竜馬暗殺 / 原田芳雄
全体の平均評価点: (5点満点)
(25)
解説・ストーリー
幕末という動乱期を背景に、坂本竜馬が暗殺されるまでの最後の2日間を描いた時代劇。慶応3年11月13日。海援隊の常宿“酢屋”から“近江屋”へ身を移す坂本竜馬。大いなる野望に燃える竜馬であったが、大政奉還後の権力闘争の狭間で、佐幕派はもちろん、勤皇派からも煙たがられる存在となっていた。身の危険は誰よりも感じていながら、近江屋での竜馬は意外なほど落ち着き払っていた。しかし2日後に暗殺される竜馬には、この時すでに刺客の手がすぐそこまで近づいていた……。
幕末という動乱期を背景に、坂本竜馬が暗殺されるまでの最後の2日間を描いた時代劇。慶応3年11月13日。海援隊の常宿“酢屋”から“近江屋”へ身を移す坂本竜馬。大いなる野望に燃える竜馬であったが、大政奉還後の権力闘争の狭間で、佐幕派はもちろん、勤皇派からも煙たがられる存在となっていた。身の危険は誰よりも感じていながら、近江屋での竜馬は意外なほど落ち着き払っていた。しかし2日後に暗殺される竜馬には、この時すでに刺客の手がすぐそこまで近づいていた……。
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「竜馬暗殺」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
幕末という動乱期を背景に、坂本竜馬が暗殺されるまでの最後の2日間を描いた時代劇。慶応3年11月13日。海援隊の常宿“酢屋”から“近江屋”へ身を移す坂本竜馬。大いなる野望に燃える竜馬であったが、大政奉還後の権力闘争の狭間で、佐幕派はもちろん、勤皇派からも煙たがられる存在となっていた。身の危険は誰よりも感じていながら、近江屋での竜馬は意外なほど落ち着き払っていた。しかし2日後に暗殺される竜馬には、この時すでに刺客の手がすぐそこまで近づいていた……。
「竜馬暗殺」 の作品情報
「竜馬暗殺」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
竜馬暗殺の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
|
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR1565 |
2002年12月02日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
0人
|
0人
|
竜馬暗殺の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
118分 |
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1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
GNBR1565 |
2002年12月02日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
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ユーザーレビュー:25件
原田芳雄が光っている、ユーモラスで退廃的な時代劇
投稿日:2006/03/03
レビュアー:吟遊旅人
雨の中を尻を見せながら走る坂本竜馬(原田芳雄)の尻がアップになる巻頭のシーンからしてそもそも破格。そして、その尻の下品さそのままに、作品全体が猥雑でユーモラスで退廃的で、どこかが壊れているような雰囲気に充ち満ちている。坂本竜馬というその人物のイメージそのままに豪放磊落な作りをした映画なのだろう。コントラストの強いモノクロ画像が強烈に幕末の人間像に肉薄していく。
「史実」をかなり変えてあるのではなかろうかと思うのだが、坂本竜馬と一緒に暗殺された竜馬の幼馴染み中岡慎太郎(石橋蓮司)と竜馬とは同志のはずなんだが、互いに隙あらば相手を殺そうと狙っていたという設定になっている。そこに薩摩に傭われた殺し屋(松田優作)がからむ。この3人は三すくみ状態で、互いの命を狙っているにもかかわらず、なぜか誰もほんとうには殺し合いができない。そしてずるずると3人が行動を共にする。この三人のからみがユーモラスなのだ。演出がうまい。
役者がみんな若いので、感動してしまった。若いというだけではなく、ものすごくエネルギーに満ち溢れているのだ。原田芳雄、石橋蓮司、松田優作、桃井かおり、若いし生気に溢れているし、汚ならしくて突き抜けた明るさがあると同時に哀愁も感じさせる。刺客松田優作の姉、遊び女の幡を演じた中川梨絵の大きな瞳も印象的だ。
ほとんど金がかかっていない安上がりの映画で、しかも時代劇にあるまじき殺陣の不細工さにも笑ってしまうのだが、原田芳雄の強烈な個性が光っていて、それだけで満足できる作品だ。ラスト近く、アップになった竜馬の顔がチェ・ゲバラに見えてしまったのはわたしだけ?
