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銀行強盗をしたマッコイは、ギャングに渡すはずの金を持って逃走した。彼を追うギャングをかわしながら、マッコイは妻と共にメキシコをめざす……。スリリングなチェイスが全編に渡って展開するサム・ペキンパー監督によるアクション・サスペンス。
製作年: |
1972年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THE GETAWAY |
監督: |
サム・ペキンパー |
---|---|
製作: |
デイヴィッド・フォスター 、 デヴィッド・フォスター 、 ミッチェル・ブロウアー |
出演: |
スティーブ・マックィーン 、 アリ・マッグロー 、 ベン・ジョンソン 、 アル・レッティエリ 、 サリー・ストラザース 、 ベン・ジョンソン 、 スリム・ピケンズ 、 ボー・ホプキンス 、 アル・レッティエリ 、 サリー・ストラザース |
脚本: |
ウォルター・ヒル 、 ウォルター・ヒル |
原作: |
ジム・トンプスン 、 ジム・トンプソン 、 ジム・トンプソン |
撮影: |
ルシアン・バラード 、 ルシアン・バラード |
音楽: |
クインシー・ジョーンズ |
銀行強盗をしたマッコイは、ギャングに渡すはずの金を持って逃走した。彼を追うギャングをかわしながら、マッコイは妻と共にメキシコをめざす……。スリリングなチェイスが全編に渡って展開するサム・ペキンパー監督によるアクション・サスペンス。
製作年: |
1972年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THE GETAWAY |
監督: |
サム・ペキンパー |
---|---|
製作: |
デイヴィッド・フォスター 、 デヴィッド・フォスター 、 ミッチェル・ブロウアー |
出演: |
スティーブ・マックィーン 、 アリ・マッグロー 、 ベン・ジョンソン 、 アル・レッティエリ 、 サリー・ストラザース 、 ベン・ジョンソン 、 スリム・ピケンズ 、 ボー・ホプキンス 、 アル・レッティエリ 、 サリー・ストラザース |
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銀行強盗をしたマッコイは、ギャングに渡すはずの金を持って逃走した。彼を追うギャングをかわしながら、マッコイは妻と共にメキシコをめざす……。スリリングなチェイスが全編に渡って展開するサム・ペキンパー監督によるアクション・サスペンス。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語・英語 | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR11122 | 2002年10月31日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 0人 | 0人 |
銀行強盗をしたマッコイは、ギャングに渡すはずの金を持って逃走した。彼を追うギャングをかわしながら、マッコイは妻と共にメキシコをめざす……。スリリングなチェイスが全編に渡って展開するサム・ペキンパー監督によるアクション・サスペンス。
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語英語スペイン語中国語韓国語ポルトガル解説吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/ポルトガル 3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 4:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLWR11122 | 2005年09月22日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
9枚 | 0人 | 1人 |
1〜 2件 / 全2件
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語 英語 スペイン語 中国語 韓国語 ポルトガル 解説 吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/ポルトガル 3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 4:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
