００７／ドクター・ノオ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

007/全作マラソン・レビュー開始！、まずは第1作目。私の世代でボンドと言えば色々な意味でRoger Mooreがノリノリだった時代。しかし本作は私の姿形も無い1962年公開、因みにOscar賞がモノクロームとカラーに分かれて表彰してた頃ですから、いかに本作が時代に対して斬新だったか推測できる。さて本作は「まだ」非常な殺し屋の雰囲気が色濃く残ってる点に注目したい。その意味ではスパイ映画の未来と方向性を決定づけたSean Conneryの野生的な存在感が、この長寿シリーズの「源」と言って過言では無いでしょう。敵キャラの荒唐無稽な設定や、侵入者を確かめる為に扉に髪の毛を予め貼り付る描写一つとっても、それまでのアクション映画と違う雰囲気を醸し出す事に成功してるし、ベッドの上で毒蜘蛛が離れるのを息を殺して待つシーンなどは小説を映画化するとこんなにも面白いのだと、分り易く問い掛けてる風にさえ思えます。勿論Ursula Andressのボンド・ガールも見逃せませんし、Monty Normanのテーマが今とは違う編曲なのも面白いです。初公開時の邦題「007は殺しの番号」で日本中を席巻した007シリーズ。本作はスパイ映画としては勿論、アクション映画としても新機軸を打ち出した画期的な作品として、これからも後世に「残せる」素晴らしい映画だと思います。

それにしてもの「アルティメット・エディション」(DISCASではデジタルリマスター・バージョン)って、一体007に幾ら散財すればよいと言うのか・・・。レーザーディスクを買って、レターボックスの輸入版を買って、DVDを買って、次はコレ。本作は私の友人が「あの」アタッシュケース入りのBOXを買った事でレビュー出来ましたが、確かに旧MGM版よりも画質は素晴らしく良くなってる、特に赤茶けた印象のあった本作が見事にブラッシュ・アップされてる。また音声もDTS 5.1ch サラウンドにリミックスされてる。加えて従来無かった日本語吹替も入っており、ようやく「人並み」になったと言える。うーん、私の場合はBlu-rayが出るまで待とうと思いますが、市販品の特典ディスクの中身に新味が無かったので、この本編版だけでいいから、安くなるのを待つのも「手」かもしれませんね。

今日は千円だから「００７カジノロワイヤル」観て来ました　撮影がとてもきれいでヴェニスとか　いい感じ　でもすごく長い　それで予告編の後に　黒い涙のおねえちゃんに代わって　なんか紙芝居のみたいになって　又映画を撮影して海賊がどうのと被害妄想　歌舞伎町監視社会みた様なこのモードなんとか　ならんのでしょうか　そこら中テロリストだらけな感じ　撮影なんかしてるやつがいるかよまったく　うんざりこれで映画が３時間になって　「トモロオワルド」はしごする元気がうせた　ケッ

カジノは地味なポスタでなんとかクレイグが消音付き銃を持ってるのがミソで　これはよふかしさんが意外に冷酷と言ってるのは　これで情け容赦もなく殺すシーンが「殺しの番号」にあっさりとあって　その原点に戻るってわけね　それを前から言いたかったの　中学一年生のとき映画好きですぐ友達になったやつと　行ったのでよく覚えてる　かっこよかったけど後半漫画みたいになったなあって　感想なんか述べ合った　

パープル様が「初恋」で黒髪のシーンが本編になかったんですかあ　と驚いているんだけど　えやばい見直してないから間違いかもしれないとか　誰か確かめて　それで「ドクタノー」のリマスタ版にか　カジノのシーンで名前を聞かれて「ボンド　ジェームス・ボンド」って答えてビンチャカビンチャチャってテーマが流れるのがすげーかっこよかったんだけど　その新版では「ジェームス・ボンドです」って字幕になってて　「です」はないだろうよ　って話なんですけど　これもこちらの何かの勘違い妄想の類ですかね気になってるの　誰か確かめて

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

この『ドクター・ノオ』は、かなり古いビデオだったので、正直DVDをレンタルしなきゃ、とも感じつつ、この背広のトコを確認しましたよ。CIA局員のライターが「スーツはどこで作った？」と尋ねたら「サヴィル・ローで」とボンドが答え、その返事が「俺はワシントン」と。これは、ギャグですよね？
勝王さんおっしゃる、悪者の背広を肩まで下ろすシーンは、２作目の『ロシアより愛をこめて』で、列車の中で、ボンド曰く、「仕立てが悪いな」だったかな？私も、何度か観てても、背広に注意していないと、記憶から消えてしまい、色んなシーンがごちゃ混ぜになっています。まだ、他のを確認していないので、違ってたらお許しを。あの、アッシュケースだって、今回、しっかり注意して見ていたので、そうか、金貨を用意周到に準備してたのね〜・・・と。しかし、ナイフを取り出すのには、モタツイテました。この後。３作目は、あの殺人兵器？なトップ・ハットに注目でしょう。まさに、ボンドもびっくり！な鋼鉄ハット。拳銃にしても、１０年使ってたべレッタからワルサーへ。新ボンドの詳細はaiaiさんが、克明に書き込みしてありますね。映画館に飛んで行きたくなりそう。
取り合えず、我が家には、１５本位BS録画のボンド作品があるので、時間を見つけて順番に見直そう！と思っています。

