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キャッチ22 / アラン・アーキン

キャッチ22 /アラン・アーキン

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旧作

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解説・ストーリー

舞台は第二次世界大戦。度重なる出撃に精神的にも限界にきている隊員たちは、大事なパラシュートを売ったり、裸で出撃したりと半狂乱状態になっていた。一癖も二癖もある人間模様を得意とするマイク・ニコルズ監督が手掛けるブラックコメディ作品。

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「キャッチ22」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

舞台は第二次世界大戦。度重なる出撃に精神的にも限界にきている隊員たちは、大事なパラシュートを売ったり、裸で出撃したりと半狂乱状態になっていた。一癖も二癖もある人間模様を得意とするマイク・ニコルズ監督が手掛けるブラックコメディ作品。

「キャッチ22」 の作品情報

作品情報

製作年:

1970年

製作国:

アメリカ

原題:

CATCH−22

「キャッチ22」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

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洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

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タイトル以上

R-18

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タイトル以上

CD

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1〜 5件 / 全16件

PTSD 〜 フラッシュ・バックする戦争のトラウマ ネタバレ

投稿日:2010/11/15 レビュアー:ロキュータス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

1961年公刊のジョーゼフ・へラーの原作は、ベトナム戦争時のアメリカの若者に、『 カッコーの巣の上で 』『 ライ麦畑でつかまえて 』と並んで最も読まれた小説だそうです。  ぼくは読んでいませんが(爆) 映画も知ってはいましたが、初見です。

また、戦争と軍隊を痛烈に風刺している点で、同じ時期公開の『 マッシュ 』と比較され、ブラック・コメディの傑作とか紹介されたりしますが、笑える前者に比べ、正直なところ笑えません。
じゃあ、つまらない映画なのかというとそんなことはありません。

とっつきの悪さを感じさせるのは、話の展開が時系列を無視して現在と過去を行き来し、またそれが現実なのか非現実の幻想なのかが判然とせず観る側としては混乱するからです。
その手法が表しているのは、長い戦場体験( 原作者自身が実際爆撃機に乗っていた )のフラッシュ・バック。
それがもたらすトラウマの再生の苦しみです。  
長い戦場体験で精神に変調をきたしている主人公が語るのは、戦争と軍隊の狂気。 
 
狂人が語る狂気の世界なので、その閉塞感、いたましさと毒気の強さに、笑えない。
でも不条理への怒りや悲しみを通り越して、嗤ってやるという反骨精神や超現実的な描写は、ずっしりと観る者の内側に来て、フェリーニやパゾリーニを思わせますね。  映像もかなり凝っています。
メジャー作品であるのに、娯楽性より作家性が強いのはアメリカン・ニューシネマの頃だからでしょうか。

それにしても豪華キャストです。
マイク・ニコルズ監督とは学生演劇時代からの仲間であるアラン・アーキン、マーティン・シーン、ジョン・ヴォイト、アート・ガーファンクル、『さよならコロンバス』でデビューし後年は監督となったリチャード・ベンジャミン、ボブ・バラバン、ノーマン・フェル、チャールズ・グローディン、アンソニー・パーキンス、マーティン・バルサムなどなど そして オーソン・ウェルズ。

それから、脚本と副官役で出演のバック・ヘンリー。 
俳優としては『卒業』のホテルのフロントの男、『グロリア』の子どもを託し殺される父親、などが印象的。
脚本ではTVコメディの「それゆけスマート」『卒業』『イルカの日』など、ミスを犯す天使役で出演しウォーレン・ベイティと共同で監督したのが『 天国から来たチャンピオン 』・・・と才人ですね。

ユダヤ系を中心にニューヨークのカラーの強いスタッフ・キャストでした。
また、マイク・ニコルズ監督とスティーヴン・ソダーバーグによるコメンタリー、興味深いエピソードが聴けてなかなかよかったです。
( ykk1976映画の会 第3回レビュー)

