アンナ・カレニナ / ヴィヴィアン・リー
アンナ・カレニナ
/ジュリアン・デュヴィヴィエ
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(9)
解説・ストーリー
ロシアの文豪トルストイの悲恋小説を『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リー主演で映画化。帝政ロシアの時代、政略結婚をさせられそうになったアンナは、青年将校・ウロンスキーと恋に落ち駆け落ちする。そんな彼女に新たな苦難が襲い掛かる。
ロシアの文豪トルストイの悲恋小説を『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リー主演で映画化。帝政ロシアの時代、政略結婚をさせられそうになったアンナは、青年将校・ウロンスキーと恋に落ち駆け落ちする。そんな彼女に新たな苦難が襲い掛かる。
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「アンナ・カレニナ」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ロシアの文豪トルストイの悲恋小説を『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン・リー主演で映画化。帝政ロシアの時代、政略結婚をさせられそうになったアンナは、青年将校・ウロンスキーと恋に落ち駆け落ちする。そんな彼女に新たな苦難が襲い掛かる。
「アンナ・カレニナ」 の作品情報
「アンナ・カレニナ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
アンナ・カレニナの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
VCDD22 |
2005年06月21日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
5枚
|
0人
|
0人
|
アンナ・カレニナの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
110分 |
日本語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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VCDD22 |
2005年06月21日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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5枚
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ユーザーレビュー:9件
こじんまりと、まとまってはいますが・・
残念ながら、DISCASさん、上記のイントロは間違っております。トルストイの原作を読んだ方はお分かりのように、@アンナ・カレーニナは未婚女性ではなく、年齢の離れた貴族の妻であり、一人息子の母親であったこと。Aアンナは政略結婚させられそうになったのではなく、妻・母親である彼女が、美貌の青年将校と埒を越えてしまったこと。Bこの不朽の名作は”悲恋小説”ではなく、トルストイが知人から聞いた実話を元に、一人の妻の身に起きた破滅への道を冷静に描いた、一種の教訓小説としての意味があったということ。
この映画化に関しては、グレタ・ガルボ(気品・美貌で、彼女の右に出る女優は未だいないようです)、ソフィー・マルソー(一度テレビで観ました。少し幼稚なアンナでしたが、精神的に狂い、常軌を逸していくさまは迫力がありました)、このヴィヴィアン・リー、さらにはロシアの俳優たちによる完全ロシア製作版と、数種類があるそうです。あいにくDISCASさん保有はヴィヴィアン・リー主演のこれだけですが、一説では、ロシア人スタッフ・出演・全編ロシアロケの完全ロシア版のそれがやはり内容的に一番優れているとのこと。この度、たまたまネットで廉価のロシア版「アンナ・カレーニナ」中古DVDも購入できたので、じっくり観比べることにします。
さて、このヴィヴィアン・リー主演の「アンナ・カレーニナ」は、やはりソフィー・マルソー主演のに比べると、全体が小さく小さく終わっている感じがします。アンナとウロンスキーの口論も一度ぐらいで、アンナが自殺をするほどの切迫感が乏しいかもしれません。
