こちらの作品もおすすめ
こちらの作品もおすすめ
“昭和残侠伝”シリーズ第3弾。武井繁次郎は漁港町の潮政一家の客分となるが、そこではあこぎな川銀一家の暴力が横行していた。潮政一家と川銀一家が対立していく中、繁次郎とは仇同士でありながら兄弟分でもある桂木龍三が川銀一家の味方になり…。
“昭和残侠伝”シリーズ第3弾。武井繁次郎は漁港町の潮政一家の客分となるが、そこではあこぎな川銀一家の暴力が横行していた。潮政一家と川銀一家が対立していく中、繁次郎とは仇同士でありながら兄弟分でもある桂木龍三が川銀一家の味方になり…。
製作年: |
1966年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
90分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02179 | 2004年02月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
90分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02179
レンタル開始日:
2004年02月10日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
90分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02179 | 2004年02月10日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
6枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
90分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02179
レンタル開始日:
2004年02月10日
在庫枚数
6枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
約5,400
タイトル以上
約9,200
タイトル以上
約210,000
タイトル以上
約250,000
タイトル以上
※2022年2月 現在のタイトル数
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?
1〜 4件 / 全4件
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
第三作、佐伯清監督。シリーズ中第一位の最高傑作。省略のきいたスピーディーな物語展開、それをささえる映像の、奔放と流麗をたたえつつも抑制されたたしかなカティングのリズムに昂然とする。繊細な視線劇だ。
池部良が高倉健より格が上の遊侠として造形され、若輩高倉の一徹さが映える。藤純子は東映任侠的ヒロイン待つ女だが、まるでお竜のように画面を走る。慕う男たちの対峙の狭間で葛藤し、なすすべもなく走り、涙する。道行きはシリーズ中第三位、斬り込みも第二位のすばらしいでき。
佐伯は画面にひとを登場させるフレームインの天才だ。冒頭のクレーンによる俯瞰、雨脚をうける番傘の移動から自首する池部の背をとらえるワンショットだけではない。凝ったカメラワークじゃなく、たんに画面にひとがはいってくる、とびこんでくる、あらわれる、その呼吸が全編すばらしいのだ。物語的には偶然の出会いが多用される。この手のご都合さだが、長回し基調の画面が充実しているから、フレームインでぬきさしならない展開力がうまれる。
それをささえるのがロングとクローズ、俯瞰と仰角、両極をむすぶカッティング・イン・アクションのなめらかさだ。佐伯はカティングの才人でもある。ときにズームや斜めの構図で無闇にはしる映像だが、ここでは抑制美をもって緊密な持続感をたたえている。斜めの構図にしても、傾きは盆のうえでの運気やすがりつかれる木へと物語の展開力をひめている。ズームも繊細な視線劇を基盤に、場面の飛躍をいきているのだ。
たとえば最初の崖っぷちでの池部と高倉の対決はお約束としてはばまれる。弟分らの視線の闖入が邪魔をするのだ。その前段に、海をみる高倉と老侠客、さらに参入してくる網元の視線劇がリズムをもってつむがれているからこそ、ご都合主義をこえた映像の力をえることになる。この対決の場におくれて藤純子がかけつける。これがこんどは、二度目の対決の延期をうむ物語=映像の力となる。藤純子は画面を着物姿でみごとに走る女だ。
藤純子は端役のような物語登場をする。つぎの登場で、いっきに花ひらく。藤は渡世から足を洗えない兄池部を愛し、だからこそヤクザを憎む。女手できりもりする小料理屋へ高倉あらわれたとき、最初の遭遇の誤解から、非道なヤクザものとみて突っ慳貪する。この直後の氷解が残念なほどもっとみていたい、すばらしいシーンだ。
