赤穂浪士 / 片岡千恵蔵
全体の平均評価点: (5点満点)
(10)
解説・ストーリー
大佛次郎の同名小説もとに「家光と彦左と一心太助」の小国英雄が脚色し「新吾二十番勝負」の松田定次が監督した、東映の創立十周年記念映画。東映時代劇の黄金期を飾るオールスターキャストが集結した豪華版で、1956年製作の「赤穂浪士(天の巻・地の巻)」のリメイク作品である。<BR> 赤穂藩の当主である浅野内匠頭は勅使饗応役に選ばれたが、作法指南役の吉良上野介に賄賂を渡さないため、上野介から意地の悪い仕打ちを受けて激高、城内で上野介に斬りつけてしまう。内匠頭はその場で取り押さえられ切腹を命じられ、赤穂はお家断絶となってしまう。城代家老の大石内蔵助は仇討ちの意志を仲間に伝え、城の明け渡しに応じた。上野介の息子の綱憲を当主とする上杉家で家老を務める千坂兵部は、かつて内蔵助の親友だったが、腕に自信のある浪人たちを集め上野介の警護にあたらせるのだった…。
大佛次郎の同名小説もとに「家光と彦左と一心太助」の小国英雄が脚色し「新吾二十番勝負」の松田定次が監督した、東映の創立十周年記念映画。東映時代劇の黄金期を飾るオールスターキャストが集結した豪華版で、1956年製作の「赤穂浪士(天の巻・地の巻)」のリメイク作品である。<BR> 赤穂藩の当主である浅野内匠頭は勅使饗応役に選ばれたが、作法指南役の吉良上野介に賄賂を渡さないため、上野介から意地の悪い仕打ちを受けて激高、城内で上野介に斬りつけてしまう。内匠頭はその場で取り押さえられ切腹を命じられ、赤穂はお家断絶となってしまう。城代家老の大石内蔵助は仇討ちの意志を仲間に伝え、城の明け渡しに応じた。上野介の息子の綱憲を当主とする上杉家で家老を務める千坂兵部は、かつて内蔵助の親友だったが、腕に自信のある浪人たちを集め上野介の警護にあたらせるのだった…。
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「赤穂浪士」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
大佛次郎の同名小説もとに「家光と彦左と一心太助」の小国英雄が脚色し「新吾二十番勝負」の松田定次が監督した、東映の創立十周年記念映画。東映時代劇の黄金期を飾るオールスターキャストが集結した豪華版で、1956年製作の「赤穂浪士(天の巻・地の巻)」のリメイク作品である。<BR> 赤穂藩の当主である浅野内匠頭は勅使饗応役に選ばれたが、作法指南役の吉良上野介に賄賂を渡さないため、上野介から意地の悪い仕打ちを受けて激高、城内で上野介に斬りつけてしまう。内匠頭はその場で取り押さえられ切腹を命じられ、赤穂はお家断絶となってしまう。城代家老の大石内蔵助は仇討ちの意志を仲間に伝え、城の明け渡しに応じた。上野介の息子の綱憲を当主とする上杉家で家老を務める千坂兵部は、かつて内蔵助の親友だったが、腕に自信のある浪人たちを集め上野介の警護にあたらせるのだった…。
「赤穂浪士」 の作品情報
「赤穂浪士」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
赤穂浪士の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
150分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD02282 |
2004年10月08日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
|
0人
|
0人
|
赤穂浪士の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
150分 |
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DRTD02282 |
2004年10月08日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
4枚
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ユーザーレビュー:10件
こんなところに月影兵庫が!!
もうごちゃごちゃとは申しますまい。本作でも片岡、市川、月形、が重い三役を引き受け、若手の大川橋蔵が浅野内匠頭、東千代之介が堀部安兵衛、そして山形勲は片岡源五右衛門ときて、待ってましたの脇坂淡路守は中村錦之助、多門伝八郎を二年前の上野介だった進藤英太郎さんときて、とどめが大河内傳次郎の立花左近であります。
これだけでも俳優好きにはおなか一杯の満腹なんですが、なんと豪剣振らせりゃ日本一の近衛十四郎さんが清水一角役を演じているのがうれしいじゃないですか。実施の松方弘樹さんが、とてもきれいなお顔で大石主税を演じているのもうれしいオマケ。
日本人としてのカタルシス、ここに極まれり!
