ナイル殺人事件

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ナイル殺人事件 / ピーター・ユスティノフ

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「ナイル殺人事件」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「オリエント急行殺人事件」に続きオールスター・キャストで映画化されたアガサ・クリスティのミステリ。原作は『ナイルに死す』。美貌と聡明さを兼ね備えた上、つい最近莫大な遺産を相続したリネット・リッジウェイは、親友ジャクリーンの婚約者と突然婚約をし、人目を避けてエジプトへハネムーンに旅立った。しかし豪華客船カルナーク号には、彼女に何らかの利害関係や遺恨、ないし敵意を抱いている者たちが勢揃いしていた……。

「ナイル殺人事件」 の作品情報

作品情報

製作年:

1978年

製作国:

イギリス

原題:

DEATH ON THE NILE

「ナイル殺人事件」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

緑園の天使

ジェイン・オースティン 秘められた恋

サムソンとデリラ

メリー・ポピンズ リターンズ

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1〜 5件 / 全28件

♪ミステリー・ナーイル

投稿日:2007/03/22 レビュアー:よふかし

 公開のときはルパン対マモーと同時上映だったような気がしますが、魅力的な組み合わせでした。当時CMで盛んに流れていた♪ミステリー・ナーーイルという歌は、宣伝のみで映画には挿入されておらずがっかりしました。
 ニーノ・ロータの魅力的なテーマ、ジャック・カーディフによる美しいナイルの水面の映像から映画は始まります。何といってもキャストが豪華。ミア・ファロー、ジェーン・バーキン、ベティ・デイヴィス(あまり精彩はない)、マギー・スミス、オリヴィア・ハッセー、アンジェラ・ランズベリーの女優陣はみているだけで楽しいし、デヴィッド・ニーブンとジョージ・ケネディもとてもよいですね。ニーブンのかもし出す粋でユーモラスな雰囲気、ケネディの落ち着かないあわあわした感じは流石です。
 惜しいのは、大金持ちの嫌な女役ロイス・チャイルズが美貌はともかく、他の女優たちの前で力量不足に映ってしまうところ。また、ピーター・ユスティノフのポワロ。『オリエント急行殺人事件』のアルバート・フィニーには原作に近い嫌らしさがあって、それが作品の味になっているわけですが、ユスティノフはでっぷりとしていい感じの、普通のおじさん。あく抜きされた薄味のキャラは子どもにも好かれる安心感を与えてくれ、このシリーズが人気を博した原動力になったことは確かですが・・・。
『ナイル』は『オリエント』に比べると二段ばかり落ちますが、何といっても、エジプト・ロケが素晴らしいです。
 映画が始まって45分、最初の事件は遺跡の柱の上から金持ちの新婚カップルに向かって巨石が落っこちてくる、殺人未遂。同行の全員が順繰りにカメラ目線で金持ち女に憎しみの視線を投げる様など、演出はほとんどテレビドラマ並みの凡庸さですが、ピラミッドやスフィンクスなど遺跡の美しさ、風に舞う黄色い砂などを観ているだけでまあいいかと思ってしまいます。
 ミステリとしては意外な犯人ではなく、トリックものんびりしたもの。でも、終盤の連続殺人のあたりは案外ドキドキさせてくれます。次々とポワロが仮説(というほどでもないですが)を立てる、それは本格ミステリ好きにすると嬉しいのですが、実際に仮説を映像として再現するという方法は、分かりやすくも品がありません。また、ナイルをゆく客船内の場面はおそらくスタジオ撮影ですが、全体にのっぺりした陰影のない明るい照明で撮られており、コミカルに傾きすぎている気がしました。
 クリスティはトミーとタペンスものとかロマンチックな冒険モノとか、映画になりやすいと思う小説も沢山あるのに、映画として成功した例はあまりありません。監督ギラーミンについてはまた別に触れたいと思います55点。

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憎しみ・嫉妬に狂うミア・ファローの表情はホラーそのもの!

