００７／ダイヤモンドは永遠に

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007/全作マラソン・レビュー、第7作目。前作のGeorge Lazenbyに精彩が無いのは衆目の一致する所。しかし降板の原因は不評だったからと言う前に、ギャラアップを要求するなど前作の製作中から規定路線だったようだ。まあ続投して見栄えが良くなるとも思えず妥当な選択だろう。と言う事でSean Conneryが復帰した訳だが、誰も大きな声で言わないが本作は作品のランクからして下位なのは間違いない。その最大の理由は、勇気を持って言わせて貰えばSean Conneryの激太りだろう。これでスパイとはおこがましいと思わなかったのか、それにしても何となく「やっつけ仕事」でシリーズの晩節を汚した感は拭えない。聞けば高額のギャラで出演を承諾したらしいが、「次の人」と比較してもせめて体型維持だけは留意してほしかった。渋々出演したのはファンとしては理解出来るが、うーん・・・。物語はタイトル通りのハデさで、ラスベガス・ロケでは大富豪のハワード・ヒューズが製作に全面協力しており、劇中に登場するウィラード・ホワイトことJimmy Deanの怪演が数少ない見所と言える。肝心のカーチェイス・シーンも今一つで、ボンド・ガールのJill St. Johnなんて誰が連れて来たの？と聞きたくなるほど酷い。更に視覚効果が、あの名匠Albert Whitlockなんていうのもシンジラレナァーイ！。前作を酷評する人は枚挙に暇が無いが本作も正直、どうかなぁーと思う。次のSean Conneryのボンドは番外編として「ネバーセイ・ネバーアゲイン 」で12年後、流石に本作で悪いと思ったのか、素晴らしいシェイプ・アップで年齢を感じさせないアクションを(表面的には)魅せてくれたのは嬉しかった。ここで本シリーズは一つの曲がり角を越えたと言える、そして次作はSean Conneryよりも更に年上の「あの人」がいよいよ登場！。

主題歌はシリーズ二度目のShirley Bassey、歌だけ記憶にある方も多いかも？。

前作「女王陛下の００７」でボンド役を演じたジョージ・レーゼンビーが役を降りてしまった事と興行成績が良くなかった事で製作サイドは苦悩する。そしてラスベガスが舞台と言う事もありボンド役をアメリカ人の俳優に決め撮影に入っていた。ところが映画会社からショーン・コネリーを復活させよと命令があり、脚本も彼のために書き直され、それまでの「ゴールドフィンガー」や「サンダーボール作戦」と同じ路線で制作される事が決まったいわく付きの作品。ショーン・コネリーは膨大なギャラを要求したらしい（笑）。彼は「００７は二度死ぬ」以来の再登場である。やっぱりボンドは彼でないといけない（笑）。彼以外のジェームズ・ボンドなどあり得ない・・・最近はピアース・ブロスナンも好きなのだが（＾＾ゞ。

Ｓ・コネリーが復帰と聞いて期待していたのだが、期待はずれに終わってしまったと言わざるを得ない内容には失望した。オープニングでブロフェルドが殺されてしまった事で後のストーリー展開が読めてしまったのである。それから、ブロフェルドたちが一体何をたくらんでいるのかが残り３０分程までわからないのがとても作品をつまらなくしているように私には思えて仕方がなかった。二人の殺し屋も一体誰の配下なのか良くわからなかったし、あの手この手でボンドを殺そうとするのだがとてもちゃちい方法で簡単に危機を脱する事が出来るような殺し方なので茶番と言うしか他になかった。製作サイドが抱えていた前作の不評に対する焦りがそのまま作品に現れたような感じだった。

今作品にはいつものミスターＱやマニーペニーも登場するが、Ｑの秘密兵器がほとんどなかったのも作品をつまらないものした原因のひとつであろう。００７シリーズの楽しみはボンドの華麗なアクションと綺麗な女性とＱの秘密兵器でしょう（笑）。その大事なひとつが欠けたのだからつまらなくなるのもしようがないのかもしれない。Ｓ・コネリーが主演の００７シリーズの中で一番地味な作品と言えるだろう。監督はあの「ゴールドフィンガー」の監督であるが脚本が悪かったとしか思えない作品である。