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赤穂浪士というタイトル
良くも悪くも好景気の世の中の終身雇用会社員社会。
時は太平の世の田沼政治。賄賂。刃傷。片手落ち。家老の統率力。
まさに60、70代のサラリーマン時代を経験したものには、何回見ても興味をそそられます。
中村錦之助演じる淡路守が橋蔵演じる内匠守の屋敷での殿様談義。
めでたきは鯛かな。赤穂の家臣たちから届いた、それぞれの鯛に子供みたいにはしゃぐ内匠守。それをじっと見守る淡路守の凛としたまなざし。胸が詰まるシーンでしたな。
映画黄金時代の名俳優たちの力量はすごい。はんぱじゃないぞ。
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オールスター・キャストで描く
投稿日:2006/10/20
レビュアー:グランパパ
大仏次郎原作の同名小説を基に、脚色された、中年以上の日本人なら知っている忠臣蔵を10周年記念として製作されている。
なにしろ、これまでにも、何度も映画化されている題材であり内容なので、出来、不出来はべつとして楽しく見ることが出来るかが問題であったが、まあまあ、この位でしょうな。
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「正統派」忠臣蔵の名作
オーソドックスな「忠臣蔵」ものでは屈指の出来だと思います。東映創立10周年記念として製作されただけあって、まずキャストがすごい。東映時代劇の黄金期を象徴するようです。芝居がかった表現に抵抗を感じることもありますが、熱演ぶりも充分に伝わります。
感動的なシーンも多いですが、特に印象に残ったのは、刃傷事件前夜の浅野内匠頭と脇坂淡路守の語らいのシーン、それに大石内蔵助に対する立花左近の温情のシーン。後者は弁慶の「勧進帳」を思い起こしますが、いいシーンです。月形龍之介演じる吉良上野介の貫禄ぶりも印象に残ります。
残念なのは、忠臣蔵にはまだまだ有名なエピソードがあるのに、時間の関係でしょうが、割愛されているのが多いこと。浅野内匠頭に対する吉良のイジメも簡単にしか描かれていないので、これだけ見ると、なぜあのくらいで刃傷沙汰をおこすのだろう、と思ってしまうのではないでしょうか。せっかくのオールスターキャストなのだから、3時間ぐらいの大作にしてほしかったと思います。
しかしながら、名作であることは間違いありません。史実との違いも多いでしょうが、この映画を見ている間はそんなことを忘れて、理屈ぬきで楽しみたい作品です。
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風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん
投稿日:2021/12/13
レビュアー:趣味は洋画
赤穂浪士(1961年、日本・東映、カラー、150分)
明日、12月14日は赤穂浪士討ち入りの日。
元禄15年(1702年)12月14日、大雪の中、大石内蔵助ら赤穂四十七士は、本所松坂町の吉良邸に討ち入り、吉良上野介を斬首、主君の仇を討ったのである。今から319年前のことであった。