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★★★ B+  シリアスコメディで再現する狂気の世界! ネタバレ

投稿日:2010/11/15 レビュアー:かづしげ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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【ykk1976映画会テーマ作品として鑑賞】

 冒頭の日の出風景、続く爆撃機十数機いっせい出撃の超印象的シーンで始まる。掴みはOK。あんなにも接近して飛び出す大型爆撃機の編隊飛行にびっくらこいて、鑑賞後に画像を探した位。(結果B29か28か26か25か24か……どれもちょっとづつ違うような。B17がかなり近そうな気もするが。まあこの辺りは、さっちゃんのレビューを待てば解説がありそう)

 テーマは戦争の狂気にからむ堂々巡りの矛盾(キャッチ22問題)世界。多くの場面でキャッチ22問題が蒸し返される。
 カットバックを多用したモンタージュ(エイゼンシュテイン・モンタージュ?)技法で、ヨサリアン大尉(アラン・アーキン)の心的外傷を炙り出すシリアスなブラックコメディに仕上がっている。一部分り難い所もあるが、観て行く内になんとかなる。

 描写されるのは、ありそうにない現実離れしたものばかりだが、「○○は死んだ」との言葉だけを聞いて、逆上した誰かに刺れるようなことならリアルにありそう。折角の親切心が仇になったが、これだけ狂気に満ちた世界で暮らしていれば、正常な判断能力が失われても不思議じゃない。生存本能的にも却って状況に順応した結果と思える位。
 始めの方で刺傷シーンをカットバックしたのは、これこそ(悲惨な戦争は、人間の正常な思考・判断力を著しく歪めさせること)が主張の中心だったかと思わせる。ラストシーンでそれを確信した。

 主演のアラン・アーキンは過不足ない素晴らしい演技を見せてくれたし、嫌われ大佐?役のバルサムも良いね。後半では、将軍役のオーソン・ウェルズが静かなる狂気を見せ付けた。
 ジョン・ボイトは儲け役。アート・ガーファンクルが歌わずに演技してた 笑 
「サイコ」のアンソニー・パーキンスはいかにも彼らしい演技。マーティン・シーンがどこに出てたのか残念ながら見逃した。軍医役の人と大隊長付きの黒人には妙な味があった。解説を20分位観たが、牧師(アンソニー)が大隊長の面会を求めた時、壁の人物写真が三回もチェンジされてたのには驚いた。全く気付かなかったが、そんな遊び心もあったんだね(笑)

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あなたはこの映画を笑えるか ネタバレ

投稿日:2010/11/15 レビュアー:ykk1976

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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キャッチ22とは、アメリカ空軍の軍務規則22項からきて、「狂気に陥ったものは自ら請願すれば除隊できる。ただし、自分の狂気を意識できる程度ではまだ狂っているとは認められない」、いうものです。ジレンマや右も左も行けずどうにもならない状況を指しています。
劇中で、自分は頭がおかしくなっていると除隊を申し出たアラン・アーキン扮するヨサリアン大尉が、同じことを言われ、除隊を拒否されています。

しかし、ブラックコメディだと紹介文に書いてあるから、気軽に見始めたら、オープニングの砂塵舞う戦闘機のシーンからして、なんか違うなと思っていたら、案の定でした。
確かに、コメディとおぼしきセリフやシーンはたくさんあります。
食堂担当のマイローが商売の話を大佐に持ちかけている後ろで戦闘機が落ちたりするところや、将軍の女に気を取られてパイロット全員作戦会議を聞いてもいなかったり、訃報を聞いた家族が死に際の息子に会いにきたから、そのふりをするなどなど他にもたくさんあります。

これ、コメディ??これ喜劇??
これを笑える??
大戦映画にしては、人が傷ついたり、死んだりするシーンや先頭シーンは皆無(軍人の姿もまばらなくらい)だし、彼らの面白いとしか言いようがない行動も、見ているこちら側では、戦争のざらついた雰囲気をそのまま伝え、
自分の命をかけ、人を殺していくしかない、残酷で無慈悲な世界の狂気の淵をすれすれで歩く彼らの様子を、ただ眺めている気分になるのです。