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今まで見てきた竜馬像の中で一番かも?
投稿日:2004/10/01
レビュアー:RUSH
いきなり原田さんのお尻から始まったので「な、なんだ?」と思いました(笑)。この作品を見てみようと思ったのは黒木和雄監督作品の「美しい夏キリシマ」を見たからでした。とても良い作品だったので黒木監督のことを少し調べたらこの作品があるのがわかり、「美しい夏キリシマ」はとても静かな作品だったのでこの作品ではどんな内容に仕上がっているのか気になったからです。タイトルが竜馬暗殺ですからね(笑)。美しい夏キリシマとは正反対な内容ではないかという期待を抱いて見ました。
原田さんも石橋さんも若いですねぇ〜(笑)。あの目のギラツキ感とってもいいです。特に石橋さんはちょっと前まで缶コーヒーのCMに出ていた石橋さんとは全くの別人でした(^^ゞ。彼が中岡慎太郎役というのはどうかなぁ〜?と思っていましたがなかなかどうして良かったです。今まで色々な役者さんが竜馬を演じてきましたが、竜馬役の原田さんの演技はおいらがイメージしている竜馬像に一番近いように思いました。人間格好いいだけの人間なんていませんからね。竜馬だって一人の人間なんですから、原田さんの竜馬は今までにない竜馬像だったと思います。
それからモノクロ映画にしたというのは大正解だと思います。初めはモノクロ映画ということでちょっと抵抗があったのですが見ていく内に気にならないばかりかこれでいいんだと思えました。この辺は監督の力が発揮されているのではないかと思いました。竜馬と慎太郎が今後の政局や時代の展望を語り合うシーンは本当にその時代に生きた二人が激論を交わしているような気がしてくるほどでした。
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8人の会員が気に入ったと投稿しています
こういう時代劇を最高傑作と呼びたいものです
水戸黄門、大岡越前、必殺仕事人、どれもとっても結局正義が勝つというようなお決まりの時代劇が主流を占める中でこの作品は非常に異質な作品となっております。どこかコメディタッチな、しかし真摯に真面目な時代劇は見たことがありませんでした。何かこう人間の真実とやらをしっかりと見いださせてくれるようなひたむきな訴えを感じました。最高傑作と呼ぶべき作品であろうと私は思います。
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今日は坂本竜馬の命日じゃきに。
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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トリビアを言うと、誕生日に死んだ有名人を3人知っています。
小津安二郎、イングリット・バーグマン そして坂本龍馬。
もっとも龍馬の場合は旧暦で、西歴だと違うんですが・・・(爆) 西暦だと1967年12月10日逝去。
坂本竜馬。 「龍馬伝」のヒットで再びブーム再燃の日本史上最も人気が高いヒーローの一人。
龍馬か竜馬か表記に迷いますが、以下は映画に準じて「竜馬」に(笑)
慶応三年十一月十五日。 坂本竜馬暗殺さる。 それまでの3日間を描くドラマです。
竜馬暗殺を取上げた映画だけで70本以上はあるそうです。
竜馬熱のベースとなるのはやはり司馬遼太郎の「 竜馬がゆく 」でしょう。 ぼくもそうです。
明るく、豪放で自由闊達で大らかなヒーローです。
そこへ行くと、本作で原田芳雄演じる竜馬は、尾崎紀世彦かよ、と思うほどももみ上げバッチリで、すね毛も目立ち野性的。 スケベで鈍くさいかっこ悪さと、英雄らしいカリスマ性を合わせもち、原田竜馬はなかなかいいです。
映画は小島剛夕の劇画のようでもありますが、いや白黒映画で影が濃いので古い記録映画か活動写真のような不思議な味わい。
いかにもATGらしい低予算ですが、その貧しさ、わびしさが幕末の日本のそれに通じるようで、妙にリアルに思えます。
土蔵は東京世田谷の老舗醤油屋の取り壊し寸前のもの、裏手の墓地は京都の鞍馬口、向かいの家は伏見の民家を借りたとか。
京都在住以外のスタッフ、キャストは寺に合宿したがろくに食べ物を買う予算もなく、鳥目になったとか。