とにかく若い人には、原作を一度はきちんと読んで欲しいものです(古典と言われるほど、難解な物語ではありません・・だって19世紀ですから)。意外なことに、「幸福な道」を行く、別の一組の男女がいて、アンナの破滅と好対照をなしています。
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ヴィヴィアン・リーのファンなら必見の映画だ。あと人妻スキーの方も
人妻スキーとしてはヴィヴィアン・リーの不倫映画は観ずに終われない。
読んだ事無いけど、本とはかなり違ってアンナ(ヴィヴィアン・リー)が常に前面に出ているストーリー展開で、これを観て原作を読んだ気になっては道を誤ると思う。
アンナの言動にかなり厳しいレビューが掲示されているが、私はアンナの言動は仕方が無いし当然だと思うし、そして悲しい。人妻スキーだからかばっているのではない。
不倫を咎めた夫に「あなたのことはずっと嫌いだった」と言うのは今まで言わずに済まそうと考えて黙っていた事を、初めて正直に伝える機会が生まれたから言ったに過ぎない。どれほどつまらない夫婦生活だっただろうか…。このセリフには彼女を気の毒と思わせる力がある。
子供と別れたのは自分の意志ではないし、親権も夫にとられ、行く場がなかったからに過ぎない。オペラシアターに登場したのは夫が離婚もしてくれず日陰者にされたのが不当だと考えているからであり、自分は愛に生きているんだ、恥ずかしい事をしているのではない、そういう気持ちの表象なのである。
しかし、ヴィヴィアン・リーはハマっている。この人は複雑な内面を持つ人物の役が本当にうまい。この人以外にアンナを演じられる人がいるだろうか。グレタ・ガルボがこの映画の13年前にやっている。ソフィー・マルソーが1997年にやっている。どちらも少しイメージが違う。バレエではプリセツカヤがアンナを踊ったそうだ。バレエでどう表現するのだろうか。一度観てみたいものだ。
ヴィヴィアン・リーのファンなら必見の映画だ。あと人妻スキーの方も。
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むづかしいことは言わないで、素直に映画を楽しもう
投稿日:2013/05/01
レビュアー:趣味は洋画
文豪トルストイの同名小説「アンナ・カレニナ」の3度目の映画化作品。 (古くは1927年グレタ・ガルボ主演のサイレント、1935年のトーキー作品、新しくは1997年ソフィー・マルソー、ショーン・ビーン主演)
ストーリーはあまりにも有名なので割愛しますが、アンナの義理の妹キティを演じた、サリー・アン・ハウズという女優。1930年ロンドン生まれで、出演時は18歳。20年後、68年「チキ・チキ・バン・バン」に主演し、歌も披露することになるのです。
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サー・セシル・ビートン コンプリート
投稿日:2009/05/29
レビュアー:キャビア
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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どちらかというと能天気で明るく楽しい映画が好きなので、悲しい映画はできるだけ見ないようにしています。ご都合主義上等。ビバ・ハッピーエンド。
だからこの映画も本当は見たくなかったのですが、サー・セシル・ビートンによる衣装デザインを堪能したかったのでしぶしぶ見ました。
ストーリーは案の定どうしようもなく見通しの甘い人妻の不倫話でした。あんな分厚い小説を一本の映画にまとめるのだから仕方がないのですが、アンナがどれだけ行き詰っていたのかが説明されていないので、まったく共感できない。
不倫をとがめた夫に面と向かって「あなたなんてずっと大嫌いだった・・・」と言ったり、子供になんの説明もせずにイケメンの将校と駆け落ちしたくせに「あの子に会いたい・・・」と泣いたり、勝手すぎる。かなりの地位についているだろう夫の方がかわいそうでならない。なぐさめてあげたくなりました。君の方こそ泣きたいだろう。
あとオペラのシーン! 当時のオペラハウスは上流階級の方々の社交場なんだから、不倫中の愛人がのうのうと顔出せるわけないじゃないですか。それなのに「なぜ愛し合っているだけなのにコソコソしなくてはならないの・・・」って、どの口が言うか! ほんと腹立つなこの人。女友達ができないタイプ。
でもさすが、ヴィヴィアン・リーは全編を通して気高く美しかったです。なんなんでしょうかあのウエストの細さは! ほんとに生き物? ステーキやラーメンを一人前食べられないに違いない。こんなにきれいな生き物なら何言っても仕方ないか、という気分になります。この小鳥さんめ!
