ＴＨＥ　ＤＥＥＰ

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『ジョーズ』！『ビースト』！『海棲獣』！　一連のＰ・ベンチリー作品の中では、唯一真っ当な海洋サスペンス。残念ながら、巨大海獣は出てきません。

『ジョーズ』が奇跡的に素晴らしい映像化を果たしたのに比して本作は、けれん味無しです。ＣＭで有名になったウツボ引き込みのシーン（映画館で観た時は怖かった…）と、サメの大群がのたうつシーンくらい。　原作の差もあるでしょうが、ただ前作のスピルバーグの才能を際立たせるだけの結果となったようです。Ｐ・イエーツはいい監督ですが、少し向いてなかったかなぁ…。

文字通り息詰まるはずの水中アクションシーンも、水がキレイ過ぎてセットっぽく。セリフが「ガボガボ…」ばかりで（当たり前か）、なんだか一緒に溺れてる感じになりました。ジョン・バリーにしては、ぼやけた出来の音楽もいただけません。

当時は結構ドキドキしたもんですが…。まあ『ビースト』よりは数段いいし、J・ビセットの白Ｔが色っぽかったから、ヨシとしましょうか。

私のエロ映画データベースでは、女優ボインでなく作品ポイントで、ベスト28位に位置している作品です。

ジャッキー。
Ｊ・ビセットが輝いていた時代は、ありました。

「ブリット」という映画で注目しました。スティーブ・マックウィーンとの共演。1968年。
「アメリカの夜」という、Ｆ・トリュフではなくトリュフォーという嫌な監督の作品で、
彼女は光った。

でも、この映画では、彼女はうつくしく撮られている。
（その訳は、分かる……）

映画少年、映画青年にとって、好きな女優がもっとも「うつくしい」映像でスクリーンに現れたとき、その女優の日常そのものは、監督に奪われているのだ。

小山明子さんの本が出ると思いますが、監督に奪われた女優も、たいへんなことだったのでしょう。
大島渚さんは、左翼ではなく、本当の戦後の知識人であった。常識人であった。
彼の周りの、社会常識が、裏切ることをした。
裏切られれば、反攻せねばならない。ということを考えてきた。

ぼくは、ルイ・マルが好きで、ゴダール、トリュフは好きではない。
大島渚より、吉田喜重が好きなのです。

（また、脱線してしまった……）

この映画は、たいした映画ではないです。

一時代（５年間くらい）を、絶頂に輝き続けた、女優の乳首コレクションのための映画です。

うつぼと，鮫はいつも怖い。

悪人が，いつも現れて，はらはらする。

最後は,善人の勝ちなので，やれやれだ。

原作を映画化するほどの内容でも無く・・・

海に眠る、沈没船の財宝…
そして、巨大◯◯◯……

お宝めぐる人間争いに、
ちょっとだけ海の巨大生物も加わって…みたいな…

どうでもいい人達の、どうでもいい展開…（￣▽￣;）

う〜ん…
しょーもなかったデス。