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明治後期の東京を舞台に、親友の妻への愛に悩む主人公の姿を描いた夏目漱石の同名小説を、森田芳光監督が映画化。明治後期の東京。裕福な家庭に育った長井大助は30歳になっても定職を持たず、読書や思索にふける気ままな毎日を送る。そんなある日、親友の平岡が会社を辞め、妻・三千代とともに3年ぶりに東京へ帰ってきた。大助はかつて三千代に恋心を抱いていたものの、同じく三千代に惹かれる平岡のために自ら身を引いたのだった。数年の間に3人の心は微妙な変化を見せていた……。
明治後期の東京を舞台に、親友の妻への愛に悩む主人公の姿を描いた夏目漱石の同名小説を、森田芳光監督が映画化。明治後期の東京。裕福な家庭に育った長井大助は30歳になっても定職を持たず、読書や思索にふける気ままな毎日を送る。そんなある日、親友の平岡が会社を辞め、妻・三千代とともに3年ぶりに東京へ帰ってきた。大助はかつて三千代に恋心を抱いていたものの、同じく三千代に惹かれる平岡のために自ら身を引いたのだった。数年の間に3人の心は微妙な変化を見せていた……。
製作年: |
1985年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
130分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02499 | 2006年01月13日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 4人 | 3人 |
収録時間:
130分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02499
レンタル開始日:
2006年01月13日
在庫枚数
1枚
1位登録者:
4人
2位登録者:
3人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
130分 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DRTD02499 | 2006年01月13日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 4人 | 3人 |
収録時間:
130分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
DRTD02499
レンタル開始日:
2006年01月13日
在庫枚数
1枚
1位登録者:
4人
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ワタクシが学生時代に読み耽った文豪、夏目漱石の小説。内容はほとんど忘れてしまっていますが、「こころ」にしても「それから」も然り、男性にも恋愛に対して過去への苦しみ、男としての情念、そして哀しみ、この感情が女性となんら変わらなくあるものだと思って読み進めて行った記憶があります。夏目漱石の描く恋愛は主人公の男性が知性と理性を持合わせた人物として描かれているので、感情に走って自分を失うその対比が面白く個人的には好みです。あと、当時の高等遊民と呼ばれた身分にも憧れを抱きました。
さて、肝心な内容ですが…。小説として大作、それも時代は明治と言うことでどうなるかな…、とは思ったのですが、登場人物一人一人の気風が良く外連味の無い安定感のある演技に好感が持てる。亡くなった松田優作さん、彼が生きていれば今頃どんな活躍をされていたのだろうか…と、改めて悔やまれる。思索に耽り毎日を目的無しに過ごしているかと思えば昔の想いを断ち切れず「三千代さんをくれないか…」と平岡に頼み込むシーン。女性であれば一度はこんな風に愛されてみたいと思うのでは?小林薫さんも長井に裏切られる友人役を力演している。
演出もレトロ調の雰囲気を裏切る事無いし、小道具の「百合の花」が綺麗なこと綺麗なこと…。そして長井と三千代が想いを寄せ合っていても他人行儀に会話をし、続いて隣に座ってラムネを飲みながら「何だって、まだ奥さんを貰いにならないの?」と茶目っ気たっぷりに三千代が聞けば長井が思わず…を胸の奥底に仕舞いこむ。そしてついには向かい合って座りお互いの想いを語り合う。その現実的で最小限の再燃の愛の描き方が良いです。奥床しくて触れ合わない愛の交わし方がこんなに濃密になりえるなんて…こんな恋愛が出来る日本人に生まれてよかったなあ、と印象を残す。
ラスト、三千代への想いを貫いた長井は全てを失ってしまう。だが、長井と三千代はまた出会いお互いの愛を全うして生きて貰いたいものだ。
現実にあってはならないと思うけれどもこの様な恋愛に惹かれる自分が居る。ただ一点。三千代役の藤谷美和子さんは愛らしい女性なのだけれどもセリフ回しに違和感。それとパッケージに偽り有り。このパッケージではハードボイルド系の映画を想像してしまいます。あくまでも私的評価ですが映画は★5つです。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
原作の中にあるあの時代独特の煌きや、
忠実でなければならないところは、しっかりと押さえ込まれておられて
その当時の森田監督の突進する才気を感じました。
カメラが、開いたページの文字をなぞっているような固定アングル。
そこに浮き上がるごとくの登場人物。
ほのかに想像していたその立ち居振る舞いが目の前の画の中にあって
不思議な感動でした。
「それから」の主人公は三千代。
夏目漱石が三千代のために彼女の存在を露わにするために、
書かれた小説、そんな第一印象は読んだ当初から変わりません。
その三千代を生身の女性が演じるなんて不可能と思っていましたので、
タイトルが同じだけ、別物とスルーして20余年。
悲しいきっかけではありましたが、観ることができてよかったです。
三千代の揺らめくような存在感や、