それにしても、出演者豪華です。
1970年代の映画をほとんど知らず、本作を見て、へえー!!オーソン・ウェルズってこの人かあと思う私でも、豪華さを感じるくらい、現在名優と言われる人が複数出ていました。
その中でも、真夜中のカウボーイを見たことない私で、その私にとっては、アンジェリーナの仲違いしていた父ちゃんと言うのがいちばん代名詞のジョン・ヴォイドですが、彼の演じたマイロは、鳥肌が立つほどでした。
いやあ、やっぱりすげえなと脱帽です。
個人的には、チャーリー・シーンの父のマーティン・シーン(わたしにとっては、ドラマ「ザ・ホワイトハウス」の大統領)の若い頃が、わたしの好みのタイプで、すっかりファンになりました。
「真夜中のカウボーイ」や「地獄の黙示録」もやっぱり見ないといけないなと再認識。

本作の演出のマイク・ニコルズ監督と「オーシャンズ11」などで有名なスティーブン・ソダーバーク監督とのコメンタリーも見逃せません。

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死との義務的ダンス ネタバレ

投稿日:2010/11/15 レビュアー:さっちゃん

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 無音の黒バックにステンシルでキャスト名、スタッフ名が浮かび、それが終わると海岸の風景が仄かに浮かび上がってきます。そこに曙光が差し、鮮やかに風景が色づきます。突然、エンジンの始動する爆音が響き、それに被さってプロペラの風切音が辺りを満たします。このオープニングは非常に印象的です。
 基地が海に面していますから、多分、地中海沿い。シシリーかイタリア本土かもしれません。B25爆撃機の爆撃手であるヨサリアン大尉(アラン・アーキン)は度重なる出撃に参っており、軍医に狂っていることを理由に搭乗禁止にして欲しいと頼み込むのですが断られます。その理由が“キャッチ22”すなわち「狂っている人間は軍務に就かせてはならない。ただし、自分で狂っていることを申告できるのは正気であるから軍務に就かせなければならない。」という軍規によるものです。
 基地の司令官キャスカート大佐(マーティン・バルサム)は出世欲と金銭欲の塊という俗物で、部下の出撃回数のノルマを吊り上げているために搭乗員の間には不満がくすぶっています。さらにマイロー・マインダーバインダー中佐(ジョン・ヴォイト)が基地にある爆撃機を使って商売を始めるので、自分を搭乗割から外してほしいとキャスカート大佐に願い出るに至って戦争と資本主義が結びついた悪夢が始まる訳です。(余談ですが本作では語呂合わせのような名前の登場人物が多いので、台詞をよく聞いてみると面白いですよ。)
 俳優としては他にマーティン・シーン(若い!)、サイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクル(キャスト名にはアーサー・ガーファンクルと出ています。)いずれも爆撃機の操縦士で、ヨサリアンとつるんでいます。アート・ガーファンクルは『卒業』のテーマ曲からの繋がりで出演したものと思いますが、イノセントな男をなかなかうまく演じています。それからドーリドル将軍(多分、東京爆撃のジミー・ドーリットルをもじったものと思われます。そういえば、このときの機体もB25でした。)役で御大オーソン・ウェルズが怪演を見せてくれます。
 本作は1970年の公開ですが、同じ年に『M★A★S★H』が公開されていることを考えると時代の空気が作り上げた作品だと思えます。アメリカがインドシナに介入して泥沼の戦争を続けていた時代。その厭戦気分が第二次世界大戦と朝鮮戦争を舞台としたコメディ(相当ブラックですが。)が当たった要因の一つではないかと思います。
 映画は基本的にヨサリアン大尉の視点から描かれます。彼の夢だと思いますが、繰り返し現れる、爆撃行の帰り、機体が被弾し、負傷した機銃手スノードンを助けようとするヨサリアンの記憶、そしてマイロー中佐の商売のために売り払われる搭乗員のパラシュート、まったく軍事的に意味の無いフェラーラという町を爆撃する命令、挙句の果てにはマイローがダブついたエジプト綿を売りさばくためにドイツ軍と取引をして自分達の基地を自分達の爆撃機で夜間に爆撃させるということまで起こります。
 この辺りになるとコメディとしても笑いはヒステリックに響くしかない、ほとんど不条理劇の様相を呈してきます。マイローの自作自演の爆撃により命を落としたネイトリーのローマの恋人に彼の死を告げた後、ローマの町を彷徨うヨサリアンが見る人間の暗い部分の映像はダンテの地獄巡りのようでもあります。結構、ここまでの悲惨な状況というのは見ていて堪えますが、それがラストのカタルシスに繋がっていくと言えなくもありません。
 で、最期に“趣味の時間”ですが、本作の飛行機に関するコーディネートはトールマンツ・アビエーションの経営者であり自身も優秀なスタント・パイロットであるフランク・トールマンが行っています。戦後ほぼ半世紀経った時点で飛行可能なB25をあれだけの数集めるのは大変だったようですが、おかげで離陸から飛行シーンまでノースアメリカンB25「ミッチェル」の優美な姿を堪能することができました。ちなみに夜間爆撃のシーンでアラン・アーキン達の頭上を低空で航過する機体はフランク・トールマン自身が操縦しているそうです。あと海岸での惨劇のシーンで飛んでいる軽飛行機は実際に戦時中、砲撃の弾着観測や連絡に使われたパイパー・カブという飛行機です。低空で随分、難しい操縦をしていましたので、これもトールマンの操縦かもしれません。飛行機が主役ではなくとも映像は本編の人間ドラマとバランスの取れている出来だと思います。
 ということで、時制の扱い方とか象徴的な映像とか様々な要素を楽しめる傑作です。是非、ご覧になることをお勧めします。

