招かれざる客 / スペンサー・トレイシー
招かれざる客
/スタンリー・クレーマー
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全体の平均評価点: (5点満点)
(35)
解説・ストーリー
世界的にその名を知られる黒人医師ジョン(ポワチエ)はハワイで知り合った白人女性ジョーイ(C・ホートン)と人種の壁を越えて結婚を誓い合い、互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのドレイトン家を訪れる。最初戸惑っていた母も、娘の喜ぶ様子を見て次第に祝福する気になるが、父マットの心境は複雑だ。やがて、ジョンの両親プレンティス夫妻もかけつけるが、彼らも息子の相手が白人とは知らされていず愕然とする……。
世界的にその名を知られる黒人医師ジョン(ポワチエ)はハワイで知り合った白人女性ジョーイ(C・ホートン)と人種の壁を越えて結婚を誓い合い、互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのドレイトン家を訪れる。最初戸惑っていた母も、娘の喜ぶ様子を見て次第に祝福する気になるが、父マットの心境は複雑だ。やがて、ジョンの両親プレンティス夫妻もかけつけるが、彼らも息子の相手が白人とは知らされていず愕然とする……。
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「招かれざる客」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
世界的にその名を知られる黒人医師ジョン(ポワチエ)はハワイで知り合った白人女性ジョーイ(C・ホートン)と人種の壁を越えて結婚を誓い合い、互いの両親の許しを得るためサンフランシスコのドレイトン家を訪れる。最初戸惑っていた母も、娘の喜ぶ様子を見て次第に祝福する気になるが、父マットの心境は複雑だ。やがて、ジョンの両親プレンティス夫妻もかけつけるが、彼らも息子の相手が白人とは知らされていず愕然とする……。
「招かれざる客」 の作品情報
「招かれざる客」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
招かれざる客の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
108分 |
日本語・英語 |
英:ドルビーステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10036 |
2003年05月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
|
1人
|
招かれざる客の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
108分 |
日本語・英語 |
英:ドルビーステレオ |
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
RDD10036 |
2003年05月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
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ユーザーレビュー:35件
よく考えられた タイトルですね
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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白人女性が、両親に結婚相手として黒人を引き合わせたことから起こる、両親の戸惑いや、葛藤を描いた作品。
父親をスペンサー・トレイシー、母親をキャサリン・ヘップバーン、結婚相手の黒人役にシドニー・ポアチエが演じています。
社会に対しては人種差別反対を強く訴えている新聞社の社長でもある人格者でさえ、自分の娘のこととなると、娘の将来を心配し、うろたえてしまう・・・
当時のアメリカ国内でも、相当問題になった話題作のようです。
娘にも差別は良くないことと教育し、そのため娘の男性を見る目も素直に育ち、キャリアも人格も全て問題がないという理想的な相手。しかし黒人であることを除いて・・・。
