大怪獣ガメラ

昭和４０年の作品なのにモノクロ映画。逆にこの方が迫力がでていたように思えます。東宝はすでにこの年カラーの「怪獣大戦争」を公開していました。ガメラ誕生もやはり原水爆。子供の味方。といったその後のガメラシリーズのエッセンスも出てきます。特撮は大映として初めての怪獣映画にしてはしっかり出来ていてそれなりに評価できます。ただし東京タワーのシーンはいけません。どうぞご覧になって評価してみてください。特撮の歴史的にみても興味深い作品です。

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先日TVでガメラ最新作をやっていたのを見て、
最新作を見たなら初作品も見なきゃな〜〜、
と思って借りた本作品。

古いのは当然分かってたし、モノクロなのも知ってたんだけれども…。
あ、、、あまりの想像を超えたすごさに、見終わった後放心状態！

しょっぱなの「発泡スチロール北極」と「ピアノ線付きプラモデル戦闘機」でのけぞり、
ガメラのお口からがっつり見えてる「火炎放射器のノズル」でさらに画面に釘付け。

技術的な事は仕方ない。
だって1965年。私の生れるうん年も前。
映倫の数字が2桁！だよ。しか過日実亡くなった船越英二氏が主役だし！
ストーリーの方も、初ガメラお目見えだしどんなかと期待しつつ見ていけば、
ガメラを悪者怪獣にしたいのかどうしたいのか超曖昧。
当のガメラも自分で殺しそうになってる子供を何故か助けて、
現在に至る「子供の味方ガメラ」の地盤を作ってたりはしてます。
が、やはり詰めが甘い。

んでもそんなこんなを引っくっるめて、良いのです。

小学4年生の甥っ子と一緒に見ていたのだが、
「ナニコレおもしろ〜〜い！」と大ウケ！！
今時の子供が感じた面白さと私たち大人の感じる面白さは全く違う物だろうけれども、
最後まで見入ってしまうのは同じです。

ガメラの中に入っているであろう人が
「ぎゃおおーーーっ」と叫び腕を振りつつ、
ジオラマ東京を踏み潰していく爽快感と共に感じる
なんともいえないあの物悲しさ。
もうもう思わず画面に引き込まれてしまうのです。

平成版ガメラから見始めた人は、このルーツ作品を見なければ
ガメラは語れないっ！と思いました。
なんてったって「S.O.S 巨大ナ亀　現ワル　全長約60米」ですもの。
私自身も昭和ガメラは見たことがなかったけど、今作品ではまりました。
今作品を皮切りに、昭和ガメラ→平成ガメラを制覇しようと思いました。

怪獣映画、万歳！
大映、万歳！！
この作品、レンタルして見ても損は無いと思いますです。

ガメラとかゴジラって単なる破壊者だと思ってたけど
亀好きな少年を助けるシーンにびっくりしてしまった。

世界で発見された空飛ぶガメラの写真が印象的。
様々な特撮が素晴らしい作品。
なんだか楽しかった。

特典が面白く、石炭だけを貯めるお腹の中の袋があると
いうのも、なんだかそういう時代だったんだなあと思った。

撃墜された戦闘機が原爆を積んでいたまではいい。が、撃墜されたら原爆も爆発するっていう設定はあり得ない。原爆と普通の爆弾は点火のプロセスが全然ちがうということがわかっていなかったのだろう。
ゴジラに対抗してストーリーに工夫をこらしているのはわかるが、あまりにも幼稚で話にならない。着ぐるみもオモチャ丸だしで観るにたえない。とくに下アゴの動きがおかしい。筋肉や骨の動きがない。また、火を食べて火を吹くガメラの消化器官がどういう仕組みなのかもわからないし、手足を引っ込めた穴から火を吹く仕組みもわからないし、火を吹けば推進力がでるというのもおかしい。ロケットが火を吹いて飛ぶのは、火を吹いてるから飛ぶわけではない。大量のガスを細いノズルから噴射することで推進力が得られるのであり、火が出るのは噴射の結果であって目的ではない。

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　北極にかつてあったアトランティス大陸の調査中に原爆によって大怪獣ガメラが甦って大暴れする話。
　
　1965年の時代性なのか結構のんびりしている映画ですが、エスキモーの伝承にあるガメラが復活して破壊をするけど少年を救い、少年はガメラは悪くはないと大人たちに話すけど、当然理解されず。ガメラは火器兵器が通じない。ここで簡単に「米軍に核ミサイルを要請しろ」と日本国内で核攻撃をやっちゃおうとするのに驚きました。
　火器が通じないので、自衛隊が極秘裏に開発していた冷凍兵器で攻撃しようとする。10分しか冷凍できない兵器。ガメラをひっくり返して「亀は自ら起き上がれない。後は餓死を待つだけだ」と作戦は成功したかに見えたと思いきや……。な意外性な展開は面白かったです。

　そもそも何でガメラは東京を襲ってくるのかとかわからなかったです。最初は発電所とかを襲ってエネルギーを補給するためと言っていながら、東京へやってきの大暴れ。突如出てくるZ計画なる作戦も登場がいきなりすぎです。
　火事を起こしたと思ったら台風で火が消えてしまい、ダメだと思いきや火山が噴火して上手くいくという。
　子どもがやたらと前面に出てくるのもいただけなかったですが、展開はご都合主義だし深みみたいなものはないけれど、東京を破壊するガメラの特撮なんかは迫力あって面白かったです。