この橋のたもとの小料理屋の造形がいいのだ。ここは藤が、池部と高倉との葛藤を生きるエモーショナルな空間である。ここで池部と高倉の数奇な因縁があらわになるように、のちの対決、道行きは藤の情とむすばれて展開されることになる。藤純子が対決をはばむために、闖入の力学に身をまかせ、走るのは必然なのだ。この場所でこそ、藤も池部も、そして高倉までもが真情を吐露することになる。とりわけ、雨の予感から本降りとなり、二階でやるせなく兄弟の情、高倉への想いを交錯させる場面の陰翳あるインティマシーはすばらしい。
池部は生きていくのが面倒になっちまったという。渡世に倦み、妹をおもい、高倉の侠にほれ、高倉に斬られようとする。残侠の一匹狼として葛藤するのは池部だ。ラストの道行き、まよいなく任侠一本道の砂浜をゆく高倉は右手にもった長ドスを左へもちかえる。歩みも視線も顔貌もひと筋もかえないトラベリングがきりかわると、船と船のすきまごしの構図のロングショット、海をひかえたひろびろとした砂浜を葛藤する男たちのこころの狭間へと一挙に変転せしめた画面、その狭間に池部がたっていて、ここに高倉があらわれむかいあう。高倉は池部と斬りあうつもりで、右手をあけたのだ。池部は体をずらし対峙をはずす。みたび勝負をおあずけに、助太刀するという。高倉があさってへ視線をなげる。そいつはいけません。ここでまっていてくだせえ。池部、大事な勝負あいてをひとりでいかせたとあっては、男が廃ります。そこで視線ががっちりとくみあうことになる。もう言葉はいらない。簡潔なアクションと視線のぶつけあいがまったくみごとだ。
のちの斬り込みは屋内の二階から一階、庭先、松林から砂浜へと移動する、五十年代に佐伯が腕をみがいただろうチャンバラ精神あふれるものとなる。松林でのデイ・フォー・ナイトが失敗しているが、砂浜でのローキーな陰翳がいい。そしてみたび、このラストに藤純子が走ってくるのだ。この一貫性こそが映画だ。
第二作とちがい悪役河津清三郎の造形が単刀直入でよい。むろん脇役だけでなく、名もしらぬ端役たちの顔がいきいきと輝いている。いい映画とはそういうものだ。不可解にもシリーズ中でさえ無視されているが、アバンタイトルのできといい、菊池の尺八をつかった嫋々たる音楽といい、東映任侠映画でこれほど完璧な域の映像=音響=物語は名高き『花札勝負』『総長賭博』ぐらいしかしらない。
このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
所詮ヤクザのお話で美化しすぎの嫌いはあるけれど、
当時の世界ではがんばろうって勇気が出たりしたんだと思う。
今時のインテリヤクザとは一味も二味もいや、
比較する事自体が間違っている。
さて映画としては時代劇なのか現代劇なのか微妙な設定で、
あえて年代を特定しない方が楽しいのかもしれない。
少し色々な要素を詰め込みすぎて
見終わった後にナニがあったか忘れてしまうのが残念。
これも時代性なのだろうけども。
このレビューは気に入りましたか? 1人の会員が気に入ったと投稿しています
1〜 4件 / 全4件
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:4件
投稿日
2008/05/30
レビュアー
kobarou※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
第三作、佐伯清監督。シリーズ中第一位の最高傑作。省略のきいたスピーディーな物語展開、それをささえる映像の、奔放と流麗をたたえつつも抑制されたたしかなカティングのリズムに昂然とする。繊細な視線劇だ。
池部良が高倉健より格が上の遊侠として造形され、若輩高倉の一徹さが映える。藤純子は東映任侠的ヒロイン待つ女だが、まるでお竜のように画面を走る。慕う男たちの対峙の狭間で葛藤し、なすすべもなく走り、涙する。道行きはシリーズ中第三位、斬り込みも第二位のすばらしいでき。
佐伯は画面にひとを登場させるフレームインの天才だ。冒頭のクレーンによる俯瞰、雨脚をうける番傘の移動から自首する池部の背をとらえるワンショットだけではない。凝ったカメラワークじゃなく、たんに画面にひとがはいってくる、とびこんでくる、あらわれる、その呼吸が全編すばらしいのだ。物語的には偶然の出会いが多用される。この手のご都合さだが、長回し基調の画面が充実しているから、フレームインでぬきさしならない展開力がうまれる。