主演の原田や松田優作すら道ばたで洗面器で炊いたご飯にカレーをかけて食べたとか。
ビンボーを情熱で乗り切った・・・みんな若かったんだなあ(爆)
原田芳雄と石橋蓮司はさすがにすばらしい。 こっけいさと卑怯さと情熱を併せ持つ等身大の男の多面性が魅力的。
松田優作は・・・優作だなーww
石井愃一と平泉成(当時は征)は最初わかりませんでした。
ただ、桃井かおりもまだまだといった感だし、笑う演技はむずかしいと思うけど中川梨絵はやはりわざとらしくて今ひとつかな。
「革命家としての竜馬にも興味があったが、制作当時相次いだ内ゲバに重なるものを見た」とする黒木和雄監督。
かつての同志から命を狙われる閉塞感、時代の持つ虚無感、革命家らしい熱っぽさ、人間くさい迷い、いいかげんさ。
映画作りの情熱と、幕末の情念が交差するような、熱いドラマです。
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7人の会員が気に入ったと投稿しています
ニッポンの革命前夜
それにしても、かなり大胆な幕末映画でした。
いくら竜馬の暗殺直前の数日間を描いたお話と言っても、その歴史観はかなり奇抜な解釈のオンパレードで、明らかに史実とは言いがたいような描写が多々あり。いわゆる大河のような歴史ドラマを期待してしまうと、とんでもない置いてけぼりをくうはめになること必至です。オレもどちらかと言えば、置いてけぼりをくったくちです。
ただ、そんなバリバリのフィクションであるにも関わらず、その空気感はちょっと他にないくらい当時のリアリティーを感じさせてくれている、ような気がする。
まずは、その粒子があらくコントラストがきっついモノクロの映像は、映画の中でも出てきたけど、当時のスチール写真がそのまま動き出したかのようで、妙にこの世界にしっくりハマってるし。竜馬役の原田芳雄を筆頭に、出てくる役者も江戸の街も、すべてが洗練とはほど遠く、ほんと小汚くて荒々しく、それがまた殺し合いにあふれたギラギラした世界をものすごくリアルに伝えてくれているし。
なんだか幕末モノというよりは、革命前夜の学生たちや政府の転覆を図るテロリストたちを描いたお話といったほうが近いようなその世界観に、つくづくなるほどなあ、と思ったわけで。確かに、政府をぶっつぶして新しい国家をつくろうなんてことは、決して美しいお話じゃあないし、ヘマしてたらとんでもない極悪人なわけだよなあ、と思ったりして。
なかなか新鮮で面白い映画でした。
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ユーザーレビュー
原田芳雄が光っている、ユーモラスで退廃的な時代劇
投稿日
2006/03/03
レビュアー
吟遊旅人
雨の中を尻を見せながら走る坂本竜馬(原田芳雄)の尻がアップになる巻頭のシーンからしてそもそも破格。そして、その尻の下品さそのままに、作品全体が猥雑でユーモラスで退廃的で、どこかが壊れているような雰囲気に充ち満ちている。坂本竜馬というその人物のイメージそのままに豪放磊落な作りをした映画なのだろう。コントラストの強いモノクロ画像が強烈に幕末の人間像に肉薄していく。
「史実」をかなり変えてあるのではなかろうかと思うのだが、坂本竜馬と一緒に暗殺された竜馬の幼馴染み中岡慎太郎(石橋蓮司)と竜馬とは同志のはずなんだが、互いに隙あらば相手を殺そうと狙っていたという設定になっている。そこに薩摩に傭われた殺し屋(松田優作)がからむ。この3人は三すくみ状態で、互いの命を狙っているにもかかわらず、なぜか誰もほんとうには殺し合いができない。そしてずるずると3人が行動を共にする。この三人のからみがユーモラスなのだ。演出がうまい。
役者がみんな若いので、感動してしまった。若いというだけではなく、ものすごくエネルギーに満ち溢れているのだ。原田芳雄、石橋蓮司、松田優作、桃井かおり、若いし生気に溢れているし、汚ならしくて突き抜けた明るさがあると同時に哀愁も感じさせる。刺客松田優作の姉、遊び女の幡を演じた中川梨絵の大きな瞳も印象的だ。
ほとんど金がかかっていない安上がりの映画で、しかも時代劇にあるまじき殺陣の不細工さにも笑ってしまうのだが、原田芳雄の強烈な個性が光っていて、それだけで満足できる作品だ。ラスト近く、アップになった竜馬の顔がチェ・ゲバラに見えてしまったのはわたしだけ?