セシル・ビートンが衣装を手掛けた映画は「マイ・フェア・レディ」「恋の手ほどき」「晴れた日に永遠が見える」とこのアンナ・カレニナの全4作。すべて美しかったですが、やっぱりこのアンナ・カレニナは白黒なのが惜しい。カラーで見たかったです。
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クリン駅の悪夢
投稿日:2022/05/30
レビュアー:趣味は洋画
アンナ・カレニナ(1948年・イギリス、モノクロ、110分)
文豪トルストイの同名小説の3度目の映画化作品です。
古くは1927年、グレタ・ガルボ主演のサイレント、1935年のトーキーがありますが、後者を過日観たばかり。この35年版はヴィヴィアン・リーのどこか病んだような悲哀と美しさは感じられるものの、やはりグレタ・ガルボの神秘的な美しさには叶いません。
アンナ・カレニナ(ヴィヴィアン・リー)は兄夫婦の離婚仲裁のため、モスクワへ向かう。兄ステファン(ヒュー・デンプスター)の浮気が原因で、立腹の義姉ドリー(メアリー・ケリッジ)を宥めるためだった。モスクワへの車中で同席だった婦人との会話で、婦人の息子が駅に迎えに来ていると聞かされた。アンナは駅で兄と再会したが、婦人の息子というのが、ドリーの妹でアンナの義妹にあたるキティ(サリー・アン・ハウズ)の婚約者アレクセイ・ヴロンスキー伯爵(キーロン・ムーア)であった。ヴロンスキーはアンナに一目惚れする。一方、キティは地元の農業経営者から求婚されていたが、ヴロンスキーに想いを寄せていた。アンナの尽力で兄夫婦の離婚危機は解決し、彼らは貴族階級が集う舞踏会へ参加する。ここでアンナはヴロンスキーから猛烈に求愛され、キティに気を遣いつつも彼からのダンスの誘いを受けてしまう。一方キティはこの状況に気持ちが混乱し、体調を崩してしまう。アンナはキティに多少の罪悪感は覚えつつ、郷里の息子が心配で翌朝モスクワを発った。帰路の途中、列車が給水のためクリン駅に停車したが、アンナを忘れられないヴロンスキーが彼女を追いかけて来た。アンナには夫カレーニン(ラルフ・リチャードソン)がおり、ヴロンスキーの求愛をキッパリ断るのだが...。
当然のことながらストーリーは35年版とほぼ一緒ですが、駅での人身事故のシーンや、舞踏会のシーンは、多少の演出の違いが感じられました。又、アンナと夫カレーニンのやりとりも、グレタ・ガルボとフレデリック・マーチのそれとは違い、なんとなく本音が出ているようでした。
(アンナの浮気心を知って)カレーニンが ‘離婚する!’ と言うと、アンナは ‘悪意はないの。分かっていてもつい流されてしまって...’と答えます。
カレーニンは ‘愛を盾にすればすべて許されると思うなよ!’ と言い、続けて‘(私はアンナへの)義務は怠っていない’ と。 ⇒ この「義務」という言葉、非常に違和感を感じました。
後半のワンシーンで、カレーニンが ‘妻を見捨てない。ヴロンスキーも許す’ というセリフがあります。
ここが35年版と決定的に違うかな。
いろいろ書いてきましたが、「アンナ・カレニナ」はやっぱりガルボ。
ヴィヴィアン・リーはどうイメージをめぐらしても、やはり「スカーレット・オハラ」であり、「ブランチ・デュボア」なのですね。
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2人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
こじんまりと、まとまってはいますが・・
投稿日
2005/08/09
レビュアー
レビュアー名未設定
残念ながら、DISCASさん、上記のイントロは間違っております。トルストイの原作を読んだ方はお分かりのように、@アンナ・カレーニナは未婚女性ではなく、年齢の離れた貴族の妻であり、一人息子の母親であったこと。Aアンナは政略結婚させられそうになったのではなく、妻・母親である彼女が、美貌の青年将校と埒を越えてしまったこと。Bこの不朽の名作は”悲恋小説”ではなく、トルストイが知人から聞いた実話を元に、一人の妻の身に起きた破滅への道を冷静に描いた、一種の教訓小説としての意味があったということ。
この映画化に関しては、グレタ・ガルボ(気品・美貌で、彼女の右に出る女優は未だいないようです)、ソフィー・マルソー(一度テレビで観ました。少し幼稚なアンナでしたが、精神的に狂い、常軌を逸していくさまは迫力がありました)、このヴィヴィアン・リー、さらにはロシアの俳優たちによる完全ロシア製作版と、数種類があるそうです。あいにくDISCASさん保有はヴィヴィアン・リー主演のこれだけですが、一説では、ロシア人スタッフ・出演・全編ロシアロケの完全ロシア版のそれがやはり内容的に一番優れているとのこと。この度、たまたまネットで廉価のロシア版「アンナ・カレーニナ」中古DVDも購入できたので、じっくり観比べることにします。
