プロムナイト

”悲鳴の女王”ことジェイミーリーカーティスに「裸の〜」のニールセン競演が見どころの学園スラッシャー。
２００８年にリメイク版が公開される程の人気？があったらしい・・・。
ちなみにリメイク版は未見です。

某スラッシャー映画と間違って借りたものの、懐かしさの余り最後まで観ましたが、やっぱり微妙なホラーですね。
３０年前の作品なんで恐怖の仕掛けが古すぎる点を差し引いても、冒頭のエピソードで犯人をモロに暗示し過ぎる演出から、延々と惨劇シーンを封印したまま焦らしまくる展開に退屈過ぎて意識が遠のきました・・。
焦らした挙句に何とも不完全な凶行シーンを見せられてテンションは下がり続け、ラストも・・・・。
確かに昨今流行の不条理さは無く犯行動機も明快なんですが、全てが地味で見せ場無しの展開がつまらない元凶なんだと思います。
個人的には本作の面白さを発見できなかったんですが、本作後続編が作り続けられていくんですよね、不思議な話ですが^^;

本作だけで判断するならリメイク版は観なくて良い結論に益々傾きました。

いやぁー。なつかしいです。この頃って、こういう映画はやりましたよね。あまり自慢にならないかと思いますが、実家の押入れに、この作品のチラシあります。たぶん。サンゲリアやフェノミナのパンフレットもまだありました。プレミアつくかな？。でも、こんなに続編が制作されていたとはねー。驚きです。どんなに時を経てもアメリカンホラーって、原点から進化しないんですネ。映像が古いか新しいかの違いだけで、シナリオは、ほとんど似たような感じが．．．．でもいいんです。これはこれで。続編は、どうなんでしょう？楽しみです。

　『１３日の金曜日』や『ハロウィン』などと同じ路線で、当時スクリーミング・クィーンとして名を馳せたジェイミー・リー・カーチスの主演作。
　例によって、殺人鬼がティーンエイジャーたちを殺してまわる映画なのですが、本作においてはこの殺人鬼の存在に理不尽さというのか、わけのわからなさが絶対的に不足しています。いちおう、ターゲットに妙な電話を掛けたり、黒マスクをかぶっていたり、ちょうどカップルで乳繰り合っているところに現れたり、それらしい定番の動きはするのですが、そもそもオープニングのエピソードで正体はだいたい目星ついてしまうし、ラストもあれではねえ・・・。
　作り手が何を狙っていたのかはよくわかりませんが、こういう映画はある意味とことん開き直って作ってもらわないと。観ている方はものすごい消化不良を起こしてしまいます。
　というわけで、正直ちっとも面白いと思えなかったのですが、それでも本作、パート４まで作られてるんですよね。不思議や。と言いつつ、パート２のキャストの中にマイケル・アイアンサイドの名前を見つけてしまって、なぜか無性に観たくなってる今日この頃なのでした。

DISCASイントロに記されている
”年に１度の卒業パーティーの夜、謎の殺人鬼によって学園内は血に染まる。果たして犯人は誰なのか？”

”謎の殺人鬼”に”謎”を感じる方はおられないのでは？

その”謎の殺人鬼”ですが、なかなか”学園内を血に染め”てくれません。
なぜなら”謎の殺人鬼”ですから、ターゲット一人一人に電話で警告をする律義さがあったり、
電話に出てくれるまで待ち続ける辛抱強さを持ち合わせていたり、
にも関わらず誰一人としてその警告を真に受け取ってもらえないという切なさもあり、
なんとも人間臭い…

ターゲットにいとも簡単に反撃されてしまったり、
殺しに夢中になり過ぎてうっかり高圧線に触れてしまい気絶してしまったり
なんとももどかしい…

『ハロウィン』で脚光を浴びたジェイミー・リー・カーティスさんを主演に据えながら、
絶叫させない謎演出、ヒロインが全く襲われないという斬新な演出、
反面教師として参考になる事例の宝庫なのではないかと。

よくもまぁ、シリーズ第4弾＆リメイク版まで製作されたことだと…

4月になってから新作が借り難いこともあり、復習目的で観てみました。

「今となっては古臭い画面」「結構遅めの展開」
「人間関係の若干の判りづらさ（誰が誰に成長したんだか・・・）」
「たいしたスプラッタなし」
「ブツぎれ感のあるエンディング」
といった欠点もありますので、
華やかなりしころのアメリカを懐かしむような場合用でしょうか？