投稿日:2011/10/23 レビュアー:伝衛門

ロイス・チャイルズ綺麗です!
その他の俳優さんの存在感に圧倒されていたようにも感じますが、
衣装も含め子供心にも憧れたものでした。
(親友の恋人を奪ってもお金持ちで綺麗な女性なら仕方ない。
相手もハンサムだし、ちょっと神経質そうなお友達よりお似合いでは?)

成人になってからも、ちょくちょく鑑賞していました。
名作と評される『オリエント』や体力勝負の『地中海』よりもです。

劇中の『犯人はねぇ』と言いかけた刹那起こった状況に初見時受けた衝撃は忘れられないようです。
エジプトを旅行したような気分にもなれる本作は、ポワロ役に違和感を感じようがお気に入りの作品の一つです。

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「オレ流」のポアロなのだ

投稿日:2007/06/23 レビュアー:タクシードライバー

アガサ・クリスティは晩年の頃になるとポアロ物を書くのがかなり苦痛だったそうで、最後の方にはほとんどポアロが登場しない作品や、推理小説というより冒険スパイ小説風になっているものを書いてました。もっとも、ポアロ物は「意外な真犯人」を創ることに特化していて、本格推理小説としてはちょっと反則気味な作品も多かったですが。ま、そんなポアロをものの見事に演じたのが「オリエント急行殺人事件」のアルバート・フィニーで、おそらくこれを見たP・ユスティノフは同じことをやっても勝てないふんで、逆に「オレ流」のポアロを創り上げたんでしょうね。結果的にはユスティノフの当り役となりました。


本作はロケがまだ映画の大きな魅力の一つだった時代の象徴的な作品です。今の感覚では「だからって何なの?」という感じですが、そういう風に見てしまうと、この作品はまどろっこしいだけの退屈な映画で終わってしまいます。これ以降のポアロ物が凡打(というより併殺打に近い感じ)に終わっている中、「オリエント…」とよく対比されますが、映画的魅力という観点ではこちらに軍配が上がると思います。出演した俳優たちもこういうオーソドックスな作品に出るのが楽しいという表情で嬉々として演じていますが、最後にミア・ファローがユスティノフに見せる一瞬の切ない表情が全てをさらった感があります。
監督のジョン・ギラーミンは「エル・コンドル」(リー・バン・クリーフ主演の西部劇)みたいな凡作もありましたが、大作を仕切るのが得意で「タワーリング・インフェルノ」からこの作品までは間違いなくハリウッド切ってのヒット・メーカーでした。
DISCASさんの紹介ではロマン・ポランスキーとの共同監督のようになっていますが、他の資料ではギラーミンの単独監督のように書かれていることが多く、ポランスキーがどれだけ係わったいたかはよくわかりません。

最後に、ちょこっと売れた主題歌「ミステリー・ナイル」は日本ロードショー公開時のみエンドロールに挿入された限定ヴァージョンで、これは「マッドマックス」や「ビッグ・ウエンズデー」など当時結構流行っていた手法ですね。

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エジプト観光も楽しめる

投稿日:2021/12/02 レビュアー:kazupon

監督:ジョン・ギラーミン(1978年・英・140分・カラー)
原作:アガサ・クリスティ『ナイルに死す』

本作でエルキュール・ポワロに扮するのは、ピーター・ユスティノフです。
彼は、劇場映画3作とテレビ映画3作でポワロを演じていて、劇場版では本作の他に『地中海殺人事件(1982)』と『死海殺人事件(1988)』があります。
1年前に『地中海〜』を見ましたが、その時にも出演していたマギー・スミス、ジェーン・バーキンの顔がありました。
監督のお気に入りなのかなと思って調べてみたら、『地中海〜』はガイ・ハミルトン監督でした。