今まで見てきた竜馬像の中で一番かも?
投稿日
2004/10/01
レビュアー
RUSH
いきなり原田さんのお尻から始まったので「な、なんだ?」と思いました(笑)。この作品を見てみようと思ったのは黒木和雄監督作品の「美しい夏キリシマ」を見たからでした。とても良い作品だったので黒木監督のことを少し調べたらこの作品があるのがわかり、「美しい夏キリシマ」はとても静かな作品だったのでこの作品ではどんな内容に仕上がっているのか気になったからです。タイトルが竜馬暗殺ですからね(笑)。美しい夏キリシマとは正反対な内容ではないかという期待を抱いて見ました。
原田さんも石橋さんも若いですねぇ〜(笑)。あの目のギラツキ感とってもいいです。特に石橋さんはちょっと前まで缶コーヒーのCMに出ていた石橋さんとは全くの別人でした(^^ゞ。彼が中岡慎太郎役というのはどうかなぁ〜?と思っていましたがなかなかどうして良かったです。今まで色々な役者さんが竜馬を演じてきましたが、竜馬役の原田さんの演技はおいらがイメージしている竜馬像に一番近いように思いました。人間格好いいだけの人間なんていませんからね。竜馬だって一人の人間なんですから、原田さんの竜馬は今までにない竜馬像だったと思います。
それからモノクロ映画にしたというのは大正解だと思います。初めはモノクロ映画ということでちょっと抵抗があったのですが見ていく内に気にならないばかりかこれでいいんだと思えました。この辺は監督の力が発揮されているのではないかと思いました。竜馬と慎太郎が今後の政局や時代の展望を語り合うシーンは本当にその時代に生きた二人が激論を交わしているような気がしてくるほどでした。
こういう時代劇を最高傑作と呼びたいものです
投稿日
2003/08/08
レビュアー
レビュアー名未設定
水戸黄門、大岡越前、必殺仕事人、どれもとっても結局正義が勝つというようなお決まりの時代劇が主流を占める中でこの作品は非常に異質な作品となっております。どこかコメディタッチな、しかし真摯に真面目な時代劇は見たことがありませんでした。何かこう人間の真実とやらをしっかりと見いださせてくれるようなひたむきな訴えを感じました。最高傑作と呼ぶべき作品であろうと私は思います。
今日は坂本竜馬の命日じゃきに。
投稿日
2010/11/15
レビュアー
ロキュータス
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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トリビアを言うと、誕生日に死んだ有名人を3人知っています。
小津安二郎、イングリット・バーグマン そして坂本龍馬。
もっとも龍馬の場合は旧暦で、西歴だと違うんですが・・・(爆) 西暦だと1967年12月10日逝去。
坂本竜馬。 「龍馬伝」のヒットで再びブーム再燃の日本史上最も人気が高いヒーローの一人。
龍馬か竜馬か表記に迷いますが、以下は映画に準じて「竜馬」に(笑)
慶応三年十一月十五日。 坂本竜馬暗殺さる。 それまでの3日間を描くドラマです。
竜馬暗殺を取上げた映画だけで70本以上はあるそうです。
竜馬熱のベースとなるのはやはり司馬遼太郎の「 竜馬がゆく 」でしょう。 ぼくもそうです。