しかもその男性には、両親の気持ちを察するだけの包容力もあるという素晴らしい人です。
お母さん役のK・ヘップバーンは、とっても美しいのですが、よき理解者で、すぐ娘を応援してしまいます。
むしろお父さんの方の苦しむ姿が、リアリティがあります。
この作品では、白人社会に黒人を迎えるという葛藤なのですが、現代にも通じるものがあるかなぁ〜と。
国際化が進んでいます。色々な国の人と結婚することは、今では当たり前のこと。どちらがマイノリティなんて関係ないよと・・・。
当時、黒人で主役級といえば、S・ポアチエぐらいだったかもしれません。今では、D・ワシントン、W・スミス、E・マーフィーと沢山出てきましたが・・・。
クライマックスのお父さんの熱弁は、見ごたえがあります。
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14人の会員が気に入ったと投稿しています
これは邦題が文句無く巧い
投稿日:2006/09/23
レビュアー:エイちゃん
名優の演技を堪能しました 邦題が巧い キャサリンへプパーンがいい シドニーポワティエがいい スペンサートレイシーがいい 実は我々世界でも有数の差別大好き人間で アメリカのこと言えた柄じゃない 原爆被害者 有色人 特に朝鮮人 馬鹿でもちょんでも バカチョンカメラ なんていいません?立派な差別語ですよ この名作を見たらこの機会に自分の内なる差別意識も見つめてみたら
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Why ? Why not ? シドニー・ポワチエ追悼レビュー
( ネタばれあり )
この1月7日に逝去が伝えられたシドニー・ポワチエの追悼レビューをこれから書くわけですが、1967年の時点で黒人男性と白人女性の結婚話とそれぞれの家族の反応を題材にした本作は、当時も、その後も物議を醸してきました。
たとえばジェームズ・ボールドウィンは本作を酷評していますし、『 ゲス・フー / 招かれざる恋人 』や『 ゲット・アウト 』などは黒人の視点から本作に批判的な対応した作品と考えられています。
たしかに本作は白人の視点で作られ、ぎこちなく、なんとも甘い話ではあるでしょう。
1950年代から1960年代の、赤狩りで左翼的な映画人がパージされた時代、ヘイズ・コード( 1934 〜 1968 )により暴力やセックスの表現規制が強かった時代には、ストレートな社会批判の作品は困難な時代だったと思います。
その中でリベラルな映画人は「 差別を糾弾する 」よりも「良心」( 今では死語に近いとさえ思えますが・・・ )に訴える作品を作ってきました。
たとえばジョージ・スティーヴンスの『 ジャイアンツ 』『 アンネの日記 』
ロバート・マリガン『 アラバマ物語 』、ジョン・フランケンハイマー『 終身犯 』、シドニー・ルメット『 十二人の怒れる男 』などが当たるでしょうか、「 戦後ヒューマニズム 」の時代です。
本作の監督のスタンリー・クレイマーもその代表格の一人。
製作者として『 チャンピオン 』『 真昼の決闘 』『 乱暴者 『『 ケイン号の叛乱 』などを、監督として『 見知らぬ人でなく 』『 手錠のまゝの脱獄 』『 ニュールンベルク裁判 』『 愚か者の船 』『 動物と子供たちの詩 』『 オクラホマ巨人 』などをつくった人。
本作脚本は『 アメリカ上陸作戦 』『 おかしな、おかしな、おかしな世界 』などのウィリアム・ローズ。
前にも書きましたが、黒人差別、社会の断絶が当然だった時代、白人の「 真・善・美 」の価値観が社会を支配していた時代に、黒人が市民権を得るためには、その白人の価値観でまず評価されなければなりませんでした。 でなければ、発言する前にハナから門前払いです。
「 ブラック・イズ・ビューティフル 」の運動でつくられた黒人のお人形は、肌の色が薄くて、唇が厚くなく、髪の毛がちぢれていないもの、たとえばハル・ベリーのようなルックスのものでした。 白人の価値観で美しいと認められた後でなければ、ありのままの美は受け入れられなかったのです。
マーティン・ルーサー・キング、野球選手のジャッキー・ロビンソン、そして映画俳優のシドニー・ポワチエは「 知性、人格、能力いずれも秀でたキャラを振る舞う 」ことで、あら捜しをして引きずり降ろそうとする白人社会に対抗しなければなりませんでした 。