(ykk1976さんの映画会:第3回)

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え・・・?

投稿日:2004/11/17 レビュアー:SKY MESSAGE

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1〜 5件 / 全16件

ユーザーレビュー

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ユーザーレビュー:16件

PTSD 〜 フラッシュ・バックする戦争のトラウマ

投稿日

2010/11/15

レビュアー

ロキュータス

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1961年公刊のジョーゼフ・へラーの原作は、ベトナム戦争時のアメリカの若者に、『 カッコーの巣の上で 』『 ライ麦畑でつかまえて 』と並んで最も読まれた小説だそうです。  ぼくは読んでいませんが(爆) 映画も知ってはいましたが、初見です。

また、戦争と軍隊を痛烈に風刺している点で、同じ時期公開の『 マッシュ 』と比較され、ブラック・コメディの傑作とか紹介されたりしますが、笑える前者に比べ、正直なところ笑えません。
じゃあ、つまらない映画なのかというとそんなことはありません。

とっつきの悪さを感じさせるのは、話の展開が時系列を無視して現在と過去を行き来し、またそれが現実なのか非現実の幻想なのかが判然とせず観る側としては混乱するからです。
その手法が表しているのは、長い戦場体験( 原作者自身が実際爆撃機に乗っていた )のフラッシュ・バック。
それがもたらすトラウマの再生の苦しみです。  
長い戦場体験で精神に変調をきたしている主人公が語るのは、戦争と軍隊の狂気。 
 
狂人が語る狂気の世界なので、その閉塞感、いたましさと毒気の強さに、笑えない。
でも不条理への怒りや悲しみを通り越して、嗤ってやるという反骨精神や超現実的な描写は、ずっしりと観る者の内側に来て、フェリーニやパゾリーニを思わせますね。  映像もかなり凝っています。
メジャー作品であるのに、娯楽性より作家性が強いのはアメリカン・ニューシネマの頃だからでしょうか。

