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1947年にブロードウェイで大ヒットとなり、ピューリッツァ賞を受賞したテネシー・ウィリアムズ原作の舞台劇を巨匠エリア・カザンが映画化。アメリカ南部の農園で暮らすブランチ。彼女は酒びたりで身を持ち崩していた。ブランチは、ニューオリンズに住む妹ステラの家を訪ねる。上品にふるまうブランチは妹の夫に気に入られ、やがて恋仲になるが……。劇場公開の際にカットされたシーンを復元した完全版。
製作年: |
1951年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
A STREETCAR NAMED DESIRE/A STREETCAR NAM |
監督: |
エリア・カザン |
---|---|
製作: |
チャールズ・K・フェルドマン |
出演: |
ヴィヴィアン・リー 、 マーロン・ブランド 、 キム・ハンター 、 カール・マルデン 、 ルディ・ボンド 、 ショーン・コネリー 、 ローレンス・フィッシュバーン 、 ケイト・キャプショー |
脚本: |
テネシー・ウィリアムズ 、 テネシー・ウィリアムズ |
原作: |
テネシー・ウィリアムズ 、 テネシー・ウィリアムズ |
撮影: |
ハリー・ストラドリング 、 ハリー・ストラドリング |
音楽: |
アレックス・ノース 、 アレックス・ノース |
1947年にブロードウェイで大ヒットとなり、ピューリッツァ賞を受賞したテネシー・ウィリアムズ原作の舞台劇を巨匠エリア・カザンが映画化。アメリカ南部の農園で暮らすブランチ。彼女は酒びたりで身を持ち崩していた。ブランチは、ニューオリンズに住む妹ステラの家を訪ねる。上品にふるまうブランチは妹の夫に気に入られ、やがて恋仲になるが……。劇場公開の際にカットされたシーンを復元した完全版。
製作年: |
1951年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
A STREETCAR NAMED DESIRE/A STREETCAR NAM |
監督: |
エリア・カザン |
---|---|
製作: |
チャールズ・K・フェルドマン |
出演: |
ヴィヴィアン・リー 、 マーロン・ブランド 、 キム・ハンター 、 カール・マルデン 、 ルディ・ボンド 、 ショーン・コネリー 、 ローレンス・フィッシュバーン 、 ケイト・キャプショー |
脚本: |
テネシー・ウィリアムズ 、 テネシー・ウィリアムズ |
---|---|
原作: |
テネシー・ウィリアムズ 、 テネシー・ウィリアムズ |
撮影: |
ハリー・ストラドリング 、 ハリー・ストラドリング |
音楽: |
アレックス・ノース 、 アレックス・ノース |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
125分 | 日本語・英語 | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR00855 | 2002年10月31日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
125分
字幕:
日本語・英語
音声:
レイティング:
記番:
DLR00855
レンタル開始日:
2002年10月31日
在庫枚数
10枚
1位登録者:
1人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
125分 | 日本語・英語 | |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DLR00855 | 2002年10月31日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
10枚 | 1人 | 0人 |
収録時間:
125分
字幕:
日本語・英語
音声:
レイティング:
記番:
DLR00855
レンタル開始日:
2002年10月31日
在庫枚数
10枚
1位登録者:
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文学発生的な作品特有の度量の広さ 懐の深さ。
いかようにでも解釈を与える。
二度の大戦を経て超大国になった米国。
ファシズムを打倒しながらも尚、自ら新帝国主義へ傾斜していく流れを汲めば
ブランチというマッドネスな象徴に国家の照り返しを見ることも出来る。
地主階級の没落(ブランチ)と労働者階級の勃興(スタンリー)
すなわちそれぞれが国家のメタファーと今まで捉えていたが
目から鱗が落ちるような当DVDの解説が面白い。
ブランチがスタンリーにレイプされるシーンを映倫(ヘイズオフィス)により
全部カットされた時、エリア・カザンはこう哀訴したという。
「‘優美で傷つき易く微妙なものが、残忍で野獣的な現代社会の暴力に犯される’