本作の事件における中心人物は3人です。
巨額の遺産相続人であるリネット・リッジウェイ(ロイス・チャイルズ)と、その友人ジャクリーン・ド・ベルフォール(ミア・ファロー)、そしてサイモン・ドイル(サイモン・マッコーキンデール)です。
物語冒頭ではジャクリーンがリネットを訪ね、自分の婚約者のサイモンが失業して生活が苦しいので何か仕事を貰えないか?と相談しました。
OKを貰い喜んでいるジャネットとサイモンの顔が映った後、シーンが変わって結婚したのは、リネットとサイモンでした。
新婚の二人は、エジプトに新婚旅行に旅立ちますが、行く先々でジャクリーンが現れ、嫌がらせをします。
事件が起きるのは、ナイル川下りの豪華客船の中です。
ジャネットが感情に任せて、サイモンを自分の小さな銃で撃ってしまったのです。弾はサイモンの膝の辺りに当たって血に染まり、ジャネットは取り乱します。
その翌日には、リネットがベッドで遺体となって発見されます。やはり小型の銃でこめかみを撃たれていました。
ジャネットはモルヒネを打たれて眠っていて、側にはバウァーズ(マギー・スミス)が一晩中付き添っていました。
サイモンは、ベスナー医師の部屋で治療を受けていて、怪我のせいで歩ける状態ではありませんでした。
ナイル川に浮かんでいる船の乗客に犯人が要る筈です。
そこでポワロとその友人ジョニー・レイス大佐が協力して犯人探しを始めます。
殺されたリネットには敵が多く、乗客の中にも動機のありそうな人物がかなりいました。
富豪のマリー・ヴァン・スカイラー(ベティ・デイヴィス)、作家のサロメ・オッターボーン(アンジェラ・ランズベリー)、弁護士のペニントン(ジョージ・ケネディ)、メイドのルイーズ(ジェーン・バーキン)、ベスナー医師等々。
船上では3つの事件が起き、2人の死者が出ます。
ポワロが最後に全員をサロンに集め、事件を解決します。
公開時、「結末は決して話さないでください」というキャッチコピーが流れたそうなので、レビューも此処までにします。
今回、観終わってふと思ったのは、ポワロは事件を解決に導き、最後には犯人を挙げるけれど、まるで「金田一耕助」のようです。
事件は起き、殺人が続きます。
ポワロは、金田一同様、狂言回しなのだと思いました。
   *   *   *   *   *   *  
あの可愛かったアンジェラ・ランズベリーが、酒浸りの作家役で驚きました。
ベティ・デイヴィスの役も相変わらずの厚化粧でした。顔だちが派手なので印象に残ります。
オリヴィア・ハッセーが作家の娘役ですが、地味で精彩を欠いていました。残念でした。
劇中のピラミッドは、ギーザの三大ピラミッドでしょうか。本作公開当時には結構崩れていたので、現在はどの程度なのか心配になりました。
ルクソール神殿の巨大石柱、アブ・シンベル神殿の4体のラムセス2世像も登場し、エジプト観光に誘われます。
ピラミッド、スフィンクス、一度はこの目で見てみたいです。

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ミステリーの女王アガサ・クリスティ

投稿日:2018/12/01 レビュアー:カマンベール

1978年作品。
名探偵ポアロは「死海殺人事件」と同じく、ピーター・ユスティノフが
演じています。

とても面白かったです。
不覚にも犯人に気付きませんでした。
そしてその大胆な犯行と次々と起こる殺人及び死人の山に驚きました。

配役の豪華さとエジプト観光の楽しさは抜群。
ピラミッドの頂上に主役の3人が登るシーンは本物なのでしょうか?
足が震えました。

ジャクリーン(ミア・ファロー)が親友でお金持ち令嬢のリネット(ロイス・チャイルド)に婚約者サイモンの就職を頼んだシーンから、
クレジットを挟んで、結婚式のシーンに変わっています。

驚いたことに新婦はリネットで結婚のお相手はサイモンなのです。
略奪婚が成立しています。

そして新婚旅行に出る2人の行く先々で、元婚約者のジャクリーンが、
嫌がらせを言ったり、付け回して、挙句は豪華客船の旅にまで、同行するのです。
そして起こるリネット殺害事件。
殺人はそれで終わらず、次々とエスカレートして行きます。

