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キャメロット / リチャード・ハリス

キャメロット /ジョシュア・ローガン

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旧作

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解説・ストーリー

主従を越えた友情で結ばれたアーサー王とランスロット卿。しかし、ランスロット卿は王妃グィネヴィアとの道ならぬ恋に悩んでいた。いつしかそれはアーサー王の知るところとなり、二人は敵同士として剣を交えることになる……。“アーサー王伝説”から、アーサー王と王妃グィネヴィア、騎士ランスロット卿の物語を描いたミュージカル劇。

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「キャメロット」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

主従を越えた友情で結ばれたアーサー王とランスロット卿。しかし、ランスロット卿は王妃グィネヴィアとの道ならぬ恋に悩んでいた。いつしかそれはアーサー王の知るところとなり、二人は敵同士として剣を交えることになる……。“アーサー王伝説”から、アーサー王と王妃グィネヴィア、騎士ランスロット卿の物語を描いたミュージカル劇。

「キャメロット」 の作品情報

作品情報

製作年:

1967年

製作国:

アメリカ

原題:

CAMELOT

受賞記録:

1967年 アカデミー賞 音楽(編曲賞)
1967年 ゴールデン・グローブ 男優賞(コメディ/ミュージカル)

「キャメロット」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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1〜 5件 / 全13件

豪華な衣装&セットも見所。円卓のシーンどうやって撮ったんだろう ネタバレ

投稿日:2009/06/09 レビュアー:キャビア

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

 アーサー王伝説は断片的にしか知らないけれど、きっと敵味方入り乱れて戦いまくりの裏切り裏切られのめくるめく愛憎劇なんだろうと思ってスルーしていたのですが、bokensdorfさんのレビューで実はラブコメミュージカルだったということを知り、矢も盾もたまらずレンタル。

 まずアーサー王が、ハリーポッターの初代校長先生役を演じたリチャード・ハリスだったことにびっくり。確かハリポタ出演のオファーを断ろうとしたら、お孫さんに「この役を蹴ったらもう口をきいてあげない」と脅迫されて受けることにしたという、ハートウォームなエピソードの持ち主。好感度高すぎでしょう。想像していたような、ちょっと陰のある孤高の英雄、アーサー王のイメージにまったく合わない。いい人すぎる。
 次にギネヴィア王妃が小悪魔系だったことにびっくり。ええー。白百合か白バラのような人を想像していたんですけど! 家臣をかわいく誘惑しまくる王妃って。ちょっとまってまってー。

 そんなこんなで色々置いてきぼりになりそうなところに、ランスロットが登場。その登場シーンがすごい。中世のお城って、屋上がギザギザになっているじゃないですか。弓矢よけ用に。そのギザギザの隙間から身を乗り出すようにして元気よく歌うランスロット。落ちたら死ぬよ!? もうこの登場の仕方だけで、「君は素敵なバカだな!」ということがわかる。
 そんな3人が繰り広げるロマンティックな素敵ミュージカルでした。

 最初は「これキャラ違うだろう!」と笑った3人も、ストーリーが進むにつれてアーサー王は孤高の英雄に、王妃は白百合に、ランスロットは気高い悲劇の騎士に見えてくるのが不思議。しぜんに感情移入してしまいました。結構長いのに、途中も飽きることなく笑ったり切なくなったり感動したり。いい映画。

 特典映像も充実していました。衣装や小道具、背景のセットへのこだわりがすごい。こういう伝説や古典文学を下敷きにした映画って、高尚高邁で退屈になりがちなのに、よくここまで楽しくつくれたなぁ。

このレビューは気に入りましたか? 8人の会員が気に入ったと投稿しています

☆☆☆☆☆いつつ。音楽もいい。文句なし! ネタバレ

投稿日:2009/04/26 レビュアー:bokensdorf

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ゼッフィレリの「じゃじゃ馬ならし(1966)」の美術と衣装が良かったのにアカデミー賞はこっちが獲ったと知り、観てみる事にした。

この映画、面白い!