それにしても豪華キャストです。
マイク・ニコルズ監督とは学生演劇時代からの仲間であるアラン・アーキン、マーティン・シーン、ジョン・ヴォイト、アート・ガーファンクル、『さよならコロンバス』でデビューし後年は監督となったリチャード・ベンジャミン、ボブ・バラバン、ノーマン・フェル、チャールズ・グローディン、アンソニー・パーキンス、マーティン・バルサムなどなど そして オーソン・ウェルズ。

それから、脚本と副官役で出演のバック・ヘンリー。 
俳優としては『卒業』のホテルのフロントの男、『グロリア』の子どもを託し殺される父親、などが印象的。
脚本ではTVコメディの「それゆけスマート」『卒業』『イルカの日』など、ミスを犯す天使役で出演しウォーレン・ベイティと共同で監督したのが『 天国から来たチャンピオン 』・・・と才人ですね。

ユダヤ系を中心にニューヨークのカラーの強いスタッフ・キャストでした。
また、マイク・ニコルズ監督とスティーヴン・ソダーバーグによるコメンタリー、興味深いエピソードが聴けてなかなかよかったです。
( ykk1976映画の会 第3回レビュー)

★★★ B+  シリアスコメディで再現する狂気の世界!

投稿日

2010/11/15

レビュアー

かづしげ

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【ykk1976映画会テーマ作品として鑑賞】

 冒頭の日の出風景、続く爆撃機十数機いっせい出撃の超印象的シーンで始まる。掴みはOK。あんなにも接近して飛び出す大型爆撃機の編隊飛行にびっくらこいて、鑑賞後に画像を探した位。(結果B29か28か26か25か24か……どれもちょっとづつ違うような。B17がかなり近そうな気もするが。まあこの辺りは、さっちゃんのレビューを待てば解説がありそう)

 テーマは戦争の狂気にからむ堂々巡りの矛盾(キャッチ22問題)世界。多くの場面でキャッチ22問題が蒸し返される。
 カットバックを多用したモンタージュ(エイゼンシュテイン・モンタージュ?)技法で、ヨサリアン大尉(アラン・アーキン)の心的外傷を炙り出すシリアスなブラックコメディに仕上がっている。一部分り難い所もあるが、観て行く内になんとかなる。

 描写されるのは、ありそうにない現実離れしたものばかりだが、「○○は死んだ」との言葉だけを聞いて、逆上した誰かに刺れるようなことならリアルにありそう。折角の親切心が仇になったが、これだけ狂気に満ちた世界で暮らしていれば、正常な判断能力が失われても不思議じゃない。生存本能的にも却って状況に順応した結果と思える位。
 始めの方で刺傷シーンをカットバックしたのは、これこそ(悲惨な戦争は、人間の正常な思考・判断力を著しく歪めさせること)が主張の中心だったかと思わせる。ラストシーンでそれを確信した。

 主演のアラン・アーキンは過不足ない素晴らしい演技を見せてくれたし、嫌われ大佐?役のバルサムも良いね。後半では、将軍役のオーソン・ウェルズが静かなる狂気を見せ付けた。
 ジョン・ボイトは儲け役。アート・ガーファンクルが歌わずに演技してた 笑 
「サイコ」のアンソニー・パーキンスはいかにも彼らしい演技。マーティン・シーンがどこに出てたのか残念ながら見逃した。軍医役の人と大隊長付きの黒人には妙な味があった。解説を20分位観たが、牧師(アンソニー)が大隊長の面会を求めた時、壁の人物写真が三回もチェンジされてたのには驚いた。全く気付かなかったが、そんな遊び心もあったんだね(笑)