アガサ・クリスティの1937年作品「ナイルに死す」の映画化です。

「オリエント急行殺人事件」のリメイクのラストでポアロ(ケネス・ブラナー)が予告したように、この「ナイル殺人事件」のリメイクは、
来年12月に全米公開されるそうです。

監督とポアロ役はケネス・ブラナーが続投で、富豪令嬢役は、
ワンダーウーマンのガル・ガドットが演じるそうです。

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ナイル殺人事件

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♪ミステリー・ナーイル

投稿日

2007/03/22

レビュアー

よふかし

 公開のときはルパン対マモーと同時上映だったような気がしますが、魅力的な組み合わせでした。当時CMで盛んに流れていた♪ミステリー・ナーーイルという歌は、宣伝のみで映画には挿入されておらずがっかりしました。
 ニーノ・ロータの魅力的なテーマ、ジャック・カーディフによる美しいナイルの水面の映像から映画は始まります。何といってもキャストが豪華。ミア・ファロー、ジェーン・バーキン、ベティ・デイヴィス(あまり精彩はない)、マギー・スミス、オリヴィア・ハッセー、アンジェラ・ランズベリーの女優陣はみているだけで楽しいし、デヴィッド・ニーブンとジョージ・ケネディもとてもよいですね。ニーブンのかもし出す粋でユーモラスな雰囲気、ケネディの落ち着かないあわあわした感じは流石です。
 惜しいのは、大金持ちの嫌な女役ロイス・チャイルズが美貌はともかく、他の女優たちの前で力量不足に映ってしまうところ。また、ピーター・ユスティノフのポワロ。『オリエント急行殺人事件』のアルバート・フィニーには原作に近い嫌らしさがあって、それが作品の味になっているわけですが、ユスティノフはでっぷりとしていい感じの、普通のおじさん。あく抜きされた薄味のキャラは子どもにも好かれる安心感を与えてくれ、このシリーズが人気を博した原動力になったことは確かですが・・・。
『ナイル』は『オリエント』に比べると二段ばかり落ちますが、何といっても、エジプト・ロケが素晴らしいです。
 映画が始まって45分、最初の事件は遺跡の柱の上から金持ちの新婚カップルに向かって巨石が落っこちてくる、殺人未遂。同行の全員が順繰りにカメラ目線で金持ち女に憎しみの視線を投げる様など、演出はほとんどテレビドラマ並みの凡庸さですが、ピラミッドやスフィンクスなど遺跡の美しさ、風に舞う黄色い砂などを観ているだけでまあいいかと思ってしまいます。
 ミステリとしては意外な犯人ではなく、トリックものんびりしたもの。でも、終盤の連続殺人のあたりは案外ドキドキさせてくれます。次々とポワロが仮説(というほどでもないですが)を立てる、それは本格ミステリ好きにすると嬉しいのですが、実際に仮説を映像として再現するという方法は、分かりやすくも品がありません。また、ナイルをゆく客船内の場面はおそらくスタジオ撮影ですが、全体にのっぺりした陰影のない明るい照明で撮られており、コミカルに傾きすぎている気がしました。
 クリスティはトミーとタペンスものとかロマンチックな冒険モノとか、映画になりやすいと思う小説も沢山あるのに、映画として成功した例はあまりありません。監督ギラーミンについてはまた別に触れたいと思います55点。

憎しみ・嫉妬に狂うミア・ファローの表情はホラーそのもの!

投稿日

2011/10/23

レビュアー

伝衛門

ロイス・チャイルズ綺麗です!
その他の俳優さんの存在感に圧倒されていたようにも感じますが、
衣装も含め子供心にも憧れたものでした。
(親友の恋人を奪ってもお金持ちで綺麗な女性なら仕方ない。
相手もハンサムだし、ちょっと神経質そうなお友達よりお似合いでは?)