さて、このヴィヴィアン・リー主演の「アンナ・カレーニナ」は、やはりソフィー・マルソー主演のに比べると、全体が小さく小さく終わっている感じがします。アンナとウロンスキーの口論も一度ぐらいで、アンナが自殺をするほどの切迫感が乏しいかもしれません。
とにかく若い人には、原作を一度はきちんと読んで欲しいものです(古典と言われるほど、難解な物語ではありません・・だって19世紀ですから)。意外なことに、「幸福な道」を行く、別の一組の男女がいて、アンナの破滅と好対照をなしています。
ヴィヴィアン・リーのファンなら必見の映画だ。あと人妻スキーの方も
投稿日
2009/07/01
レビュアー
bokensdorf
人妻スキーとしてはヴィヴィアン・リーの不倫映画は観ずに終われない。
読んだ事無いけど、本とはかなり違ってアンナ(ヴィヴィアン・リー)が常に前面に出ているストーリー展開で、これを観て原作を読んだ気になっては道を誤ると思う。
アンナの言動にかなり厳しいレビューが掲示されているが、私はアンナの言動は仕方が無いし当然だと思うし、そして悲しい。人妻スキーだからかばっているのではない。
不倫を咎めた夫に「あなたのことはずっと嫌いだった」と言うのは今まで言わずに済まそうと考えて黙っていた事を、初めて正直に伝える機会が生まれたから言ったに過ぎない。どれほどつまらない夫婦生活だっただろうか…。このセリフには彼女を気の毒と思わせる力がある。
子供と別れたのは自分の意志ではないし、親権も夫にとられ、行く場がなかったからに過ぎない。オペラシアターに登場したのは夫が離婚もしてくれず日陰者にされたのが不当だと考えているからであり、自分は愛に生きているんだ、恥ずかしい事をしているのではない、そういう気持ちの表象なのである。
しかし、ヴィヴィアン・リーはハマっている。この人は複雑な内面を持つ人物の役が本当にうまい。この人以外にアンナを演じられる人がいるだろうか。グレタ・ガルボがこの映画の13年前にやっている。ソフィー・マルソーが1997年にやっている。どちらも少しイメージが違う。バレエではプリセツカヤがアンナを踊ったそうだ。バレエでどう表現するのだろうか。一度観てみたいものだ。
ヴィヴィアン・リーのファンなら必見の映画だ。あと人妻スキーの方も。
むづかしいことは言わないで、素直に映画を楽しもう
投稿日
2013/05/01
レビュアー
趣味は洋画
文豪トルストイの同名小説「アンナ・カレニナ」の3度目の映画化作品。 (古くは1927年グレタ・ガルボ主演のサイレント、1935年のトーキー作品、新しくは1997年ソフィー・マルソー、ショーン・ビーン主演)
ストーリーはあまりにも有名なので割愛しますが、アンナの義理の妹キティを演じた、サリー・アン・ハウズという女優。1930年ロンドン生まれで、出演時は18歳。20年後、68年「チキ・チキ・バン・バン」に主演し、歌も披露することになるのです。
サー・セシル・ビートン コンプリート
投稿日
2009/05/29
レビュアー
キャビア
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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どちらかというと能天気で明るく楽しい映画が好きなので、悲しい映画はできるだけ見ないようにしています。ご都合主義上等。ビバ・ハッピーエンド。
だからこの映画も本当は見たくなかったのですが、サー・セシル・ビートンによる衣装デザインを堪能したかったのでしぶしぶ見ました。
ストーリーは案の定どうしようもなく見通しの甘い人妻の不倫話でした。あんな分厚い小説を一本の映画にまとめるのだから仕方がないのですが、アンナがどれだけ行き詰っていたのかが説明されていないので、まったく共感できない。
不倫をとがめた夫に面と向かって「あなたなんてずっと大嫌いだった・・・」と言ったり、子供になんの説明もせずにイケメンの将校と駆け落ちしたくせに「あの子に会いたい・・・」と泣いたり、勝手すぎる。かなりの地位についているだろう夫の方がかわいそうでならない。なぐさめてあげたくなりました。君の方こそ泣きたいだろう。
あとオペラのシーン! 当時のオペラハウスは上流階級の方々の社交場なんだから、不倫中の愛人がのうのうと顔出せるわけないじゃないですか。それなのに「なぜ愛し合っているだけなのにコソコソしなくてはならないの・・・」って、どの口が言うか! ほんと腹立つなこの人。女友達ができないタイプ。
でもさすが、ヴィヴィアン・リーは全編を通して気高く美しかったです。なんなんでしょうかあのウエストの細さは! ほんとに生き物? ステーキやラーメンを一人前食べられないに違いない。こんなにきれいな生き物なら何言っても仕方ないか、という気分になります。この小鳥さんめ!