ポワチエはメジャーデビュー作の『 復讐鬼 』から、ブレイクした『 暴力教室 』( 主題歌「 ロック・アラウンド・ザ・クロック 」が有名 )、さらに『 手錠のまゝの脱獄 』『 駆逐艦ベッドフォード作戦 』『 いのちの紐 』『 夜の大捜査線 』など、一貫して「 黒人の人間としての尊厳 」を表すアイコン( のちの世代ではモーガン・フリーマンが相当 )としてトップスターとなっていきました。
代表作だが、ディスカスさんに置いてない作品は、
まず『 野のユリ 』( 1962年 ラルフ・ネルソン 監督 )
東ドイツから難民として来た白人修道女たちの苦境を助ける、考えられたないほど善良な黒人青年で、「 マジカル・ニグロ 」の典型とも言える作品ですが、本作で黒人初のアカデミー主演男優賞。
『 いつか見た青い空 』( 1965年 ガイ・グリーン 監督 )
母親( シェリー・ウィンタース 本作でアカデミー助演女優賞受賞 )に虐待を受ける盲目の白人の娘( エリザベス・ハートマン )の希望の存在となる黒人青年。
『 いつも心に太陽を 』( 1967年 ジェームズ・クラベル監督 )
ロンドン・イーストエンド、労働者階級の荒れた高校の生徒たちに真摯に向き合い、彼らの尊敬を勝ち取る教師役。 ルルの歌う主題歌もヒット。
DVDすら現在ない、幻の作品には、
『 ボギーとベス 』 ( 1959年 オットー・プレミンジャー監督 )
ジョージ・ガーシュインのオール黒人キャストの同名オペラのミュージカル映画化。
ベスにドロシー・ダンドリッチ、スポーティング・ライフ役にサミー・デイヴィスジュニア
『 レーズン・イン・ザ・サン 』( 1961年 ダニエル・ペトリ監督 )
黒人女性作家として初めてブロードウェイで上演されたロレーン・ハンズベリーの作品。
観てみたいものです。
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娘を一人の男に託す父の想い
明日から2週間ほど入院するのでしばらくレビューをお休みします。ポータブルプレイヤーで映画を楽しみながらよいイメージで乗り切って、元気にレビューを再開したいと思います。
さて、この往年の名作は初めて観ました。
娘のジョーに結婚相手として黒人のジョン(シドニー・ポワチエ)を紹介されたときの母(キャサリーン・ヘプバーン)の固まった顔、父(スペンサー・トレイシー)の茫然自失の姿。波乱の幕開けです。
ジョンは素晴らしくいい男です。礼儀をわきまえたスマートな言動、ジョーへの深い愛情、人間性、経歴、職業、収入、将来性、両親から見てもケチのつけようがない。
父のマットは新聞社の社長として人種差別の撤廃をかかげ娘にもそういう教育をしてきた人物。なのに娘の結婚となると、完ぺきな男性であっても黒人というだけですんなり認めることができない。当時の人種差別の意識がどれほど根深いものであったかが伝わってきます。
両親は2人の結婚を認めるか否か、一夜のうちに答えを出さなければならない状況に追いこまれます。
父が自身のなかにある本音に苛立ちながら葛藤する姿を、ユーモアも交えて描く中盤。キャサリーン・ヘプバーン演じるお母さんがまたカッコイイ! 両親の友人である司教の存在も効いています。
ジョンの両親も夕食に駆けつけての終盤、2人ずつ交わされる会話はどれも心に沁みてくるものばかりで、そこからラストまで涙が止まりませんでした。果たして、父が出した結論は――?
俳優さん全員の名演技。構成や台詞もすばらしい! この作品には、父の愛、母の愛、夫婦のあり方、親子のあり方、結婚して社会的に夫婦として生きていく意味、偏見や障壁に立ち向かう勇気と高潔さ、すべてが詰まっています。とても感動しました。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
シドニー・ポワチェ
ある程度の地位、良識のある人達でもあれだけのリアクションをするとは、人種差別の壁の大きさを痛感させられてしまう。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
よく考えられた タイトルですね
投稿日
2008/06/21
レビュアー
ミルクチョコ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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白人女性が、両親に結婚相手として黒人を引き合わせたことから起こる、両親の戸惑いや、葛藤を描いた作品。