「じゃじゃ馬ならし」みたいに退屈なストーリーが219分も続いたらどうしようかと思っていたが、これはラブコメでミュージカルじゃん。アーサー王と円卓の騎士は子供の頃読んだが、ラブコメではなかったと思う。しかし円卓なのは席に序列をつけない為とは初めて知った。だから円卓なのかー。覚えてなかっただけでちゃんと書いてあったのかも知れませんが。

で、アーサー王とグィネヴィア王妃と、王の家臣ランスロット・デュ・ラックが三角関係というのはまさにトリスタンとイゾルデそのまんまである。悲劇的な物語はいやだなと思っていたら、真面目なコメディだった。というのは、三角関係になるのにはちゃんと説明があるのである。

ランスロット卿というのはフランスから来た騎士で、心身ともに強者で、グィネヴィアの問いに答えて「勝負では負けた事が無い、しかし精神はいつまでも修養は終わらない」とか言ってしまう。聞いていたお供からは「鼻持ちならない」とか「ご立派過ぎるわ」などとランスロット卿の評判は本人の素晴らしさとは逆に低い。グィネヴィアはそんなランスロット卿の正体を暴いてやろうと、騎士たちのトーナメントにランスロット卿を出させ、自分のかこいの騎士たちにぶちのめさせようと計るのである。女は恐ろしい。

やると決めたら女は早い。グィネヴィアはその三人を「今度村の祭りにでかけるお供はあのフランス人にしようかしら」とか「今度の舞踏会の私の隣に座るのはだれかしら、一番強い人は誰かしら」とか唄ってそそのかすのである。このシーンは最高に可笑しい。王妃が騎士と毛糸玉を作ったりしながらそういう話をしているのである。分かりやすいギャグだ。

ところでグィネヴィア王妃はヴァネッサ・レッドグレーヴであるが、若いときは美人だったんだなぁ!全然面影がありません。

と中盤までコメディタッチが続いて、ここまでは全然三角関係ではありません。グィネヴィアはむしろランスロット卿を毛嫌いしている。最初は嫌いだった相手と最後は結ばれるのはラブストーリーの常道だが、この映画はその場面がえらい感動的なのである。

美術と衣装の話をしていなかったが、衣装はあちらのカラフルな物のほうが好きだったがこっちは奇麗なお姉さんたちが沢山出てくるからこっちが良いか。

で、トーナメントである。ランスロット卿は自分で言っていたとおり本当に強く、グィネヴィアが選んだ三人の騎士を打ち負かし、三人目は殺してしまう。

その騎士がアーサー王とグィネヴィアの目の前でこと切れると、ランスロット卿は涙を流しながら彼を抱きしめる。
すると騎士は生き返るのである。グィネヴィアは涙を流しながらランスロット卿をしばらく見つめた後、ランスロット卿の前にひざまずく。
ランスロット卿はかがんでグィネヴィアの手をとり、そのままよろよろとその場を離れる。アーサー王の家来たちはみんなランスロット卿の前でひざまずく。

感動した。こういうのが「人を好きになった瞬間」として説得力があるのである。昨今の「理由の無い一目惚れ演出」にはうんざりだ。こういう演出をもっと考えてもらいたいものである。

こうして三角関係がはじまるのだが、愛に免疫の無いランスロット卿とグィネヴィア、アーサー王にすぐばれる。アーサー王はどうしたか。アーサー王はいつも自分に忠実だったランスロット卿とグィネヴィアを許すのである。ここの一人口上も感動する。

ここまでで半分。

後半は二人の逢瀬。ここであの有名な【あなたもきっと知っている】"If EverI Would Leave You"がランスロッド卿によって唄われるのである。絶対結ばれる事をゆるされない二人。あー、ロマンチック。俺はロマンチックなのに弱いんだ。

しかし王は許しても家来は許さない。グィネヴィアは裁判により火刑に。火あぶりって熱いよ。そこへランスロットが家来を助けにくる。ちゃんと白馬に載っている。アーサー王に楯突くことを覚悟して。涙出る。女の為にそこまでできるか?