あなたはこの映画を笑えるか

投稿日

2010/11/15

レビュアー

ykk1976

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キャッチ22とは、アメリカ空軍の軍務規則22項からきて、「狂気に陥ったものは自ら請願すれば除隊できる。ただし、自分の狂気を意識できる程度ではまだ狂っているとは認められない」、いうものです。ジレンマや右も左も行けずどうにもならない状況を指しています。
劇中で、自分は頭がおかしくなっていると除隊を申し出たアラン・アーキン扮するヨサリアン大尉が、同じことを言われ、除隊を拒否されています。

しかし、ブラックコメディだと紹介文に書いてあるから、気軽に見始めたら、オープニングの砂塵舞う戦闘機のシーンからして、なんか違うなと思っていたら、案の定でした。
確かに、コメディとおぼしきセリフやシーンはたくさんあります。
食堂担当のマイローが商売の話を大佐に持ちかけている後ろで戦闘機が落ちたりするところや、将軍の女に気を取られてパイロット全員作戦会議を聞いてもいなかったり、訃報を聞いた家族が死に際の息子に会いにきたから、そのふりをするなどなど他にもたくさんあります。

これ、コメディ??これ喜劇??
これを笑える??
大戦映画にしては、人が傷ついたり、死んだりするシーンや先頭シーンは皆無(軍人の姿もまばらなくらい)だし、彼らの面白いとしか言いようがない行動も、見ているこちら側では、戦争のざらついた雰囲気をそのまま伝え、
自分の命をかけ、人を殺していくしかない、残酷で無慈悲な世界の狂気の淵をすれすれで歩く彼らの様子を、ただ眺めている気分になるのです。

それにしても、出演者豪華です。
1970年代の映画をほとんど知らず、本作を見て、へえー!!オーソン・ウェルズってこの人かあと思う私でも、豪華さを感じるくらい、現在名優と言われる人が複数出ていました。
その中でも、真夜中のカウボーイを見たことない私で、その私にとっては、アンジェリーナの仲違いしていた父ちゃんと言うのがいちばん代名詞のジョン・ヴォイドですが、彼の演じたマイロは、鳥肌が立つほどでした。
いやあ、やっぱりすげえなと脱帽です。
個人的には、チャーリー・シーンの父のマーティン・シーン(わたしにとっては、ドラマ「ザ・ホワイトハウス」の大統領)の若い頃が、わたしの好みのタイプで、すっかりファンになりました。
「真夜中のカウボーイ」や「地獄の黙示録」もやっぱり見ないといけないなと再認識。