WBRY13690*B | 2008年03月19日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語 英語 スペイン語 中国語 韓国語 ポルトガル 解説 吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/ポルトガル
3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
4:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説)
レイティング:
記番:
WBRY13690*B
レンタル開始日:
2008年03月19日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
1〜 2件 / 全2件
1〜 2件 / 全2件
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
123分 | 日本語 英語 スペイン語 中国語 韓国語 ポルトガル 解説 吹き替え用 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/ポルトガル 3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語 4:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
WBRY13690*B | 2008年03月19日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 0人 |
収録時間:
123分
字幕:
日本語 英語 スペイン語 中国語 韓国語 ポルトガル 解説 吹き替え用
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/ポルトガル
3:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
4:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説)
レイティング:
記番:
WBRY13690*B
レンタル開始日:
2008年03月19日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
0人
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とても面白い映画なのですが、正直なところペキンパーじゃなくてもいいんじゃないのと思いました。たしかに打ち合いのシーンや細かくカットを刻んで主人公の苛立ちを描写しているオープニングなどペキンパーという部分もあります。しかしこれまで観たペキンパー作品とはなにか違う。一番の違いを感じるのはこれまでのペキンパーの主人公は生に執着するのでは無く、自分の生き方に執着すると言うところ。だから主人公達は命と引き換えにしても自分の生き様を全うしようとする。「ゲッタウェイ」の主人公のドク・マッコイはそうした自分自身の生き様に関しては確固たるものを持っているようには見えません。ラストには生きがいというものを見つけるようですが、それは自分ひとりのものではなく妻と二人でというものです。
さらに今までの主人公は人間らしい設定ながらも芯はしっかり持っていましたが、このドクはかなり女々しい男です。刑務所暮らしに耐えられなくなり奥さんに工作を頼む。女房の不貞にはいつまでもうじうじと思い悩むなど、人間らしいと言えば言えますがどうもハードボイルドな主人公とは縁遠いようです。ペキンパーの中の主人公としてはかなり特殊な存在なのではないでしょうか。
とは言えやはりペキンパー、手を抜く事は無く職人的な仕事を見せてくれます。ゴミ収集車から二人が転げてくるところなんかはペキンパーならでしょうか。
さてラスト。スペイン版では二人がボニーとクライドの如く銃殺されたなどの話があるようですが、私はペキンパーの本来のラストは別のところにあったのではと思うのです。このDVDでは一応二人とも無事でハッピーエンドのように見えますが、本当にそうなのでしょうか?私は「シェーン」のラストがダブって見えました。
ホテルから逃げる時、ルディの放った銃弾がドクに命中していたように見えました。一瞬痛みに顔をしかめるドク。そのカットだけなら見間違いかとも思ったのですが、その後トラックを降りた時、わき腹に白い布をあて、そこを気にするドクの姿を捉えたカットがあります。これが意味するものとは?
ペキンパー監督自身は作品の中で「ケーブル・ホーグのバラード」を気に入っているそうです。もしかするとこのラストは同じような主人公のラストを暗示しているのではと思えるのです。ただそうしたラストはアメリカではヒットに繋がらない事を痛感したペキンパーのさり気ない抵抗だったのではないのでしょうか。
