地底探検

昔、テレビの洋画劇場で観賞して、いたく感動したのを思い出し、レンタルしてみました。

最新のデジタル補正技術で本当に美しい鮮明な画像で鑑賞できました。
非常に丁寧な作りで、今見ても十分楽しめました。
子供の頃、わくわくして読んだヴェルヌの冒険物語をたぷり楽しませてくれます。
家族で楽しめる作品、お勧めします。

ケイアイさんすいません。
「キラーモスキート」や「エイリアンズ」を鑑賞してしまったのですね。Ｂ級リーグは趣味の世界で危険です。３９円の時にお楽しみください。

「土曜は貴方に(1950)」でフレッド・アステアと共演していたアーレン・ダールという女優がとても奇麗な人だったので、彼女の姿を観たくて借りた。

レビューを読むとこれは有名な映画らしいが、全然知らない。ジュール・ヴェルヌが原作なんだ。19世紀のSF小説が原作といえば「タイムマシン(1960)」という空前絶後の大傑作ラブロマンスSF映画があるが、あの映画のイベット・ミミューという女優も奇麗だった。この映画と同じジュール・ヴェルヌ原作の「海底二万マイル(1954)」も、海上に停泊中の潜水艦の艦橋から女の子が水着のブラを落として艦内の窓から沈んで行くブラが見えるというシーンがあって、それが今でも忘れられない。なにが言いたいかと言うと、SF映画には昔からお色気が必ず付帯しているのである、という事実である。

これは観客動員ばかりが目的ではない。SFというのは、必ず人類の生き死にがテーマなのである。生き死にと言ったらそこにセックスの要素が含まれるのは当然の理だ。人間はセックスする為に生まれ、セックスをして死ぬのである。

そういうアイコンとしてあの奇麗な（家内に似ている）アーレン・ダールが選ばれたのはもう大納得だった。
画像もリマスタリングで驚くほど鮮やかな色彩だし、家族で安心して楽しめる（大人も子供もそれぞれに見所のある）良作だと思う。

はい、今から50年も前の作品ですから、当然ＣＧとかいう便利なお道具はございません。
だからセットを丁寧に作るしかないじゃないですか。
50年前ということを考えれば、立派なものです。
頑張って映画造ってます。
頑張って造っているのだけど、なんか随所で笑っちゃうんです。
未知の地底といいながら、ちゃんと道らしきものがあるし、明かりがなくても明るいのは自然蛍光物質のお陰らしいのだけど、やけに随所明るい！
地底にある海のシーンなど、太陽もないのに砂浜に影が出来ますから！！？
あとパット・ブーン演じる助手、あまりの脳天気な緊張感のなさに見ていて不愉快になりました！
地底にいるのにあの能天気な態度はなんなんでしょ！？
みんなで踊り出すシーンとかも、あまりに唐突で・・・(^^ゞ
ラストはもう笑うしかないじゃないですか§*≧з≦) ぷっ!ｗ　

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昨年、『センター・オブ・ジ・アース（３Ｄ）』を観た。ブレンダン・フレイザーが出ていたやつだ。３Ｄという以外、取り立てて目新しくも優れてもいなかったが、「もう一度、旧作品を観ようか」という気にはさせてくれた。それはそれで、価値のあることである。(笑)

というわけで、本作品である。こういう時、レンタルってのは有り難い。気軽に取り寄せて観ることが出来るのは、贅沢なことである。ちょっと前には考えられないサービスだ。（でも、『地球最後の男オメガマン』がラインナップされていないのは承服しがたい）

特典を観ると、映像はキレイにリマスタリングされたようで、なるほど“総天然色”と呼ぶに相応しい美しさだった。レトロだけど、個人的にはこういう色彩の方が好みだ。絵画と映画は元々同じカテゴリーであることを改めて認識させてくれる。

面白いのは、吹替版を観ると一部字幕で収録されていることだ。どうやら昔のＴＶ放送用のようだ。煩わしかったが、どこが放送時にカットされたのか判るので、ある意味、興味深く観ることが出来た。限られた放送枠に収めようと昔日の苦労が偲ばれる。

これまで映画館やビデオで何度も本作を観て来たはずなのだが、今回初めて気づいたことがある。ハンスが大切にしていた鴨をサクヌッセムに食べてしまったことだ。正直、ビックリした。
「ええ!? ホントに食べちゃったのぉ!!」
あまりにサラリと描かれていたので、これまで見逃していたらしい。極限状態であることを観客に伝える目的なのは一目瞭然だが、クラシック作品にこうした残酷なアプローチを見つけると新鮮な感じがする。我々はもっと刺激的で血みどろの映像をたくさん見せられているにもかかわらず、血のついた羽を見せるカットだけで、どんなホラー映画もかなわない衝撃を受けてしまう。これこそが演出の力であり、脚本のうまさだと思う。クラシック作品を観る価値はここにある。（ヘンリー・レヴィン監督はスゴイ！）

Ｓ．スピルバーグ監督作品『レイダース』の冒頭のシーンが、本作品へのオマージュであるのは有名な話しなので、未見の方は是非とも一度ご覧いただきたい。きっと新たな発見があるはずだ。

作品自体、時間の流れがゆっくりで、暖かい日曜日の午前中にお茶を飲みながら観るには最適の一本である。オススメ！

アイルランドの噴火口から地底探検に出発し未知の地底で怪獣などに出会いながらの冒険旅行は古典の映画化であるが娯楽に徹して製作されており、楽しませてもらいました。