明るく、豪放で自由闊達で大らかなヒーローです。
そこへ行くと、本作で原田芳雄演じる竜馬は、尾崎紀世彦かよ、と思うほどももみ上げバッチリで、すね毛も目立ち野性的。 スケベで鈍くさいかっこ悪さと、英雄らしいカリスマ性を合わせもち、原田竜馬はなかなかいいです。
映画は小島剛夕の劇画のようでもありますが、いや白黒映画で影が濃いので古い記録映画か活動写真のような不思議な味わい。
いかにもATGらしい低予算ですが、その貧しさ、わびしさが幕末の日本のそれに通じるようで、妙にリアルに思えます。
土蔵は東京世田谷の老舗醤油屋の取り壊し寸前のもの、裏手の墓地は京都の鞍馬口、向かいの家は伏見の民家を借りたとか。
京都在住以外のスタッフ、キャストは寺に合宿したがろくに食べ物を買う予算もなく、鳥目になったとか。
主演の原田や松田優作すら道ばたで洗面器で炊いたご飯にカレーをかけて食べたとか。
ビンボーを情熱で乗り切った・・・みんな若かったんだなあ(爆)
原田芳雄と石橋蓮司はさすがにすばらしい。 こっけいさと卑怯さと情熱を併せ持つ等身大の男の多面性が魅力的。
松田優作は・・・優作だなーww
石井愃一と平泉成(当時は征)は最初わかりませんでした。
ただ、桃井かおりもまだまだといった感だし、笑う演技はむずかしいと思うけど中川梨絵はやはりわざとらしくて今ひとつかな。
「革命家としての竜馬にも興味があったが、制作当時相次いだ内ゲバに重なるものを見た」とする黒木和雄監督。
かつての同志から命を狙われる閉塞感、時代の持つ虚無感、革命家らしい熱っぽさ、人間くさい迷い、いいかげんさ。
映画作りの情熱と、幕末の情念が交差するような、熱いドラマです。
ニッポンの革命前夜
投稿日
2007/12/03
レビュアー
豚トロ
それにしても、かなり大胆な幕末映画でした。
いくら竜馬の暗殺直前の数日間を描いたお話と言っても、その歴史観はかなり奇抜な解釈のオンパレードで、明らかに史実とは言いがたいような描写が多々あり。いわゆる大河のような歴史ドラマを期待してしまうと、とんでもない置いてけぼりをくうはめになること必至です。オレもどちらかと言えば、置いてけぼりをくったくちです。
ただ、そんなバリバリのフィクションであるにも関わらず、その空気感はちょっと他にないくらい当時のリアリティーを感じさせてくれている、ような気がする。
まずは、その粒子があらくコントラストがきっついモノクロの映像は、映画の中でも出てきたけど、当時のスチール写真がそのまま動き出したかのようで、妙にこの世界にしっくりハマってるし。竜馬役の原田芳雄を筆頭に、出てくる役者も江戸の街も、すべてが洗練とはほど遠く、ほんと小汚くて荒々しく、それがまた殺し合いにあふれたギラギラした世界をものすごくリアルに伝えてくれているし。
なんだか幕末モノというよりは、革命前夜の学生たちや政府の転覆を図るテロリストたちを描いたお話といったほうが近いようなその世界観に、つくづくなるほどなあ、と思ったわけで。確かに、政府をぶっつぶして新しい国家をつくろうなんてことは、決して美しいお話じゃあないし、ヘマしてたらとんでもない極悪人なわけだよなあ、と思ったりして。
なかなか新鮮で面白い映画でした。
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竜馬暗殺