アーサー王は家臣とともに二人を追いかけ、自分だけ二人と密会する。双方の騎士たちを会わせると無駄な殺し合いになることを避けるため。そしてアーサー王は二人にフランスへ行けと言うのである。自分の女房を奪ったもと家臣にそれを言えるか?涙いっぱい出る。

そしてアーサー王の独白。もう感動の嵐だ。
もっとレビューがたくさんあって良いはずの映画だ。

☆☆☆☆☆いつつ。音楽もいい。文句なし!

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イイ女の特権 ネタバレ

投稿日:2009/05/16 レビュアー:忙中有閑

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確かに昔見たハズだが、そんなに面白い映画だという印象が無く、私のお気に入りレビュアーの方々が好評を寄せているのは何故だ?と不思議に思って、とにかく観てみました。やっぱり観てましたが、30年以上前だし、元々ミュージカル苦手だし(歌も踊りも好きだけど、セリフを歌でやられると途端にシラケる。だからオペラもダメ)、フランコ・ネロ嫌いだったし(ジュリアーノ・ジェンマと見分けつかない)・・・。でも今回はかなり気に入りましたね。
ヴァネッサの前半の乙女っぽさは素晴らしい。夫(王様ですよ!)だろうが家来だろうが、イイ男には全部色目使って自分に夢中にさせないと気が済まない。で、ある時突然誰かを「アタシってこのヒトだけを愛してたんだ!」って「気がつく」と、途端に(夫を含めて)他の男は眼中に無くなっちゃう。昔観た時は「こりゃイイ女(ヴァネッサほんとに可愛い!)の特権だからしょーがない」って一応納得したけど、王様のほうには同情しちゃって、アタマ悪そうなランスロットに「死ね!」とか思いながら観てたですね。それで印象悪い。
でもトシ喰ってから観ると、名優リチャード・ハリス演ずる王様の冒頭とラストの、あの不思議に満ち足りた表情は何だ?と気にかかる。少なくとも、最愛の妻と友に裏切られ、正義の理想を踏みにじられ、今また無益な殺し合いに飲み込まれて行くことを止められもしない、という究極の絶望に瀕した男の表情では無い。騎士志願の少年に理想を託した?修道院入りする妻を見てジェラシーから解放された?ランスロットとの男同士の戦いに臨んで迷いが吹っ切れた?
違うな。そんなツマランことじゃない。青臭い表現で恥ずかしいけれど、あれは死を覚悟した男の「充分生きた」という満足感とも諦念ともつかない悟りの表情ですね。原作(伝説?)ではどうなってるのか知りませんが、マーリン(預言者?魔法使い?)は、本作では明らかに「死神」として登場していると思います。
蛇足ですが、私としてはヴァネッサ演じるグゥィネヴィアに修道院なんて行って欲しくない。あのラストシーンで最後に「二人のうち勝った方と一緒に行くから、頑張ってね」ってニッコリしてたら、もっと面白い映画になったと思うんだけど。

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思い出してごらん 昔のことを♪ ネタバレ

投稿日:2007/05/05 レビュアー:エイちゃん

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 トム・ハンクスの「フォレストガンプ」でフォレストがケネディー大統領と面会するシーン あの時小さく流れる音楽 あれが「キャメッロット」です ケネディーは自らをアーサー王になぞらえホワイトハウスをキャメロットに模していました 私が「アーサー王伝説」を知ったのはディズニーアニメ「王様の剣」エクター卿の元で働く少年ウォードがひょんな事から岩に刺さった聖剣「エクスカリバー」を引き抜いてしまい魔法使いマーロンの助けを得てイングランドの王になると言う「アーサー王伝説」の後日談がこのミュージカルのベースになっています

 聡明で美しい妻グィネヴィアを娶ったアーサーは国中の勇者を王宮 キャメロットに集め わけ隔てなく議論してもらう為の円卓の騎士構想を新妻に話します  国中から集まる勇者たちその中にフランスから馳せ参じた「ランスロット卿」がいました 