父親をスペンサー・トレイシー、母親をキャサリン・ヘップバーン、結婚相手の黒人役にシドニー・ポアチエが演じています。
社会に対しては人種差別反対を強く訴えている新聞社の社長でもある人格者でさえ、自分の娘のこととなると、娘の将来を心配し、うろたえてしまう・・・
当時のアメリカ国内でも、相当問題になった話題作のようです。
娘にも差別は良くないことと教育し、そのため娘の男性を見る目も素直に育ち、キャリアも人格も全て問題がないという理想的な相手。しかし黒人であることを除いて・・・。
しかもその男性には、両親の気持ちを察するだけの包容力もあるという素晴らしい人です。
お母さん役のK・ヘップバーンは、とっても美しいのですが、よき理解者で、すぐ娘を応援してしまいます。
むしろお父さんの方の苦しむ姿が、リアリティがあります。
この作品では、白人社会に黒人を迎えるという葛藤なのですが、現代にも通じるものがあるかなぁ〜と。
国際化が進んでいます。色々な国の人と結婚することは、今では当たり前のこと。どちらがマイノリティなんて関係ないよと・・・。
当時、黒人で主役級といえば、S・ポアチエぐらいだったかもしれません。今では、D・ワシントン、W・スミス、E・マーフィーと沢山出てきましたが・・・。
クライマックスのお父さんの熱弁は、見ごたえがあります。
これは邦題が文句無く巧い
投稿日
2006/09/23
レビュアー
エイちゃん
名優の演技を堪能しました 邦題が巧い キャサリンへプパーンがいい シドニーポワティエがいい スペンサートレイシーがいい 実は我々世界でも有数の差別大好き人間で アメリカのこと言えた柄じゃない 原爆被害者 有色人 特に朝鮮人 馬鹿でもちょんでも バカチョンカメラ なんていいません?立派な差別語ですよ この名作を見たらこの機会に自分の内なる差別意識も見つめてみたら
Why ? Why not ? シドニー・ポワチエ追悼レビュー
投稿日
2022/01/09
レビュアー
ロキュータス
( ネタばれあり )
この1月7日に逝去が伝えられたシドニー・ポワチエの追悼レビューをこれから書くわけですが、1967年の時点で黒人男性と白人女性の結婚話とそれぞれの家族の反応を題材にした本作は、当時も、その後も物議を醸してきました。
たとえばジェームズ・ボールドウィンは本作を酷評していますし、『 ゲス・フー / 招かれざる恋人 』や『 ゲット・アウト 』などは黒人の視点から本作に批判的な対応した作品と考えられています。
たしかに本作は白人の視点で作られ、ぎこちなく、なんとも甘い話ではあるでしょう。
1950年代から1960年代の、赤狩りで左翼的な映画人がパージされた時代、ヘイズ・コード( 1934 〜 1968 )により暴力やセックスの表現規制が強かった時代には、ストレートな社会批判の作品は困難な時代だったと思います。
その中でリベラルな映画人は「 差別を糾弾する 」よりも「良心」( 今では死語に近いとさえ思えますが・・・ )に訴える作品を作ってきました。
たとえばジョージ・スティーヴンスの『 ジャイアンツ 』『 アンネの日記 』
ロバート・マリガン『 アラバマ物語 』、ジョン・フランケンハイマー『 終身犯 』、シドニー・ルメット『 十二人の怒れる男 』などが当たるでしょうか、「 戦後ヒューマニズム 」の時代です。
本作の監督のスタンリー・クレイマーもその代表格の一人。
製作者として『 チャンピオン 』『 真昼の決闘 』『 乱暴者 『『 ケイン号の叛乱 』などを、監督として『 見知らぬ人でなく 』『 手錠のまゝの脱獄 』『 ニュールンベルク裁判 』『 愚か者の船 』『 動物と子供たちの詩 』『 オクラホマ巨人 』などをつくった人。
本作脚本は『 アメリカ上陸作戦 』『 おかしな、おかしな、おかしな世界 』などのウィリアム・ローズ。
前にも書きましたが、黒人差別、社会の断絶が当然だった時代、白人の「 真・善・美 」の価値観が社会を支配していた時代に、黒人が市民権を得るためには、その白人の価値観でまず評価されなければなりませんでした。 でなければ、発言する前にハナから門前払いです。
「 ブラック・イズ・ビューティフル 」の運動でつくられた黒人のお人形は、肌の色が薄くて、唇が厚くなく、髪の毛がちぢれていないもの、たとえばハル・ベリーのようなルックスのものでした。 白人の価値観で美しいと認められた後でなければ、ありのままの美は受け入れられなかったのです。