セシル・ビートンが衣装を手掛けた映画は「マイ・フェア・レディ」「恋の手ほどき」「晴れた日に永遠が見える」とこのアンナ・カレニナの全4作。すべて美しかったですが、やっぱりこのアンナ・カレニナは白黒なのが惜しい。カラーで見たかったです。
クリン駅の悪夢
投稿日
2022/05/30
レビュアー
趣味は洋画
アンナ・カレニナ(1948年・イギリス、モノクロ、110分)
文豪トルストイの同名小説の3度目の映画化作品です。
古くは1927年、グレタ・ガルボ主演のサイレント、1935年のトーキーがありますが、後者を過日観たばかり。この35年版はヴィヴィアン・リーのどこか病んだような悲哀と美しさは感じられるものの、やはりグレタ・ガルボの神秘的な美しさには叶いません。
アンナ・カレニナ(ヴィヴィアン・リー)は兄夫婦の離婚仲裁のため、モスクワへ向かう。兄ステファン(ヒュー・デンプスター)の浮気が原因で、立腹の義姉ドリー(メアリー・ケリッジ)を宥めるためだった。モスクワへの車中で同席だった婦人との会話で、婦人の息子が駅に迎えに来ていると聞かされた。アンナは駅で兄と再会したが、婦人の息子というのが、ドリーの妹でアンナの義妹にあたるキティ(サリー・アン・ハウズ)の婚約者アレクセイ・ヴロンスキー伯爵(キーロン・ムーア)であった。ヴロンスキーはアンナに一目惚れする。一方、キティは地元の農業経営者から求婚されていたが、ヴロンスキーに想いを寄せていた。アンナの尽力で兄夫婦の離婚危機は解決し、彼らは貴族階級が集う舞踏会へ参加する。ここでアンナはヴロンスキーから猛烈に求愛され、キティに気を遣いつつも彼からのダンスの誘いを受けてしまう。一方キティはこの状況に気持ちが混乱し、体調を崩してしまう。アンナはキティに多少の罪悪感は覚えつつ、郷里の息子が心配で翌朝モスクワを発った。帰路の途中、列車が給水のためクリン駅に停車したが、アンナを忘れられないヴロンスキーが彼女を追いかけて来た。アンナには夫カレーニン(ラルフ・リチャードソン)がおり、ヴロンスキーの求愛をキッパリ断るのだが...。
当然のことながらストーリーは35年版とほぼ一緒ですが、駅での人身事故のシーンや、舞踏会のシーンは、多少の演出の違いが感じられました。又、アンナと夫カレーニンのやりとりも、グレタ・ガルボとフレデリック・マーチのそれとは違い、なんとなく本音が出ているようでした。
(アンナの浮気心を知って)カレーニンが ‘離婚する!’ と言うと、アンナは ‘悪意はないの。分かっていてもつい流されてしまって...’と答えます。
カレーニンは ‘愛を盾にすればすべて許されると思うなよ!’ と言い、続けて‘(私はアンナへの)義務は怠っていない’ と。 ⇒ この「義務」という言葉、非常に違和感を感じました。
後半のワンシーンで、カレーニンが ‘妻を見捨てない。ヴロンスキーも許す’ というセリフがあります。
ここが35年版と決定的に違うかな。
いろいろ書いてきましたが、「アンナ・カレニナ」はやっぱりガルボ。
ヴィヴィアン・リーはどうイメージをめぐらしても、やはり「スカーレット・オハラ」であり、「ブランチ・デュボア」なのですね。
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アンナ・カレニナ