本作の演出のマイク・ニコルズ監督と「オーシャンズ11」などで有名なスティーブン・ソダーバーク監督とのコメンタリーも見逃せません。

死との義務的ダンス

投稿日

2010/11/15

レビュアー

さっちゃん

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 無音の黒バックにステンシルでキャスト名、スタッフ名が浮かび、それが終わると海岸の風景が仄かに浮かび上がってきます。そこに曙光が差し、鮮やかに風景が色づきます。突然、エンジンの始動する爆音が響き、それに被さってプロペラの風切音が辺りを満たします。このオープニングは非常に印象的です。
 基地が海に面していますから、多分、地中海沿い。シシリーかイタリア本土かもしれません。B25爆撃機の爆撃手であるヨサリアン大尉(アラン・アーキン)は度重なる出撃に参っており、軍医に狂っていることを理由に搭乗禁止にして欲しいと頼み込むのですが断られます。その理由が“キャッチ22”すなわち「狂っている人間は軍務に就かせてはならない。ただし、自分で狂っていることを申告できるのは正気であるから軍務に就かせなければならない。」という軍規によるものです。
 基地の司令官キャスカート大佐(マーティン・バルサム)は出世欲と金銭欲の塊という俗物で、部下の出撃回数のノルマを吊り上げているために搭乗員の間には不満がくすぶっています。さらにマイロー・マインダーバインダー中佐(ジョン・ヴォイト)が基地にある爆撃機を使って商売を始めるので、自分を搭乗割から外してほしいとキャスカート大佐に願い出るに至って戦争と資本主義が結びついた悪夢が始まる訳です。(余談ですが本作では語呂合わせのような名前の登場人物が多いので、台詞をよく聞いてみると面白いですよ。)
 俳優としては他にマーティン・シーン(若い!)、サイモン&ガーファンクルのアート・ガーファンクル(キャスト名にはアーサー・ガーファンクルと出ています。)いずれも爆撃機の操縦士で、ヨサリアンとつるんでいます。アート・ガーファンクルは『卒業』のテーマ曲からの繋がりで出演したものと思いますが、イノセントな男をなかなかうまく演じています。それからドーリドル将軍(多分、東京爆撃のジミー・ドーリットルをもじったものと思われます。そういえば、このときの機体もB25でした。)役で御大オーソン・ウェルズが怪演を見せてくれます。
 本作は1970年の公開ですが、同じ年に『M★A★S★H』が公開されていることを考えると時代の空気が作り上げた作品だと思えます。アメリカがインドシナに介入して泥沼の戦争を続けていた時代。その厭戦気分が第二次世界大戦と朝鮮戦争を舞台としたコメディ(相当ブラックですが。)が当たった要因の一つではないかと思います。
 映画は基本的にヨサリアン大尉の視点から描かれます。彼の夢だと思いますが、繰り返し現れる、爆撃行の帰り、機体が被弾し、負傷した機銃手スノードンを助けようとするヨサリアンの記憶、そしてマイロー中佐の商売のために売り払われる搭乗員のパラシュート、まったく軍事的に意味の無いフェラーラという町を爆撃する命令、挙句の果てにはマイローがダブついたエジプト綿を売りさばくためにドイツ軍と取引をして自分達の基地を自分達の爆撃機で夜間に爆撃させるということまで起こります。
 この辺りになるとコメディとしても笑いはヒステリックに響くしかない、ほとんど不条理劇の様相を呈してきます。マイローの自作自演の爆撃により命を落としたネイトリーのローマの恋人に彼の死を告げた後、ローマの町を彷徨うヨサリアンが見る人間の暗い部分の映像はダンテの地獄巡りのようでもあります。結構、ここまでの悲惨な状況というのは見ていて堪えますが、それがラストのカタルシスに繋がっていくと言えなくもありません。
 で、最期に“趣味の時間”ですが、本作の飛行機に関するコーディネートはトールマンツ・アビエーションの経営者であり自身も優秀なスタント・パイロットであるフランク・トールマンが行っています。戦後ほぼ半世紀経った時点で飛行可能なB25をあれだけの数集めるのは大変だったようですが、おかげで離陸から飛行シーンまでノースアメリカンB25「ミッチェル」の優美な姿を堪能することができました。ちなみに夜間爆撃のシーンでアラン・アーキン達の頭上を低空で航過する機体はフランク・トールマン自身が操縦しているそうです。あと海岸での惨劇のシーンで飛んでいる軽飛行機は実際に戦時中、砲撃の弾着観測や連絡に使われたパイパー・カブという飛行機です。低空で随分、難しい操縦をしていましたので、これもトールマンの操縦かもしれません。飛行機が主役ではなくとも映像は本編の人間ドラマとバランスの取れている出来だと思います。
 ということで、時制の扱い方とか象徴的な映像とか様々な要素を楽しめる傑作です。是非、ご覧になることをお勧めします。

(ykk1976さんの映画会:第3回)

え・・・?

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2004/11/17

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無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。

定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。

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  • 宅配レンタル 定額8プラン
    月額2,052円税込
    • 「新作・準新作」が定額で月8枚レンタルできる!※1借り放題付き※2
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  • 宅配レンタル 定額4プラン
    月額1,026円税込
    • DVD/CDが定額で月4枚レンタルできる!※1
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  • 都度課金 プラン
    無料会員 月額0円税込 ※都度レンタル時の費用は発生します
    • 月額無料で単品レンタルを楽しみたい方におすすめ!
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※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。

※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。

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