聖獣学園

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「花と蛇」みたいに扇情的なSMチックを売りにした　３５年前の天才鈴木則文のエログロナンセンス修道院物　久しぶりの再見の百円DVDレヴューは何本目だ　どうでもいいや

冒頭から　繁華街で遊ぶ新人多岐川裕美の　軽快な八木正夫の音楽と共に　垢抜けないが野性味のある魅力たっぷりな紹介が　ロマネスクなアバンタイトルでいかしてます　意表を突いています　わけありな女の子なのね　母親の不審な死をその修道院に探りにいくのです

この修道院なんせ　三原葉子が副院長さまですから　大奥なんだか感化院なんだか　最初からでたらめな世界です　その中で若き多岐川裕美が惜しげもなく裸を晒し　とげとげの薔薇の蔦で縛られて薔薇の花で鞭打たれたりします　まるでルー・リードの歌の世界みたい

てなもんで多岐川は　この映画をおのれのフィルモグラフィから抹殺したいらしいのですが　それはダリオ・アルジェントの「フェノミナ」に出たことを抹殺したいらしい　ジェニファー・コネリーと同じくらい映画がわかっていない恥ずべき考えです　この二人の監督の作品でデヴューしたことをもっと誇るべきです　馬鹿たれめ

そしてアルジェントといえば　この「聖獣学園」はまんまアルジェントの「サスペリア」のパクリであり　ロジェ・ヴァディムの「血とバラ」をも二箇所でぱくっていて　なかなかやります　拍手です
鈴木則文のでたらめでエネルギッシュな世界の映画美学は現代でも充分通用します　どの作品も面白いですよ　　

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多岐川裕美のお宝映像です！

みどころ
・デビューしてまもなかったころの多岐川裕美の初々しい姿
（当時22歳）
・多岐川裕美のヌードシーンが見られる唯一の作品
（以後、彼女は脱ぎの演技を一切拒否し続けているらしい）

以上の希少価値からして、お奨めです^^v

タイトルこれでいいんですか？　【変態SM修道院】の間違ひぢゃありませんか？
贖罪（しょくざい）に名を借りた、拷問だらけ。
やたら鞭打ちや縛り（鎖や茨）が出てくる。
これではナチ第三帝国／地獄の女収容所と変らないでしょう。

次々起こる裸を見せる為だけのイベント。
よく考えると、変な所だらけのご都合主義なストーリー。
一番笑ったのは落し戸、修道院や教会にフツーそんなもの有る？　中世の城ぢゃないんだから。

結局、多岐川裕美のヌードを見る為だけに存在価値が有るのでは。
もしそれが無かったらこの映画見ます〜？

私的評価　ｖ（＾ｏ＾）ｖ　イェィ　−−−−＞　お宝度、レア度が高い、見る価値有り。

参考：私的評価の目安[５段階]
（★ｏ★） キラ〜ン　−−−−＞　何を置いても見るべき、見なきゃ損。
ｖ（＾ｏ＾）ｖ　イェィ　−−−−＞　面白い、楽しめる。
（・ω・）　シ〜ン　　　−−−−＞　良くも悪くもない、普通。
（ ●｀ε´●）　ブ〜　−−−−＞　ツマラン、金と時間の無駄、止めた方がいい。
（ｘ⊥ｘ）＼（∂⊥∂）　バシッ　−−−−＞　ぬゎんなんだ、こりぃは

これにその他のマークが付加される事も有る。
注）評価欄以外の顔文字は気分で使ってるので、私的評価とは無関係です。

まあ、教会や修道院関係者がみたら激怒する内容だ。
一応映画だけあってストーリーはちゃんとあるが、修道女の裸満載でやっぱりポルノ作品。
でも修道女の生活の様子などはリアリティがあって、この辺は本物の修道院などにきちんと取材をしたのかな。
非ポルノ作品としてうまくリメイクすれば、けっこういいサスペンス映画になるかも。　

多岐川裕美が新鮮　それがピカイチの作品
東映のさそりシリーズと同時期の作品
梶芽衣子と並んで好きな女優になった。
今見るとストーリ、撮影手法など古きよき時代の東映作品。
当時としては斬新なエロチックが冴えている。
いまどき作ったら宗教団体からクレームがつくこと必至？