というドラマの核心部分であり、ここをカットされるとドラマ全体の意味が失われてしまう」と。
現代社会の暴力を正しく当時の赤狩りに代表される国家的勢力だとすれば
傷つき易いものとは、その犠牲者たち。
絶えず儚く消えかかる存在を何とかして捉えようとする
テネシー・ウィリアムズの作品の目標とも符合する。
国家に忠誠を誓い転向したカザンが、仮にすり替えの論理で主張したとして
アカデミー賞において12部門もノミネートされた事実にチョットひきつってしまう。
にも拘わらず作品・監督・脚本の各賞は受賞に至らず。
ともあれ、演技陣による舞台仕込みの迫真の演技合戦といい
(殊にヴィヴィアン・リーは入神的でさえある)
圧倒的な力のある作品であり、それは何年経っても褪せない。
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ものすごく乱暴な表現をすれば、ブランチという女性は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の和合澄伽の曾祖母といったところです。(どちらの映画ももとは演劇だし。まあヴィヴィアン・リーと佐藤江梨子ではえらい違いだが)自意識が過剰で自己愛が強く何よりも自分の現実の姿に向き合えないで苦しみもがいている。こういう自分の虚像と実像のあいだで引き裂かれる人間像が、50年以上を経ても演劇や映画のヒロインとして繰り返し描かれるということ、このことは演劇(映画)の本質を示しているようで興味深いものがあります。虚と実のあわいで真実をきらめかせるのが、演技であり演劇であり映画でもあると思われるから。
それはともあれ、コメディ仕立てで最後は何とか立ち直れそうな澄伽に対してブランチには徹底した悲劇と破滅が待っています。汽車を降りての登場シーンからいまにも毀れそうな不安と不穏の気配がいっばい、見開いた目にはかすかに狂気の兆しすら。猥雑な下町にある妹ステラの家に転がり込んでの5ヶ月でブランチの自我は完全に崩壊していきます。ブランチの実像を暴き見せつけ彼女を狂気に追い込むのがステラの夫、スタンレー(マーロン・ブランド)。粗野だが逞しい肉体に生命力をあふれさせている男。繊細と野蛮、脆さと強さ、儚い美と剥き出しの力、夢と現実、過去と未来、そして生と死。ブランチとスタンレーに託して相反する観念が激しく対立するさまは息詰まるものがあります。T・ウィリアムズがどちらの肩を持ったのか、諸説ありますがブランチに「滅びの美」を見て深く愛惜しているのは確かだと思います。
動きの少ないまるで舞台劇を見ているような映画ですが、光と影の強いコントラストは印象的でした。ヴィヴィアン・リーの額のしわや目の隈まで浮かび上がらせる非情な?ライティング。最後の30分、結婚を望んだミッチ(カール・マルデン)と、さらにステラを産院に送って帰宅したスタンレーと激しく争うヴィヴィアン・リーの演技は「鬼気迫る」と評されますが、明暗の巧みな配置も緊張感を高めているように思われます。もう一つ重要な小道具が「鏡」です。ステラの住まいの壁にかかる楕円形の鏡に時々カメラが向けられ、そこには羽衣のような薄物の衣装をまとった夢見るように儚げな貴婦人ブランチが映っています。故郷の町で噂されているような安ホテルで夜ごと違う男と過ごす色情狂とは全く違う姿。鏡に映る姿は自分がこうでありたいと願う虚像なのです。彼女の虚言癖も「真実そのまま言ったりなんかしません。真実でなきゃならないことを言うんです」とのポリシーゆえです。
スタンレーに手籠めにされるクライマックス、その鏡が割れて砕け散ります。虚像が砕け散って惨めな自己が裸にされた瞬間でしょう。その後ブランチにはもう正気を保つ力はありませんでした。若い頃原作を読んだ時にはブランチがなぜここまで毀れてしまったのか、よくわかりませんでした。熱愛した夫が同性愛者で妻と男の恋人との板挟みで自殺してしまったトラウマに加えて、ベル・リーヴの屋敷でたった一人で次々に老い病み死んでいった両親や従姉や親類を看取ってきた体験がどれほど繊細な神経を痛めつけたことか、ようやく想像できるに至りました。葬式は静かだが死は阿鼻叫喚なのだ。死に臨んだ人の苦痛を見守るのは辛かったと思う。「血まみれの枕覆い」などという台詞も生々しい。映画を再見して一層の感情移入をブランチにしてしまいました。だから、「汚れた女はおふくろのいる家には入れない」なとど言いつつ、ブランチの肉体だけものにしようとする偽善者ミッチには怒り心頭です。
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ユーザーレビュー:44件
投稿日
2008/08/13
レビュアー
コリンスキー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
文学発生的な作品特有の度量の広さ 懐の深さ。
いかようにでも解釈を与える。
二度の大戦を経て超大国になった米国。
ファシズムを打倒しながらも尚、自ら新帝国主義へ傾斜していく流れを汲めば
ブランチというマッドネスな象徴に国家の照り返しを見ることも出来る。