なぜか静かな雨の夜などに観たくなる００７。
　この『ドクター・ノオ』は、次のスタイリッシュな『ロシアより愛をこめて』、完成度の高い『ゴールドフィンガー』の陰になってしまったようで、原点という以上の評価はあまり受けていませんが、見直してみて相当に素晴らしい作品であると思いました。
　弾を撃ちつくした相手を冷酷に撃ち殺すボンド、毒グモをたたき殺すときの音の演出など実に小気味よいです。ウルスラ・アンドレスの名に郷愁がある世代ではないので、よく語られる海からの登場シーンには、さして感慨を持ちませんでしたけれども。
　ともかく、銃口を模したオープニングとシルエットのタイトルバック、モンティ・ノーマン原曲ジョン・バリー編曲のテーマ、スノッブでシニカルなボンドのキャラクター、ボンド・ガールと敵役のキャラ・・・この後のシリーズを特徴づける要素のほとんどすべてが出揃っています。
　エキゾチックな地で謎の事件→ボンド潜入→謎の美女→謎の刺客→ボンド捕まる→敵の首領が語る陰謀→美女の助け→脱出→爆発→救助を待ちながら同衾。
　プロットも『ドクター・ノオ』で既に完成しており、以降のシリーズ作は、大小の工夫を加えながらも、基本的には『ドクター・ノオ』をリメイクし続けているのではないかと思いました。
　ではなぜ、それが３０数年も世界の観客を飽きさせず、僕を魅了し続けるのか。近年は見終わった後にガッカリすることも少なくないのですが、それでも劇場に新作がかかればどきどきする気持ちは変わりません。
　００７は不思議です。
『ドクター・ノオ』は６５点。

００７シリーズの最初の作品。ジェームズ・ボンドはジョーン・コネリー。私はこの人以外、ジェームズ・ボンドと認めない。彼以外にこの役が務まる人はいないからである。ピアーズ・ブロスナンがＪ．Ｂをやるようになってからはこの考えもかわったが・・（＾＾ゞ。

さてこの作品は１９６２年の作品となっている。私が生まれる前に製作された映画なのでかなり古い。ショーン・コネリーだけ新しい（笑）。若いよねぇ〜しかもやっぱり格好いい。イギリス紳士の気品がある。数ある００７シリーズのＪ．Ｂ役を務めてきた俳優の中で、その存在感だけでイギリス紳士としての気品が備わっている俳優はこの人だけである。しかも女好きと来ている。格好はいいが女好き、ヒーロー然としない態度、そこがＪ．Ｂと言うキャラクターのいいところであり、この役をさりげなく演じられるのは彼しかいない。

このシリーズに欠かせないキャラクターも色々登場する。“Ｍ”“Ｑ”“ミス・マネーペニー”彼らや彼女はこのシリーズには欠かせない。そして本来なら“Ｑ”が用意する秘密兵器・・・といきたいところだがこの作品に秘密兵器は出てこない。何しろ最初の作品だからね（笑）。シリーズ化するなんて誰も考えてなかったんじゃないかなぁ（笑）。このＤＶＤの特典にドクターノーシークレットファイルというコーナーがある。その中で秘密兵器は“ベレッタ”“放射能洗浄装置”“ワルサーＰＰＫ“となっている。これって秘密兵器？ベレッタとワルサーって普通の拳銃じゃん（笑）。しかも放射能洗浄装置なんて兵器じゃないでしょう（笑）。もう大笑いです。なので初めて”Ｑ“が作る秘密兵器が登場するのは次作「ロシアから愛を込めて」の高性能？アタッシュケースが最初である。秘密兵器はここからどんどんエスカレートしていくのである。

しかし、そのようなものがなくともこの作品は十分に楽しめる。ボンドガールも当然綺麗だし、アクションもさすがに時代を感じさせるものの飽きはこない。今でも十分に楽しめるスパイアクション映画に仕上がっている。でもちょっと疑問が・・原子力装置を爆破して放射能大丈夫なのかねぇ（笑）。爆発も小さかったしね（笑）。あ、そういえば、この作品で初めて悪の犯罪組織スペクターの名前が登場する。スペクターはＳ．Ｐ．Ｅ．Ｃ．Ｔ．Ｒ．Ｅ．と正式に書く。何の略かは次作のレビューで（笑）。