 アーサー王と円卓の騎士の物語が素敵なミュージカルに成ったこの映画 主演は「ハリーポッター」の校長先生リチャード・ハリス凄く立派な王様です 王妃グィネヴィアは数々の政治発言で物議をかもす 闘う女優ヴァネッサ・レッドグレーヴ 心ならずもアーサーとの三角関係に悩むランスロット卿にマカロニウエスタンのフランコ・ネロ  目茶強いけどダサイ田舎者と侮っていた人にある日突然心を抉られるなんて事 女性なら在るんじゃないですか?

 

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楽しかった。

投稿日:2004/05/08 レビュアー:こもも

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ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:13件

豪華な衣装&セットも見所。円卓のシーンどうやって撮ったんだろう

投稿日

2009/06/09

レビュアー

キャビア

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 アーサー王伝説は断片的にしか知らないけれど、きっと敵味方入り乱れて戦いまくりの裏切り裏切られのめくるめく愛憎劇なんだろうと思ってスルーしていたのですが、bokensdorfさんのレビューで実はラブコメミュージカルだったということを知り、矢も盾もたまらずレンタル。

 まずアーサー王が、ハリーポッターの初代校長先生役を演じたリチャード・ハリスだったことにびっくり。確かハリポタ出演のオファーを断ろうとしたら、お孫さんに「この役を蹴ったらもう口をきいてあげない」と脅迫されて受けることにしたという、ハートウォームなエピソードの持ち主。好感度高すぎでしょう。想像していたような、ちょっと陰のある孤高の英雄、アーサー王のイメージにまったく合わない。いい人すぎる。
 次にギネヴィア王妃が小悪魔系だったことにびっくり。ええー。白百合か白バラのような人を想像していたんですけど! 家臣をかわいく誘惑しまくる王妃って。ちょっとまってまってー。

 そんなこんなで色々置いてきぼりになりそうなところに、ランスロットが登場。その登場シーンがすごい。中世のお城って、屋上がギザギザになっているじゃないですか。弓矢よけ用に。そのギザギザの隙間から身を乗り出すようにして元気よく歌うランスロット。落ちたら死ぬよ!? もうこの登場の仕方だけで、「君は素敵なバカだな!」ということがわかる。
 そんな3人が繰り広げるロマンティックな素敵ミュージカルでした。

 最初は「これキャラ違うだろう!」と笑った3人も、ストーリーが進むにつれてアーサー王は孤高の英雄に、王妃は白百合に、ランスロットは気高い悲劇の騎士に見えてくるのが不思議。しぜんに感情移入してしまいました。結構長いのに、途中も飽きることなく笑ったり切なくなったり感動したり。いい映画。

 特典映像も充実していました。衣装や小道具、背景のセットへのこだわりがすごい。こういう伝説や古典文学を下敷きにした映画って、高尚高邁で退屈になりがちなのに、よくここまで楽しくつくれたなぁ。

☆☆☆☆☆いつつ。音楽もいい。文句なし!

投稿日

2009/04/26

レビュアー

bokensdorf

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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ゼッフィレリの「じゃじゃ馬ならし(1966)」の美術と衣装が良かったのにアカデミー賞はこっちが獲ったと知り、観てみる事にした。

この映画、面白い!

「じゃじゃ馬ならし」みたいに退屈なストーリーが219分も続いたらどうしようかと思っていたが、これはラブコメでミュージカルじゃん。アーサー王と円卓の騎士は子供の頃読んだが、ラブコメではなかったと思う。しかし円卓なのは席に序列をつけない為とは初めて知った。だから円卓なのかー。覚えてなかっただけでちゃんと書いてあったのかも知れませんが。

で、アーサー王とグィネヴィア王妃と、王の家臣ランスロット・デュ・ラックが三角関係というのはまさにトリスタンとイゾルデそのまんまである。悲劇的な物語はいやだなと思っていたら、真面目なコメディだった。というのは、三角関係になるのにはちゃんと説明があるのである。