江戸時代中期は五代将軍綱吉の治下、太平の世。赤穂五万石の当主・浅野内匠頭(大川橋蔵)は勅使接待役、つまり饗応(きょうおう)を命ぜられる。作法指南役である高家・吉良上野介(月形龍之介)は、内匠頭からの付け届けが貧相であったことを根に持ち、勅使お迎えにおける偽の準備作法を教示する。例えば、畳替え(300畳)が必要であったが教えなかったこと、精進料理にせよと嘘を教えたこと、内匠頭が用意した墨絵を金屏風に変えさせたことなどである。更に上野介が内匠頭に対し、‘赤穂の田舎侍’ とか
‘お役交代をさせる’ と発し、堪忍袋の緒が切れた内匠頭は上野介に刃傷に及んだのである。時に元禄14年3月14日であった。綱吉公の命を受けた柳沢出羽守(柳永二郎)は、内匠頭に即日切腹の裁定を下した。悲報は赤穂に届けられ、城代家老の大石内蔵助(片岡千恵蔵)を筆頭に家臣らは殉死と藩の行く末に苦悩する。一方、上杉家の家老・千坂兵部(市川右太衛門)は、片手落ちの裁定に憤りを感ずるも、当主・綱憲(里見浩太朗)は上野介の長子であることから、清水一角(近衛十四郎)らに上野介の警護を命じた。だが、兵部は内蔵助とは長い親友の間柄であった。
原作は大佛次郎、脚本は小国英雄、製作は大川博、そして監督は時代劇の大御所、松田定次である。
東映創立10周年記念作品というだけあって、オールスター総出演のカラー映像はまるで絢爛豪華な時代絵巻を見ているようだ。あらためて主要登場人物と配役を列記しておきたい。(年齢は撮影時のもの)
片岡千恵蔵(大石内蔵助)57歳 中村(萬屋)錦之助(脇坂淡路守)28歳
東千代之介(堀部安兵衛)34歳 大川橋蔵(浅野内匠頭)31歳
市川右太衛門(千坂兵部)53歳 月形龍之介(吉良上野介)58歳
大友柳太朗(堀田隼人)48歳 近衛十四郎(清水一角)46歳
山形勲(片岡源五右衛門)45歳 里見浩太朗(上杉綱憲)24歳
松方弘樹(大石主税)18歳 中村賀津雄(畳屋・伝吉)22歳
大河内傅次郎(立花左近)62歳 進藤英太郎(多門伝八郎)61歳
丘さとみ(仙)25歳 大川恵子(瑶泉院)24歳
桜町弘子(お咲)23歳 長谷川裕見子(千代)36歳
木暮実千代(およね)42歳 花柳小菊(おりく)39歳
他にも多々良純、花園ひろみ、赤木春恵、青山京子といった俳優が出演しており、全体的な適材適所の配役には恐れ入る。
何といっても片岡千恵蔵の貫禄が桁違いで、声の鋭さに加え、並外れた眼力がある。
全編の三分の一あたりまでは浅野内匠頭役の大川橋蔵が中心だが、内匠頭切腹後は入れ替わるように、満を持しての千恵蔵の登場だ。なかでも市川右太衛門扮する千坂兵部との対面シーンは圧巻だ。セリフは一切なく、対峙して目と目で凝視するだけ。それで互いの胸の内を見て取れる間柄なのだ。武士の涙は見苦しゅうない。
更に、内蔵助が立花左近に成りすまし、大河内傅次郎扮する本物の立花左近と対座するシーンも見ものだ。携行目録の中は記述の無い白紙...すべてを悟る立花右近。ここは逆に、セリフの一言一句聞き逃さないことに留意したい。
大友柳太朗や近衛十四郎の豪快な剣さばき、月形龍之介の憎々しさ、橋蔵、錦之助の美男ぶり、かつて東映三人娘と云われた丘さとみ、桜町弘子、大川恵子らの華やかさ、スクリーンに惹きつけられる要素が多分にある。又、数々のセットも場所に応じた見事な出来栄えで、さすが東映の時代考証である。
若い時に観て退屈に思えた時代劇の様々な所作が、いま観るととても新鮮で意味深に感じる。
退屈だと思ったシーンこそが興味深い。
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ユーザーレビュー
こんなところに月影兵庫が!!