マーティン・ルーサー・キング、野球選手のジャッキー・ロビンソン、そして映画俳優のシドニー・ポワチエは「 知性、人格、能力いずれも秀でたキャラを振る舞う 」ことで、あら捜しをして引きずり降ろそうとする白人社会に対抗しなければなりませんでした 。
ポワチエはメジャーデビュー作の『 復讐鬼 』から、ブレイクした『 暴力教室 』( 主題歌「 ロック・アラウンド・ザ・クロック 」が有名 )、さらに『 手錠のまゝの脱獄 』『 駆逐艦ベッドフォード作戦 』『 いのちの紐 』『 夜の大捜査線 』など、一貫して「 黒人の人間としての尊厳 」を表すアイコン( のちの世代ではモーガン・フリーマンが相当 )としてトップスターとなっていきました。
代表作だが、ディスカスさんに置いてない作品は、
まず『 野のユリ 』( 1962年 ラルフ・ネルソン 監督 )
東ドイツから難民として来た白人修道女たちの苦境を助ける、考えられたないほど善良な黒人青年で、「 マジカル・ニグロ 」の典型とも言える作品ですが、本作で黒人初のアカデミー主演男優賞。
『 いつか見た青い空 』( 1965年 ガイ・グリーン 監督 )
母親( シェリー・ウィンタース 本作でアカデミー助演女優賞受賞 )に虐待を受ける盲目の白人の娘( エリザベス・ハートマン )の希望の存在となる黒人青年。
『 いつも心に太陽を 』( 1967年 ジェームズ・クラベル監督 )
ロンドン・イーストエンド、労働者階級の荒れた高校の生徒たちに真摯に向き合い、彼らの尊敬を勝ち取る教師役。 ルルの歌う主題歌もヒット。
DVDすら現在ない、幻の作品には、
『 ボギーとベス 』 ( 1959年 オットー・プレミンジャー監督 )
ジョージ・ガーシュインのオール黒人キャストの同名オペラのミュージカル映画化。
ベスにドロシー・ダンドリッチ、スポーティング・ライフ役にサミー・デイヴィスジュニア
『 レーズン・イン・ザ・サン 』( 1961年 ダニエル・ペトリ監督 )
黒人女性作家として初めてブロードウェイで上演されたロレーン・ハンズベリーの作品。
観てみたいものです。
娘を一人の男に託す父の想い
投稿日
2007/02/05
レビュアー
ことりこあゆみ
明日から2週間ほど入院するのでしばらくレビューをお休みします。ポータブルプレイヤーで映画を楽しみながらよいイメージで乗り切って、元気にレビューを再開したいと思います。
さて、この往年の名作は初めて観ました。
娘のジョーに結婚相手として黒人のジョン(シドニー・ポワチエ)を紹介されたときの母(キャサリーン・ヘプバーン)の固まった顔、父(スペンサー・トレイシー)の茫然自失の姿。波乱の幕開けです。
ジョンは素晴らしくいい男です。礼儀をわきまえたスマートな言動、ジョーへの深い愛情、人間性、経歴、職業、収入、将来性、両親から見てもケチのつけようがない。
父のマットは新聞社の社長として人種差別の撤廃をかかげ娘にもそういう教育をしてきた人物。なのに娘の結婚となると、完ぺきな男性であっても黒人というだけですんなり認めることができない。当時の人種差別の意識がどれほど根深いものであったかが伝わってきます。
両親は2人の結婚を認めるか否か、一夜のうちに答えを出さなければならない状況に追いこまれます。
父が自身のなかにある本音に苛立ちながら葛藤する姿を、ユーモアも交えて描く中盤。キャサリーン・ヘプバーン演じるお母さんがまたカッコイイ! 両親の友人である司教の存在も効いています。
ジョンの両親も夕食に駆けつけての終盤、2人ずつ交わされる会話はどれも心に沁みてくるものばかりで、そこからラストまで涙が止まりませんでした。果たして、父が出した結論は――?
俳優さん全員の名演技。構成や台詞もすばらしい! この作品には、父の愛、母の愛、夫婦のあり方、親子のあり方、結婚して社会的に夫婦として生きていく意味、偏見や障壁に立ち向かう勇気と高潔さ、すべてが詰まっています。とても感動しました。
シドニー・ポワチェ
投稿日
2006/02/22
レビュアー
レビュアー名未設定
ある程度の地位、良識のある人達でもあれだけのリアクションをするとは、人種差別の壁の大きさを痛感させられてしまう。
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