恐怖のメロディ

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クリント・イーストウッドの監督デビュー作です。中学生の時に親と一緒に観ましたが（おわ〜、年がばれる！って、隠してないけどね）この作品はいい意味で予想を見事に裏切られました。
　だって、マカロニ・ウェスタンの大スターが監督・主演ですから、ハデなドンパチ・ヒーローものって思うじゃないですか。当時は、今のように大がかりな宣伝もなかったので、予備知識なしで観たんですけど、イーストウッドがこんな役を？って思いましたよ。
　今にして思うと、ストーカーなどという言葉もなかった時代にスリラー的要素も加味してイーストウッドが後年も一貫してこだわり続けている人間のダークサイド描写をしている、原点とも言えるものでしょうね。
　昔観たときはタイトルが「恐怖のメロディー」じゃなかったような・・・「ミスティ」とか「ミスティーを私のために」とかいうタイトルじゃなかったかな？記憶違いかも知れませんが・・・。

　　クリント・イーストウッドは、こういうマゾヒスティックな役、けっこう好きなんですかね？「白い肌の異常な夜」（１９７１）でもジェラルディン・ペイジに鋸で脚をチョン切られるような役を演じていましたよね。ひょっとするとそういう役を演じたいという潜在願望を持っていたのかなとすら思えてしまいますね。この「恐怖のメロディ」ではジェシカ・ウォルターが女性ストーカーを演じているのですが、彼女のブチキレ具合がまた実にいいのですね。美しい女性が、キレると「ミザリー」のキャシー・ベイツのような怖さとまた違った怖さがあります。

「危険な情事」って、実は観てないんですが（大人になって、ある時期全く映画を観ていなかったので）これを原案にしてるんですか？じゃ、今度レンタルしてみようかな。
　噂では、ベン・アフレックが監督・主演で、この作品のリメイクを企画してるとか・・・。彼なら、面白いかも知れませんね。


　Kitty Walkerさんが、書いておられますが、エロール・ガーナーの「ミスティー」が非常に緊迫感を持たせてくれていますし、全編に流れる音楽が非常にいいです。。
　冒頭のＢＧＭはカウント・ベイシー楽団なのでしょうか？
　ジャズメンだった私の親父がこの「ミスティー」が好きで、トランペットで良く演奏してました。（ガーナーはピアノですけど）
　Kitty walkerさんは、私と同年代でしょうか？

このことに気がつくと、すっかり酔いも醒め、突然の冷たい恐怖を初めて感じた
その瞬間、冷たい手が心臓を握ったかのようだった

ただそっと柔らかく、ほとんど優しくと言っていいほどに・・

Ｅ．Ｆ．ベンソン

クリント・イーストウッドがノーギャラ（！）で監督をしたという処女作『恐怖のメロディ』を観ました！

こ、こ、恐ぇー（´д｀lll）やっぱ男女の関係は、よく相手のことを知っておかんとあかんねぇー・・・っつってそんなんムリやって！知らんぐらいが丁度エエねんから・・・とかゆーたりして（´艸｀）

□■□■□■□■□

最近のストーカーもん映画って、もうヤリすぎてもーてて"もうほとんどコメディやん！"っつーぐらい全然リアリティがなくなってもーてるんやけど・・・これはまだストーカーっつう言葉も無い時代（1971年！先見の明がスゲぇー！）の映画やから、行動がそんなにむちゃや無くてリアリティがあるんでむっちゃ恐いっす！

突然料理をしにやってくるとか、でっかいぬいぐるみを部屋の前に置いてるとか、汚い言葉で罵倒するとか、会ってる女性は全て浮気相手やと思うとか・・・中盤で完全にキレてまうまでは、けっこー近いことを経験してる人も多いんちゃうやろか？

っつーか、途中までは浮気（遊び）相手やからコワイっつーだけやもんね〜

□■□■□■□■□

とにかく怖いっすいや、自分は恐かったっす！人によって感じ方は違うと思うんで、オススメっつー映画でもないかなぁ〜！？ストーカーサスペンスが好きな人にはオススメかな？←ってそんなヤツおらんて！？

個人的満足度　75点

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邦題「恐怖のメロディー」
原題「ＰＬＡＹ　ＭＩＳＴＹ　ＦＯＲ　ＭＥ」

クリントイーストウッドの初監督作品

クリントイーストウッド演じるデイブはラジオ局のＤＪ

「『ミスティー』をかけて」
毎晩同じ時間に同じ曲をリクエストする女イブリン


このイブリンが現在で言うストーカーと化して行く

一夜限りの関係のつもりが・・・

勘違いと図々しさ。

時折見せる本当の顔にデイヴ、ドン引き。


1971年の作品・・・私はまだ「バブバブ」でしたね。
そんな頃から既に俳優、監督をこなしていたとは、驚きっす。


でもねぇ、クリントイーストウッドの
　　　　ヨレヨレの白ブリーフ姿は・・・
　　　　　　　　見たくなかったなぁ・・・

　　　　　　　　　　　　　　(*-`ω-)・・・・・ｗ


エブリンの最後。ちょ〜〜〜っとあっけな過ぎたかな〜？
なんて思うのは私だけかな〜ｗ

もうちょい豪快にやってくれても良かったのでは・・・
と、思ってしまった。

ま、私が刺激大好き女だからだろうけどｗ

とにかく・・・女は怖いっちゅうこっちゃ。

気ぃつけなはれや〜〜〜〜〜♪


　　§*￣ー￣)ニヤニヤ・・・




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　pokorou

これは『危険な情事』ですね。一晩の情事の相手がいかれたストーカーだった。しかし、ここはクリント・イーストウッド。マイケル・ダグラスのような濃厚な情事は見られません。
ジェシカ・ウォルターのヒステリーぶりはとても怖かったです。あのかわいい顔から、スイッチが入ったときの豹変振り。良かった。
モントレー・カーメル独特の景色もいい。
そして、なんといってもイーストウッドに欠かせない「メロディー」。
原題の『Play Misty For Me』で、もしかして…と思ったら、やはりエロール・ガーナーでしたか…。
そういえば、ガーナーのレコードで、カーメルの海岸がジャケットになったものがあったよね。
最初のDJシーンでかかる甘いサウンドは、たぶんべーシー楽団だと思う。本編始まる前からメロメロになってしまいました。
カーメル野外のラブシーンでは、切ないロバータ・フラックの歌。そしてなんといってもジャズ・ファンに嬉しい、モントレー・ジャズ・フェスティバルの本物キャノンボールのシーン。ライブはレコード（CD）になっているので何度も聞いたけど、動いているのは初めて見たよ。ウーリッツァーを弾く若いジョー・ザビヌルが見られます。すでに禿げてたけど…。
会場で踊りまくる黒人たち。ある意味『真夏の夜のジャズ』よりやらせっぽくなくて良いかも…。