成人になってからも、ちょくちょく鑑賞していました。
名作と評される『オリエント』や体力勝負の『地中海』よりもです。

劇中の『犯人はねぇ』と言いかけた刹那起こった状況に初見時受けた衝撃は忘れられないようです。
エジプトを旅行したような気分にもなれる本作は、ポワロ役に違和感を感じようがお気に入りの作品の一つです。

「オレ流」のポアロなのだ

投稿日

2007/06/23

レビュアー

タクシードライバー

アガサ・クリスティは晩年の頃になるとポアロ物を書くのがかなり苦痛だったそうで、最後の方にはほとんどポアロが登場しない作品や、推理小説というより冒険スパイ小説風になっているものを書いてました。もっとも、ポアロ物は「意外な真犯人」を創ることに特化していて、本格推理小説としてはちょっと反則気味な作品も多かったですが。ま、そんなポアロをものの見事に演じたのが「オリエント急行殺人事件」のアルバート・フィニーで、おそらくこれを見たP・ユスティノフは同じことをやっても勝てないふんで、逆に「オレ流」のポアロを創り上げたんでしょうね。結果的にはユスティノフの当り役となりました。


本作はロケがまだ映画の大きな魅力の一つだった時代の象徴的な作品です。今の感覚では「だからって何なの?」という感じですが、そういう風に見てしまうと、この作品はまどろっこしいだけの退屈な映画で終わってしまいます。これ以降のポアロ物が凡打(というより併殺打に近い感じ)に終わっている中、「オリエント…」とよく対比されますが、映画的魅力という観点ではこちらに軍配が上がると思います。出演した俳優たちもこういうオーソドックスな作品に出るのが楽しいという表情で嬉々として演じていますが、最後にミア・ファローがユスティノフに見せる一瞬の切ない表情が全てをさらった感があります。
監督のジョン・ギラーミンは「エル・コンドル」(リー・バン・クリーフ主演の西部劇)みたいな凡作もありましたが、大作を仕切るのが得意で「タワーリング・インフェルノ」からこの作品までは間違いなくハリウッド切ってのヒット・メーカーでした。
DISCASさんの紹介ではロマン・ポランスキーとの共同監督のようになっていますが、他の資料ではギラーミンの単独監督のように書かれていることが多く、ポランスキーがどれだけ係わったいたかはよくわかりません。

最後に、ちょこっと売れた主題歌「ミステリー・ナイル」は日本ロードショー公開時のみエンドロールに挿入された限定ヴァージョンで、これは「マッドマックス」や「ビッグ・ウエンズデー」など当時結構流行っていた手法ですね。

エジプト観光も楽しめる

投稿日

2021/12/02

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kazupon

監督:ジョン・ギラーミン(1978年・英・140分・カラー)
原作:アガサ・クリスティ『ナイルに死す』

本作でエルキュール・ポワロに扮するのは、ピーター・ユスティノフです。
彼は、劇場映画3作とテレビ映画3作でポワロを演じていて、劇場版では本作の他に『地中海殺人事件(1982)』と『死海殺人事件(1988)』があります。
1年前に『地中海〜』を見ましたが、その時にも出演していたマギー・スミス、ジェーン・バーキンの顔がありました。
監督のお気に入りなのかなと思って調べてみたら、『地中海〜』はガイ・ハミルトン監督でした。