それをささえるのがロングとクローズ、俯瞰と仰角、両極をむすぶカッティング・イン・アクションのなめらかさだ。佐伯はカティングの才人でもある。ときにズームや斜めの構図で無闇にはしる映像だが、ここでは抑制美をもって緊密な持続感をたたえている。斜めの構図にしても、傾きは盆のうえでの運気やすがりつかれる木へと物語の展開力をひめている。ズームも繊細な視線劇を基盤に、場面の飛躍をいきているのだ。
たとえば最初の崖っぷちでの池部と高倉の対決はお約束としてはばまれる。弟分らの視線の闖入が邪魔をするのだ。その前段に、海をみる高倉と老侠客、さらに参入してくる網元の視線劇がリズムをもってつむがれているからこそ、ご都合主義をこえた映像の力をえることになる。この対決の場におくれて藤純子がかけつける。これがこんどは、二度目の対決の延期をうむ物語=映像の力となる。藤純子は画面を着物姿でみごとに走る女だ。
藤純子は端役のような物語登場をする。つぎの登場で、いっきに花ひらく。藤は渡世から足を洗えない兄池部を愛し、だからこそヤクザを憎む。女手できりもりする小料理屋へ高倉あらわれたとき、最初の遭遇の誤解から、非道なヤクザものとみて突っ慳貪する。この直後の氷解が残念なほどもっとみていたい、すばらしいシーンだ。
この橋のたもとの小料理屋の造形がいいのだ。ここは藤が、池部と高倉との葛藤を生きるエモーショナルな空間である。ここで池部と高倉の数奇な因縁があらわになるように、のちの対決、道行きは藤の情とむすばれて展開されることになる。藤純子が対決をはばむために、闖入の力学に身をまかせ、走るのは必然なのだ。この場所でこそ、藤も池部も、そして高倉までもが真情を吐露することになる。とりわけ、雨の予感から本降りとなり、二階でやるせなく兄弟の情、高倉への想いを交錯させる場面の陰翳あるインティマシーはすばらしい。
池部は生きていくのが面倒になっちまったという。渡世に倦み、妹をおもい、高倉の侠にほれ、高倉に斬られようとする。残侠の一匹狼として葛藤するのは池部だ。ラストの道行き、まよいなく任侠一本道の砂浜をゆく高倉は右手にもった長ドスを左へもちかえる。歩みも視線も顔貌もひと筋もかえないトラベリングがきりかわると、船と船のすきまごしの構図のロングショット、海をひかえたひろびろとした砂浜を葛藤する男たちのこころの狭間へと一挙に変転せしめた画面、その狭間に池部がたっていて、ここに高倉があらわれむかいあう。高倉は池部と斬りあうつもりで、右手をあけたのだ。池部は体をずらし対峙をはずす。みたび勝負をおあずけに、助太刀するという。高倉があさってへ視線をなげる。そいつはいけません。ここでまっていてくだせえ。池部、大事な勝負あいてをひとりでいかせたとあっては、男が廃ります。そこで視線ががっちりとくみあうことになる。もう言葉はいらない。簡潔なアクションと視線のぶつけあいがまったくみごとだ。
のちの斬り込みは屋内の二階から一階、庭先、松林から砂浜へと移動する、五十年代に佐伯が腕をみがいただろうチャンバラ精神あふれるものとなる。松林でのデイ・フォー・ナイトが失敗しているが、砂浜でのローキーな陰翳がいい。そしてみたび、このラストに藤純子が走ってくるのだ。この一貫性こそが映画だ。
第二作とちがい悪役河津清三郎の造形が単刀直入でよい。むろん脇役だけでなく、名もしらぬ端役たちの顔がいきいきと輝いている。いい映画とはそういうものだ。不可解にもシリーズ中でさえ無視されているが、アバンタイトルのできといい、菊池の尺八をつかった嫋々たる音楽といい、東映任侠映画でこれほど完璧な域の映像=音響=物語は名高き『花札勝負』『総長賭博』ぐらいしかしらない。
投稿日
2007/01/04
レビュアー
大岡川四十郎※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
所詮ヤクザのお話で美化しすぎの嫌いはあるけれど、
当時の世界ではがんばろうって勇気が出たりしたんだと思う。
今時のインテリヤクザとは一味も二味もいや、
比較する事自体が間違っている。
さて映画としては時代劇なのか現代劇なのか微妙な設定で、
あえて年代を特定しない方が楽しいのかもしれない。
少し色々な要素を詰め込みすぎて
見終わった後にナニがあったか忘れてしまうのが残念。
これも時代性なのだろうけども。
1〜 4件 / 全4件
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
商品をポストに投函すればOK!
もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。
無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。
定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
昭和残侠伝 一匹狼