奴らを高く吊るせ！

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クリント・イーストウッド先生の出演作品を片っ端から観て行こう！（←そー言いながらいつもうやむやになるんやけど）っつーことで、観てなさそうな『奴らを高く吊るせ！』を観ました（`・ω・´）ゝ

ふむふむ（・〜・）これは初鑑賞だ！！！そして、娯楽映画じゃ無かった！！！面白いというタイプの映画ではないけど、イーストウッドはやっぱカッコ良かった！！！

□■□■□

【ネタバレしてます！】

まぁ、よく吊られます（（（； °д°）））ガクガク

まずはイーストウッドが吊られます（（（； °д°）））グワーマジカー

そして、パワーアップして帰ってきてバッタバッタと・・・やっつけるわけでもないです（（（（（（（ノ・д・）ノやられたりもして・・・

吊りまくり判事（悪人ではない）と正義の行使についてやりあったりしながら、最善を模索していきます（°∀°）b

法という不完全なものの元で、人が人を裁く危うさを提示して、法とはなんぞーや！？正義とはなんぞーや！？と問いかけてきます（・〜・）フムフム

イーストウッドはいつも通りにスクリーンの中で、ビシっとカッコ良くきまっとるっすけど、見てるこっちは重いテーマにずんずん凹まされてヘロヘロになっていきます（´д｀lll）

なんで西部劇で凹まされなあかんねーん！っと思いながらも、ある意味イーストウッドらしい映画やったのでまぁしゃーないっすね（σω-）。o ○

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オススメはそんなにしませんが、イーストウッドらしい西部劇なので、イーストウッドを語る上では外せない１本やなという感じです（・〜・）

とりあえず、特典のトレイラーが非常にカッコ良いので、ぜひ観てみてください（°∀°）b←ってソコかよ！

個人的満足度　６６点　オススメ度　６０点

この辺は『許されざる者』の原点ですね。
テーマは同じ。許せない奴らにはとことんやります。保安官や判事の考え方に「仕方ない」と思ってしまっては、イーストウッドを怒らせてしまいます…。
あぁ怖い…。
古いけど、おもしろかった。イーストウッドが若くてきれいです。彼以外の役者も良い。

マカロニウエスタン三部作でスターの仲間入りをしたイーストウッドが、アメリカでの主演第一作として選んだのが、メジャーからオファーのあった大作映画の主演ではなく、このインディーズ作品でした（制作にも参加しています）

「殺された人間が生き返って復讐する」、「法律で人を裁くことの難しさ」というモチーフはその後のイーストウッド作品に繰り返し登場するテーマであり、アクションの爽快感よりも暴力の虚しさを描いているという点でも、イーストウッドらしさがよく出ています
もうすこしテンポがよければ、「荒野の用心棒」「アウトロー」「許されざるもの」という三大傑作に見劣りしない作品になったと思います

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　自分をリンチして殺しかけた男たちを追いかける男の話。

　冒頭でいきなり牛泥棒と間違えられて殺されかける主人公。何とか命拾いして広いオクラホマに少ない保安官しかいないからと判事に保安官に任命されて仕事でリベンジをしていく。

　1人また1人と序盤はうまいこと捕まえたり射殺したりと展開していきますが、中盤くらいからヒロインといきなり恋愛関係になったり、逆に主人公が撃たれたりとしていきますが、展開が急すぎて戸惑うところが多かったです。特にヒロインがいきなりデート中に自分の過去のことを話し始めるのとか一体何だったんだろうと見終わって感じてしまいました。

　主人公がいかして捕まえても公平な裁判もなく、犯罪者は全員一律で絞首刑という残酷な当時の司法制度のひずみを主人公も嫌気をさしたりするのがメインに描かれていました。絞首刑に群がる見物人とか未成年も死刑になるのとかをじっくり見せるのもつらかったです。

　銃撃戦とかも爽快感とか一切なく、ひたすら暗いのもどんよりムードがより拍車がかかってました。

　正義のもろさが描かれていて、正しいことが全部行われるという勧善懲悪ではない展開がハリウッド映画として珍しいタイプの映画で主人公が何度も殺されたと思っても復活するすごい映画でした。

イーストウッドが設立した映画会社マルパソが世に送り出した最初の作品

『荒野の用心棒』から『続・夕陽のガンマン』まで
セルジオ・レオーネ監督の所謂マカロニウェスタン三部作で有名となった彼は
ハリウッド復帰第一弾に、大作へのオファーを断り、この地味ぃな西部劇を選びました
イーストウッド曰く
西部劇の枠組みの中で死刑制度を問うというアイデアが気に入った。らしい
ここら辺が監督として彼が昔も今も幾度となく果敢に描き続けているテーマの
根幹を成しているような気がする

そして多分このことを知らなければ
この映画に対する印象も全く違っていたかもしれない

銃の撃ち合い、男たちのにらみ合いや駆け引きといった見せ場を
これでもかと削ぎ落とし、ユーモアの欠片もなく・・・
法とはいったい誰の為にあるのか
何を以って正義と言うのか
という暗いテーマを盛りこんだなかなか重い仕上がりでした

無実の罪を着せられたジェッド・クーパー(Ｃ・イーストウッド)は
法の裁きも受けずに吊るし首に。
(そう！いきなりイーストウッドが吊るされてしまいました・・・汗)
寸での所で命拾いし保安官としてカムバック
復讐へと立ち上がるのですが・・・

保安官となったジェッドは捕らえた犯罪者たちに
(自分には下されなかった)正当な法の裁きを下す為
血まみれ砂まみれになって護送するのです
それでも問答無用で吊るし首になってしまう現実
結果として冤罪に加担することになってしまった事実

保安官のスラっとした彼の姿に惚れ惚れしつつも
自分に課せた復讐と正義の間で葛藤する姿がよかったです

監獄に出入りする女性とのキスシーン
二人の間に立ちはだかる亡霊の存在が強いメッセージを放っていました