ランスロット卿というのはフランスから来た騎士で、心身ともに強者で、グィネヴィアの問いに答えて「勝負では負けた事が無い、しかし精神はいつまでも修養は終わらない」とか言ってしまう。聞いていたお供からは「鼻持ちならない」とか「ご立派過ぎるわ」などとランスロット卿の評判は本人の素晴らしさとは逆に低い。グィネヴィアはそんなランスロット卿の正体を暴いてやろうと、騎士たちのトーナメントにランスロット卿を出させ、自分のかこいの騎士たちにぶちのめさせようと計るのである。女は恐ろしい。

やると決めたら女は早い。グィネヴィアはその三人を「今度村の祭りにでかけるお供はあのフランス人にしようかしら」とか「今度の舞踏会の私の隣に座るのはだれかしら、一番強い人は誰かしら」とか唄ってそそのかすのである。このシーンは最高に可笑しい。王妃が騎士と毛糸玉を作ったりしながらそういう話をしているのである。分かりやすいギャグだ。

ところでグィネヴィア王妃はヴァネッサ・レッドグレーヴであるが、若いときは美人だったんだなぁ!全然面影がありません。

と中盤までコメディタッチが続いて、ここまでは全然三角関係ではありません。グィネヴィアはむしろランスロット卿を毛嫌いしている。最初は嫌いだった相手と最後は結ばれるのはラブストーリーの常道だが、この映画はその場面がえらい感動的なのである。

美術と衣装の話をしていなかったが、衣装はあちらのカラフルな物のほうが好きだったがこっちは奇麗なお姉さんたちが沢山出てくるからこっちが良いか。

で、トーナメントである。ランスロット卿は自分で言っていたとおり本当に強く、グィネヴィアが選んだ三人の騎士を打ち負かし、三人目は殺してしまう。

その騎士がアーサー王とグィネヴィアの目の前でこと切れると、ランスロット卿は涙を流しながら彼を抱きしめる。
すると騎士は生き返るのである。グィネヴィアは涙を流しながらランスロット卿をしばらく見つめた後、ランスロット卿の前にひざまずく。
ランスロット卿はかがんでグィネヴィアの手をとり、そのままよろよろとその場を離れる。アーサー王の家来たちはみんなランスロット卿の前でひざまずく。

感動した。こういうのが「人を好きになった瞬間」として説得力があるのである。昨今の「理由の無い一目惚れ演出」にはうんざりだ。こういう演出をもっと考えてもらいたいものである。

こうして三角関係がはじまるのだが、愛に免疫の無いランスロット卿とグィネヴィア、アーサー王にすぐばれる。アーサー王はどうしたか。アーサー王はいつも自分に忠実だったランスロット卿とグィネヴィアを許すのである。ここの一人口上も感動する。

ここまでで半分。

後半は二人の逢瀬。ここであの有名な【あなたもきっと知っている】"If EverI Would Leave You"がランスロッド卿によって唄われるのである。絶対結ばれる事をゆるされない二人。あー、ロマンチック。俺はロマンチックなのに弱いんだ。

しかし王は許しても家来は許さない。グィネヴィアは裁判により火刑に。火あぶりって熱いよ。そこへランスロットが家来を助けにくる。ちゃんと白馬に載っている。アーサー王に楯突くことを覚悟して。涙出る。女の為にそこまでできるか?

