後を追っておみねは出奔します。その追跡組に一宿一飯の恩義で、健さんは不本意ながら参加します。
この後、渡世人の仁義や筋といわれる、この業界の礼儀作法とマナー講座が健さんを手本にして展開されます。悪い見本は玉川良一さんと黒田組の三下がつとめます。
胸に病のあったおみねは金沢へ逃げる途中で発作を起こし、健さんの昔の恋人・加代(松原千恵子)に助けられ、今は加代の夫となった金沢・三州の親分(鶴田浩二さん)の家に厄介になります。追跡してきた健さんはそこで加代と出会いますが、健さんは未練を切り捨てます。迷いがまったくありません。それは今の加代が幸せだと判ったからです。
健さんは「金筋」という称号を手に入れた、いわばジュダイ・マスター(スターウォーズ)です。
健さんも男を見る目はありますから、文三に向かって「あっしにゃ、お前さんが他人とは思えないんですよ」と後継指名をし、何かと庇い指導するのですが、それが裏目に出て、最後には可愛い教え子・文三はおみねの臨終と同時に殺されてしまいます。
厳し過ぎた指導の結果責任を取って、文三の実の兄である池部良さんにドスを放りますが、「おめえさんは斬れねえよ」と投げ返されます。池部良さんも健さんを「金筋」だと見抜いていたし、文三を体を張って庇ってくれていたのを知っていたからです。
健さんに鶴田浩二親分を斬りに行かせたり、今までのあまりに無法なやり方に、とうとう健さんと池部良さんは、文三とおみのの墓前で黒田組(と兄弟分稲葉組)への斬り込みを誓う目線を交わすのでした。
(今回の重箱の隅)
その1 金沢の三州親分は相当の趣味人。小太刀の鞘や造りは輪島塗でしょうか。
その2 八名信夫さんも出世されて汚職刑事役に。濡れ場に闖入して八名さんを締め上げる健さんが笑いをこらえてます。
その3 今回、客人扱いの松原千恵子さんは竹久夢二の絵にそっくり。大正ロマンしてます。黒猫抱かせたい。
その4 池部良さんのシャドーは、堅気からヤクザに戻っていく過程で段々黒くなり、最後には顎のラインまで黒々。
その5 健さんの黒田親分への長ドスの突き立て方はかなり執拗で、別の行為を連想する。
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第八作、佐伯清監督。シリーズ中第七位。七十年代にはいって、つまり前作あたりから高倉健はあるしゅ老いをきざんだ、陰鬱な横顔をみせはじめる。それが本作で全面化する。まるで規則、手続きに盲従する官吏のように、高倉は渡世の筋、掟で顔貌をかためてゆく。かれのその頑迷さがとりかえしようのない悲劇をうむ。破倫の女光川環世とその情にいきる松方弘樹を無残にするのだ。高倉は悔恨する。だが渡世神経痛をおっているみたいにその顔貌は微塵もくずれない。
陰鬱かつファナティックなこの世界の終わりには、残侠のさむけだけがただよう。
物語として偶然の出会いがくりかえされ、映像としてはクローズアップとズームが多用される。映画はこれいじょうなく扇情主義的なものとなる。たとえば最高傑作『一匹狼』のロジカルな抑制美はここではかんぜんに影をひそめている。
他人の女という定型のヒロインは松原智恵子だが、存在だけで咲き誇っているような圧倒的な美貌がまったくいきていない。堅気となって陶芸にうちこむ男池部良も、シリーズ中最高の髪型、アイシャドーをもちながらも、ドラマの葛藤のなかでそれをきわだたせるわけではない。松原の夫にして侠客鶴田浩二はあいかわらずの存在感をしめし、高倉が共演をきらったのもうなずけるのだが、とりたてていうほどの見せ場はじつのところない。
そしてなにより高倉が、渡世の仁義と浮世の情愛との葛藤をてんでいきようとしていないのだ。再会した松原をいさぎよく、ものを捨てるみたいに忘れてしまう。忘れていないのなら、破倫の果てをゆこうとする男女に掟ではしばりようのないものを、その愛おしさをだいたはずだ。
そう、この映画の主役は、道をふみはずしても松方弘樹との愛にいきようと、胸に致命的な患いをもちながら、渡世の旅にだされた松方をひたすらおう女光川環世だ。まだ錬れていないおおづくりの美貌、演技だが、じょじょに死にゆくそのメイクがすさまじく美しい。松方が仁義ではなくその情愛にいきようとして、ともに破滅するのもとうぜんだ。
わたしの脳裏にのこるのは、池部良の刈りあげていながら頭頂部はたっぷりのこした髪型とやりすぎだろうとつっこみたくなるほどみごとにきまったアイシャドー、そして光川環世の死に顔メイク。
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秀次郎の恋人おみのって殺害されるか?
なんか間違ってねえか?
今回はオールスターキャストです。
鶴田さんは流石最後まで死にません。
ゲストが死ななかったの初めてじゃないか?