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前作で二代目ジェームスボンドのジョージ・レイゼンビー登場であったが、
なんと次回作である本作はまたまたショーン・コネリーだったんですね。
驚きと嬉しさで最初からテンション高く観てました。
が、作品的にも武器やその他もろもろにしてもいまいちの出来でしたね。
全体的にはそれなりに面白いんだけど、インパクトがない。
ショーン・コネリーも一度終ってるわけだし、テンションが低いのかどうも
精彩を欠いている。体型的にもちょっと「？」で007シリーズのつなぎ作品
になってしまってる。

が、ショーーン・コネリーの007もこれで終りかと思うとちょっと寂しい。
前々作に続く二度目の寂しさです

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やはりショーンコネリーの００７はいいな。
格闘技はめちゃくちゃ下手なんですがねｗ

話は南アフリカから労働者が盗んでくるダイヤモンドが
宇宙兵器に使われるといった、００７ではありがちなストーリー。最終的な基地も石油発掘基地。
これも良くあるパターンだ。


今回驚いたのは、他でもない。

今までテレビで見てきた００７の中で、

これ程カットがあったモノは無かろうと言うことが分かったことである。

多分３０分はカットされていたモノが、テレビで上映されていたのだ。

特別版なので特典映像が嬉しい。当時のStaffのコメントが
まだハリウッド資本を受け入れてない頃を伺わせてくれる。


昔を思い出させてくれるのはラスベガスの風景です。

犯人(実際は幽閉されていて犯人ではないのですが）ホワイトが一歩も外に出ないラスベガスの「ホワイトハウス」というホテルも今のベラージオを思い出させてくれます。

ストリップ通りもまだまだ砂漠で、ああ、ラスベガスはネバダ州の砂漠にあるんだと・・・。

いつもながらそれ程際どくないベッドシーンがありますが、
家族で見ても平気です。

７５点
００７を全部見よう計画遂行中ですｗ

ショーン・コネリーが、ドヤ顔の復活！　第７作♪

あらら・・・
冒頭のシークエンスで、いつもスルっと魅せられるのに
今回は、全く、ワクワクしないぞっ！
あの、ブロフェルドが
宿敵、ブロフェルドが
あんなこと、こんなことになるというのに！

今まで何度か感じたことがあるのですが
このシリーズの欠点は、アクション描写がコミカル過ぎると
ドリフに見えるってことなんですよねｗｗｗ
冒頭のアレは、まさにソレです（爆）

まあ、それが、後に重要な伏線になって
実はこうでした、ババーーン！！みたいな演出に繋がるんですが
どうなることかと心配した導入部分

そこだけ見れば、明らかにショーンはギャラ泥棒なんですけどｗ

そこからの巻き返しが、楽しかったですね〜♪
月面車での逃走は、敵がものの見事に、自爆＆オウンゴールのオンパレードで
お茶目度満開祭り☆ｗ
ただ、その後のラスベガスでのカーチェイスはビックリするくらいの完成度で
なかなかの迫力（いつもながら長いｗ）

盗まれたダイヤの在り処を捜査せよ！っていう
M曰く地味なはずの捜査
それが、いつのまにかド派手な事にｗ
思うに
００７ことジェームズ・ボンドを、ここまで活躍させ
ここまで女性といい目に合わせ
ここまで男の渋さ満開にさせるのは
ブロフェルドの存在なんですわ！

このオッサン（←失礼ｗ）の考える悪事は、あらゆるものの範疇を越えている！
はみ出過ぎ！
もう、狂ってる！
ダイヤモンドを、まさかソコに使うとは
誰が予想できるでしょうか
研究所のシーンで、バックに映ってたのに
全く予想できなかった自分・・・トホホｗ

世界をカオスのどん底に突き落とすために、そこまで全精力をささげるブロフェルドに敬意♪

しかも、ペントハウスとか別荘は、その内装がなかなかの洗練されたモダンスタイルで、イイ！！

こんなインパクトを残す悪役、知りませんっ！
天才です♪

約１０年に及んで、初代ボンドを勤めたショーン・コネリー
毛深い肉体と
優しい眼差しと
女性の裸体で一杯の頭と
時折見せる、キレキレアクションに
酔いしれました

お疲れ様でした！

シェリー酒からの、ラストのワイン云々には、やられました

あっぱれです♪