投稿日
2007/02/08
レビュアー
KUBOCHIN
もうごちゃごちゃとは申しますまい。本作でも片岡、市川、月形、が重い三役を引き受け、若手の大川橋蔵が浅野内匠頭、東千代之介が堀部安兵衛、そして山形勲は片岡源五右衛門ときて、待ってましたの脇坂淡路守は中村錦之助、多門伝八郎を二年前の上野介だった進藤英太郎さんときて、とどめが大河内傳次郎の立花左近であります。
これだけでも俳優好きにはおなか一杯の満腹なんですが、なんと豪剣振らせりゃ日本一の近衛十四郎さんが清水一角役を演じているのがうれしいじゃないですか。実施の松方弘樹さんが、とてもきれいなお顔で大石主税を演じているのもうれしいオマケ。
日本人としてのカタルシス、ここに極まれり!
赤穂浪士というタイトル
投稿日
2010/01/08
レビュアー
マリンローズ
良くも悪くも好景気の世の中の終身雇用会社員社会。
時は太平の世の田沼政治。賄賂。刃傷。片手落ち。家老の統率力。
まさに60、70代のサラリーマン時代を経験したものには、何回見ても興味をそそられます。
中村錦之助演じる淡路守が橋蔵演じる内匠守の屋敷での殿様談義。
めでたきは鯛かな。赤穂の家臣たちから届いた、それぞれの鯛に子供みたいにはしゃぐ内匠守。それをじっと見守る淡路守の凛としたまなざし。胸が詰まるシーンでしたな。
映画黄金時代の名俳優たちの力量はすごい。はんぱじゃないぞ。
オールスター・キャストで描く
投稿日
2006/10/20
レビュアー
グランパパ
大仏次郎原作の同名小説を基に、脚色された、中年以上の日本人なら知っている忠臣蔵を10周年記念として製作されている。
なにしろ、これまでにも、何度も映画化されている題材であり内容なので、出来、不出来はべつとして楽しく見ることが出来るかが問題であったが、まあまあ、この位でしょうな。
「正統派」忠臣蔵の名作
投稿日
2005/06/20
レビュアー
レビュアー名未設定
オーソドックスな「忠臣蔵」ものでは屈指の出来だと思います。東映創立10周年記念として製作されただけあって、まずキャストがすごい。東映時代劇の黄金期を象徴するようです。芝居がかった表現に抵抗を感じることもありますが、熱演ぶりも充分に伝わります。
感動的なシーンも多いですが、特に印象に残ったのは、刃傷事件前夜の浅野内匠頭と脇坂淡路守の語らいのシーン、それに大石内蔵助に対する立花左近の温情のシーン。後者は弁慶の「勧進帳」を思い起こしますが、いいシーンです。月形龍之介演じる吉良上野介の貫禄ぶりも印象に残ります。
残念なのは、忠臣蔵にはまだまだ有名なエピソードがあるのに、時間の関係でしょうが、割愛されているのが多いこと。浅野内匠頭に対する吉良のイジメも簡単にしか描かれていないので、これだけ見ると、なぜあのくらいで刃傷沙汰をおこすのだろう、と思ってしまうのではないでしょうか。せっかくのオールスターキャストなのだから、3時間ぐらいの大作にしてほしかったと思います。
しかしながら、名作であることは間違いありません。史実との違いも多いでしょうが、この映画を見ている間はそんなことを忘れて、理屈ぬきで楽しみたい作品です。
風さそふ 花よりもなほ 我はまた 春の名残を いかにとやせん
投稿日
2021/12/13
レビュアー
趣味は洋画
赤穂浪士(1961年、日本・東映、カラー、150分)
明日、12月14日は赤穂浪士討ち入りの日。
元禄15年(1702年)12月14日、大雪の中、大石内蔵助ら赤穂四十七士は、本所松坂町の吉良邸に討ち入り、吉良上野介を斬首、主君の仇を討ったのである。今から319年前のことであった。