ちなみにペキンパーは「ケーブル・ホーグのバラード」の主演女優ステラ・スティーブンスにキャロルの役をと思っていたそうですが、マックイーンが嫌がったそうです。マックイーンとキャロル役のアリ・マッグローがその後結婚したのも何だか面白い話ですね。
ペキンパー色は薄いもののアクション映画の佳作だと思います。
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(結末に触れています)
犯罪はひきあうという本作の有名なラストはモラルに反すると、最後に「二人はメキシコで逮捕された」という字幕の出るバージョンもあったとあやふやに記憶する。けれどもやはり、マッグローも敢然と銃で応戦する血なまぐさいホテルでの銃撃戦から牧歌的なラストへと続く流れ、ふたりが幸せになるという結末は、この映画をとても魅力的なものにしていると思う。
スリム・ピケンズが『博士の異常な愛情』のキングコング少佐と同様に見事に終幕の場をさらってしまうのだが、トラックの売買をめぐる三人のやりとりにはいつも笑みがこぼれてしまう。
そのピケンズが、マックィーンとマッグローのふたりに「あんたら夫婦かい?」と尋ねるのはペキンパーが仕掛けたアドリブだったそうで、破顔するマッグローの反応は演技ではないらしい。アドリブが必ずしもいいとは限らないが、このラストシークエンスでは対等な男女の愛情から生まれる幸福感が見事に切り取られている。銃撃戦やカーチェイスといったアクション・シーンの面白さに溢れているにもかかわらず、夫婦の再生が主題の作品であるとさえ思えるのは、ラストも含めた非アクション・シーンがとても素晴らしいからではないだろうか。
とても素敵な言葉の選択で魅力的なレビューを書かれる雲黒斎さんが(長期に休まれているのはほんとうに残念なのだけれど)ここでも指摘されているように、本作では必ずしもアクション・シーンではないところにペキンパー独特の手法が使われていて、効果的だ。
スローモーションも含めて撮影スピードの異なるカットを寸断しまた矢継ぎ早につなぐことで、混乱した状況を俯瞰的に見せるという手法は、『ワイルドバンチ』で絶大な効果を挙げていた。また『わらの犬』では、たとえばレイプされる妻と何も知らず狩猟にいそしむ夫という、離れた場所で同時進行する事柄をつないで、夫婦の心身の乖離を残酷に描き出していた。
こうした手法が、もう一歩推し進められ洗練されたのが『ゲッタウェイ』である。序盤で誰しも強い印象を受けるのは、出獄したマックィーンが公園にやってくるシーンだろう。水の中に飛び込んで、マッグローと抱き合う様がスローモーションで描かれ、インサートされるのだが、それが川を見つめるマックィーンの幻視なのか、それともフラッシュ・フォワードなのかは判然としない。ふたりが川に向かって走り出したところでカットは切り替わり、ずぶぬれになったふたりの姿につながれて笑いを誘うのだが、ここでは場所の隔たりにとどまらず、「現実でないもの」までもが速度を変えながらペキンパー的につながれ、主人公の自由への渇望や自由を得た歓びを観るものに強く感じさせる。
これはもはや詩的といっていいと思う。75点。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
が 冒頭に出てきて 刑務所の外ですね 何度も見てるのにすっかり忘れている 今日は祝日の誕生日なんだけど 朝からだらだらと家でケーキを食べたり スカパーを見てたりするわけです
それで外は鹿さんでのんびり 刑務所は現実的で殺風景な機械音が鳴り響いていて細かいカットでムショ生活を見せてうまいね 昔の何度も見てる映画を暫く間をおいて見ると ぜんぜん違った印象の時が多くて 主にそれは画面の力によりますね これは若いときにはわからない 撮影はもちろん編集や演技の付け方なんか訓練して見ないと つまり画面を実はよく見てなかったってことですね 物語しか読んでない 単純に画面を見ることを学ばないと いつまでたっても映画ってわかんないよ
ペキンパーとしては ちょっと異色になった作品だけど それは他のレヴュアーさんが よく書いてますのでそちらを参考にしていただくとして 娯楽映画としてほんと面白いね よくペキンパーはスローモーションで ジャンルとしての西部劇などに悪影響をもたらしたとか言われるけど この作品なんかでは早いカットとちょいゆっくり普通のスピードと スローを巧みに混ぜ合わせて 編集が絶妙で アクションの数々を魅力的に見せてます ここまでの芸は他の演出家には出来ないし 真似になってしまうでしょうね しかし
アクションてのは実は わかりやすく若干ゆっくり撮ったほうが 迫力があるね スローだとやりすぎになっちゃう