奥底から引力に抗いながら立ち上ってくる熱い情、
藤谷美和子さん、なりきられていました。
弱々し中の潔さと包容力、それが少々足りないように思いましたが、
それは刺し込んでくるような音楽がカバーしてくれていました。
棒読みのような抑えた台詞回し、三千代の両脇の代助(松田優作)と平岡(小林薫)。
柔らかく受けて砕いて突き返す…小林薫さん、上手すぎて恐ろしかったです。
人として”遊民”が、生きていく事ができた、それを許した時代。
自国であって異国のような魅惑的な時代の初々しさが、色に音に織り込まれていて眩しく新鮮でした。
代助の乗る市電のいくつかのイメージシーンは特に、素晴らしかったです。
作家が文字にせず行間に潜めていた登場人物の心象を、
違う分野の作家がその表現方法で読者に見せてくることも、原作に”忠実”ということだと思います。
映画のラストは原作とは違います。
「それから」、最後の一行。
≫代助は自分の頭が焼け尽きる迄電車に乗つて行かうと決心した。
この時、すでに焼け尽きてしまっていただろう代助の心象。
夕焼けのように
花火のように
満月に向かって並ぶ白いソフト帽のように…。
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ユーザーレビュー:22件
投稿日
2006/02/01
レビュアー
アッシュ2※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
ワタクシが学生時代に読み耽った文豪、夏目漱石の小説。内容はほとんど忘れてしまっていますが、「こころ」にしても「それから」も然り、男性にも恋愛に対して過去への苦しみ、男としての情念、そして哀しみ、この感情が女性となんら変わらなくあるものだと思って読み進めて行った記憶があります。夏目漱石の描く恋愛は主人公の男性が知性と理性を持合わせた人物として描かれているので、感情に走って自分を失うその対比が面白く個人的には好みです。あと、当時の高等遊民と呼ばれた身分にも憧れを抱きました。
さて、肝心な内容ですが…。小説として大作、それも時代は明治と言うことでどうなるかな…、とは思ったのですが、登場人物一人一人の気風が良く外連味の無い安定感のある演技に好感が持てる。亡くなった松田優作さん、彼が生きていれば今頃どんな活躍をされていたのだろうか…と、改めて悔やまれる。思索に耽り毎日を目的無しに過ごしているかと思えば昔の想いを断ち切れず「三千代さんをくれないか…」と平岡に頼み込むシーン。女性であれば一度はこんな風に愛されてみたいと思うのでは?小林薫さんも長井に裏切られる友人役を力演している。
演出もレトロ調の雰囲気を裏切る事無いし、小道具の「百合の花」が綺麗なこと綺麗なこと…。そして長井と三千代が想いを寄せ合っていても他人行儀に会話をし、続いて隣に座ってラムネを飲みながら「何だって、まだ奥さんを貰いにならないの?」と茶目っ気たっぷりに三千代が聞けば長井が思わず…を胸の奥底に仕舞いこむ。そしてついには向かい合って座りお互いの想いを語り合う。その現実的で最小限の再燃の愛の描き方が良いです。奥床しくて触れ合わない愛の交わし方がこんなに濃密になりえるなんて…こんな恋愛が出来る日本人に生まれてよかったなあ、と印象を残す。
ラスト、三千代への想いを貫いた長井は全てを失ってしまう。だが、長井と三千代はまた出会いお互いの愛を全うして生きて貰いたいものだ。
現実にあってはならないと思うけれどもこの様な恋愛に惹かれる自分が居る。ただ一点。三千代役の藤谷美和子さんは愛らしい女性なのだけれどもセリフ回しに違和感。それとパッケージに偽り有り。このパッケージではハードボイルド系の映画を想像してしまいます。あくまでも私的評価ですが映画は★5つです。
投稿日
2012/02/20
レビュアー
まみもぉ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
原作の中にあるあの時代独特の煌きや、
忠実でなければならないところは、しっかりと押さえ込まれておられて
その当時の森田監督の突進する才気を感じました。
カメラが、開いたページの文字をなぞっているような固定アングル。
そこに浮き上がるごとくの登場人物。
ほのかに想像していたその立ち居振る舞いが目の前の画の中にあって
不思議な感動でした。
「それから」の主人公は三千代。
夏目漱石が三千代のために彼女の存在を露わにするために、
書かれた小説、そんな第一印象は読んだ当初から変わりません。
その三千代を生身の女性が演じるなんて不可能と思っていましたので、
タイトルが同じだけ、別物とスルーして20余年。
悲しいきっかけではありましたが、観ることができてよかったです。
三千代の揺らめくような存在感や、
奥底から引力に抗いながら立ち上ってくる熱い情、
藤谷美和子さん、なりきられていました。
弱々し中の潔さと包容力、それが少々足りないように思いましたが、
それは刺し込んでくるような音楽がカバーしてくれていました。
棒読みのような抑えた台詞回し、三千代の両脇の代助(松田優作)と平岡(小林薫)。
柔らかく受けて砕いて突き返す…小林薫さん、上手すぎて恐ろしかったです。
人として”遊民”が、生きていく事ができた、それを許した時代。
自国であって異国のような魅惑的な時代の初々しさが、色に音に織り込まれていて眩しく新鮮でした。
代助の乗る市電のいくつかのイメージシーンは特に、素晴らしかったです。
作家が文字にせず行間に潜めていた登場人物の心象を、
違う分野の作家がその表現方法で読者に見せてくることも、原作に”忠実”ということだと思います。
映画のラストは原作とは違います。
「それから」、最後の一行。
≫代助は自分の頭が焼け尽きる迄電車に乗つて行かうと決心した。
この時、すでに焼け尽きてしまっていただろう代助の心象。
夕焼けのように
花火のように
満月に向かって並ぶ白いソフト帽のように…。
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