地主階級の没落(ブランチ)と労働者階級の勃興(スタンリー)
すなわちそれぞれが国家のメタファーと今まで捉えていたが
目から鱗が落ちるような当DVDの解説が面白い。
ブランチがスタンリーにレイプされるシーンを映倫(ヘイズオフィス)により
全部カットされた時、エリア・カザンはこう哀訴したという。
「‘優美で傷つき易く微妙なものが、残忍で野獣的な現代社会の暴力に犯される’
というドラマの核心部分であり、ここをカットされるとドラマ全体の意味が失われてしまう」と。
現代社会の暴力を正しく当時の赤狩りに代表される国家的勢力だとすれば
傷つき易いものとは、その犠牲者たち。
絶えず儚く消えかかる存在を何とかして捉えようとする
テネシー・ウィリアムズの作品の目標とも符合する。
国家に忠誠を誓い転向したカザンが、仮にすり替えの論理で主張したとして
アカデミー賞において12部門もノミネートされた事実にチョットひきつってしまう。
にも拘わらず作品・監督・脚本の各賞は受賞に至らず。
ともあれ、演技陣による舞台仕込みの迫真の演技合戦といい
(殊にヴィヴィアン・リーは入神的でさえある)
圧倒的な力のある作品であり、それは何年経っても褪せない。
投稿日
2008/07/26
レビュアー
港のマリー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ものすごく乱暴な表現をすれば、ブランチという女性は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の和合澄伽の曾祖母といったところです。(どちらの映画ももとは演劇だし。まあヴィヴィアン・リーと佐藤江梨子ではえらい違いだが)自意識が過剰で自己愛が強く何よりも自分の現実の姿に向き合えないで苦しみもがいている。こういう自分の虚像と実像のあいだで引き裂かれる人間像が、50年以上を経ても演劇や映画のヒロインとして繰り返し描かれるということ、このことは演劇(映画)の本質を示しているようで興味深いものがあります。虚と実のあわいで真実をきらめかせるのが、演技であり演劇であり映画でもあると思われるから。
それはともあれ、コメディ仕立てで最後は何とか立ち直れそうな澄伽に対してブランチには徹底した悲劇と破滅が待っています。汽車を降りての登場シーンからいまにも毀れそうな不安と不穏の気配がいっばい、見開いた目にはかすかに狂気の兆しすら。猥雑な下町にある妹ステラの家に転がり込んでの5ヶ月でブランチの自我は完全に崩壊していきます。ブランチの実像を暴き見せつけ彼女を狂気に追い込むのがステラの夫、スタンレー(マーロン・ブランド)。粗野だが逞しい肉体に生命力をあふれさせている男。繊細と野蛮、脆さと強さ、儚い美と剥き出しの力、夢と現実、過去と未来、そして生と死。ブランチとスタンレーに託して相反する観念が激しく対立するさまは息詰まるものがあります。T・ウィリアムズがどちらの肩を持ったのか、諸説ありますがブランチに「滅びの美」を見て深く愛惜しているのは確かだと思います。
動きの少ないまるで舞台劇を見ているような映画ですが、光と影の強いコントラストは印象的でした。ヴィヴィアン・リーの額のしわや目の隈まで浮かび上がらせる非情な?ライティング。最後の30分、結婚を望んだミッチ(カール・マルデン)と、さらにステラを産院に送って帰宅したスタンレーと激しく争うヴィヴィアン・リーの演技は「鬼気迫る」と評されますが、明暗の巧みな配置も緊張感を高めているように思われます。もう一つ重要な小道具が「鏡」です。ステラの住まいの壁にかかる楕円形の鏡に時々カメラが向けられ、そこには羽衣のような薄物の衣装をまとった夢見るように儚げな貴婦人ブランチが映っています。故郷の町で噂されているような安ホテルで夜ごと違う男と過ごす色情狂とは全く違う姿。鏡に映る姿は自分がこうでありたいと願う虚像なのです。彼女の虚言癖も「真実そのまま言ったりなんかしません。真実でなきゃならないことを言うんです」とのポリシーゆえです。
スタンレーに手籠めにされるクライマックス、その鏡が割れて砕け散ります。虚像が砕け散って惨めな自己が裸にされた瞬間でしょう。その後ブランチにはもう正気を保つ力はありませんでした。若い頃原作を読んだ時にはブランチがなぜここまで毀れてしまったのか、よくわかりませんでした。熱愛した夫が同性愛者で妻と男の恋人との板挟みで自殺してしまったトラウマに加えて、ベル・リーヴの屋敷でたった一人で次々に老い病み死んでいった両親や従姉や親類を看取ってきた体験がどれほど繊細な神経を痛めつけたことか、ようやく想像できるに至りました。葬式は静かだが死は阿鼻叫喚なのだ。死に臨んだ人の苦痛を見守るのは辛かったと思う。「血まみれの枕覆い」などという台詞も生々しい。映画を再見して一層の感情移入をブランチにしてしまいました。だから、「汚れた女はおふくろのいる家には入れない」なとど言いつつ、ブランチの肉体だけものにしようとする偽善者ミッチには怒り心頭です。
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