それでその前にタメがあるといいわけで それがマックィーンの動物的な動きで のっそりしてるようで次のアクションへの繋ぎが決まるのね これはマックィーンならではで 彼はボクは歩く人だと思ってるわけで この映画でもまず守衛に連れられ歩くシーンから始まる ここでは少し疲れた印象 「シンシナテキッド」も歩くシーンで始まる 「タワリング・インフェルノ」なんて彼が消防服着て歩いてくる登場のかっこいいシーンしか覚えてないもんね
それで例えば 北野武なんかの歩くシーンは絶対意識的に撮ってるんだけど マックィーンを意識してないかなあと今 思ってみたりする
「ゲッタウェイ」はゲストとかも豪華で キャラが立ってるね 今回はアリ・マッグローのトム・クルーズみたいに口が半開きで いつもドジばっかりこいているのが昔見たときより印象深い演技 それを半ば呆れて見ながら 思ったより笑顔の多いマックィーンの映画にしていて 自然な夫婦の絆を感じさせているのは いい感じかな
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入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:52件
投稿日
2008/04/30
レビュアー
JUCE※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
とても面白い映画なのですが、正直なところペキンパーじゃなくてもいいんじゃないのと思いました。たしかに打ち合いのシーンや細かくカットを刻んで主人公の苛立ちを描写しているオープニングなどペキンパーという部分もあります。しかしこれまで観たペキンパー作品とはなにか違う。一番の違いを感じるのはこれまでのペキンパーの主人公は生に執着するのでは無く、自分の生き方に執着すると言うところ。だから主人公達は命と引き換えにしても自分の生き様を全うしようとする。「ゲッタウェイ」の主人公のドク・マッコイはそうした自分自身の生き様に関しては確固たるものを持っているようには見えません。ラストには生きがいというものを見つけるようですが、それは自分ひとりのものではなく妻と二人でというものです。
さらに今までの主人公は人間らしい設定ながらも芯はしっかり持っていましたが、このドクはかなり女々しい男です。刑務所暮らしに耐えられなくなり奥さんに工作を頼む。女房の不貞にはいつまでもうじうじと思い悩むなど、人間らしいと言えば言えますがどうもハードボイルドな主人公とは縁遠いようです。ペキンパーの中の主人公としてはかなり特殊な存在なのではないでしょうか。
とは言えやはりペキンパー、手を抜く事は無く職人的な仕事を見せてくれます。ゴミ収集車から二人が転げてくるところなんかはペキンパーならでしょうか。
さてラスト。スペイン版では二人がボニーとクライドの如く銃殺されたなどの話があるようですが、私はペキンパーの本来のラストは別のところにあったのではと思うのです。このDVDでは一応二人とも無事でハッピーエンドのように見えますが、本当にそうなのでしょうか?私は「シェーン」のラストがダブって見えました。
ホテルから逃げる時、ルディの放った銃弾がドクに命中していたように見えました。一瞬痛みに顔をしかめるドク。そのカットだけなら見間違いかとも思ったのですが、その後トラックを降りた時、わき腹に白い布をあて、そこを気にするドクの姿を捉えたカットがあります。これが意味するものとは?
ペキンパー監督自身は作品の中で「ケーブル・ホーグのバラード」を気に入っているそうです。もしかするとこのラストは同じような主人公のラストを暗示しているのではと思えるのです。ただそうしたラストはアメリカではヒットに繋がらない事を痛感したペキンパーのさり気ない抵抗だったのではないのでしょうか。
ちなみにペキンパーは「ケーブル・ホーグのバラード」の主演女優ステラ・スティーブンスにキャロルの役をと思っていたそうですが、マックイーンが嫌がったそうです。マックイーンとキャロル役のアリ・マッグローがその後結婚したのも何だか面白い話ですね。
ペキンパー色は薄いもののアクション映画の佳作だと思います。
投稿日
2007/12/03
レビュアー
よふかし※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
(結末に触れています)
犯罪はひきあうという本作の有名なラストはモラルに反すると、最後に「二人はメキシコで逮捕された」という字幕の出るバージョンもあったとあやふやに記憶する。けれどもやはり、マッグローも敢然と銃で応戦する血なまぐさいホテルでの銃撃戦から牧歌的なラストへと続く流れ、ふたりが幸せになるという結末は、この映画をとても魅力的なものにしていると思う。
スリム・ピケンズが『博士の異常な愛情』のキングコング少佐と同様に見事に終幕の場をさらってしまうのだが、トラックの売買をめぐる三人のやりとりにはいつも笑みがこぼれてしまう。