江戸時代中期は五代将軍綱吉の治下、太平の世。赤穂五万石の当主・浅野内匠頭(大川橋蔵)は勅使接待役、つまり饗応(きょうおう)を命ぜられる。作法指南役である高家・吉良上野介(月形龍之介)は、内匠頭からの付け届けが貧相であったことを根に持ち、勅使お迎えにおける偽の準備作法を教示する。例えば、畳替え(300畳)が必要であったが教えなかったこと、精進料理にせよと嘘を教えたこと、内匠頭が用意した墨絵を金屏風に変えさせたことなどである。更に上野介が内匠頭に対し、‘赤穂の田舎侍’ とか
‘お役交代をさせる’ と発し、堪忍袋の緒が切れた内匠頭は上野介に刃傷に及んだのである。時に元禄14年3月14日であった。綱吉公の命を受けた柳沢出羽守(柳永二郎)は、内匠頭に即日切腹の裁定を下した。悲報は赤穂に届けられ、城代家老の大石内蔵助(片岡千恵蔵)を筆頭に家臣らは殉死と藩の行く末に苦悩する。一方、上杉家の家老・千坂兵部(市川右太衛門)は、片手落ちの裁定に憤りを感ずるも、当主・綱憲(里見浩太朗)は上野介の長子であることから、清水一角(近衛十四郎)らに上野介の警護を命じた。だが、兵部は内蔵助とは長い親友の間柄であった。
原作は大佛次郎、脚本は小国英雄、製作は大川博、そして監督は時代劇の大御所、松田定次である。
東映創立10周年記念作品というだけあって、オールスター総出演のカラー映像はまるで絢爛豪華な時代絵巻を見ているようだ。あらためて主要登場人物と配役を列記しておきたい。(年齢は撮影時のもの)
片岡千恵蔵(大石内蔵助)57歳 中村(萬屋)錦之助(脇坂淡路守)28歳
東千代之介(堀部安兵衛)34歳 大川橋蔵(浅野内匠頭)31歳
市川右太衛門(千坂兵部)53歳 月形龍之介(吉良上野介)58歳
大友柳太朗(堀田隼人)48歳 近衛十四郎(清水一角)46歳
山形勲(片岡源五右衛門)45歳 里見浩太朗(上杉綱憲)24歳
松方弘樹(大石主税)18歳 中村賀津雄(畳屋・伝吉)22歳
大河内傅次郎(立花左近)62歳 進藤英太郎(多門伝八郎)61歳
丘さとみ(仙)25歳 大川恵子(瑶泉院)24歳
桜町弘子(お咲)23歳 長谷川裕見子(千代)36歳
木暮実千代(およね)42歳 花柳小菊(おりく)39歳
他にも多々良純、花園ひろみ、赤木春恵、青山京子といった俳優が出演しており、全体的な適材適所の配役には恐れ入る。
何といっても片岡千恵蔵の貫禄が桁違いで、声の鋭さに加え、並外れた眼力がある。
全編の三分の一あたりまでは浅野内匠頭役の大川橋蔵が中心だが、内匠頭切腹後は入れ替わるように、満を持しての千恵蔵の登場だ。なかでも市川右太衛門扮する千坂兵部との対面シーンは圧巻だ。セリフは一切なく、対峙して目と目で凝視するだけ。それで互いの胸の内を見て取れる間柄なのだ。武士の涙は見苦しゅうない。
更に、内蔵助が立花左近に成りすまし、大河内傅次郎扮する本物の立花左近と対座するシーンも見ものだ。携行目録の中は記述の無い白紙...すべてを悟る立花右近。ここは逆に、セリフの一言一句聞き逃さないことに留意したい。
大友柳太朗や近衛十四郎の豪快な剣さばき、月形龍之介の憎々しさ、橋蔵、錦之助の美男ぶり、かつて東映三人娘と云われた丘さとみ、桜町弘子、大川恵子らの華やかさ、スクリーンに惹きつけられる要素が多分にある。又、数々のセットも場所に応じた見事な出来栄えで、さすが東映の時代考証である。
若い時に観て退屈に思えた時代劇の様々な所作が、いま観るととても新鮮で意味深に感じる。
退屈だと思ったシーンこそが興味深い。
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- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@Aのいずれかに該当する方に限ります。
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赤穂浪士