本作の事件における中心人物は3人です。
巨額の遺産相続人であるリネット・リッジウェイ(ロイス・チャイルズ)と、その友人ジャクリーン・ド・ベルフォール(ミア・ファロー)、そしてサイモン・ドイル(サイモン・マッコーキンデール)です。
物語冒頭ではジャクリーンがリネットを訪ね、自分の婚約者のサイモンが失業して生活が苦しいので何か仕事を貰えないか?と相談しました。
OKを貰い喜んでいるジャネットとサイモンの顔が映った後、シーンが変わって結婚したのは、リネットとサイモンでした。
新婚の二人は、エジプトに新婚旅行に旅立ちますが、行く先々でジャクリーンが現れ、嫌がらせをします。
事件が起きるのは、ナイル川下りの豪華客船の中です。
ジャネットが感情に任せて、サイモンを自分の小さな銃で撃ってしまったのです。弾はサイモンの膝の辺りに当たって血に染まり、ジャネットは取り乱します。
その翌日には、リネットがベッドで遺体となって発見されます。やはり小型の銃でこめかみを撃たれていました。
ジャネットはモルヒネを打たれて眠っていて、側にはバウァーズ(マギー・スミス)が一晩中付き添っていました。
サイモンは、ベスナー医師の部屋で治療を受けていて、怪我のせいで歩ける状態ではありませんでした。
ナイル川に浮かんでいる船の乗客に犯人が要る筈です。
そこでポワロとその友人ジョニー・レイス大佐が協力して犯人探しを始めます。
殺されたリネットには敵が多く、乗客の中にも動機のありそうな人物がかなりいました。
富豪のマリー・ヴァン・スカイラー(ベティ・デイヴィス)、作家のサロメ・オッターボーン(アンジェラ・ランズベリー)、弁護士のペニントン(ジョージ・ケネディ)、メイドのルイーズ(ジェーン・バーキン)、ベスナー医師等々。
船上では3つの事件が起き、2人の死者が出ます。
ポワロが最後に全員をサロンに集め、事件を解決します。
公開時、「結末は決して話さないでください」というキャッチコピーが流れたそうなので、レビューも此処までにします。
今回、観終わってふと思ったのは、ポワロは事件を解決に導き、最後には犯人を挙げるけれど、まるで「金田一耕助」のようです。
事件は起き、殺人が続きます。
ポワロは、金田一同様、狂言回しなのだと思いました。
   *   *   *   *   *   *  
あの可愛かったアンジェラ・ランズベリーが、酒浸りの作家役で驚きました。
ベティ・デイヴィスの役も相変わらずの厚化粧でした。顔だちが派手なので印象に残ります。
オリヴィア・ハッセーが作家の娘役ですが、地味で精彩を欠いていました。残念でした。
劇中のピラミッドは、ギーザの三大ピラミッドでしょうか。本作公開当時には結構崩れていたので、現在はどの程度なのか心配になりました。
ルクソール神殿の巨大石柱、アブ・シンベル神殿の4体のラムセス2世像も登場し、エジプト観光に誘われます。
ピラミッド、スフィンクス、一度はこの目で見てみたいです。

ミステリーの女王アガサ・クリスティ

投稿日

2018/12/01

レビュアー

カマンベール

1978年作品。
名探偵ポアロは「死海殺人事件」と同じく、ピーター・ユスティノフが
演じています。

とても面白かったです。
不覚にも犯人に気付きませんでした。
そしてその大胆な犯行と次々と起こる殺人及び死人の山に驚きました。

配役の豪華さとエジプト観光の楽しさは抜群。
ピラミッドの頂上に主役の3人が登るシーンは本物なのでしょうか?
足が震えました。

ジャクリーン(ミア・ファロー)が親友でお金持ち令嬢のリネット(ロイス・チャイルド)に婚約者サイモンの就職を頼んだシーンから、
クレジットを挟んで、結婚式のシーンに変わっています。

驚いたことに新婦はリネットで結婚のお相手はサイモンなのです。
略奪婚が成立しています。

そして新婚旅行に出る2人の行く先々で、元婚約者のジャクリーンが、
嫌がらせを言ったり、付け回して、挙句は豪華客船の旅にまで、同行するのです。
そして起こるリネット殺害事件。
殺人はそれで終わらず、次々とエスカレートして行きます。

アガサ・クリスティの1937年作品「ナイルに死す」の映画化です。

「オリエント急行殺人事件」のリメイクのラストでポアロ(ケネス・ブラナー)が予告したように、この「ナイル殺人事件」のリメイクは、
来年12月に全米公開されるそうです。

監督とポアロ役はケネス・ブラナーが続投で、富豪令嬢役は、
ワンダーウーマンのガル・ガドットが演じるそうです。

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