そのピケンズが、マックィーンとマッグローのふたりに「あんたら夫婦かい?」と尋ねるのはペキンパーが仕掛けたアドリブだったそうで、破顔するマッグローの反応は演技ではないらしい。アドリブが必ずしもいいとは限らないが、このラストシークエンスでは対等な男女の愛情から生まれる幸福感が見事に切り取られている。銃撃戦やカーチェイスといったアクション・シーンの面白さに溢れているにもかかわらず、夫婦の再生が主題の作品であるとさえ思えるのは、ラストも含めた非アクション・シーンがとても素晴らしいからではないだろうか。
とても素敵な言葉の選択で魅力的なレビューを書かれる雲黒斎さんが(長期に休まれているのはほんとうに残念なのだけれど)ここでも指摘されているように、本作では必ずしもアクション・シーンではないところにペキンパー独特の手法が使われていて、効果的だ。
スローモーションも含めて撮影スピードの異なるカットを寸断しまた矢継ぎ早につなぐことで、混乱した状況を俯瞰的に見せるという手法は、『ワイルドバンチ』で絶大な効果を挙げていた。また『わらの犬』では、たとえばレイプされる妻と何も知らず狩猟にいそしむ夫という、離れた場所で同時進行する事柄をつないで、夫婦の心身の乖離を残酷に描き出していた。
こうした手法が、もう一歩推し進められ洗練されたのが『ゲッタウェイ』である。序盤で誰しも強い印象を受けるのは、出獄したマックィーンが公園にやってくるシーンだろう。水の中に飛び込んで、マッグローと抱き合う様がスローモーションで描かれ、インサートされるのだが、それが川を見つめるマックィーンの幻視なのか、それともフラッシュ・フォワードなのかは判然としない。ふたりが川に向かって走り出したところでカットは切り替わり、ずぶぬれになったふたりの姿につながれて笑いを誘うのだが、ここでは場所の隔たりにとどまらず、「現実でないもの」までもが速度を変えながらペキンパー的につながれ、主人公の自由への渇望や自由を得た歓びを観るものに強く感じさせる。
これはもはや詩的といっていいと思う。75点。
投稿日
2010/04/29
レビュアー
裸足のラヴァース※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
が 冒頭に出てきて 刑務所の外ですね 何度も見てるのにすっかり忘れている 今日は祝日の誕生日なんだけど 朝からだらだらと家でケーキを食べたり スカパーを見てたりするわけです
それで外は鹿さんでのんびり 刑務所は現実的で殺風景な機械音が鳴り響いていて細かいカットでムショ生活を見せてうまいね 昔の何度も見てる映画を暫く間をおいて見ると ぜんぜん違った印象の時が多くて 主にそれは画面の力によりますね これは若いときにはわからない 撮影はもちろん編集や演技の付け方なんか訓練して見ないと つまり画面を実はよく見てなかったってことですね 物語しか読んでない 単純に画面を見ることを学ばないと いつまでたっても映画ってわかんないよ
ペキンパーとしては ちょっと異色になった作品だけど それは他のレヴュアーさんが よく書いてますのでそちらを参考にしていただくとして 娯楽映画としてほんと面白いね よくペキンパーはスローモーションで ジャンルとしての西部劇などに悪影響をもたらしたとか言われるけど この作品なんかでは早いカットとちょいゆっくり普通のスピードと スローを巧みに混ぜ合わせて 編集が絶妙で アクションの数々を魅力的に見せてます ここまでの芸は他の演出家には出来ないし 真似になってしまうでしょうね しかし
アクションてのは実は わかりやすく若干ゆっくり撮ったほうが 迫力があるね スローだとやりすぎになっちゃう
それでその前にタメがあるといいわけで それがマックィーンの動物的な動きで のっそりしてるようで次のアクションへの繋ぎが決まるのね これはマックィーンならではで 彼はボクは歩く人だと思ってるわけで この映画でもまず守衛に連れられ歩くシーンから始まる ここでは少し疲れた印象 「シンシナテキッド」も歩くシーンで始まる 「タワリング・インフェルノ」なんて彼が消防服着て歩いてくる登場のかっこいいシーンしか覚えてないもんね
それで例えば 北野武なんかの歩くシーンは絶対意識的に撮ってるんだけど マックィーンを意識してないかなあと今 思ってみたりする
「ゲッタウェイ」はゲストとかも豪華で キャラが立ってるね 今回はアリ・マッグローのトム・クルーズみたいに口が半開きで いつもドジばっかりこいているのが昔見たときより印象深い演技 それを半ば呆れて見ながら 思ったより笑顔の多いマックィーンの映画にしていて 自然な夫婦の絆を感じさせているのは いい感じかな
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