今までのとはちょっと雰囲気が変わった
唐獅子牡丹でした。
この頃から映画界も変わってきたのでしょうね。
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ユーザーレビュー:3件
投稿日
2008/10/26
レビュアー
ムーン※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
しがない任侠レビューアーのムーンでござんす。
今時のハリウッド・アクションか黒沢映画のような、いきなりオープニングから雨の切り込みシーン。最初に顔が映るのは松方弘樹さん。後ろをゆく健さんは、黒田一家の若い者・文三(松方弘樹さん)の助太刀役で、川勝組の親分の命を文三に取らせます。二人とも鉄砲玉です。
その帰り道にタイトル。テーマ音楽が鳴りますが、ストーリーを象徴する歌詞はありません。
手柄を立てて帰ってきた割に黒田の親分は、嬉しそうではありません。ほとぼりを冷ませと文三を旅に出します。なぜなら文三と相思相愛だったおみの(光川環世さん)を黒田の親分が横取りし、文三が何かと邪魔だったのです。
ただ、マキャベリスト・黒田の親分は人を見る目だけはあったのです。文三の器と侠気はいずれ自分にとって脅威になると感じていたのでしょう。本当におみのが欲しかったのではなく、文三を抹殺したかったのです。
この辺のプロットはシェークスピアを感じます。
旅に出た文三の後を追っておみねは出奔します。その追跡組に一宿一飯の恩義で、健さんは不本意ながら参加します。
この後、渡世人の仁義や筋といわれる、この業界の礼儀作法とマナー講座が健さんを手本にして展開されます。悪い見本は玉川良一さんと黒田組の三下がつとめます。
胸に病のあったおみねは金沢へ逃げる途中で発作を起こし、健さんの昔の恋人・加代(松原千恵子)に助けられ、今は加代の夫となった金沢・三州の親分(鶴田浩二さん)の家に厄介になります。追跡してきた健さんはそこで加代と出会いますが、健さんは未練を切り捨てます。迷いがまったくありません。それは今の加代が幸せだと判ったからです。
健さんは「金筋」という称号を手に入れた、いわばジュダイ・マスター(スターウォーズ)です。
健さんも男を見る目はありますから、文三に向かって「あっしにゃ、お前さんが他人とは思えないんですよ」と後継指名をし、何かと庇い指導するのですが、それが裏目に出て、最後には可愛い教え子・文三はおみねの臨終と同時に殺されてしまいます。
厳し過ぎた指導の結果責任を取って、文三の実の兄である池部良さんにドスを放りますが、「おめえさんは斬れねえよ」と投げ返されます。池部良さんも健さんを「金筋」だと見抜いていたし、文三を体を張って庇ってくれていたのを知っていたからです。
健さんに鶴田浩二親分を斬りに行かせたり、今までのあまりに無法なやり方に、とうとう健さんと池部良さんは、文三とおみのの墓前で黒田組(と兄弟分稲葉組)への斬り込みを誓う目線を交わすのでした。
(今回の重箱の隅)
その1 金沢の三州親分は相当の趣味人。小太刀の鞘や造りは輪島塗でしょうか。
その2 八名信夫さんも出世されて汚職刑事役に。濡れ場に闖入して八名さんを締め上げる健さんが笑いをこらえてます。
その3 今回、客人扱いの松原千恵子さんは竹久夢二の絵にそっくり。大正ロマンしてます。黒猫抱かせたい。
その4 池部良さんのシャドーは、堅気からヤクザに戻っていく過程で段々黒くなり、最後には顎のラインまで黒々。
その5 健さんの黒田親分への長ドスの突き立て方はかなり執拗で、別の行為を連想する。
投稿日
2008/07/04
レビュアー
kobarou※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
第八作、佐伯清監督。シリーズ中第七位。七十年代にはいって、つまり前作あたりから高倉健はあるしゅ老いをきざんだ、陰鬱な横顔をみせはじめる。それが本作で全面化する。まるで規則、手続きに盲従する官吏のように、高倉は渡世の筋、掟で顔貌をかためてゆく。かれのその頑迷さがとりかえしようのない悲劇をうむ。破倫の女光川環世とその情にいきる松方弘樹を無残にするのだ。高倉は悔恨する。だが渡世神経痛をおっているみたいにその顔貌は微塵もくずれない。
陰鬱かつファナティックなこの世界の終わりには、残侠のさむけだけがただよう。
物語として偶然の出会いがくりかえされ、映像としてはクローズアップとズームが多用される。映画はこれいじょうなく扇情主義的なものとなる。たとえば最高傑作『一匹狼』のロジカルな抑制美はここではかんぜんに影をひそめている。
他人の女という定型のヒロインは松原智恵子だが、存在だけで咲き誇っているような圧倒的な美貌がまったくいきていない。堅気となって陶芸にうちこむ男池部良も、シリーズ中最高の髪型、アイシャドーをもちながらも、ドラマの葛藤のなかでそれをきわだたせるわけではない。松原の夫にして侠客鶴田浩二はあいかわらずの存在感をしめし、高倉が共演をきらったのもうなずけるのだが、とりたてていうほどの見せ場はじつのところない。
そしてなにより高倉が、渡世の仁義と浮世の情愛との葛藤をてんでいきようとしていないのだ。再会した松原をいさぎよく、ものを捨てるみたいに忘れてしまう。忘れていないのなら、破倫の果てをゆこうとする男女に掟ではしばりようのないものを、その愛おしさをだいたはずだ。
そう、この映画の主役は、道をふみはずしても松方弘樹との愛にいきようと、胸に致命的な患いをもちながら、渡世の旅にだされた松方をひたすらおう女光川環世だ。まだ錬れていないおおづくりの美貌、演技だが、じょじょに死にゆくそのメイクがすさまじく美しい。松方が仁義ではなくその情愛にいきようとして、ともに破滅するのもとうぜんだ。
わたしの脳裏にのこるのは、池部良の刈りあげていながら頭頂部はたっぷりのこした髪型とやりすぎだろうとつっこみたくなるほどみごとにきまったアイシャドー、そして光川環世の死に顔メイク。
投稿日
2007/02/21
レビュアー
大岡川四十郎※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
秀次郎の恋人おみのって殺害されるか?
なんか間違ってねえか?
今回はオールスターキャストです。
鶴田さんは流石最後まで死にません。
ゲストが死ななかったの初めてじゃないか?
今までのとはちょっと雰囲気が変わった
唐獅子牡丹でした。
この頃から映画界も変わってきたのでしょうね。
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昭和残侠伝 吠えろ唐獅子