アーサー王は家臣とともに二人を追いかけ、自分だけ二人と密会する。双方の騎士たちを会わせると無駄な殺し合いになることを避けるため。そしてアーサー王は二人にフランスへ行けと言うのである。自分の女房を奪ったもと家臣にそれを言えるか?涙いっぱい出る。

そしてアーサー王の独白。もう感動の嵐だ。
もっとレビューがたくさんあって良いはずの映画だ。

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イイ女の特権

投稿日

2009/05/16

レビュアー

忙中有閑

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確かに昔見たハズだが、そんなに面白い映画だという印象が無く、私のお気に入りレビュアーの方々が好評を寄せているのは何故だ?と不思議に思って、とにかく観てみました。やっぱり観てましたが、30年以上前だし、元々ミュージカル苦手だし(歌も踊りも好きだけど、セリフを歌でやられると途端にシラケる。だからオペラもダメ)、フランコ・ネロ嫌いだったし(ジュリアーノ・ジェンマと見分けつかない)・・・。でも今回はかなり気に入りましたね。
ヴァネッサの前半の乙女っぽさは素晴らしい。夫(王様ですよ!)だろうが家来だろうが、イイ男には全部色目使って自分に夢中にさせないと気が済まない。で、ある時突然誰かを「アタシってこのヒトだけを愛してたんだ!」って「気がつく」と、途端に(夫を含めて)他の男は眼中に無くなっちゃう。昔観た時は「こりゃイイ女(ヴァネッサほんとに可愛い!)の特権だからしょーがない」って一応納得したけど、王様のほうには同情しちゃって、アタマ悪そうなランスロットに「死ね!」とか思いながら観てたですね。それで印象悪い。
でもトシ喰ってから観ると、名優リチャード・ハリス演ずる王様の冒頭とラストの、あの不思議に満ち足りた表情は何だ?と気にかかる。少なくとも、最愛の妻と友に裏切られ、正義の理想を踏みにじられ、今また無益な殺し合いに飲み込まれて行くことを止められもしない、という究極の絶望に瀕した男の表情では無い。騎士志願の少年に理想を託した?修道院入りする妻を見てジェラシーから解放された?ランスロットとの男同士の戦いに臨んで迷いが吹っ切れた?
違うな。そんなツマランことじゃない。青臭い表現で恥ずかしいけれど、あれは死を覚悟した男の「充分生きた」という満足感とも諦念ともつかない悟りの表情ですね。原作(伝説?)ではどうなってるのか知りませんが、マーリン(預言者?魔法使い?)は、本作では明らかに「死神」として登場していると思います。
蛇足ですが、私としてはヴァネッサ演じるグゥィネヴィアに修道院なんて行って欲しくない。あのラストシーンで最後に「二人のうち勝った方と一緒に行くから、頑張ってね」ってニッコリしてたら、もっと面白い映画になったと思うんだけど。

思い出してごらん 昔のことを♪

投稿日

2007/05/05

レビュアー

エイちゃん

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 トム・ハンクスの「フォレストガンプ」でフォレストがケネディー大統領と面会するシーン あの時小さく流れる音楽 あれが「キャメッロット」です ケネディーは自らをアーサー王になぞらえホワイトハウスをキャメロットに模していました 私が「アーサー王伝説」を知ったのはディズニーアニメ「王様の剣」エクター卿の元で働く少年ウォードがひょんな事から岩に刺さった聖剣「エクスカリバー」を引き抜いてしまい魔法使いマーロンの助けを得てイングランドの王になると言う「アーサー王伝説」の後日談がこのミュージカルのベースになっています

 聡明で美しい妻グィネヴィアを娶ったアーサーは国中の勇者を王宮 キャメロットに集め わけ隔てなく議論してもらう為の円卓の騎士構想を新妻に話します  国中から集まる勇者たちその中にフランスから馳せ参じた「ランスロット卿」がいました 

 アーサー王と円卓の騎士の物語が素敵なミュージカルに成ったこの映画 主演は「ハリーポッター」の校長先生リチャード・ハリス凄く立派な王様です 王妃グィネヴィアは数々の政治発言で物議をかもす 闘う女優ヴァネッサ・レッドグレーヴ 心ならずもアーサーとの三角関係に悩むランスロット卿にマカロニウエスタンのフランコ・ネロ  目茶強いけどダサイ田舎者と侮っていた人にある日突然心を抉られるなんて事 女性なら在るんじゃないですか?

 

楽しかった。

投稿日

2004/05/08

レビュアー

こもも

1〜 5件 / 全13件

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